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「第4章12節 チェルノブイリでの食品と人々の放射能汚染」 fair use精神による投稿  
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/501.html
投稿者 爺さん 日時 2011 年 7 月 19 日 01:11:02: pkMRoq8j2xu8g
 

ヤブロコフ博士編著「チェルノブイリ」について20名の翻訳者で2ヶ月をかけた翻訳作業が進んでいるそうです。
大学教授とご専門家が監修された、公認著作権付の翻訳本が近々出版されるそうですので、詳しくは図表付の立派なそちらを書店等でご購入下さい。ヤブロコフ博士の写真付かもしれません。
第W章13節の訳文が一般公開されています。
http://chernobyl25.blogspot.com/

待ちきれない被曝者の私は、Fair Useの精神にのっとり?、翻訳権も何もなしの翻訳を投稿します。
Yablokov博士には、翻訳権なしで非営利サイトに投稿して良いものかと、E-mailでお伺いを立てましたが返事がきません。E-mailに予告したように私は投稿してしまいます。
したがって部分ですし図表はありません、原典を参照して下さい。研究所その他固有名詞は原文のままです。
また、素通りの訳で見直しもしていません。これなら法律上黙認されるかな?

私が何を言いたいか、お分かりの方はお分かり下さると思います。
多方面から文句がつきましたら、阿修羅さん、裁判沙汰になる前に削除お願いいたします。

翻訳プロジェクトの方々が、邦訳本の出版に先立ち、ネット上に緊急に全文無料公開されることを期待します。美浜の会のECRR RECOMMENDATION 2010のように。
しなければ、私は次から次へと、家業を投げ打ち震災離婚の憂き目に会おうが、緊急翻訳投稿します。
世界中で事実上著作出版権停止状態(複数サイトから無料ダウンロード可)の他人がまとめた研究報告書は、ネットがある今、時間さえあれば誰にでも翻訳などできます。
人が死ぬか生きるか、少なくとも数百万人が何代にも渡る遺伝的ミューテーションの危機に瀕しているかもしれない今、
出版・翻訳権にこだわり、全面公開を遅らせる事はいかがなものでしょうか。
自分とは行動原理が違う方々がいるのだなとまた一つ思いました。

原文http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf p.289-p.301 

以下訳文

どんな高額な金がいかなる政府によって放射線防護に支給されようと(たとえばベルラーシにおいて2006年に3億円近くが農産物の放射能汚染を少なくするために配分された)、汚染された地域に住み、地場産の野菜・山林の産物・そして魚や狩猟の獲物を食べる人々を放射能から総合的に防護する能力は、いかなる国家も持たない。
したがって、地方レベルで放射能モニタリング能力を確立し市民が情報にアクセスできるようにすること、また地域市民が彼ら自身が地域で生産した食品をモニターし、放射線防護を積極的に組織化し遂行する能力は、最も重要である。
非常に良くあることだが、中央のモニタリング・データ集積所は、地方住民に彼らが持つべき情報を得ようとさせる確実な動機付けに欠ける。
12.1.食品の放射能モニタリング
1993年末、食品中放射線をモニターするために、BELRAD Institute は State Belarus Committee of Chernobyl Affairs の援助を受け、汚染された地域で食品をモニターするための公共放射線コントロールセンター(LCRC)を370箇所開いた。今日BELRADから利用可能な汚染された食品類に関する総合データベースは、約111.000の生乳検査を含む、340.000以上の検査結果をふくむ。
1.BELRAD データベースによれば、小規模農家からの生乳の最大15%と3つのBelarus provincesのそれ以外の食料生産物の最大80%が許容されるレベル以上のセシウム137により汚染されていた。(Table12.1 1993年度)
2.公式な許容レベルを超えて放射能汚染された食料生産物の割合は、破局後の14年間減少しなかった。それどころか、1997年にGomelとBrest地域ではその割合は増加し始めた。(Table 12.2)
3.Brest Provinceで生産され検査された生乳の最大34.3%が、許容レベル以上の放射線レベルだった。危険レベルの検査結果を示した生乳の数はMogilev ProvinceよりGomelとBrestにおいて著しく多かった。1993年から2006年にかけて今日レベルを超える生乳検査検体数は少しばかり減少した。(Table 12.3)
4.危険な生乳検体の割合は年々顕著に増加した。例えば、Brest Provinceでは1994年の19.3%から1995年の32.7%へ。Gomel Provinceでは2003年の9.9%から2004年の15.8%へ。Mogilev Provinceでは2004年の0.7%から2005年の7.2%へ。
5.いくつかの場所では危険なレベルのCs-137を示した生乳検体の割合は、平均を著しく上回った。例えば、2006年にGomel ProvinceのLuninetsk District、Luga村では、検体の90.7%が許容レベルを超え、そのレベルはprovince(州)平均の16倍という高さだった。

