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日本にとってアジア展望暗い:日本人の政経分裂深刻化 (新ベンチャー革命)
http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/890.html
投稿者 五月晴郎 日時 2010 年 11 月 20 日 20:05:23: ulZUCBWYQe7Lk
 

http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20452990.html
新ベンチャー革命2010年11月16日 No.235
タイトル:日本にとってアジア展望暗い:日本人の政経分裂深刻化
を下記のように転載投稿します。

=転載開始=

1.日本経済の未来を占う新卒就職内定率の悪化

 最近の報道によれば、2010年10月1日つけ大学新卒定期採用の内定率が57.6%と、96年政府調査開始以来最低となっているようです。この数字は、行きたくない会社に内定している学生、無期限延期の可能性のある内定などの数字が加算されていますので、実質的には新卒の半数は就職が決まっていないとみなせます。強いコネのある学生を除き、自分の希望の会社に内定している学生は稀なのではないでしょうか。

 今の大学生は、学生生活をエンジョイしているようにみえますが、卒業後の人生に関して、常に不安がつきまとっていると思います。

 2008年、リーマンショックで、日本企業の業績は軒並み急落しましたが、2010年、多くの企業は業績を元に戻しています。にもかかわらず、新卒の受け入れキャパは増えるどころか、減っているわけです、なぜでしょうか。

2.日本の若者の就職難の原因、それは日本が貧乏化しているため

 2001年、戦後稀に見る対米隷属の小泉政権誕生以来、日本の国富が、米国に吸い上げられ続け、同時に、日本以外のアジア各国の新興企業の台頭により、日本企業の国際競争力の相対的な弱体化と相まって、日本国内の貧乏化が進んでいます。

 なぜ、日本が貧乏化しているか、その貧乏化メカニズムについて本ブログにて分析済みです(注1)。今の日本は、小泉政権以降、一種の糖尿病にかかっており、われわれ国民が、汗水たらしてがんばって、いくら国富を貯めても、はじから、米国に日本国民の貯めた国富が環流する仕組みが出来上がっています、これは“新帝国循環”と呼ばれています(注1)。

 日本を貧乏化させている元凶は、日本をステルス支配している米国寡頭勢力ですが、その中核に米国戦争屋が鎮座しています。ただし、多くの日本国民は、上記、新帝国循環の構造がまったく見えていません、なぜなら、日本を日米戦争の戦利品・属国とみなす米国寡頭勢力は、巧みに、一部の日本人を手なずけて、その日本人の手によって、日本の国富が米国に密かに還流されているからです。このような、日本国民の国富をせっせと米国に還流させている親米日本人は日本政府や日銀に多数、蠢いています。なぜなら、日本政府の金融、財務、外交分野における日米関係官僚のトップ人事は米戦争屋ジャパンハンドラーに握られているからです。また日本の大手マスコミには、米戦争屋の言いなりになる日本人が多数、蠢いています。なぜなら、米戦争屋の対日支配を国民に知らせようとするマスコミ人や、米戦争屋を批判するマスコミ人はいつの間にか、左遷されることを肌で知っているからです。

本ブログでは、これらの日本人を悪徳ペンタゴン日本人と呼んでいます。彼ら悪徳ペンタゴン日本人の対米協力のおかげで、新帝国循環の構造が一般国民に知れることはありません、ただし、ネット愛好者の一部は、この構造を知っています。

なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。

3.日本が貧乏化しているのに、3.9%の経済成長率達成の不思議

 日本が貧乏化していることは、われわれ日常生活で実感できますが、日本政府は、直近の日本の経済成長率を3.9%と発表しています。日本企業の業績が回復していると連日、新聞報道されていることから、この数字はあり得ます。

 要するに、“一将功成りて万骨枯る”ということです、つまり、日本のグローバル企業を中心に企業業績は回復していますが、日本国民は貧乏化しているのです。

 なぜ、こういう現象が起きるのでしょうか、そのワケは簡単です。日本市場が収縮しているので、日本企業は落日の国内市場を見限って、海外、とりわけ高成長のアジア市場で稼いでいるからです。

4.日本企業の求める人材像に変化

 上記、日本人の若者の就職率の悪化現象と、日本企業のアジアシフトは密接にリンクしています。日本企業は、成長著しいアジア拠点で働く人材を求めています。残念ながら、それは日本人新卒ではなく、日本語のできるアジア人新卒、とりわけ中国人です。

 日本企業は、景気が悪いから日本人新卒採用を減らしているのではなく、日本語のできるアジア人新卒を求めているのです。なぜなら、多くの日本企業は中国でもうけようとしているからです。

