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我々は、盛大なペテンに引っ掛っている。
http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/685.html
投稿者 影の闇 日時 2010 年 11 月 17 日 19:23:37: HiXvZf/FmwPNU
 

http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/248.html
の続きである。

もしも仮に「44分のビデオ」が当初から公開されていたとしよう。

国内外の反応はどうだったろうか? 
恐らくは、今或いはそれ以上に「中国漁船の意図的な衝突」のイメージが国際的にも国内的にも強烈に焼き付けられ、何らかの罪に問い、罰を下すかを逼られることになったのではないか?  少なくとも、中途半端な「解決」では済まさぬ雰囲気が形作られたに違いない。
また中国から見ても、一見、あからさまにも見える「衝突」シーンを見せ付けられたとしたら、果たして「反日世論」がこれ程までに沸騰したであろうか?

そうだとすれば、仮にあのままで行ったよりも遥かに日本に有利な状況で事態は展開し、「裁判」へと突き進むことになったかも知れない。

ー以上の事は誰が考えても読めるわけで、だからこそ何故「公開」しなかったのか?が改めて問われなければならないのである。 
一体、「ビデオの非公開」を主導したのは誰だったのか? 

一般或いは世間の大方は内閣の中心に居る仙谷官房長官であり、彼が「日中関係を慮って非公開にした」と思い込んでるが、それは100%有り得ない。 

何故なら、もしも彼が実権を持ち、しかも日中関係を配慮していたとするなら、「裁判」に掛けること自体を許さず、直ちに漁船員を釈放させただろう。
中国や台湾が「領有」を主張する地域での「裁判権」を行使すること自体、国家主権の行使であり、当該国との関係を根本から変える(悪化させる)ことを宣言するにも等しいだからだ。

つまり、「日中関係の配慮」と「裁判」は矛盾するのだ。 だからこそ、これまでは「裁判」以前の段階でコトは処理されて来たのだ。

しかもこれには間近に「先例」が有る。
小泉政権時に起きた「中国人活動家7人による尖閣上陸」事件である。
この時は、「逮捕」したその2日後に「強制送還」している。 しかもその事について、当時の阿南惟茂駐中国大使は「国内法に基づき、適切な対応が行われ、比較的早く事態が沈静に向かった」として、「外交優先」を否定しているのである。

よもや仙谷氏がこのことを、忘れたり、知らなかったわけではあるまい。
6年前と同じ様に処すれば良かったのだし、その事についての「批判」には「自民党時代と同じ」で済んだはずなのだ。 −それをやらなかった事自体、仙谷氏は言われる程には実権を持ってはいないし、指針を与えることも出来ていないー現状維持に汲々としていることを示してはいないか?

だとしたら、「ビデオ非公開」について、巷間信じられてる「仙谷主導説」とは正反対の力が働いてたと見るべきだろう。 
結論から言えば、小泉政権時とは異なる対応をする為の「道具」として、この「ビデオ非公開」は使われたのではあるまいか? 

つまり、小泉政権の時と同じ様に対処しようとした仙谷官房長官に対して、「衝突ビデオ」を示し、”これだけ(意図的なことが)明らかな以上、取調べが必要であり、早期の釈放は難しい”と現場の意向を伝えたということ(その際、「文春」が流してる謀略情報※が含まれてかも知れない)。

更に、海保から検察への段階で、「起訴する」という検察の意向を示し、もしこれを拒むのであればビデオを公開すると、逆に迫られたのではないか? 何故なら、「ビデオ公開」自体は、「広報活動」の一環として、これまで通常の業務として行われて来たのだから、起訴しないのであれば「公開」を抑える根拠は無くなる。 そして、公開したなら、冒頭で示した流れになって行くことが当然予想され得る。 と同時に、起訴させずに、早期に釈放をさせようとする政権に対して、「政治介入」とか「指揮権発動」の声が澎湃として起こり、非難の大合唱が巻き起こって、そうした「世論」の圧力に抗することはとても出来なくなるかも知れない。
 