12.1.2. Ukrane
1.2000年に至ってもまだ、Cs-137のレベルは容認できるレベルを超えたままだった。Rovno Provinceのベリーとマッシュルームの80%、Zhytomir Provinceの90%、VinnitsaとCherkassk Provinceの森林ステップの24%、Volyn' Provinceの15%がそうであった。
2.Ukrainian Ministry of Healthの2000年度データによれば、Volyn'・Zhytomir・Kiev・Rovno・Chernygov Provincesにおける生乳と肉の1.1から最大70.8%が、許される限界を超えたCs-137を含んでいた。(Omelyanets,2001)

12.1.3. 他の国と地域
他の国々においてもチェルノブイリ事故の結果としての汚染に関する無視できないデータがある。
1.FINLAND. フィンランドにおける生乳・牛肉・豚肉中のCs-137レベルは、チェルノブイリ事故直後に劇的に増加した。(figure 12.1)1995年を初めとして、毎年収穫された約7.7トンのマッシュルーム(大部分はLactarium 属)は、1.600MBqのCs-137、言い換えると国民一人当たり約300BqのCs-137を含んでいた。(Rantavaara and Markkula,1999)
2.BALTIC SEA AREA. バルチック海の魚類に著しく増加したCs-137汚染が起こった。(Figuer12.2)そして淡水魚にはそれ以上の汚染が生じた。(Table12.4)あらゆる狩猟対象の獲物が重篤に汚染された。例えば、golden-eye duckではCs-137とCs-134のレベルは約6.700Bq/kgに達した。その他の水棲家禽では10.500Bq/kgに達した。(Rantavaara et al.,1987)
3.CROATIA. 破局後、小麦のCs-137濃縮は100倍以上に増加した。(fIGURE12.3)
4.france. 1997年、Vosgesにおいて、野生豚とマッシュルーム中のCs-137汚染は最大40倍基準を超過した。(Chykin,1997)
5.GREAT BRITAIN. 生乳のチェルノブイリ汚染は1986年5月に頂点に達した。そしてそれは、1985年に報告されたI-131とCs-137の平均値と比較して最大1.000倍だった。また、Sr-90については最大4倍の高さだった。(Jackson et al.,1987)破局の23年後、Great Britain's Ministry of Healthによれば、英国の369農場で、190.000匹以上に上る羊が、チェルノブイリのCs-137によって危険な程度に汚染され続けていた。(Macalister and Carter,2009)
6.ITALY. 1988年に得られたDirectorate of Nuclear Safety Health Protection の放射能測定によれば、肉・麺・パン・生乳・チーズはチェルノブイリからの放射性核種により著しく汚染され続けていた。(WISE,1988a)
7.MEXCO. 1988年メキシコはチェルノブイリからの放射能汚染を理由に3.000トンのミルク・パウダーを北アイルランドに返却した。(wise,1988b)
8.POLAND. 1987年6月、ポーランドからバングラディッシュへ船積みされた1.600トンの粉ミルクは、受け入れがたい高レベルの放射能を示した。(Mydans,1987)
9.SWEDEN. おおつのしか(Alces alces)肉の平均Cs-137体内濃度はチェルノブイリ後9-14倍高かった。破局前の平均レベル33Bq/kgと比較すると、汚染レベルは小鹿470Bq/kg、年長鹿は300Bq/kgだった。(Danell et al.,1989)
10.TURKEY. 約45.000トンの茶がチェルノブイリの放射能により1986年-1987年にかけて汚染された。そして、1986年の収穫物の3分の1以上が使用できなかった。(WISE,1988C)
11.UNITED STATES. アメリカ合衆国でチェルノブイリの結果汚染された食品は、汚染の広範囲の地理的スケールと汚染された食品類が広範囲にわたることから、特別に興味深い。政府の隠蔽にもかかわらず、(ChapterII.3詳細参照)合衆国におけるチェルノブイリ食品汚染の全貌はより明らかになりつつある。輸入食品中のチェルノブイリ由来I-131のピークは、1986年5月から6月に観察された。そしてCs-134とCs137に関しては、破局の約10から16ヵ月後にピークが見られた。(RADNET,2008,Section9,Part4)
