http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-163e.html　
2010年4月28日 (水)

小沢氏影響力排除への加担は主権者の自殺行為

検察審査会が小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題について、「起訴相当」の結論を示した。既得権益勢力による政治支配を復活させようとする悪徳ペンタゴン勢力（＊）は、小沢一郎氏を最重要攻撃目標に定めてきた。
（＊）http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-b511.html　

米・官・業の日本政治支配の三大勢力は、マスメディア、利権政治屋と結託して日本政治を支配し続けてきた。

この構造にくさびを打ち込んだのが昨年８月３０日の総選挙を通じて実現した政権交代である。

米国・官僚・大資本が支配する日本政治を根本から刷新することが求められている。

「対米隷属からの脱却」、「官僚主権構造から国民主権構造への転換」、「政治権力と大資本の癒着解消」、の三つが政権交代によって実現しなければならない課題である。

「対米隷属からの脱却」では、普天間基地問題に焦点が当てられ、この問題について鳩山内閣が最終的にどのような結論を示すのかが注目される。

米国は小沢一郎氏を米国に招聘し、軟着陸を図ることを模索したが、鳩山政権の自主独立の姿勢が鮮明であることから、小沢氏の米国招聘を断念したのだと見られる。

対米隷属外交からの脱却を含め、米官業による日本政治支配を刷新する真の構造改革を断行するリーダーが小沢一郎氏である。この意味で、悪徳ペンタゴンは小沢一郎氏を最重要危険人物と認定し、その影響力排除に全力を注ぎ続けてきた。

この点については、本ブログでも繰り返し指摘してきた点（＊）であるので、詳しくは過去掲載記事を参照いただきたいが、小沢一郎氏に対する攻撃姿勢が激化し、目的のためには手段を選ばぬ段階に移行したのが昨年３月である。
（＊）http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-b511.html　

三三事変（＊）、一一五事変（＊＊）に続いて、四二七事変が発生した。検察審査会による「起訴相当」の議決は大きな力によって誘導されたものであると考えられる。
（＊）http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-cee1.html　
（＊＊）http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-007a.html　

政治資金収支報告書には短期の「資金繰り」を記載しないでもよいとの慣例が存在していた。石川知裕衆議院議員などが起訴された事案は、こうした過去の慣例を踏まえれば、正当なものであると考えられない。

それにもかかわらず、悪徳ペンタゴンの広報部隊を務めるマスメディアは、１年以上の長期にわたり、小沢一郎氏のイメージを傷つけるネガティブ・キャンペーンを展開し続けてきた。このなかで、一般国民が小沢氏に対する歪んだイメージを刷り込まれたことを否定しようがない。

検察審査会の決定を過大評価することは許されない。イメージだけで無実の人間を火祭りにすることは、中世ヨーロッパの魔女狩りに類似した非合理的な対応である。

悪徳ペンタゴンは米・官・業による日本支配を死に物狂いで維持しようとしている。日本政治刷新を阻止するための最重要攻撃目標が小沢一郎氏なのである。

主権者国民は、冷静に真実を見つめなければならない。

画像
http://uekusak.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2010/04/28/_72_2.jpg
同転載元より

「小沢が悪い」とのムードがマスメディアによって創出されてきたが、小沢氏の何がどう悪いのかを、明確な証拠と共に立証できた人、機関は存在しない。

小沢氏を標的に定め、何度も強制捜査を実施した検察ですら、小沢氏の犯罪を何ひとつ立証できなかったのである。

テレビ朝日に至っては、小沢一郎幹事長の姓を呼び捨てにする常軌を逸した報道まで実行した。

主権者国民は、なぜここまで不自然に小沢氏が攻撃されるのかについて、素朴な疑問を感じる感性を失ってはならない。

巨大な支配権力にとって、小沢氏の存在は許し難く危険なのである。それ以外に、小沢氏に対するここまで理不尽な攻撃を説明する理由を想定することができない。

私に対する常軌を逸した激しい攻撃もまったく同類のものであったと理解する。

この国の権力構造の根幹、政治構造の刷新を実現しかねない人物を、既得権益勢力は手段を問わず、あらゆる手段を用いて排除しようとするのである。

鳩山総理大臣は、この闘いに勝ち抜かねばならない。悪徳ペンタゴンは、民主党トロイカ体制の分断工作に動いた。鳩山総理を不起訴相当とし、小沢一郎氏を起訴相当として、両者の分断工作に動いたのである。