どっちに転んでも同じ結末に向かうとすれば、「非公開」=検察に任せることの方が政権への打撃が少なくて済む−と判断したことは容易に想像出来るのである。 
国会論戦で、「船長釈放」や「ビデオ公開」に関して、仙谷が「政治介入」や「指揮権発動」の問題に度々言及したことは、「検察の意向」が在ったことを、問わず語りに語っていたのである。 そうして、無論、「検察の意向」の前には、与野党及びマスコミも、正面から異議は唱えられないだろう、という読みも在ったには違いない。 

この間、国会論戦や記者会見を通して浮かび上がった仙谷官房長官の「ビデオ非公開」への異常な執着を、以上の様に理解することが最も自然で、かつ合理的であると思われるのである。

「ビデオ漏出」とその後の展開を見て、恐らくは今、仙谷氏は、二階に上ってハシゴを下ろされた、或いは嵌められた様な感じに陥っているのではあるまいか? 誰に?

海保側には「官邸の意向」として、官邸には「現場(海保や検察)の意向」として、事実上仙谷氏の黒子役になって動かしていた瀧野官房副長官、或いは西川徹矢及び河相周夫の二人の内閣官房副長官補にである。

多くの人が勘違いしているようだが、官邸で実権を握り、切り盛りしているのは、官僚OBで、官僚側の代理人である(政治家のお守り、露骨に言えば監視役も兼ねた)これらの官房副長官(補)達なのである。

それは、官房長官が、内閣毎に、その都度替わるのに対して、旧内務省の流れを汲む自治省OBが就くのが慣例である官房副長官は長期(5.6年)が普通で、官房副長官補まで含めたら警察・公安畑出身者が必ず居り、どのように政権が激しく移り替わろうとも権力が安定的に運営されるのは、こういった中核部分が不変だからだ。

官房副長官がどのような力を持ってるのか覗わせるものとして、前回の同じ様な政権交代期の激動時に”影の総理”と呼ばれた石原信雄氏や、最近では、事実上の「指揮権発動」とされた麻生政権時の漆間官房副長官の言動を思い起こせばいい。  

「村山政権時代には大事な情報は官邸には上げなかった」と、堂々と言ってのけた柳井俊二元外務省事務次官の「証言」にある通り、情報の出し入れは官僚のサジ加減であり、それを最終的に統括しているのが事務次官会議(麻生政権まで)を主宰していた官房副長官なのである。

仙谷官房長官について、私は、見掛けは力は有りそうには見えるだろうが、権力行使といった観点から見れば、村山政権時の野坂浩賢官房長官と左程違った処に居るものではないだろうと思う。  「保安官処分」を巡って、今回の露呈したのは、まさにその事ではないか。

翼賛マスコミ命名の”赤い官房長官”、所詮社会党、或いは左翼崩れといった親米派の偏見、この国を牛耳る安保官僚の距離感を敏感に感じ取ってのレッテルであろう、と見るべきである。

そうして、権力の真実から観れば、「尖閣」においても、鮮明に顕われ出ているのは、政治家は<権力>のお飾りでしかない、ということだろう。


※オウム事件を始め、こういった謀略的な事件に関して、私は新聞・雑誌等の情報をファイルにしておくが、「文春」に関しては殆ど無い。  無論、デタラメが多いし、役に立たないからだが、その理由がお分かりだろうか? 
こういった場合、文春は、「国策メディア」というより「安保メディア」になるからである。 即ち、単なる広報・プロパガンダの枠を超え、謀略工作の役回りをも果たしているからだ。 「文春」程、「国策=買弁」という図式が当て嵌まるメディアは無い。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年11月17日 19:47:44: 5kRSrDdtRQ
もうそろそろ尖閣諸島中国漁船衝突ビデオ流出事件のニュースやブログ投稿は止めにしま専科?食傷気味。

02. 2010年11月17日 20:01:43: cg97DDBikM
日米安保利権勢力(特に米側)の力は、アメリカの国力が低下している中で、逆に相対的に増しているのでしょうか。
金のある日本に取り付いているという意味で。
小沢もこの辺りを読み違えたのでしょうかね。

それでもナイの筋書き通りには行かないと私は思いますが。


03. 2010年11月17日 20:08:43: rf16V0vTAE
>01. 2010年11月17日 19:47:44: 5kRSrDdtRQ
もうそろそろ尖閣諸島中国漁船衝突ビデオ流出事件のニュースやブログ投稿は止めにしま専科?食傷気味

ということは、「尖閣」について、事実も真実も明らかにされたとみるわけですか?