1986年5月から1988年12月の間、FDAはI-131・Cs-134・Cs137について1.749の輸入食品サンプルをしらべた。その調査結果は極秘とされ近年の情報請求の自由後やっと得られた。(RADNET,2008)チェルノブイリ放射能により汚染された合衆国への最初の輸入食品は、検知可能なCs137を含んだノルウェーからの魚だった。その汚染は1986年5月5日に発覚した。つまり、破局の11日後だった。1986年5月から6月、輸入食品の15サンプル(大方はイタリアからのマッシュルームとチーズ、さらに加えて西ドイツとデンマークからのチーズ)がI-131レベル1.000pCi/kgを超えていることが明らかになった。1987年2月1日から10月4日までのそのようなサンプルの約44%が100pCi/kg以上の高レベルCs137を含み、5%は5.000pCi/kgを超過していた。2月5日から1987年1月25日まで(原文そのまま)のサンプルの50%以上が1.000pCi/kgの高レベルCs137を含み、約7%のサンプルは5.000pCi/kg以上含有していた。
他のデータによれば(Cunningham and Anderson, 1994)、1989年の輸入食品サンプルの最大24%が著しく汚染されていた。1990年まで25%のサンプルが汚染され、1991年には8%のサンプル、1992年には2%であった。『全般的な減少にもかかわらず、汚染された食品はFY91からFY92の期間時折発見され続けた。特に、FY91に捕獲されたヘラジカ肉はチェルノブイリ事故後見出された最高のCs137汚染を含んでいた。』つまり81.000pCi/kgだった。(Cunningham and Anderson,1944,p.1426;cit.by RADNET,2008)アメリカ連邦法規によれば、10.000pCi以上のCs-134+Cs-137を含む輸入食品は差し押さえられ廃棄されなければならない。(U.S.FDA guidelines on May 16,1986,by RADNET,2008)RADNET請求(Section9)を通して得られた政府文書は、1986年から1988年の間12件のそのような事例があった事を示している。
1986年から1988年に、チェルノブイリ放射能により汚染され合衆国に輸入された食品類は、数量が多い順に由来国を示すと次の順であった。トルコ、イタリア、オーストリア、西ドイツ、ギリシャ、エジプト、フランス、オランダ、スペイン、スイス。汚染された食品の種類を普及(prevalence)順に次に列挙すると、りんごジュース、チーズ、パスタ、オレガノ、ベリージュース、マッシュルーム、ヘイゼルナッツ、ムラサキハシバミ(Corylus sp.)、セージ(Salvia sp.)、イチジク、月桂樹の葉、茶、タイム、赤ひら豆(Lens sp.)、ジュニパー、カラウェーの実(Carum sp.)、キクジシャ(Cychorium sp.)、アプリコット、さらにはスイス・チョコレートまでも。
Table12.5は破局後アメリカ合衆国全域における地場産生乳中の放射能汚染レベルを示している。(例えばCs-137、20.3-97pCi/l) すべての測定にもかかわらず、政府由来の介入レベル(DIL)に従えば、真実は、チェルノブイリのフォールアウトは北アメリカ全領域にわたり、有害な放射性アイソトープを蓄積させた。
ヘラジカ肉内のチェルノブイリ由来Cs-134とCs-137の濃縮は、最大3.000Bq/kgだった。(RADNET,2008); Ru-106とCs-137のシダ類の若芽へのそれぞれ261、328pCi/kgだった。マッシュルーム中のCs-137の濃縮は3.750pCi/kgだった。(RANDNET,2008)
12. この他の国における食品類の放射能汚染のいくつかの事例がTable12.6.に挙げられている。Cs-137、Sr-90、Pu、Amは植物の根域に集まるにもかかわらず、それらの核種は数十年から数百年先の未来まで植物により移動される。そして農産物は、チェルノブイリにより汚染されたすべての北半球において、放射能を含み続ける。

