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  共産党大会に対する中央委員会報告(第10回)労働者階級、若い世代のなかでの党づくり
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/7510.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2017 年 1 月 30 日 17:04:08: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


第27回党大会に対する中央委員会報告(第10回)

労働者階級、若い世代のなかでの党づくり

――全党あげて挑戦しよう !

幹部会委員長 志位和夫


(www.jcp.or.jp:2017年1月17日より抜粋・転載)

日本共産党第27回大会で、1月15日、志位和夫委員長がおこなった大会に対する中央委員会報告は次の通りです。

第1章(新しい政治対決の構図と野党連合政権)について

第2章(世界の新しい動きと日本共産党の立場)について

第3章(安倍・自民党政権を打倒し、新しい日本を)について

第4章(国政選挙と地方選挙――野党と市民の共闘の前進、日本共産党の躍進を)について
◆統一地方選挙、中間地方選挙の勝利をめざして
◆「市民・国民とともにたたかう」選挙、後援会活動の強化について

第5章(新しい統一戦線を推進する質量ともに強大な党建設を)について
◆「党勢倍加、世代的継承」に挑戦する実践を通じての教訓
◆党勢拡大を持続的な上げ潮の軌道に――大会の二つの呼びかけ

以上は前9回投稿済みです。以下はその続きです。

◆「いまなぜ党建設か」

――「日本の政治の新しい時代」を前にすすめる党を

 決議案第27項は、いまなぜ党建設か、その歴史的意義について、次の三つの角度から訴えています。

 第一に、始まった野党と市民の共闘――新しい統一戦線を前進させ、野党連合政権をつくる力となる。

 第二に、日本共産党の“第3の躍進”を持続・発展させるうえでも、党建設の上げ潮をつくりだすことが、どうしても必要である。

 第三に、21世紀の先ざきまで日本の社会変革を促進する党をつくるという点でも、いま党勢拡大を成功させ、とくに世代的継承をはかることは死活的課題である。

 決議案のこの訴えは、全党討論でたいへん積極的に受け止められています。党勢拡大が「重い」課題でなく、「ワクワクする」――胸おどる課題としてとらえられ、新鮮な意欲をもった挑戦が始まっています。

 中央委員会報告では、この3点と合わせて、「日本の政治の新しい時代」を前にすすめる力量をもった党をつくろうということを訴えたいと思います。

 総選挙をたたかう基本姿勢として「二つの一体的追求」を揺るがずつらぬくということを提起しました。これは当面する総選挙だけでなく、今後の国政選挙でわが党に求められる基本姿勢となります。そして、「二つの一体的追求」をつらぬくためには、わが党の力量を、政治的にも組織的にも、飛躍的に大きくすることが必要となります。

 「野党共闘の勝利と日本共産党躍進の一体的追求」という点では、これまでの国政選挙では、わが党は、日本共産党の躍進だけを目標にたたかってきました。ところが、今後は、それではすみません。一方で、野党と市民の共闘を前進させるために、その責任をはたす。同時に、党躍進のための独自の仕事をやりぬく。

同時に二つの仕事に取り組むことが求められる新しい時代に入っているのであります。そのためには、強く大きな党が必要であることは、参議院選挙でも痛感したことでした。同時に、私たちが野党共闘という新しい方針に踏み込むなかで、多くの方々との新しい連帯と信頼の絆が広がり、党建設の条件と可能性が飛躍的に拡大していることも実感したことでした。

 「『比例を軸』にした党躍進と小選挙区必勝区での勝利の一体的追求」という点でも、わが党の力量の飛躍的強化が必要となっています。これまでの衆議院選挙では、わが党は、比例代表を中心にたたかい、小選挙区はごく一部の選挙区を除いて、勝敗を争う水準のたたかいにはなりませんでした。

ところが、今後は、それではすみません。「比例を軸に」をつらぬきながら、小選挙区でも勝敗を争うたたかいに挑むことが求められる新しい時代に入っているのであります。有権者の過半数の獲得をめざす選挙で本気で勝ち抜こうとすれば、それを支える分厚い党組織をつくることがどうしても必要であります。

 いま私たちが、草の根で国民としっかりと結びついた強く大きな党をつくることは、自公とその補完勢力と、野党と市民の共闘が、正面からぶつかり合う、「日本の政治の新しい時代」を前にすすめ、野党連合政権をつくるうえで、わが党に求められている歴史的責務であります。そのことを胸に刻み、大志とロマンをもって、党建設、党勢拡大でも躍進をかちとろうではありませんか。(拍手)