04. 2010年11月17日 20:09:22: sranX2NWZs
非常にいい投稿内容だ。読みも力作だ。

投稿者の指摘通り、実質日本を管理しているのは、官僚です。
この優秀な官僚を活用するのが、政治家なのです。

よって、優秀な官僚とまともに意見を交わせる政治家が必要なのだ。

例として、

北のあの人物が、秘密裏に日本に入国していたのは、公然の秘密なのでした。
しかし、逮捕はしなかった。泳がせていたのです。
そして、時機を見て逮捕した。
これで、あの人物の世襲の可能性は、無くなったのです。

この事件の時、小泉元首相の釈放決定は、非常に妥当だった。
警察組織は、悔しがったが、外交判断は、政治家がするのですよ。

 そのために投票で選ばれているのです。

官僚や検察、警察組織が判断、決定する権限は、ない。

 官僚の意見は、あくまで参考意見なのです。
これを大事にしなければ、いけない。
聞く耳を持たない政治家は、サボタージュされる。

 使える官僚は、活用すべきです。

したがって、今回の尖閣事件は、検察がドロをかぶっても、仕方がない。

外交とは、検察を超えて判断されるべきなのです。

仙谷官房長官の判断は、この場合、正しかったのです。

 この足を引っ張りたい勢力が、いるってこと(爆笑)。

だから、政治は、世の中は、きれい事では、いきませんよ。

 まあ、勝てば、いいんです。

     0011


05. 2010年11月17日 20:27:26: 44FtmqL1qk
もうひとつ考えられるのは、仙谷が今回の謀略の歯車のひとつでしかないというものだ
もし仙谷に「力」が無いのであれば、もう少し位 菅や前原などとの間に不協和音が聞こえてきてもおかしくない
菅はともかく、殆ど全てが明らかに前原総理に向かって突き進んでいる
仙谷が、それに加担しているのは間違いが無いのだから

06. 2010年11月17日 21:50:42: dL2IofpFD2
タイトル名に、特に同意いたします。

 国民は、「国」という無意識に自分達が内包されているとして疑いもしない、「一般には表に姿を現すことのない化け物」のペテンに掛かっているのでしょう。
 大き過ぎて見えないのか、小さすぎて見えないのか、直接出会っていないからなのか、タブーだから解明されることのない、誰一人解明しようともしない(よって、一般人には見えようのない)、無自覚なもの。
 壮大すぎて、ペテンに掛かっていることを豪にも疑わない、それが、そのものの正体ではないか。
 問われることが無く、糾されることも無い、そのモノとは。


07. 2010年11月17日 21:52:07: ssqMwP3Ywk
この記事を読んで思ったことがひとつ。
前にも誰かが潜水艦で会いに来たという記事と似ているように思うのは私だけですか。

08. 2010年11月17日 21:55:43: GEtPrIVG76
投稿者の考えの中には仙石氏以外の重要な関係者については全く無いのでしょうか。 不思議でなりません。
9月7日漁船拿捕事件発生時、海上保安庁を所管していた国土交通省大臣、9月17日内閣改造と共に外務大臣となった前原氏。
Wikipedia:偽メール事件を起し同僚議員を自殺に追いやった前歴
今回も自民党時代からの対処法を考慮することなく、青年将校並みに突撃行動と同じような行いをする前原大臣の行動は問題ないとされるのでしょうか?

