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4号機の爆発、3号機から水素流入か フィルターに逆流の痕跡 (MSN産経) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/861.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 8 月 28 日 00:58:56: igsppGRN/E9PQ
 

4号機の爆発、3号機から水素流入か フィルターに逆流の痕跡
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110827/dst11082721310022-n1.htm
2011.8.27 21:31  産経新聞

 東京電力は27日、福島第1原発4号機にある換気用配管のフィルター部分の放射線量を計測したところ、3号機側から放射性物質を含む気体が4号機側に逆流したとみられる痕跡が見つかったと発表した。

 東電は4号機の爆発原因として、3号機で発生した水素が4号機の原子炉建屋に流入したためと推測しており、「3号機から流れ込んだ可能性が高まった」としている。

 東電によると、25日にフィルター表面の放射線量を計測したところ、3号機側が毎時約6・7ミリシーベルトと高く、4号機側は毎時約0・1ミリシーベルト程度だった。東電は放射性物質を含んだ気体が、3号機から4号機側に流れた証拠としている。

 水素は核燃料が損傷すると発生するが、4号機は震災当時、定期検査中のため原子炉内に核燃料はなかった。燃料貯蔵プールの核燃料もほぼ健全な状態で保たれており、4号機で水素が発生したとは考えにくく、東電が爆発の原因を調べていた。
 

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コメント
 
01. あっしら 2011年8月28日 03:10:29: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c

この期に及んでもデタラメな説明を繰り返す東電


そうでなくても、3号機の原子炉で発生した水素がベント管を通じて4号機に流入することはないが、3号機と4号機の共有排気筒につながる配管は、3月13日の3号機水素爆発の余波で破断しているから。3号機の水素が4号機に流入することはありえない。

(東電や政府がそうじゃないというのなら、いつ、何が原因で破断したのかを説明する必要がある)

>福島第1原発4号機にある換気用配管のフィルター部分の放射線量を
>計測したところ、3号機側から放射性物質を含む気体が4号機側に逆流した
>とみられる痕跡が見つかったと発表した。

ほんとに懲りない連中だな。

3号機は爆ごうレベルの水素爆発が起き、吹き飛んだ瓦礫で周辺の構造物までが激しく損傷した。
(最近のNHKのニュース画像では破断した3号機のベント管がよく映し出されている)

3号機側は破断のため周辺空間の放射性物質がベント管に入り込む状態になっているが、4号機側は原子炉に核燃料もなくベント管も“健全”なのだから放射性物質がベント管に入り込む余地は圧倒的に少ない。

だから、フィルターの両側で起きている放射線線量の差異は、3号機から気体が流入したという“奇妙な”説明を必要としない現象である。

3号機周辺は、1シーベルト/hを超える高い線量の瓦礫がごろごろしていた。破断して穴があいている3号機のベント管に粒子状の放射性物質が飛び込んでも別に不思議な話ではない。

「3号機から流れ込んだ可能性が高まった」と今なお言い続けるのなら、最低限、“3号機ベント管破断”に関する説明をする必要がある。

※ 関連投稿

「4号機「水素爆発」説を否定する決定的写真:4号機に水素を流れ込ませたとされる排気管は前日に起きた3号機の水素爆発で破断!」
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/820.html


「[最後で最大の謎]意図的に“爆破”された4号機原子炉建屋:火災説や水素爆発説の流布で国民や世界を愚弄」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/536.html

「4号機原子炉建屋“爆破”問題で火災説否定の補足」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/570.html

「R0CX945mHさんへ:4号機建屋爆破に関する自説に対する誤解の指摘と爆破の必要性に関する補足説明」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/648.html



02. 2011年8月28日 03:34:55: MjGSrat1VE
この新聞記事の内容は、3号機が水素爆発する以前に4号機側に水素が流れ込んだ、という意味に受け取れますが。違いますかね。
3号機が水素爆発した後では3号機には水素は存在しないはずです。発生しても天井がなくなっていますから、すぐに上空に拡散し、4号機には流れ込みようがありません。

03. 2011年8月28日 08:23:34: jdr0gPNXg6
3号機爆発の時に、水素の一部が爆発せずに4号機建屋に流れ込んだ?
目くらまし。
ガンダーセン氏が最近重要な指摘をしています。
プールからか、炉内からかは分からないけれど核燃料が爆発によって飛散した。
(原発構内と同程度の濃度で飯舘村で検出されたプルトニウム)
カリフォルニアで3月末に検出されたS−35から、核分裂が止まっていない。
1,2,3号機の燃料プールにある燃料棒は破損している。(取出しが困難)

04. 2011年8月28日 09:15:46: EszHBBNJY2
>>3号機で発生した水素が4号機の原子炉建屋に流入したためと推測しており、
>>。ヨ3号機から流れ込んだ可能性が高まった」としている。

素人意見だけど、3と4号機が配管経由で水素が流れていくのであれば、
同時に爆発しなければ可笑しい。
3月14日に3号機 3月15日に4号機  可笑しくないか?