12.2. 体内組織にとり込まれた放射性核種のモニタリング

12.2.1.ベラルーシ

食品の放射能汚染と子供たちに取り込まれた放射性核種の相関を決定するために(子供たちは放射能リスクを最も受けやすいため)、Belrad研究所は半年ごとのmid-annual実効線量と地域食品汚染レベルを把握するという観点から最も激しく汚染された地域を選出した。
1995年から2007年にかけてBELRADは約300.000人のベラルーシの子供たちに吸収された放射性核種の測定を行った。Cs-137汚染の計測は、個別放射能カウンター(IRC)"SCANNER-3"を使用して、内部被曝の自動化された複雑なスペクトロメトリーによって実行された。ウクライナ・キエフのThe Institute of Ecological and Medical Systemが装置を生産している。BELRAD研究所は8台のそのようなIRC SCANNER-3M機器を所有している。それは、線量(specific dose)と共に個人の体の中に取り込まれたガンマ放射性核種(Cs-137,Cs-134,Ca-40,Ra-226,Th-232,Mn-54,Co-60,I-131等)の活動を計測する。これはBelarus State Committeeにより標準化が保証されている。さらにまた、the State Registry of Belarus により登録されている。各々のIRCスキャナーは毎年政府の点検を受ける。すべての計測はこの委員会により推奨された手順にしたがってなされる。さらなる精度のために、BELRAD IRC SCANNER-3Mシステムはドイツの"Julich"Nuclear Centerによって検定calibrateされた。(Table12.7参照)
1. 測定はGomel Province、 El'sk Districtの Valavsk村で執り行われた。そこには159人の子供を含む800人の住民がいた。この村はCs-137汚染が8.3Ci/km2(307kBq/m2)の地域に位置している。2004年度データによれば、総年間実効線量は2.39mSv/year、内部被曝線量は1.3mSv/yearだった。
2. 地域食品汚染と(Figure12.4)子供たちの体に取り込まれた放射性核種のレベル(Figure12.5)には相関があった。
Figure12.4とFigure12.5における曲線パターンは、汚染された食品摂取の季節性変動(年内の)と子供の体へのCs-137蓄積を反映している。概して、汚染レベルは、特に重篤に汚染された食品類の摂取が増すために(マッシュルーム・ベリー・野生動物の肉)、秋と冬に増加した。(第3・第4四半期) 生乳の汚染は冬に備えて蓄えられた高レベルCs-137を含む飼料を反映している。
3. 1995年から2007年にBELRADによって調べられたベラルーシの重度汚染地域出身の約300.000名の子供たちのうち、約70-90%は15-20Bq/kg(0.1mSv/year の内部被曝に導く)以上のCs-137体内蓄積レベルを示した。たくさんの村々においてCs-137蓄積のレベルは200-400Bq/kgに達した、そしてGomelと Brest provincesの子供たちでは最大2.000Bq/kg(最大100mSv/year)になった。(Table12.7)
4. ベラルーシとウクライナは、50Bq/kgの取り込みレベルだ。このレベルは555kBq/m2のCs-137汚染を伴う地域によく見られる。ベラルーシとウクライナでは、多様な疾病と死亡率の増加、そして健康な子供たちの数の減少を示している。(Resolution,2006;またChapterII参照)
5. Gomel Provinceの Lel'chitsy District(Figure12.6)、El'sk District(Figure12.7)、Chechersk District(Figure12.8)において、著しい数の子供たちに高レベルのCs-137体内蓄積が見出された。Cs-137の最高レベルが(6.700-7.300Bq/kg)Gomel ProvinceのNarovlya地域において著しい数の子供たちに見い出された。この地域のたくさんの村において最大33%の子供たちが公式に許容される1mSv/yearを超える線量レベルであった。(Figure12.9)
6. 放射性核種の取り込みレベルは異なる器官ごとに著しく違う。(Table12.8)
7. Gomel Province住民の体内へのSr-90平均濃縮量は1991年から2000年にかけて顕著に増加した。(Borysevich and Poplyko,2002)
8. Gomel市民のPu体内汚染は、チェルノブイリ事故4−5年後、平均で3から4倍地球的レベルより高かった。(Hohryyakov et al.,1994)