鳩山総理はこうした工作活動の策略に嵌ってはならない。

米官業による日本政治支配構造を打破するために、結束してこの闘いに臨まねばならない。

沖縄普天間基地問題では、鳩山政権のこれまでの取り組みにより、メディアを含めて、「日本にこれ以上米軍基地はいらない」との国民の総意が形成されつつある。

マスメディアは鳩山政権を攻撃するために活動してきたが、気付いてみると、「普天間基地移設先は海外しかない」との国民総意を形成（＊）するための情報誘導をしてきてしまったことが明らかになりつつある。
（＊）http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-0fb7.html

マスメディアは慌てて軌道修正を図ろうとするが、すでに時は遅すぎる。

鳩山総理は、沖縄県内、沖縄県外移設に絶対的に反対する国民世論、メディア論調を踏まえて、海外移設を政府見解として示せばよいのである。鳩山総理はすべてを計算し尽くしてこの動きを誘導してきたのであろう。

日本サイドから海外移設を提示することは、日米対決をもたらすリスクを伴うが、最後は鳩山総理が決断しなければならない。

民主党内には前原誠司氏、岡田克也氏など、対米隷属派議員が多数存在している。米国は、普天間問題について鳩山政権が結論を示す前に、小沢一郎氏の影響力を排除して、日本が対米隷属からの脱却に進むことを断固阻止しようとしている。

日本国内の空気は、「ギャラリー酔いどれ」（＊）様が指摘されるように、代替施設の海外移設要求から、米軍基地そのものへの拒絶に移行する可能性を秘めている。これが米国にとっての最悪シナリオである。
（＊）http://blog.goo.ne.jp/55yasuji/e/878585a4f835f63fe48323f35aea97df　

日本国内の米軍基地は日本にとって必要なものではなく、米国にとって必要なものであるとの根本事実に、日本国民の多数が気付くことを米国は極度に恐れている。

米官業による日本支配の構造を打破するためには、小沢一郎氏の力が絶対に不可欠である。悪徳ペンタゴン、マスメディア、民主党内対米隷属勢力が連携して小沢一郎氏攻撃を激化させると予想されるが、主権者国民と鳩山総理大臣は、小沢一郎氏を絶対に守らねばならない。

今後２週間が戦闘の期間である。この２週間を乗り切れば、参院選までに検察が動くことは封じ込められる。国政選挙目前の検察行動は許されるものではないからだ。７月１１日にしろ、７月２５日にしろ、参院選前に検察が起訴で動くことは許されなくなる。

日本はいま、独立戦争のさなかにある。これまでの６５年間同様、米国支配＝対米隷属のまま進むのか、対米隷属から脱却するのか。同時に官僚支配、大資本と政治の癒着構造を今後も容認してゆくのか。主権者が判断しなければならない。

