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オバマ大統領は、会談に応じないといった氷のように冷たい対応を維持して鳩山首相に強烈な圧力をかけた。スティーブ・クレモンス
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/890.html
投稿者 TORA 日時 2010 年 6 月 07 日 15:35:19: CP1Vgnax47n1s
 

(回答先: ワシントンは、鳩山由紀夫を切れば菅政権ができると見て切ったのだ。菅直人は既にワシントンで「仁義を切り」言いなりになるだろ 投稿者 TORA 日時 2010 年 6 月 07 日 15:29:38)


株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu217.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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オバマ大統領は、会談に応じないといった氷のように冷たい対応を
維持して、鳩山首相に強烈な圧力をかけた。 スティーブ・クレモンス

2010年6月6日 日曜日

◆鳩山首相の辞任は「オバマ大統領の冷たい対応」 6月5日 読売新聞
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20100605-567-OYT1T00610.html

【ワシントン=小川聡】米国の日本問題専門家らの間で、沖縄の普天間飛行場移設問題を巡るオバマ政権の厳しすぎる対応が、鳩山首相を辞任に追い込んだとする論評が相次いでいる。

 スティーブ・クレモンス新アメリカ財団戦略問題部長は1日、自身のブログに「ハトヤマを引きずり降ろすオバマ」と題する論文を掲載し、「オバマ大統領は、会談に応じないといった氷のように冷たい対応を維持して、鳩山首相に強烈な圧力をかけた。首相はその圧力に耐えることができなかった」と分析した。

 外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員も2日、「(日本の)民主党は米軍基地の駐留に関して従来とは異なる対応をしたいと願っており、米側はこの問題の繊細さにより深い配慮が必要だ」と指摘した。

 米政府筋は、「オバマ政権は十分に辛抱強く対応したし、辞任は国内問題が原因だ」と反論している。

◆首相辞任について 6月3日 内田樹


テレビニュースで辞意表明会見があったらしいが、他出していて見逃したので、正午少し前に朝日新聞からの電話取材でニュースを知らされた。
コメントを求められたので、次のようなことを答えた。
民主党政権は8ヶ月のあいだに、自民党政権下では前景化しなかった日本の「エスタブリッシュメント」を露呈させた。
結果的にはそれに潰されたわけだが、そのような強固な「変化を嫌う抵抗勢力」が存在していることを明らかにしたことが鳩山政権の最大の功績だろう。
エスタブリッシュメントとは「米軍・霞ヶ関・マスメディア」である。
米軍は東アジアの現状維持を望み、霞ヶ関は国内諸制度の現状維持を望み、マスメディアは世論の形成プロセスの現状維持を望んでいる。
誰も変化を求めていない。
鳩山=小沢ラインというのは、政治スタイルはまったく違うが、短期的な政治目標として「東アジアにおけるアメリカのプレザンスの減殺と国防における日本のフリーハンドの確保:霞ヶ関支配の抑制:政治プロセスを語るときに『これまでマスメディアの人々が操ってきたのとは違う言語』の必要性」を認識しているという点で、共通するものがあった。
言葉を換えて言えば、米軍の統制下から逃れ出て、自主的に防衛構想を起案する「自由」、官僚の既得権に配慮せずに政策を実施する「自由」、マスメディアの定型句とは違う語法で政治を語る「自由」を求めていた。
その要求は21世紀の日本国民が抱いて当然のものだと私は思うが、残念ながら、アメリカも霞ヶ関もマスメディアも、国民がそのような「自由」を享受することを好まなかった。
彼ら「抵抗勢力」の共通点は、日本がほんとうの意味での主権国家ではないことを日本人に「知らせない」ことから受益していることである。
鳩山首相はそのような「自由」を日本人に贈ることができると思っていた。しかし、「抵抗勢力」のあまりの強大さに、とりわけアメリカの世界戦略の中に日本が逃げ道のないかたちでビルトインされていることに深い無力感を覚えたのではないかと思う。
政治史が教えるように、アメリカの政略に抵抗する政治家は日本では長期政権を保つことができない。
日中共同声明によってアメリカの「頭越し」に東アジア外交構想を展開した田中角栄に対するアメリカの徹底的な攻撃はまだ私たちの記憶に新しい。
中曽根康弘・小泉純一郎という際立って「親米的」な政治家が例外的な長期政権を保ったことと対比的である。
実際には、中曽根・小泉はいずれも気質的には「反米愛国」的な人物であるが、それだけに「アメリカは侮れない」ということについてはリアリストだった。彼らの「アメリカを出し抜く」ためには「アメリカに取り入る」必要があるというシニスムは(残念ながら)鳩山首相には無縁のものだった。
アメリカに対するイノセントな信頼が逆に鳩山首相に対するアメリカ側の評価を下げたというのは皮肉である。
朝日新聞のコメント依頼に対しては「マスメディアの責任」を強く指摘したが、(当然ながら)紙面ではずいぶんトーンダウンしているはずであるので、ここに書きとめておくのである。


(私のコメント)
6月4日の株式日記では、日本の総理大臣が長期政権を維持したかったのならアメリカ大統領の前で法螺を吹いたりエルビスプレスリーの真似をして、皇帝のご機嫌を取る事が大事だと書きました。日本に85ヶ所もの米軍駐屯地がある状態では自主独立などと利用がないのが現実なのですが、霞ヶ関やマスコミはその事実を見事に隠蔽してしまっている。

日本国民は米兵に向かっては石を投げつけたりはしない。マスコミの洗脳工作によってアメリカは日本を守ってくれる良い国だと洗脳されてしまっているのです。東京の近くの厚木基地の周辺住民たちも、騒音でうるさいから何とかしてくれと政府には言うが直接アメリカに出て行ってくれと言わないのは何故なのだろうか。

都道府県の知事たちが米軍基地受け入れに反対するのはわかりますが、どうして出て行ってくれとは言わないのだろうか? アメポチはアメリカに戦争に負けたのだから仕方がないと言うが、65年経っても米軍が駐屯している事実は明らかだ。ならば日本もインディファーダするしかないのだろうか?