12.2.2. 他の国々
1.DENMARK. Sr-90とCs-137による汚染が人間に生じた。SrはCaと一緒に蓄積し、Cs蓄積はKと同じ体組織に生じる。1992年に採集された成人人間脊髄骨内のSr-90平均含有量は18Bq(kg Ca)-1---カルシウムとの比・訳注---だった。全身計測がチェルノブイリ事故後再開された。1990年に計測されたCs-137の平均レベルは359Bq(kg K)-1だった。(Aarkrog et al.,1995)
2.FINLAND. フィンランドにおける1986年の身体負荷のピークは、Cs-134とCs137については各々6.300と13.000Bqだった。(Rahola et al.,1987) 全土の破局17年後の平均Cs-137身体負荷は約200Bq; Padasyoki市住民は3.000Bqだった。(最大値は15.000Bq) 1986年末における平均Cs-134身体負荷は730Bqだった。Cs-137の平均身体負荷は1986年12月に150から1.500Bqへと増加した。Cs-134とCs137身体負荷の最大レベルはそれぞれ6.300と13.000Bqだった。(Rahola et al.,1987)
3.JAPAN. チェルノブイリ事故前Cs-137身体負荷は約30Bq、1986年事故後から50Bq以上へと増加し、1987年5月にいまだに値は増加し続けていた。これはイングランドの250-450Bqという身体負荷に匹敵する。(Uchiyama et al.,1988) 尿中I-131濃縮のピークは成人男性で3.3Bq/mlへと増加した。(Kawamura et al.,1988) チェルノブイリ破局以前Cs-137身体負荷は約30Bq、1986年に50Bq以上に増加し、値は1987年5月に増加し続けていた。(Uchiyama and Kobayashi,1988)
4.ITALY. 1986年5月3日から6月16日の、51名の成人における平均I-131甲状腺thyroid組織結合は6.5Bq/gだった。(Orlando et al.,1986) Cs-137尿中排泄のピークは、主要なフォールアウト雲が1986年5月5日に通過した300から425日後に生じた;pv15-20Bq/day。(Capra et al.,1989)
5.GERMANY AND FRANCE. 旧ソビエト連邦外のチェルノブイリ放射性核種による人間の汚染にかんするデータが存在する。Figure12.10はドイツとフランスにおけるCs-137身体負荷レベルを示している。(ドイツ・ミュンヘン最高約1.500Bq、フランス・グレノーブル同約700Bq)
6.GREAT BRITAIN. スコットランドにおける破局後1986年の成人Cs-134+Cs-137平均身体負荷は、Cs-134,172Bq; Cs-137,363Bq; K-40,4.430Bqだった。濃縮ピークは、Cs-134,285Bq、Cs-137,663Bqだった。(Watson,1986) イングランドのCs-137身体負荷は1987年に250-450Bq。(Uchiyama and Kobayashi,1988) 英国で頚部計測された甲状腺I-131負荷は、成人最大33Bq、子供16Bqだった。(Hill et al.,1986)