 今の日本の産業界にとって、中国が好き嫌い、中国人が好き嫌いの議論はやってられないのです。どうやって生き残るか、それだけです。

5.日本人の政経分裂が深刻化

 上記のように、日本企業は、アジア市場、とりわけ世界最大規模の中国市場獲得に血眼(ちまなこ)となっています。

 ところが、2010年9月に起きた尖閣事件(注2)への日本人の反応で明らかなように、一部の日本人は、中国を目の仇にしています(注3、注4)。

 今の日本の大問題、それは、中国市場獲得に血眼になっている人も、尖閣事件で、中国人船長を不問、放免したと大騒ぎしている人も、同じ日本人だということです。

今、日本国家は、政官財の統合的な対中戦略の見通しがまったく立っていない有様です。これは日本の未来にとって大変、不幸です。これでは、トンビに油揚げをさらわれるのを、絶対に、止められないでしょう(注4)。日本企業は今後、中国市場で、欧州勢との競争に勝てないのみならず、台湾、韓国の企業にも勝てないと思います。

 入亜脱米の小沢・鳩山政権を潰した一部の国民に、心底、腹が立ちます。

 日本を孤立させ、日本を貧乏化させて困るのは、われら日本人のみです。アメリカ様は対日脅威が下がって大喜び、ついでに中国市場でライバル日本企業がいなくなって大喜び、アジア市場を虎視眈眈と狙う欧州企業も中国市場でライバル日本企業がいなくなって大喜び、中国、台湾、韓国の企業も、中国市場でライバル日本企業がいなくなって大喜びです。

 尖閣事件(注2)で、中国や中国人にしか目の行かない日本人のみなさん、バカな日本人め、とせせら笑っている勢力がステルス化して、日本の転落を待ち望んでいるのが見えませんか。

 自分に見えるものしか見ない人の目のことを“節穴”と言いますね。激変する国際環境の中で厳しいグローバル競争を強いられる貿易立国日本にとって、“節穴”日本人は、自分だけではなく、日本国民全体の足を引っ張っていると思います。

注1:本ブログNo.107『“自分のカネで自分が買われる”という奇病に罹った悲惨な日本』2010年4月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/12450525.html

注2:本ブログNo.193『尖閣列島での日中衝突:米国戦争屋による小沢氏の入亜脱米妨害か』2010年9月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18564238.html

注3:本ブログNo.233『米国戦争屋隷属の日本:欧州勢に先を越されて貧乏くじを引くだけ』2010年11月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20391477.html

注4:本ブログNo.234『度し難いアメリカ教信者:米国を中途半端に知る日本人』2010年11月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20426625.html

ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm

テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html

=転載終了=  

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コメント
 
01. 五月晴郎 2010年11月20日 20:44:32: ulZUCBWYQe7Lk : ZMbmXo037I
参照用
『クローズアップ現代「“新興国人材”日本企業は変わるか」覚書』
ジョン・スミスへの手紙 サイバー・ラボ・ノート (2763)
http://hiroya.web.infoseek.co.jp/
から下記転載

=転載開始=
NHKクローズアップ現代「“新興国人材”日本企業は変わるか」(2010年11月17日放送)を視聴しました。以下、その覚書です。

 日本企業の海外売上高比率では、アジア太洋州のシェアが右肩上がりで拡大している。2009年度にはアメリカ(11.3%)を抜いて、1位(12.9%)になった。

 「本社幹部は全員日本人、海外現地法人のトップの日本人」という従来のやり方に変革が迫られている。これでは、優秀な現地の人材を雇うことができない。

 2010年11月、中国上海で日本企業17社が合同で開いた就職面接会。全員が複旦大学や上海交通大学など中国トップクラスの学生。日本人と同待遇で、日本の本社で働いてもらう。

 なぜ日本人ではなく、中国人を必要としているのか。大手玩具メーカーのタカラトミー。少子化で国内市場の縮小が避けられない中、中国市場に参入したものの苦戦が続いている。

 苦戦の原因は、日本で販売している商品をそのまま持ち込んだことだ。パッケージも日本語のままのものがほとんど。ミニカーの商品は中国の安いメーカーの値段の20倍になる上、中国で人気がある車種も揃っていなかった。

 タカラトミー執行役員の黒木健一氏曰く「日本のクオリティ こだわりを全部持って中国に進出してみたが、結果的に市場で割高商品になってしまった。社員もどんどん現地化して、現地で成功するように動くことが一番の課題」。

 今回の合同面接会に参加した企業は上記のように同じ悩みを抱えており、中国人の本社採用に乗り出した。

 カゴメ副社長の大獄節洋氏曰く「自信を持って日本で商品を作ってマーケティングをしてきたが、中国でそのままのものを提供してもなかなかうまく展開できない」。

 日本の常識を打ち破る企業として、番組では楽天を紹介。本社で採用した500人のうち100人が外国人。社長の三木谷氏曰く「"日本人"という限られたプールだけでやっていた方がいいのか。世界中のタレント[才能]を入れていくのか。日本の1億3000万人と世界の50億人[世界人口は約70億人]を比べれば、そこからトップを選んできた方がいいに決まっている」

