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政官業癒着政治に変質した、菅・野田 民主党政権が、政権交代の意義を自己否定した !
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/8367.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2017 年 7 月 10 日 16:48:57: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


米国従属・政官業癒着政治に大変質した、菅・野田民主党政権が、

   政権交代の意義を自己否定した !

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の真相 !


(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/07/06より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)菅直人・野田政権が、公約違反・消費税増税を強行決定、
小沢一郎氏は、「国民の生活が第一」という名の新党を創設した !

2012年に、小沢一郎氏が、「国民の生活が第一」という名の新党を創設した。
民主党が、2009年の政権公約を一方的に破棄して、消費税増税を国会で強行決定したことに対する、明確な批判を、新党の名称にしたものだ。

野田佳彦政権の消費税大増税決定に対して、良識ある、一部の民主党議員が反対した。
そして、消費税増税に反対する議員の多くが、民主党を離党して、新党を結成したのである。


2)菅直人・野田政権の支持が激減したのは、「シロアリ退治
なき消費税大増税」に、突進したからだ !

2009年に実現した、政権交代の大業が、その後の日本政治刷新に結びつかなかった最大の理由は、民主党・菅直人・野田新政権が、「シロアリ退治なき消費税大増税」に、突き進んだことにある。
この路線を打ち出したのは、菅直人氏である。

2010年6月、菅直人氏は、鳩山首相辞任のタイミングを縫って、権力の強奪に動いた。
そして、菅直人氏は、鳩山政権が、激しい攻撃に晒された主因となった、対米従属からの脱却と消費税増税抑圧の基本方針を、突然放棄したのである。


3)米国従属・政官業癒着政治に変質した、菅直人・野田政権
が、政権交代の意義を自己否定したのだ !

この米国従属・政官業癒着政治に変質した、菅直人政権の誕生こそ、政権交代の意義の自己否定そのものであった。
そもそも、2006年に、民主党は解党の危機に直面していた。

前原誠司民主党代表が、堀江貴文氏から、自民党の武部勤幹事長に宛てて送ったとされる、メールの取り扱いで失策を犯し、民主党の存亡が、危ぶまれる事態を招いた。
この局面で、火中の栗を拾う役割を演じたのが、小沢一郎氏だった。
小沢一郎氏が、民主党代表に就任し、直後の千葉7区衆院補欠選挙での民主党勝利を実現した。


4)小沢代表の千葉7区衆院補欠選挙での民主党勝利
を契機に、民主党の大躍進が始まった !

この補欠選挙勝利を契機に、民主党の大躍進が始まった。
翌2007年の参院選に大勝した。
2008年には、日銀幹部人事、民主党代表選で、メディアが、小沢氏攻撃を激化させるが、この攻撃をかわして、小沢氏が民主党代表三選を果たした。

2009年に入ると、小沢氏攻撃は激化して、麻生政権による謀略と言える、「西松事件」創作などの、卑劣な猛攻撃に晒されていった。
小沢氏は、衆院総選挙への影響を考慮して、民主党代表を退き、後任の民主党代表に鳩山由紀夫幹事長が就任して、2009年8月総選挙に、大勝した。


5)2009年8月総選挙大勝利で、「国民の生活が第一」
・鳩山・民主党は、政権交代の偉業を成就した !

2009年8月総選挙大勝利で、鳩山・民主党は、政権交代の偉業を成就したのである。
2006年に始動した、民主党大躍進をもたらした、小沢一郎氏が掲げたスローガンが、
「国民の生活が第一」である。

2009年8月の衆院総選挙では、鳩山民主党が、「シロアリ退治なき消費税増税は認めない」という方針を明示した。
この方針を、誰よりも声高に訴えたのが、民主党の野田佳彦氏であった。
2009年8月15日野田佳彦氏街頭演説:http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo


6)財務省は、「シロアリ退治なき消費税許さない」とした
鳩山政権の基本方針に対して猛烈な反発した !

財務省は、「シロアリ退治なき消費税許さない」とした、鳩山政権の基本方針に対して、猛烈な反発を示した。

また、米国は、普天間基地の県外・国外移設方針を示した鳩山政権を敵視した。
このために、鳩山政権は、悪徳ペンタゴン・メディアの集中攻撃に直面したのである。
鳩山政権が、財務省、米国の攻撃を受けて、破壊された状況を間近で観察していた、菅直人副総理は、鳩山首相辞任のタイミングで、権力を強奪し、鳩山政権の基本路線を一気に破棄したのである。


7)鳩山政権が、財務省、米国の攻撃を受けて、破壊された
状況を観察した、菅直人氏は、米国・官僚従属に大変質した !

菅・政権発足直後の2010年6月17日に、菅直人政権は、参院選マニフェスト発表会見を行い、突然、消費税率を、10%に引き上げる方針を発表したのである。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-99be.html
この「シロアリ退治なき消費税大増税」の公約破棄によって、民主党は、2010年7月参院選で、大敗した。

2009年8月総選挙を通じて実現した政権交代の大業を、一気に水泡に帰す
致命的な過ちが犯されたのである。


8)菅直人氏と同類の野田佳彦政権が、2012年8月に、
消費税大増税を国会で強行制定した !

この公約違反路線を継承して、野田佳彦政権が、2012年8月に、消費税大増税を国会で強
行制定した。

さらに2012年12月に、自爆解散を挙行して、大政を安倍自民党に奉還したのである。
いま求められることは、「国民の生活が第一」の政治を、取り戻すことである。
その中心テーマとして、最大の論議が必要なのが、「消費税問題」である。
次の衆議院総選挙の最大争点に、消費税問題を掲げるべきである。
消費税について、日本の主権者は、正しい情報を獲得できていない。
日本の主権者の認識は、おおむね以下のようなものである。

−この続きは次回投稿します−

(参考資料)

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !

民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。

民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。

日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。

小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。


2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !

そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。

鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相
の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。


3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !

そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。
2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。

その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。


4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !

そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。

その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。
民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。
そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて2009年総選挙に臨んだ。


5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !

その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。


6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !

日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。

その主犯は菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。

7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。

自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。
それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。


8)改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋 !

要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の個人的な利益だけを追求したのである。
日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。
財務省こそ、増税の前に、「天下り利権」の放棄を宣言するべきだ。

しかし、財務省は、天下り利権を放棄するどころか、天下り利権の全面奪還に動いている。
我が身を切る改革ではなく、我が身を肥やす膨張を実行しつつ、一般庶民に悪魔の税負担を強制している。これで日本が良い国になるわけがない。


9)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !

安倍政権は消費税再増税を2017年4月に延期したが、本質は変わらない。

ハゲタカ、シロアリ、ハイエナのための政治を推進し続けている。
そして、現在の民主党に、増税推進の悪徳10人衆残骸が潜んでいる。
したがって、第二自公にしかならない野党勢力の再編ではなく、自公勢力に正面から対峙する主権者勢力を代表する新党の創設が必要不可欠なのだ。

民主党が代表選を通じて分裂することが望ましい。
この意味で、今回の民主党代表選に期待される最大の事項は、民主党分裂とその後の主権者政党の樹立である。

 

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