検察審査会法では、第２条の２に掲げてある者から審査の申立てが合った場合は『審査を行わなければならない』と規定している。つまり被害者やその家族以外の者であっても、検察に告訴や告発を受理されていればもしも検察で不起訴になっても「審査申立て」をすることにより、「検察審査会は自動的に審査に応じるよ」と言っているのだ。今回の第５検察審査会の審査は、この流れで来ている。

　さらに「起訴議決」に対して、いかに幼稚な議決文であろうとも地裁、高裁、最高裁は「異議申し立て」を認めないとの判断を示した。ここでも法廷までの道筋になんの障害もないことが分かった。すべての流れはオートメーションのように阻むものがないのだ。そしてその出発点は「検察の告訴の受理」に始まっている。検察が受理した段階で、検察と検察審査会の「どちらかの方法で裁判所送り」が可能になってしまうシステムだ。不確定要素は「審査会の議決」のみ。

　しかしもし審査会の議決を操ることができれば、狙った者を１００パーセント法廷に立たせることができる。だれかが言っているように検察審査会は確実に「危険な第二検察」になりうる。ろくな証拠がなくとも起訴できるのだから。「市民目線による審査」をうたうなら、審査会の内容はできる限りオープンにしなければ安心できない。隠しまくる今の現状では、かえって無いほうがよっぽど安全だ。

　ところで「第５検察審査会事務局長」は多くの人が会いに行っているのに、なぜか姿を見せない。嫌がらせや報復からの保護のために「審査員を秘匿」するのは分かるとしても、どうして東京第一審査会事務局長や東京第一検察審査会・総務課長が対応をするのか？　公務員で一般人に姿を見せなくてよいのは、麻薬取締官ぐらいのものだろう。

＜検察審査会法＞
第２条　検察審査会は、左の事項を掌る。
　1．検察官の公訴を提起しない処分の当否の審査に関する事項
　2．検察事務の改善に関する建議又は勧告に関する事項
２　検察審査会は、告訴若しくは告発をした者、請求を待つて受理すべき事件についての請求をした者又は犯罪により害を被つた者の申立てがあるときは、前項第１号の審査を行わなければならない。
　