12.3. 結論

チェルノブイリからのフォールアウトにより重度に汚染された地域に住むすべての人々は、低線量の慢性的放射に曝され続けている。人類はイオン化放射線を検知する感覚器官を持たない。なぜなら、イオン化放射線は視覚、嗅覚、味覚、聴覚あるいは触覚によっては知覚され得ないからだ。したがって、環境汚染のレベルを確かめるための特殊な装備なしでは、いかなるレベルの放射性核種が私たちの食品と水に含まれているか、あるいは私たちの体に取り込まれてしまっているか、知ることはできない。チェルノブイリにより汚染されたすべての地域において放射線からの安全を確実にする最も単純な方法は、取り込まれる放射性核種を警戒して食品をモニターすることだ。個別スペクトロメトリー(IRC)による取り込まれたガンマ放射性核種レベルの分析と、ベラルーシのたくさんの地域における地域食品の放射能モニタリングは、Cs-137食品汚染と人間内の、また最も重要なことだが子供たちの内の放射性核種量との間に、高い相関を示した。
この刊のU章はチェルノブイリ放射性核種汚染と結びついた公衆の健康状態悪化にかんしてたくさんの事例を詳説した。たくさんの人々が破局23年後も引き続く慢性的低線量放射線に苦しんでいる。それは主として放射能に汚染された食品を摂取することによる。重要な考慮すべき問題の一つは、同じ食事を摂るとすると子供の放射線被曝量は大人に比べて3から5倍高いという事実だ。現在、放射線負荷の90%以上は約30年の半減期を持つCs-137に負っているため、汚染された地域は雑に見積もって今後3世紀の間、危険な程度に放射性であり続ける。現存する政府の放射能モニタリング・システムは不適切であると経験は示してきた。(旧ソビエト連邦の国々においてだけでなく) 一般的に、政府のシステムは地域を選択的にカバーする。個々人を計測しないし、情報を流す際にしばしば重要な事実を隠蔽する。すべての政府に共通する要因は、彼らが直接責任を持たないことについては出費を最低限にすることだ。23年前に起きたチェルノブイリ・メルトダウンのように。だから政府が、地域コミュニティ・個々人・あるいは食品の放射能汚染データを得ようと、躍起になることはない。そのような環境下で、それは良くあることなので、公共的モニタリングの政府から独立したシステムが必要である。そのような独立システムは政府による責任と統制の代替物ではない。しかしそれは必要とされている。各家庭のための定期的自発的食品モニタリングを提供するために。このモニタリングは個々人の放射性核種レベルを左右するだろう。
私たちは、私たち自身の健康のためだけでなく、人類・植物・動物の未来の世代のためにも責任をとらなくてはならない。これら将来の世代は、最小限の放射能汚染に曝される結果生じるミューテーションによって損なわれ得る。

以上翻訳
 

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コメント
 
01. 2011年7月19日 07:33:07: pEgCpfCxXY
これは爺さんの労をねぎらうことができればいいな、
というコメントです。
一般に、著作権について作家や作者よりも出版元、版元がうるさいのです。
営業利益に響きかねないからでしょうね。
臆することなく表現として自由を行使する個人たる爺さんに
頭が下がります。
現在おかれてるような緊急事態では、爺さんのような行動力に
分があるところもあるから、ひょっとすると連中のものよりも
参照されてしまう、事態も起こりうる。
海賊版が参照元のトップをとることなんて、
なかなか日本じゃないことですから、おもしろくなりそうですね。

02. 2011年7月19日 14:45:04: h6cbKB908I
「12.2. 体内組織にとり込まれた放射性核種のモニタリング」の部分は
 熟読させていただいた。
 