判断の材料とするべきマスメディア情報が完全に歪んでしまっていることを認識し、ネットから真実の情報を吸収して、この重要事項を判断してゆかねばならない。

マスメディアが作り出すムードに従って、小沢一郎氏の影響力排除に加担することは、主権者国民の自殺行為であることを認識しなければならない。

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コメント
01. 2010年4月28日 08:34:33: tl37S7e95M 「日本はいま、独立戦争のさなかにある。」　すばらしい檄だ。 こころを奮い立たせる言葉だ。
02. 2010年4月28日 08:46:30: FMdMRKf5Fw 全面的に賛意を表します。頑張って下さい。 小泉政権では、ポピュリズムが問題であったが、その帰結として、完全なファッショ体勢になってきたことがはっきりした。 植草さんの指摘どおり、普天間問題のマスメディア報道は、図らずも基地撤去しか道がないことに誘導してしまった。鳩山首相の思うつぼに嵌ったも同然。 従米利権の反国民勢力に残された道は、鳩山内閣に「普天間海外」を提示させないようにすること、その前に鳩山政権を崩壊（総辞職に追い込む）ことだけ。 時すでに遅しだとは思うが、すでに思考停止に落ちた国民がどこで気がつくか。 マスゴミは「小沢独裁」などを言いつのるが、「検察・官僚独裁（ファッショ）」こそが、民主主義の敵であることを国民が知る以外に道はない。鳩山・小沢両氏は決して自ら辞任すべきでは無い。辞任は、ファッショ勢力への敗北です。身辺警護にはことのほか注意してもらいたいと願うのみ。ｗｏ
03. 2010年4月28日 09:32:41: EcrMNT2Hf6 小沢下ろしクーデターは，幹事長はすべてお見通しです。内閣改造の賞味期限は,2ｹ月半から3ｹ月である,そのため参議院選挙は7月なので5月に改造して選挙を戦える顔をもった内閣の誕生が不可避である。また日本人の記憶は75日過ぎると忘れます，有効に利用することが懸命である。総理はすべて計算済みであろう。
04. 2010年4月28日 10:30:57: QJ0g9FH77A それにしても検察、マスコミ、アメリカがこう動くことは分かっていたであろ うに、小沢氏側の対応が甘かったのか、鳩山総理が無能過ぎるのか。法相の 対応で、いくらでも人事に手をつけられたはずである。 民主党政権になって電撃的に壺を抑えたとは言えない。壺は司法、警察、検察で ある。参議院の法務委員会の委員長を公明党のまま続投と決めた時点で、これは だめだと感じたからね。 時間がたてばたつほど官僚、既得権益死守側に丸め込まれて、何もできなくなる のは分かっていたはずである。選挙に勝った時点で政権移行チームを作って電撃 的に、革命的に移行すべきであったのだ。強いまとめ役がいなくなったら国民泣 かせの小党乱立、混迷腐敗政治が続いてしまうのは明らかだ。
05. 姫のおとーさん 2010年4月28日 13:08:59: kqeAGFGrHPK2Q: moCbeqSZqA 　参院選の勝利がすべてを解決してくれます！小沢幹事長の選挙対策は万全！自民党は自滅状態…乱立する弱小新党も老害や単なる数合せ…負ける要素はどこにもない！！名実ともに国民の指示を取り付けて、検察とマスコミに鉄槌を下しましょう！それにしてもいつも真っ先に食いついてくる植草先生が嫌いな人たちのコメントがないですネ…別件で忙しいのかな…？(笑)
06. 2010年4月28日 14:10:35: 424vd2g44U テレビ朝日は、確かに小沢さんの事を「小沢」「小沢」と呼び捨てにしていました。そして起訴されるのが分かっていたかの様に、自民党時代からの小沢さんの映像を流していました。裁判で有罪判決が出た訳でもないのに、本当に犯罪者のような扱い方をしていて、とてもショックでした。テレビ朝日はよく冤罪事件などを取り上げて少しは良心的かと思っていましたが、小沢さんの事になると見境がなくなり、他のテレビ局と同じで変わらないと思いましたが、今回は他のテレビ局より酷かったです。 普段はテレビは見ませんが、昨日はネットで検察審査会の決定を見たので、事情を知りたくてテレビを見たのですが、余りの酷さに驚きました。こんな様子では、小沢さんが不起訴になっても、テレビ朝日はきっと小沢さんに一言も謝罪しないで終わらせるのでしょうね。
07. 2010年4月28日 14:29:00: 1WDYo3ytXE 旧政権なら自党の幹事長がお仲間の特捜検察の捜査を受けることは無い。検察が受理しないし司法もお咎めなしである。 こんな腐った司法検察や陸山会事件を煽るマスコミは断じて許しがたい。 しかしながら、小沢氏擁護派は検察庁やマスコミに対してデモや過激な運動をしないほうがいいと思う。 何故なら、タイに見られる反政府デモにおいて日本人ジャーナリストが何者かに狙撃された。何故日本人キャーナリストが狙われたか？これはＣＩＡが裏でデモを正当化し、現タイ政府の警察が実弾狙撃したと日本にアピールする為に画策したのではないでしょうか？ さらに日本悪徳ペンタゴンの劣勢に対する警告、脅しともとれる。 彼らの常套手段から察するに小沢氏擁護デモが起きれば、これ幸いとデモに工作員を潜入させ過激な行動をさせる。マスコミからも暴力集団として国民に示されリーダーや世話人は当局になんなく逮捕されるでしょう。そして争いがさらに過激に展開する危険が十分予測される。そうなったら敵の思う壺です。 テレビや新聞の報道、解説は徹底的に無視しましょう。 家族、親戚、友人に対して腐った検察、不健全マスコミを説明して広めましょう。今からでも間に合います、 参議院選挙の投票が控えてますのでここでハッキリと現政権に投票すればいいと思います。これが検察やマスコミに対する答えになります。これが民主主義です。
08. 2010年4月28日 16:46:34: B5offegeiY 阿修羅さんへ ネットではよく見かける言葉だが、「読売と朝日が同じ方向を向いたら疑え」ってこと。 小沢氏に関する報道はどうですか？ 戦前の日本を戦争に向かわせたのは「マスゴミ」ですよ。 後ろから読む日本を取り巻く世界史 アメリカがドイツに参戦するには、日本に軍事同盟をもってもらいアメリカと開戦させる必要があった。だから、三国軍事同盟はそのための伏線。 こう考えるとアメリカが日本に真珠湾攻撃させた理由もわかる。 その根底にはシオニストどもがイギリスにさせた契約「イスラエルの譲渡」がある。これは当時イギリスが持っていなかった「イスラエル」をシオニストどもに与えるという画期的！？なものである。（無いものを譲渡するなんてなんて画期的でしょう！） 「バルフォア宣言」とかいう。 私はたとえ裏の世界史をすべて理解したとしても、かつてのドイツ人のように怒り狂って戦争へなど向かいませんから。シオニストの思惑通りには動かないのです。 そうそう、アルバートパイクの書簡とかもありますよね。
09. 2010年4月28日 18:01:15: QJ0g9FH77A 検察審査会って何ですか。どのようなもので、どんな人たちがメンバーか公表 しなければいかんでしょう。それにしても上っ面の情報だけで動くマスコミつく りは許せません。 見え見えの選挙誘導に使われるとしたら、こんな審査会はなくさなければいかん でしょう。都道府県の公安委員会も形だけで住民のための仕事をしているのです かね。 政党ではなく、問題ごとの議員連盟に頑張ってもらうしかないですね。
10. 2010年4月28日 18:06:02: NLWcEss89Y 普天間に関しては面白い投稿がありますよ しかし本当に検察やマスコミその御主人様たちは無茶苦茶してますね 法治国家、民主主義国家の理念をどれだけ愚弄したいのやら ＣＩＡ担当官は沖縄反対集会をどう見るか？（ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報） http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/266.html 投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 4 月 27 日 14:19:48: twUjz/PjYItws http://amesei.exblog.jp/11013228/ 2010年 04月 26日 ＣＩＡ担当官は沖縄反対集会をどう見るか？ アルルの男・ヒロシです。今日は、２０１０年４月２６日です。 　昨日２５日、沖縄市読谷村（よみたんそん）で３万人から９万人が参加して、普天間飛行場の県外移設を求める反対集会が行われました。 　今回は、アメリカのジャパン・ハンドラーズ、とりわけ国務省、国防繰省のジャパン・デスク、ＣＩＡの担当官、米軍のアジア部門担当官がどのようにこの集会を見るだろうか、ということを分析していきたい。 　まず、この反対集会について重要な点について、三つの点を挙げる。 １．「黄色」という色がキーワードになっている点 ２．日本世論向けではなく海外向けに演出された集会である点。 ３．鳩山首相の究極の腹案は「国内移設先」が存在しない、という腹案であるという点。