◆「楽しく元気の出る支部会議」を、全党に定着させよう

 決議案第28項では、「どうやって党建設を本格的な前進に転ずるか」と問いかけ、「その大きなカギの一つとなるのは、支部を直接指導、援助する地区委員会の活動の強化にある」として、全国のすすんだ地区委員会から中央として学んだ「四つの教訓」を明らかにしています。全党討論では、「『四つの教訓』を学び、党建設に取り組む姿勢の違いに気づかされた」など、この教訓を自らの活動に引き寄せて自己点検する議論がおこなわれ、活動の強化にむけた意欲的な挑戦が始まっています。

 中央委員会報告では、これにくわえて、「楽しく元気の出る支部会議」を、全党に定着させよう、ということを呼びかけたいと思います。

 この間の活動のなかで、短期間で党勢倍加を達成する――“倍加ペース”で持続的に党勢を前進させている支部が各地に生まれています。中央として、そうした支部の実情を聞いてみますと、共通して、「政策と計画」をもち、支部会議を定期に開催し、みんなが参加するようにし、「楽しく元気の出る支部会議」とする努力がされています。

 次のような支部会議にするための努力が共通しています。

 一つは、「楽しく、温かい支部会議」です。参加していて楽しく、終わったらみんなが元気が出て、次の会議が待ち遠しくなる、温かい人間的連帯の場にする努力がはらわれています。一人ひとりの党員の要求を大切にし、悩みにこたえ、何でも話し合え、お互いをよく知り、励まし助け合う関係をつくっています。

 二つは、「みんなが発言し、決定で団結する支部会議」です。政治問題で認識を一致させ、意思統一することは、支部会議の中心です。そのさい、疑問や意見を自由に出し合い、よく討議して、最後は決定で団結する、そういう気風をつくりあげています。

 三つは、「みんなが学び、みんなが成長できる支部会議」です。会議の半分以上を学習にあてるなど、学習を系統的に続けることで、「知る喜び」が得られ、みんなが党員としての成長を実感できるように努力しています。「綱領・古典の連続教室」に半年がかり、1年がかりで取り組むなど、綱領と科学的社会主義の力で、未来への展望をもって頑張る土台を築いています。

 四つは、「結びついている友人・知人の願いを語り、出し合う支部会議」です。支部のまわりの人たちの願いや要求を大切にして、その解決のためにどういう活動をすすめるかを話し合っています。党員自身のつながり、結びつきを気軽に出し合い、「結びつき・対象者名簿」などをつくり、どう相談相手になるか、どう働きかけるかなどを議論し、支部活動が豊かに広がっています。

 こうした教訓を全党のものとし、すべての支部が支部会議を定例化し、党規約に明記されているように「原則として週一回定期的にひらく」(第40条3項)ために努力しようではありませんか。

 そのさい、党員の生活サイクルにあわせ、必要な場合には昼班、夜班にわけて会議を開催するなど、みんなが会議に参加できるようにする努力が大切です。また、会議に参加できなかった同志にも支部ニュースを届け、会議の中身を知らせるなど、心がかよう連絡・連帯網をつくりあげることが大切であります。

 「楽しく元気の出る支部会議」を全党に定着させ、支部会議を新しい活動に踏み出していくうえでの活力の源となるよう、知恵と力をつくそうではありませんか。

 「どうやって党建設を本格的な前進の軌道にのせるか」。これは、ぜひこの党大会での全党のみなさんの討論によって深めていただきたいと思います。決議案では、地区委員会の活動に光をあてて「四つの教訓」をのべました。

中央委員会報告では、「楽しく元気の出る支部会議」ということを提案しました。この両方の力で、党建設が新しい前進の軌道にのるように、探究と開拓をすすめたいと考えます。

◆労働者階級、若い世代のなかでの党づくり

――全党あげて挑戦しよう !