コメント
01. 2010年11月29日 13:30:20: EszHBBNJY2 第５検察審査会事務局長というのは存在しないのではないのか？ これは審査委員も幽霊なら事務局長も幽霊ってことだな。
02. 2010年11月29日 13:36:16: EszHBBNJY2 それにしても国会議員がこの検察審査会の存在に疑問を呈しないのには恐れ入った。 一部の小沢派議員のみが闘っている。 他党は分かってても、与党つぶしのために口を噤むのはわかるが、同じ民主党議員が この検察審査会の大問題に口を噤み、尚且つ小沢潰しに利用するとは、ほとほと愛想がつきた。 この検察審査会の存在は明確な憲法違反だ。 この問題に口を噤む議員は、次の選挙では必ず落選させなければならない。 反小沢派議員の206名は、すでに間違いを一回犯した。次も間違いを犯せば 阿修羅や投稿サイトでリストを回し、落選運動を開始する。
03. 2010年11月29日 14:37:17: Rch3tjhoxk 　三権分立の枠外に存在する検察審査会に所属する職員は、全国に2,000名以上おり、予算は、最高裁判所が代行して取っているだけである。また、問題が生じた場合には、どこの行政機関も責任を取らない、と言うことは、審査員個人にその責任が行くと言うことである。強制起訴議決を受けた被疑者が、無罪となった場合、膨大な損害賠償金を審査員が支払うことになる。強制起訴議決を受けた案件が、4件ほどあるようだが、これから無罪判決の事例も多く出てくるであろうから、厳しく損害賠償請求をすることになるであろう。 　これは、どう見ても憲法違反であり、審査員にとっても大変なことになる。しかし、このような憲法違反の組織に膨大なる税金が使われていると思うと、全くふざけた話である。一方では、増税、増税とわめいているけれども、おかしな世の中である。
04. 2010年11月29日 16:53:37: n4BIWX9O1E 検察審議会についてその矛盾と正当性について法務委員会で集中審議をしてもらいたい。国民として疑問にあたる責任の所在地について、さらにその予算請求に対する根拠など、さらには冤罪として確立した場合の賠償責任について、最高裁の考え方について明確にしてもらおう。さもないとむやみやたらと裁判員制度とかいう、国民に義務を負わせる資格なしである。自らは高い給料をとり採決には日当の国民にその結論の責任を共有させるなど言語道断である。自らの賃金を減額し、そして国民に平等に分配してしかるべきで、のうのうと自らの仕事の怠慢を国民に押し付けられても困る。 ええ加減にしろ。早く国民を巻き込むような制度を撤廃しろ。最高裁も判例主義や、現行制度の見直しを改革意見として国民に信を問う時代である。さらに信任制度を衆議院選挙と同じ日にするのでなく、さらに○X方式でなく、選択性にしたほうがいい。頭に立つ人は立候補制にすべきである。自らが名乗りを上げたら言い訳できないはずである。責任の所在地を明確にしようではないか。
05. 2010年11月29日 20:07:17: Gs3zvHEIsc 小沢氏の起訴相当の議決の破棄と検察審査会の廃止を強く求めます。 国民から委員を選出し、いかにも民主的な審査会を装った欺瞞組織だ。 選出方法も闇の中、会儀も闇の中、無法地帯のこの悪法を被害者が多数出ないうちに 廃止しましょう。
06. 2010年11月30日 10:15:09: EszHBBNJY2 検察審査会という化け物を造ったのは、自民公明。 裁判員制度に気を取られて、検察審査会の改正の中身に 気づかなかった。このタイミングでそーと改正を仕掛けたのは官僚。 官僚は直接、米国の指示を受けて行動している。
07. 2010年11月30日 16:17:18: J0o6rialnc 森ゆう子議員の追及に仙谷氏は「いかにして検察審査会を国民のコントロール下に置くか、ま〜、いわば・・・検察庁の検察官の権限行使に対してそれを監視する独立の機関を作らなければならないと言う”わりきり”のものとに・・・どこが検察の職権行使についてどのようにチェックするかと言うとそれは刑事司法手続きの中でチェックすると言う新たな枠組みを新たに作ったと考える事が出来る」、となんだか煙に巻く答弁。 言っていることがシッチャメッチャカ。 検察審査会を国民のコントロール下に置くだって？？？？ 検察審査会が国民のコントロール下に有るなんて思っているバカ国民が本当にいると思っているんですか、仙谷法務大臣？ 日本国民はたった11人ですか〜、仙谷法務大臣ー！ 検察審査会をコントロール出来るのは検察審査会の委員たった11人だけですよね。 その他の人は何も分りませんから検察審査会のコントロールなんて出来よう筈が無いじゃあ〜りませんか。 逆に言えば検察審査会のコントロールを絶対に出来得ない人は、日本国民じゃないって事になりますよね〜。 何しろ検察審査会法によればその何一つでも漏らしたなら6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金ですよね〜。 これじゃ11人以外の人は永久に検察審査会について何一つ分らないという事ですよね。 と言う事は検察審査会の委員11人以外は日本国民じゃないという事になりますよね。 「検察審査会の委員11人以外のあなた方は、税金を収めるだけの人間であって、決して日本国民では有りません」って仙石法務大臣は、言っているわけ？ あぁ〜！もう、そんな事言われちゃ嫌になっちゃった！ すると私なにじん？って事になるの？
08. 2010年11月30日 18:01:25: uxpN967vMg >>03さん 私も検察審査会は、全国組織で、司法関係者の次の就職先と聞いており、相当な無駄税金を喰っているなと思っていましたが、職員2,000名でしたか。 ひどい。 司法捜査、裁判は、国民目線とか、裁判員制度とかの冤罪製造組織は、全く不要で、裁判は、法と証拠だけで審理されるべき事項、それに捜査は可視化、録音で改善され足りる。 元々検察審査会は、検察がサボって、証拠があるのに起訴しないときだけ起動する組織、それを自公時代に、今のように政敵追い落とし可能に変えたこと、これでも国民は黙って税金を払うのか？。 怒れ国民、Ｂ層、騙されていては、税金をこの冤罪製造組織、検察審査会に、ただ飯を食われ、身が細るばかりだぞ。 小沢政権阻止の最大障害組織、検察に屋上屋を架すムダな組織、これが検察審査会。

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• ｢blogs、前近代的な現行の検察審査会制度は憲法違反であり、即刻廃止すべき!! ｣(小泉、樋渡から始まった悪巧みです) 小沢内閣待望論 2010/11/29 15:09:02 (0)

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