このころから、Cs-137 体内蓄積レベル Bq/kg という測定が
でき、体内被曝をこういう単位で分析していた、身体負荷というのも ある。 
こういった、実際に体に蓄積したダメージ把握の分析がいい。

投稿には感謝します。


03. 2011年7月20日 01:37:44: Z93hHkt21s
投稿ありがとうございます。

原著自体も  アマゾンででさへ ドーユーワケか 入手不能。

 ニホンの国会図書館の洋書にも、ありません。
(入れてなかったの?!?!こんな重要な本を???(ほんとは?)

チェルノブイリ事故で じつは ホントハ なにが引き起こされたのか!

これを、よってたかって 過小評価し もみ消そうとした勢力がいたわけでしたよね。
国会議員せんせい!聞いてくださいな。なんでニホンの国会図書館にないの?


04. 爺さん 2011年7月20日 02:28:11: pkMRoq8j2xu8g : DMg1NqPAlU
訳間違えました、3億円でなく3億ドルでした。あしからず。

次回は、Zone of living with periodical monitoring
「定期的なモニタリングを伴う生活地域」の土壌汚染度で、どのような健康被害が出たかを、「第2章公衆衛生(公衆の健康)への影響」から抜粋します。
Cs-137レベル1Ci/km2から5Ci/km2ですので65を使用すると569Bq/kgから2846Bq/kgに相当します。
3年で現在の半分に減少すると仮定すれば、現在1138Bq/kgから5695Bq/kg位。
そこでは現在安全が叫ばれていますが、いかがなものかと。


05. 2011年7月29日 09:47:12: HyHSJtGMO5
明確な誤訳の訂正  誤字・稚拙文は放置
12.1の3.今日レベル------許容レベル
グレノーブル-------グルノーブル

06. 2011年8月09日 12:59:24: DqZ88uYEBk
シリーズは次です、
A 土壌汚染現在1138Bq/kgから5695Bq/kgで将来起こりえること。「チェルノブイリ」より抜粋
 http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/568.html
B 日本で起こり得ること ウクライナ ルギニ地区 1986年 50村中 22村1-5Ci/km2, 26村1Ci/km2以下
 http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/631.html
C 第4章14節 チェルノブイリ放射能汚染地域での放射線防御の方法「チェルノブイリ」から訳出
 http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/694.html

07. 村夫子 2013年3月05日 21:07:37 : lalVymVteDwog : Rg8hzI8aFw
元気な爺さん、労作をありがとうございます。(真面目に感謝です)
しかし、正確でない論文ですね。
たとえば、ベラルーシの重度汚染地域出身の約300.000名の子供たちのセシウムに関する部分について、Table 12.7には、【測定年月、地域、測定した子供の数(全体に対する割合)、1mSv/year以上の内部被ばくとなっている子どもの割合】はありますが、文章で説明している蓄積のレベルも、mSv/yearも出ていません。
文章で説明している数値も、15-20Bq/kg(0.1mSv/year)と2,000Bq/kg(100mSv/year)では比率が1桁違っていて明らかな誤りだし、年齢ごとに子供の体重と正確な係数を入れて比率を確認してみたところでは、体内で平衡状態に達した放射性セシウムによって生じる実効線量mSv/yearと体内のセシウム量Bqの比率が、どちらも10倍、100倍違っています。

08. 2014年4月01日 13:59:09 : GKXPQSbOmQ
なぜそりような書き方をしたのか、投稿のいずれかに述べましたが、最初から疑問でした。

つまり、参考にしようとしても、明確な比較がたいしてできない。

3年たって、来日したヤブロコフ博士の講演を聞いて、私の結論は次です。

意図的にそうした。

残念ですが、人は皆、自分の家族と一族の暮らす祖国が一番大切です。

彼らはそうしたという事でしょう。
この日本の体たらくを見ていれば、それは責められませんね、きっと。


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