11. 2010年4月28日 19:07:25: gfmaJtEPfs 非常に的を得た論文です。全面的に同感です。あの手この手と汚い手段で既得権益勢力は今後も仕掛けて来るでしょうが、民族解放のためのたたかいだと、人々は徐徐に理解しています。持久戦で粘り強くたたかい、必ず真の日本独立の日が、この弓状列島にもたらされることを信じたいと思います。現代の西郷隆盛「半藤さんの言］と言われる小澤さんを全国の庶民で守ります。
12. 2010年4月28日 23:48:48: Zuo9mHMINl 阿修羅に限ったことではないが、悪徳ペンタゴンと戦う様々な投稿記事のコメントを眺めると、「是非お願いします」とか「頑張ってください」とか、人頼み、他人事のような認識のようなものが目につき暗澹たる気持ちになるのは私だけだろうか。 こういう精神構造は日本人の最大の欠点だと思う。 マスゴミ、検察、警察、裁判所、大企業と、それら手下を裏で操る米国が、私たち日本市民一人々々に対して、なり振り構わず国家犯罪行為を働き暴れているのが現下の状況だ。小沢氏、鳩山氏、民主党の範疇をすでに超えた国民的大問題だ。 最早デモでも抗議集会でも起こさねばならない状況だ。 私たち一人一人が行動を起こさなければならないことを強く認識しなければならない。身の回りで具体的行動を模索しなければならない。 人頼み、他人事でいては何も変わらない。

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