次等を参照下さい。
中国と日本を殊更に対立するように仕向け、やはりアメリカに頼り辺野古基地移転は実現させ、思いやり予算やグァム移転費用の増額を図り、TPP加入で関税ゼロとし各種規制は撤廃し、外国企業の国内での更なる自由活動を保証する方向に舵を切らされているのではないでしょうか。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20101002-01-0901.html
孫崎享:中国漁船衝突事件 政府の判断ミスで日本が失ったもの

それでも次の首相として前原氏がトップとは全く不思議です。
マスコミや外務省はどこかの国に協力を惜しまない出先機関でしょうか。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201011/2010111200524
首相激減、2位に後退=トップは前原氏−次期首相候補・時事世論調査


09. 2010年11月17日 23:06:07: dJqSr1tTYM
なら民主党でそれを指摘すればいいのに
民主党誰ひとりとして言ってないことを
無視していることについてきこうか?

今の政権で自民との違いがあまりないなら
自民同様に民主党を批判していけばいいだけのこと。


10. 2010年11月18日 00:07:30: Ar2z51PvNI
>仙谷官房長官について、私は、見掛けは力は有りそうには見えるだろうが、権力行使といった観点から見れば、村山政権時の野坂浩賢官房長官と左程違った処に居るものではないだろうと思う。  「保安官処分」を巡って、今回の露呈したのは、まさにその事ではないか。

そのとおり、仙谷に協力したくないという官僚は多いようだ。
学生運動家上がりの弁護士を信頼したくないという、天皇の任官の矜持なのかくだらん見栄なのか知らんが。
情報を上げてもおざなりでとくに野党の有力議員や同じ党内の有力派閥などの仙谷が喉から手が出るほど欲しい情報も思うほど上がってきてはいないらしい。
官房長官の職を利用して情報管理を党内や野党の情報管理に使い政局の玩具にしたのは野中広務だが、官邸に情報の一元化をより強化したのは小泉とその秘書の飯島であろう。
麻生時代には副官房長官の漆間がそれを存分に使い分けて、当時の民主党小沢代表の西松スキャンダルをマスコミに吹聴したのは言うまでもない。
内閣の失態続きをつぶさに見ていると明らかに情報管理で正確な情報が上がってきていないゆえの初動のミスが後を引いている。
赤い官房長官は我が世の春とばかりに振舞っているがしょせん踊らされているマペット、酷いものだ。


11. 2010年11月18日 02:06:19: xi6GLUXaJ2
この投稿者の投稿内容はいつもモヤモヤしてるけど、ハンドルのせいなのか、
それとも自分で物を考えている(途中である)しるしなのかな。

12. 2010年11月18日 11:11:54: JTqHgt3ojg
 ビデオの流出で得をしたのは誰か、なぜマスコミは流出直後に喜んで報道したのか。テレビ局が喜んで伝えることには意図があり、真実とはかけ離れている、と考える。簡保の宿の時はある時期まで皆決して報道しなかった。(国会中継も)
 あのビデオ流出は周到に、組織的に準備され、どのように情報が拡散していったかまで全部調べられたのではないか。だから流出させた者がテレビに出て話すこともない。逮捕されないように持っていく報道の仕方が変だったと感じる。
 今になって仙谷氏は叩かれ始めた。叩かれるのは当然だ。しかし失態続きの前原氏は決して叩かれない。むしろ意図的に失態を隠して報道する。これも変だ。   官僚はあまりにも愚かな菅内閣を舐めて、いい気になり、もはや何でも出来ると思い始めたのではないか。阿修羅の中で現政権を叩く人の中には、駄目な政権に公務員は反旗を翻しても良いのだ、と考える人もいて、恐ろしさを感じる。菅内閣を辞めさせることができるのは官僚やマスコミではない筈だ。国会議員のセンセイたちはもっとしっかりしろ、とんでもない世の中になったらどうするのだ。