アメリカから見れば在日米軍基地は大変重要な基地であり、在日米軍基地が無ければ西太平洋からインド洋にいたる制海権を失うだろう。アメリカ本土西岸からインド洋はあまりにも遠すぎる。だから横須賀に第七艦隊の基地があるのですが、大戦中においても日本の空母機動部隊はインド洋まで出撃してイギリスの機動部隊を撃破している。

だからアメリカにとっては在日米軍基地は非常に重要な基地であり、ミサイル戦争の時代においても北朝鮮や中国からロシア上空を通らずにアメリカにミサイルを打ち込むには日本の領空を通らなければならない場所にある。中国のミサイル原潜が外洋に出るにしても日本から対潜哨戒機で追尾しなければならない。

だからアメリカから見れば在日米軍基地を失う事は中国ロシアからの西の壁を失う事になる。だから日本国内で反米運動が盛り上がる事に対してアメリカはマスコミを使ってコントロールしている。鳩山首相が普天間基地を海外に移転させるという事に対して、オバマ大統領は会談に応じないと言う強硬な姿勢をとったことで鳩山首相は自爆してしまった。

しかし日本にこのような反米的な政権が生まれたきっかけはオバマ大統領になるのであり、オバマ大統領はアメリカと中国で21世紀を作っていこうと演説した。これは暗に在日米軍基地は中国と仲良くしていくから要らないよというサインに思えた。だから太平洋を東西に二分轄して支配しようという話も出たくらいだ。

これは日本から見ればアメリカの裏切り行為であり、米中が手を組まれたら日本は米中に封じ込められてしまう事になる。事実日本は経済的にドルと人民元に挟まれて非常な苦境に立たされている。日本の円は90円にまで吊り上げられて人民元は安く固定されていれば日本は競争力を失っていく。

日本はアメリカを追い払うくらいの固い決意が無ければ、中国の勢力が押し寄せて来ても追い払う事は出来ないだろう。日本の防衛をアメリカに依存する事は主権を失う事につながるのであり、段階的な在日米軍基地の縮小が必要だ。これが鳩山首相の基本政策であったのですが、オバマ大統領に突っぱねられて鳩山首相は自爆してしまった。

小泉首相以降短命内閣が続いていますが、小泉首相のようにリアリストに徹する事ができなかった。外交と防衛をアメリカに丸投げしている以上は宗主国の皇帝に仁義を切らねばならない。その為には国民の支持率が高くなければならないし皇帝陛下に媚びへつらう事にも巧みでなければならない。だから気位の高い世襲議員は首相が務まらないのだろう。

今回の鳩山首相辞任の理由は政治とカネというよりも5月28日の日米合意にあり、社民党の離脱が引き金になった。国民の米軍基地反対運動がありながら日米合意を優先するのは日本の置かれた立場が完全な主権国家で無いことを証明しているのですが、今日のテレビなどでもその事を指摘するテレビキャスターは居なかった。

外務官僚も防衛官僚もアメリカの傀儡となり、日本の国民世論よりもアメリカ当局を見ている。アメリカは盛んに抑止力と言うが何からの抑止力なのだろうか。北朝鮮の核開発にも野放し状態であり、韓国の哨戒艦が沈められても何も出来ないほどアメリカは金正日から馬鹿にされている。実際米韓合同軍事演習も中止された。

菅新内閣が8日に発足しますが選挙管理内閣で9月には小沢一郎がまた出てくる。参院選挙が終われば3年間は選挙が無いからどうなるのだろうか? 管内閣で選挙に勝てば参院も過半数になり小沢一郎が代表選挙に出てくるだろうし、負ければ菅首相は引責辞任をしなければならず、連立の組みなおしで小沢一郎がまた復権して出てくるだろう。

菅内閣の長期政権を担うには小沢一郎を葬らないと無理だろう。菅首相にそれだけの力があればアメリカもそれに乗るかもしれない。アメリカは東京地検を動かして小沢を起訴するからだ。検察審査会では再び起訴となるだろう。つまり管内閣もアメリカ次第なのだ。霞ヶ関とマスコミがアメリカの手先になっているから政治主導も掛け声だけだ。

米軍基地が日本にある限り霞ヶ関とマスコミはアメリカの手先であり続けるだろう。横田幕府は攘夷運動を弾圧して日本から金銀小判を持ち去り続けるだろう。黒船が横須賀に居座り続ける限り横田幕府は健在であり平成維新はやって来る事は無い。

コメント欄には盛んに外国人参政権がどうのこうのと書き込んでいる人がいるが、首相や外相や防衛相が外人に取り込まれている状況に危機感を持たないのだろうか? 外国人参政権、外国人住民基本法、重国籍法、夫婦別姓等の闇法案を背後で煽っているのが韓国や中国だけではなくアメリカも外国人移民を入れろといっているが、経団連も外国人労働者受入れに積極的だ。米中がグルになって日本に外国人移民受入れを迫っているのだ。外人を追い払うには米軍基地の外人に出て行ってもらうことが一番先にすることだ。

最近の若者は髪の毛を金髪に染めて目には青いコンタクトをしてアメリカ人気取りの若者が多い。マスコミに洗脳されて頭がおかしくなっているのだろう。


 

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