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郷原信郎も所詮「テレビ文化人」に過ぎない。郷原に「小沢事件」の政治的本質が見える筈がない。 山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』
http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/824.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 3 月 07 日 08:51:42: GqNtjW4//076U
 

郷原信郎も所詮「テレビ文化人」に過ぎない。郷原に「小沢事件」の政治的本質が見えるはずがない。 
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100304/1267689114
文芸評論家・山崎行太郎の『毒蛇山荘日記』 
2010-03-04


【転載開始】

昨日、本欄に書いた「郷原氏には『国家論的思考』がない」という記事を、誰かが「阿修羅掲示板」http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/605.htmlに紹介してくれたらしく、阿修羅からの訪問者が、普段とは異なり、異常に多いので、何があったのかなと思い、覗いてみたら、紹介された僕の記事の下に、多くのコメントが寄せられているのがわかったのだが、それを読んでいくうちに、やはり多くの人はネットやブログからの情報を活用しながらも、未だにテレビや新聞からの情報を中心に物を考えていることがわかったので、ここでもう一度、「郷原信郎」について書いておきたくなったので、繰り返しになることを承知の上で、敢えて書いておくことにする。前もって、結論を言っておくならば、郷原信郎氏は、やはりテレビや新聞、週刊誌という伝統的メディアの人であって、特に「サンデーロジェクト」等に出演する「テレビ文化人」であって、それ故に、今回の「小沢事件」でも、その反検察的言論活動やその影響力が過大に評価されているわけだが、僕は、郷原信郎氏の書くものは、まだ新書しか読んでいないが、別に思想的に何事かを語るに値する人物とは思っていないわけで、所詮、「テレビ文化人」の一人程度にしか評価していない。おそらく参議院選挙に郷原信郎氏を担ぎ出そうとした小沢民主党幹事長周辺の読みも、その程度のものだったはずで、それは「岡崎某」や「池谷某」等が民主党からの立候補予定者リストの中心に並べられていることからも明らかであって、郷原信郎氏の顔写真も、テレビタレントの「岡崎某」や「池谷某」のそれと一緒に並べられるはずだったと思われる。というわけで、「小沢事件」騒動における郷原信郎氏の言論活動の役割も、あくまでも「テレビ芸人」(テレビ文化人)のそれでしかなかったのである。しかるに、今回の「小沢事件」が象徴的に体現したものは、「テレビとネット」の間のメディアの「権力闘争」、あるいはメディアの「世代交代戦争」だったのであって、そういう意味でも、郷原信郎氏は、検察の捜査を批判しているとはいえ、守旧派の人であり、旧体制派の人でしかなかったのである。つまり、僕が前回、書いたように、「国家とは何か」「国家の主人とは何か」「誰が国家を支配するのか」…というような国家論的、革命論的視点からの思考は、郷原信郎氏にはまったくなかったのである。言い換えれば、郷原信郎氏は、東京地検特捜部の「暴走」や「勇み足」を指摘し、告発しただけであって、検察という国家的暴力装置と真正面から対峙し、国家そのものと対決するという意気込みは、はじめからなかったのである。むろん、郷原信郎氏はそれで満足するはずだし、僕もそれを批判しているわけではなく、ただ事実を指摘しているだけである。


【転載終了】  

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コメント
 
01. 2010年3月07日 11:15:43
郷原の本筋は法律家、元検察官という出自には長崎地検当事にやった一大摘発捜査の際、検察の及ぶ法的強制力の限界を先輩検事に戒められて法には限界があり、それは時には法執行力の暴走を制御する意味で機能していると理解して今の郷原の一連の発言のルーツがあるようだ。
指揮見発動は検察の窮地を救う意味でも法務大臣の指揮見発動を是認するなど、よくよく聞いていれば郷原は検察の改革に期待している節もある。
同じ検察改革に言及する人物に三井環がいるが、三井の改革は毒には毒をもって制すであり、これは今阿修羅も含め期待を寄せられる一番過激な意見で検察の屋台骨を崩しかねない劇薬なのだが郷原はそのラインに並ぶことはないだろう。
山崎行太郎が郷原には国家論という思想がないというのはそのとおりであり、純技術的な法解釈の運用に国家論を持ち出すと逆に面倒くさいことにもなりかねない。
法的限界を超えることが暴走を生むなら国家を適正に運用するための法解釈をそのつど議論指摘していくことで問題点を炙り出し組織の仕組みを改める実用論として位置づければ大づかみで郷原の国家論とも言えるが国の指針を世界の時流とどう向きあい示すのかという構想にはそぐわない。
私は郷原には今のポジションを貫いていってもらいたいと思っている。



02. 2010年3月07日 13:04:55
普通に考えれば、郷原氏や上杉氏、週刊朝日編集長の山口さんらがいて、検察やマスコミの一方的な洪水のごとき鳩山・小沢バッシングに異を唱えたことは大きかった。10年前だったら、確実に検察・商業マスコミに事実を隠蔽され、新政権に対する彼らのクーデタは成功したにちがいない。

そういう意味で、郷原氏の行為はアメリカ独立戦争においてトマス=ペインが“コモン=センス”を発表し、当時の植民地住民を独立戦争へかりたてたように、平成の無血革命に大きな足跡を残したことは間違いない。今回の山崎さんのご意見には賛成しかねる。


03. 2010年3月07日 20:08:38
『国家論的思考』なる大仰な言葉を臆面もなく、平気でのたまう「文化人」にもなれなかった山崎氏によほど咬みつきたいのだが、氏のダラダラした論稿につきあうつもりもないので止めておく。
 破壊者ではない郷原氏は、現在の名城大学教授(元検事)という現在の立ち位置から発言していけば良いと思う。01,02コメント氏に賛同。

04. 2010年3月07日 21:10:51
山崎氏もときどき面白いことを言うんだけどね。
どうも小沢信仰が行き過ぎているというか。郷原の不信発言を過剰に受け止めすぎているというか。

まあ、そうは言ってもネット世論からしたら俺も小沢信者に入るけどな。俺自身は小沢にも鳩山にも郷原にも失望なんかしていない。おのおのが担っている役割をそれぞれ果たしていってもらえばいいというだけの話。

極端な話、郷原が小沢に不信感を抱いていようが何だろうが、そんなことはどうでもいいじゃないか。彼が原口大臣とつるんで行政評価の一環で検察改革を目指すのは既定路線なんだし。こんなところで揉めてもしょうがない。っていうか、揉めているのはネットのごく一部のユーザー(阿修羅ユーザーと山崎氏)だけだろうけど。


05. 2010年3月09日 11:31:02
郷原先生の、毅然とした見識・態度に敬服する。

あの状況で、我々も、不信感を持っていた検察の行動を、敢然として、冷静に、批判した勇気に、賞賛を贈りたい。

先生も、明らかに否定された様に、国政関与云々は、外野の呟きで有り、気にする必要はない。

今後も、現在の姿勢を貫いて頂きたく、応援したい。


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