13. もうすぐ北風 2010年11月18日 12:54:03: 4pNSGecWzvedg : iE2MvJIGPI
12.に同意。
どうも最初からすべてが仕組まれている。
代表選直後にアーミテージが現れたのは、前原外相と尖閣事件の二つと考える。
政治介入、指揮権発動、そして44分編集ビデオの3点セットで巨大マスコミが包囲煽動する。
政権を延命するには非公開と那覇地検押し付けの罠にはまった。
仙石氏は最初からこの3点セットを封じられていたと考えると辻褄がよく合う。

最初から自滅の道だったのだ。
菅政権はすでに崩壊寸前だ。
彼らは前原を望んでいるのだろう。
http://bator.blog14.fc2.com/


14. 2010年11月18日 15:16:17: dBLszMlN8Y
12. 2010年11月18日 11:11:54: JTqHgt3ojg さん
>ビデオの流出で得をしたのは誰か、なぜマスコミは流出直後に喜んで報道したのか。テレビ局が喜んで伝えることには意図があり、真実とはかけ離れている、と考える。

ここの皆さんの書き込みには出てきませんが、得をしたのは信頼失墜の検察及び検察審査会の出鱈目ぶりを一切問題にしないマスコミだと思います。

都合の悪いことが起こると、国民の関心を他へ持っていくのが守旧派の得意とするところでしょう。

小沢さんに関わる捜査・報道の欺瞞性に目覚めた人達によるデモ等、完全無視状態ですが、相当に神経質になっていることは確かです。

流出のおかげで、小沢さんにプラスと成りかねない話題から逃げることに成功しましたね。

小沢さん復活の前に何としても前原政権を誕生させようという意図・世論誘導をマスコミから感じます。


15. 2010年11月18日 17:58:37: dmsV3LS3uM
〉02.
〉日米安保利権勢力(特に米側)の力は、アメリカの国力が低下している中で、逆に相対的に増しているのでしょうか。


これまでも、米民主党が後退すると共和党右派は活気付きましたからね。
加えて、日本はその共和党右派の牙城ですから、昨年の「政権交代」以来の日米関係の不安定化を何としても磐石なものにすることでは「日米安保利権勢力」はガッチリ手を結んでおりますので、その巻き返しだろうと思ってはいます。

丁度15年前の、細川政権から村山政権へ変わり、小沢派の退場と勢力後退で、「安保派」が巻き返し、「ナイ・イニシャチブ」ー「新ガイドライン」ー「安保再定義」へと繋がって行くように。 
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/221.html

確かに、15年前との異同を見るのは重要な視点ではあります。


〉04.
〉そして、時機を見て逮捕した。

あの事件の3.4年前に、日朝関係についても「国策」を転換しておりますから、何故今頃?と思ったし、ホントに本人なのか?とは思いましたがね。 この時日本政府が取った対応が、その後、小泉訪朝、日朝交渉における北朝鮮の誤判断にもビミョーに繋がったと思わないでもない。

〉これで、あの人物の世襲の可能性は、無くなったのです。

むしろ、私には、もしホントに御当人であったとしたら、「後継者レース」を自ら降りた行動だと思われましたね。 幾ら何でも、「次期後継者」の一人であるなら−それを自覚しているなら−単独行動は有り得ないでしょう。 どうやら本人であることは間違いない、だとしたらこの時点で、北朝鮮との関係は、基本的には、切ったということでしょう。 権力委譲における母の役割とか、遊牧民に観られる「末子相続」のことを考えましたね。 多分、相当程度「財産」を分けてもらって、「独立した」ということでしょう。 最近の「世襲」を恰も非難するかのような発言(韓国で使われる用語を使ってまでの)は、自分はもう北とは何の関係も無いのだということを言ってるのだと思いますね。


〉したがって、今回の尖閣事件は、検察がドロをかぶっても、仕方がない。

昨年の3月以降、政治の節目節目に検察が関わり、或る意味「検察政局」がこれまでずっと続いてるわけで、言わば政治は検察が主導していると言ってもいい状態です。

「尖閣」にしても、裏では別にして、少なくともオモテにおいては、表層の部分(仙谷云々)を除くと、検察を扇のカナメに置いてコトを進めてることが見て取れます。 つまり、この間の政治の煮詰まり(検察主導)が「尖閣」においても顕われ出たもの、と思います。


〉この足を引っ張りたい勢力が、いるってこと(爆笑)。


新時代の「吉田派」(通商派)vs「岸派」(安保派)の抗争かも?