 決議案第29項は、労働者階級、若い世代のなかの党づくりに、全党あげて挑戦することを呼びかけています。

6000万人の労働者のなかに党を――「共同の事業」が開始されている

 「6000万の労働者階級のなかに強く大きな党をつくる仕事を、職場支部と全党の共同の事業として取り組もう」という決議案の提起は、職場支部にも、地域支部にも、新鮮に受け止められ、新たな意欲を引き出し、実践が始まっています。

 関西のある職場支部では、「綱領実現の立場で考えたら、本来6000万人労働者階級全体を視野に活動するのは当然だ。情勢の激変のもと、組合の結びつきだけでなく、職場の全労働者を視野に入れて入党を働きかけよう」と議論し、参院選で所属労組の違いを超えて、支持拡大に協力してくれた職場の労働者5人に働きかけたところ2人が入党、5人全員が日刊紙を購読しました。
2人の入党が大きな喜びとなり、入党歓迎会には全党員が参加したとのことです。

 東北地方のある地区委員会では、地域支部の「集い」参加者などに入党を働きかけ、医療労働者3人を党に迎えました。このうち2人は、地域最大の公立病院で働いており、活動から離れていた党員も含め4人で党支部を再建しました。

新支部長は、地区党会議で、「機関の援助と地域支部、職場支部の結びつきを生かせば、党員拡大の可能性は大きく広がっている。生まれたばかりの支部だが、要求にこたえた活動に取り組み、大きな党をつくりたい」と決意を語っています。

 非正規雇用労働者が急増し、労働組合に未加入の労働者が多数をしめるもとで、党機関がイニシアチブを発揮して、日本共産党労働者後援会を、職場とともに、分野別にも、地域にもつくり、労働者の要求にこたえた活動に取り組み、ともに学び、さまざまな交流と連帯の活動に取り組むことを、特別に重視します。「良い仕事がしたい」などの労働者の願いにこたえたサークル活動に取り組むことも大切であります。

 「6000万人の労働者階級の中に強く大きな党をつくる」ことは、開始された「日本の政治の新しい時代」を前にすすめる力になるとともに、人間らしい雇用が大本から破壊されている現状のもと、労働者・国民の切実な願いにこたえる取り組みであります。あらゆる労働者を視野に入れて働きかけ、党に結集する仕事を、職場支部と全党の「共同の事業」として必ず成功させようではありませんか。

◆若い世代のなかに党を

――双方向の精神で開始された探究を本格的な流れに

 決議案が呼びかけた、若い世代のなかでの「三つの柱」での取り組み――(1)「どの支部にでもできる世代的継承」、(2)「民青同盟への親身な援助を強め、同盟員を増やし、民青班をつくる」、(3)「全党のあらゆる力、結びつきを生かして、学生党員を迎え、学園に党支部をつくる」――の提起が、全党で歓迎され、探究と開拓が始まっています。

 福島県では、県・地区、市委員会などが、民青同盟と懇談すると、「地域に行けば行くほど、前進の条件が見えてくる」となりました。“わが地域の民青”に光があたり、若い世代のエネルギーと可能性が発見され、党も民青も元気になっています。

「市議の活動地域ごとに民青班をつくろう」、「高校生班をつくるため、高校門前宣伝を市委員会と民青で具体化しよう」などの動きがつぎつぎにおこり、ワカサギ釣りや交流会などを、党も民青も楽しく取り組み、党の全地区委員会が新しい民青同盟員を迎え、新しい地域班もつくりました。このような活動は、その気になれば、全国どの県委員会でもできると思います。

 決議案は、「若い世代の声をよく聞き、ともに考え、心を通わせ、日本の前途を考えるという双方向の取り組み」を強調しています。いま自らの切実な願いの解決の道を模索し、声をあげはじめている青年・学生に対して、綱領を土台に、双方向の精神で働きかければ、大きな変化が必ず生まれます。

 「三つの柱」の取り組みを、全党が本格的に実践し、若い世代のなかでの党づくりを何としても新たな前進の軌道にのせようではありませんか。

 決議案は、「世代的継承」の事業を成功させることの死活的意義を次のように訴えています。

 「私たちは、当面の諸課題の遂行に責任を負うとともに、党綱領の実現――国民多数の合意のもとに民主連合政府の樹立と日本における民主主義革命の実現、さらに社会主義・共産主義社会への前進をめざして、未来にわたって責任を果たさなければならない。

そのためには、広大な空白となっている若い世代、6000万人の労働者階級のなかに、党をつくる仕事を何としてもやりとげ、未来の世代に強大な党をしっかりと引き渡さなければならない。現在の党の年齢構成を考えるならば、いま、この仕事をやりあげることは、現在の党員と党組織の共通の責任である」。

 全党の同志のみなさん。
 日本共産党は、現在とともに未来にわたって日本の社会変革に責任を負う党であります。未来の世代に強大な党をしっかり引き渡すために、「世代的継承」の仕事を、全党の総力を結集して必ず成功させようではありませんか。(拍手)
−この続きは次回投稿します−

 

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