 楽天がとりわけ力を入れているのが中国市場の開拓。ネット通販の市場が既に1億人を上回っているが、成功するには中国の特殊な事情に対応しなければならない。ネット上には本物かどうか定かではない商品が溢れている。

 こういう市場を開拓するためには中国人のノウハウが欠かせない。日本語いう枠を取り払ったおかげで、優秀な中国人を獲得することができたという。

 入社3年目で執行役員に抜擢された何書勉さん。曰く「直接社長に『中国ではこういうことが大事ですよ』『中国ではそういうことはどうしても避ける必要があります』と経営層に直接アドバイスができるとすごくいいことだと思う」

 三木谷氏曰く「"日本企業とは何ぞや"という定義が大きく変わっていると思う。法律上、日本に登記しているのが本社であるということ以上のことはない」

 番組にゲストとして招かれたのは一条和生氏(一橋大学大学院教授)。曰く「大きく3つの特徴があると思います」。

「1つはボリュームゾーンへの挑戦。つまり、中底辺市場です。今までの日本企業はトップのプレミアム市場にフォーカスしていたと思いますが、高機能で値段が高くなりがちだった。」

「しかしいまや、多くの企業はそれが間違いだと気付き始めている。もっともっと大きな企業がボリュームゾーンとして存在する。しかも上に留まっているだけでは、新興企業にキャッチアップされてしまう。」

「2つ目はボリュームゾーンに対しては、従来の仕事のやり方が通用しない。まず、お客様のニーズが全然違う。日本人からは全然わからないようなニーズが出てきている。さらに、ものすごく低価格で作らないといけない。

「そのためには所謂"リバースイノベーション"の必要性が出てきた。現地でしかわからないニーズを把握するのは、とても日本人にはできない。ボリュームゾーンを取るためにはローカルな(地元の)優秀な人に頑張ってもらわないといけない。」

「(日本企業が欧米企業に人材獲得競争で負けているのは)今までのやり方が根本的に間違っているからだと思いますね。日本のやり方を押しつけるような傾向が強く、日本の文化や日本語を学ばないとわからないことが多かった。上昇志向の強い人は、そういうところには行きたくない。日本企業は優秀な方に扉を閉ざしていたというのが現実ではなかったか」

「制度においても"ガラスの天井"といった日本人中心のマネジメント、日本人中心の様々な評価制度があった。そのために能力が高い方々の希望に応えられていなかった。」

 中国での人材争奪戦は、日本企業だけでなく、外国のグローバル企業によっても行われている。中国最高峰のひとつである北京大学には、世界中の企業が殺到している。例えば、IBM、P&G、ユニリーバなど。

 マイクロソフトに関してはル・ゲイツ氏は3年前から北京大学の名誉理事を務めており、毎年10人ほどを採用している。

 また、北京大学就職指導課課長の陳永利氏曰く「(欧米企業は)教授と人脈をつくって欲しい学生を獲得しています。彼らのやり方はどんどん進歩しています」

 ある中国の学生曰く「年功序列という制度があることはわかりますが、私は優秀な人材が早く昇進する会社に入りたいです」。

=転載終了=


02. 五月晴郎 2010年11月20日 22:25:21: ulZUCBWYQe7Lk : ZMbmXo037I
参照用
@11月19日(ブルームバーグ):「米GM:中国での販売は来年15%増加へ−需要拡大が追い風に」
から下記転載

=転載開始=
11月19日(ブルームバーグ):米自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)は、来年の中国での自動車販売が需要の伸びを追い風に最大15%増加するとの見通しを示した。

  GM中国部門のケビン・ウェール社長は19日に上海から電話取材に応じ、「中国自動車市場の潜在的な力は非常に強い」と述べ、「当社の毎年の目標は市場動向に沿って高まっていく」と説明。中国は補助金などの販売奨励策を打ち切る計画だが、2011年も需要が伸び続けると予想した。

  同氏によると、GMは中国本土の今年の販売台数を最高230万台と予測している。来年の中国市場全体の伸びが10−15%に近い水準になるかどうかは、政府補助の縮小の規模次第だという。

  18日に株式再上場を果たしたGMは中国の提携先の上海汽車集団(SAICモーター)に5億ドル相当の自社株を売却した。GMの中国販売は外国メーカーでは最大。
=転載終了=


A「現代自9月の中国販売7万台超、月間ベース過去最多」
http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2010/1003/10075376.html
から下記転載

=転載開始=
【北京3日聯合ニュース】現代自動車の9月の中国内販売台数が7万3122台を記録し、月間ベース過去最多記録を更新した。同社が3日に明らかにした。
=転載終了=


03. 五月晴郎 2010年11月20日 22:51:46: ulZUCBWYQe7Lk : ZMbmXo037I
参照用
「台湾の1人当たりのGDPは、3万3800ドルとなり史上初めて日本を上回ると見られている。韓国も2018年には日本を上回る」
http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/230.html



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