〉05.
〉仙谷に「力」が無いのであれば、もう少し位菅や前原などとの間に不協和音が聞こえてきてもおかしくない


これからは、どうでしょう? まぁ、この二人は泥をかぶる気は無さそうですので、サンドバック役は任してるフシが有りますから、立ち位置は余り変わらないとは思いますがね。

〉殆ど全てが明らかに前原総理に向かって突き進んでいる 仙谷が、それに加担しているのは間違いが無い
〉08.
〉投稿者の考えの中には仙石氏以外の重要な関係者については全く無いのでしょうか。


政治家に本当に力が有ったのは田中派全盛の時代まで、です。
特に中曽根以降の四半世紀は、政治家がその力を(主に検察やマスコミによって)剥奪されて行く過程でもあったわけで、今回の投稿にしても、マスコミのライトが当たってる所だけを観るな!というのが主旨です。
まぁ、論旨は解からないでもないけど、前原がそれ程力を発揮していくのか?私には少々疑問です。
アメリカと直繋がりのパイプを持つ前原は、官僚から見ると、案外嫌な存在かも知れない。
丁度、かって天皇との間に政治家がいるのを嫌った様に。
官僚は、あくまで、アメリカー官僚ー政治家というコースしか認めないはずだから(それが己の力の源泉だから)ね。


〉06. 2
〉問われることが無く、糾されることも無い、そのモノとは。

これは色んな要素が有りますので、一口では言い表せません。 それに、これは日本だけではありませんのでね。
早い話が、「民主主義の本場アメリカ」でも、”パワーエリート”と呼ばれる存在が政治を動かしてるのは明らかなのに、多くの人の目に、それは入って来ていることなのかどうか?  民主主義は民客主義だと思う所以ですが、そもそもがこの社会の構成もそのように成っていますしね。 或る角度から観れば、我々は消費する主体であり、主人公ですが、別の角度から観たら”お客さん”なのですから。


〉07. 2
〉前にも誰かが潜水艦で会いに来たという記事と似ているように思うのは私だけですか。

もちろん、アナタだけです。 ww

〉なら民主党でそれを指摘すればいいのに 民主党誰ひとりとして言ってないことを 無視していることについてきこうか?


民主党は政党の態を成していない、ということです。 ただ政治家が集まっただけーそれは、菅が「全員参加の民主党」と言ったことの裏返しです。 加えて、自民党もそうですが、今の民主党には、小沢氏以外には、政党政治家の要件を満たす者が殆ど居なくなった。


〉今の政権で自民との違いがあまりないなら自民同様に民主党を批判していけばいいだけのこと。


論旨が丸で理解されておりません。 表舞台に現れてる政治家=木偶を観て云々しても意味が無いということ。


〉11.
〉この投稿者の投稿内容はいつもモヤモヤしてるけど、ハンドルのせいなのか、

さあ〜て、
まぁ、言い切りで終わらせようとは思ってないので、それなりに布石を打った書き方は心掛けてはおりますがね。


16. 2010年11月18日 21:19:29: qYRJDNeW4A
>>15さん
遅ればせながら、前回、投稿分から通して読ませていただきました。
私は>>08さんと見方が全く同じだったので、内容は興味深かったです。
前原がアメリカ同様に「日米関係さえ磐石になるなら領土などどうでもいい」
という官僚にも使われたとしたら、やはり捨て駒かもしれません。
彼自身には元々、政治的才能は無いと思います。

しかし、その上でお聞きしたいのですが、
アメリカは今回の尖閣諸島の件を使って日米安保の従属関係に
日本を押し込めると同時に、小泉時代のように、アメリカの利益を
最優先にした構造改革を前原を使って再び押し付けて来るというような
懸念を捨てきれないのです。操り人形として前原は素質十分じゃないですか

官僚達は小泉時代に何を考えていたのか。
彼らがアメリカとパイプを持っているとして、
そのアメリカは一体どのアメリカなのか。そして今は?


17. 2010年11月19日 01:30:56: 9OiYPX6QWo

13

利権屋の世論操作(誘導)だろ。

前原じゃ国家崩壊の触媒になるだけ。

守旧派(利権屋)もソロソロ目覚したら?

国家崩壊なら利権など吹っ飛ぶのだ!バカタレ!いい加減に目を覚ませ!


18. 影の闇 2010年11月20日 14:29:54: HiXvZf/FmwPNU : RJRd2m4A3I
>16. さん
>小泉時代のように、アメリカの利益を最優先にした構造改革を前原を使って再び押し付けて来る
>操り人形として前原は素質十分じゃないですか


それは、その通りだとは思います。 基本的にはね。
多少誤解が有ると思うのですが、我が主旨は、人形の一挙手一投足よりも黒子の動きに注目せよ、ということです。 人形の動きがおかしいと時は黒子にその因がある、と。 だって、政権交代以来一年余り、我々が見せ付けられたのはこの国の権力の実体(実態)でしょう。 ウォルフレン等から批判されて、アングロ型(2大政党制等)に化粧直ししたところで、いざ中身にまで手を突っ込んでこられそうになると、形振り構わず撥ね付ける。 よく中国を「一党独裁」と批判するけど、向こうが「党官僚独裁」なら、こちらは「国家官僚独裁」、選挙で国民が選ぶといったって、選挙の時、一瞬(自らが主権者)選んだ気になるだけ、「政権交代」の意味が全く無いということではないですか。
だから、「前原を使って再び押し付けて来る」というより、官僚がそういう形を望むのか?ということです。
小泉の場合、小泉自身の思惑と官僚の思惑、及びアメリカの思惑が一致した。 勿論、同じ意味で、前原を利用することは有り得ます。 しかしながら、あの男は利用される程政治家として有能だろうか?という思いも有ります。

〉彼自身には元々、政治的才能は無いと思います。

私もそう思います。 問題は、小泉みたいに、彼がメディアの寵児になれるだろうか?ということです。
もちろん、マスコミが寄って集って彼を祭り上げるかも知れないけど。


〉官僚達は小泉時代に何を考えていたのか。

これは、小泉時代でガラッと変わったのではなく、90年代後半、自社さきがけ政権、つまり村山内閣から橋本内閣時代に掛けての頃からでしょう。 その辺の処は下記に書いております。
見えない戦争
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/221.html


しかもそこにはある種の「時代感覚」もある。

当分、アメリカの時代は続くのだろうという見通し(思い込み)。 更に、EUの登場に見られるように、超国家的組織が実体を持ちつつある。 それに対応して、何等かの形の超国家的組織に属するとしたら、アメリカを中心とする、言うならばEUに対してAU(アメリカ連合)だろう、と。
これは、自分達の<権力>の源泉はそのアメリカによるリストラ<再建>に因ってるのだし、国民の多くがそのアメリカを”ビッグ・ブラザー”と思ってる現実もある。 従って、アメリカの在り方に合わせて、制度も自らも変えて行こうとして来ていること。 アメリカの要求と官僚の姿勢が一致したものが「年次改革要望書」なるものでしょう。 その意味で、「構造改革」について、「水戸黄門がアメリカで、官僚は助さん格さんだ」(郷原信郎)というのが本質をついている、と思います。 もちろん、悪徳代官役が政治家”抵抗勢力”です。

そうして、恐らくはAUへの地均しと捉えているのが、今回突如として登場して来たTPPなのでしょう。
EUにしてもEEC経済共同体から始まったのですからね。 何れAPECをそのように変えて行こうとアメリカは思ってるはずですが、中国の存在感と影響力が強まっておりますので、主導権確保の為に、当面TPPを拠り所にしようとしていて、そのアメリカの思惑に乗っかって行こうとしているのではないか?と。


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