恐らく隠しているが、4号機爆発は4号機のプール燃料が原因だろう。


05. 2011年8月28日 09:20:57: vYaTE3dzKU
4ゴーにはよほど知られたくない秘密が有るんだろうな。

06. あっしら 2011年8月28日 09:51:32: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c

まず、肝心な日付に誤りがありましたのでお詫びして訂正させていただきます。

【誤】3月13日の3号機水素爆発の余波で破断
【正】3月14日の3号機水素爆発の余波で破断


======================================================================================
MjGSrat1VEさん、おはようございます。

>この新聞記事の内容は、3号機が水素爆発する以前に4号機側に水素が流れ込んだ、
>という意味に受け取れますが。違いますかね。


3号機建屋における水素爆発自体が、格納容器や圧力容器の損傷を避けるための意図的な“ドライベント”で起きたと考えています。

原子炉内で発生した水素のある部分が格納容器に排出され、それが格納容器の蓋の隙間から建屋に流れ込むことはあるにしても、原子炉最上部空間にとどまっている水素のほうが多いと考えるからです。

このような論理から、3号機のベント管経由で「3号機が水素爆発する以前に4号機側に水素が流れ込ん」だ無理に考えたとしてもごく微量でしかありえず、燃焼さえ起きなかったはずです。

さらに4号機の爆発は3号機の爆発から20時間ほど経って起きていますから、14日午前に3号機から流れ込んだ水素は4号機施設内で拡散してより薄まっています。


>3号機が水素爆発した後では3号機には水素は存在しないはずです。発生しても天井
>がなくなっていますから、すぐに上空に拡散し、4号機には流れ込みようがありません。


水素の発生源は原子炉圧力容器ですから、天井がなくなっているということは圧力容器と格納容器の両方の蓋が吹っ飛んでいることを意味します。
そのような事態を回避するために、ドライベントを実施したはずです。


政府・東電のデタラメさを示しているのは、対策として屋根に穴をあけるドリルを用意するよう通達したり、12日に1号機の水素爆発を目の当たりにしているのに、3号機建屋を水素爆発に吹き飛ばしてしまったことです。

嘘とデタラメの説明で“原発はとりあえず安全”と強弁し、運転の継続や再開を認めている政府は腐り切っています。

jdr0gPNXg6さん、どうもです。

>3号機爆発の時に、水素の一部が爆発せずに4号機建屋に流れ込んだ?
>目くらまし。

目的は違いますが、目くらましであることには同意します。


>カリフォルニアで3月末に検出されたS−35から、核分裂が止まっていない。

核分裂が起き中性子線が出ていることが要因としか考えられない現象がいくつかありましたから、そのように考えています。

EszHBBNJY2さん、どうもです。

>恐らく隠しているが、4号機爆発は4号機のプール燃料が原因だろう。

4号機の使用済み燃料プールが原因であれば、それこそ、東日本は現在とは比較にならないほど壊滅的な状況になっています。
それを回避するために、4号機建屋の意図的な爆破を行ったと考えています。



07. 2011年8月28日 10:21:02: oz33FCcPgo
排気塔につながる地上の配管を通ったのか、地下の配管を通って漏れたのか、
東電ははっきり言っていないが、まずありえないと思う。

水素は非常に軽い気体で、加圧でもしない限り、配管の中を一度地面・地下に下がって
横に流れ、隣りの建屋にはいりこむことは考えられない。

3号機建屋全体に水素がめいっぱい充満し、これ以上行き場がない状態にならなければ、
そんなことは起きないだろうし、そうならもっとひどい爆発が起きていたはずだ。

そもそも建屋自体、扉が地震で開いていたりして気密が保たれていたとは思えず、
4号機に行く前にあらゆる隙間から水素が外へ漏れるだろう。

また地上の配管は排気塔につながっており、4号機に行く前に煙突から外に放出されるはずだ。>>4号機は震災当時、定期検査中のため原子炉内に核燃料はなかった。

これはウソだろう。
循環冷却前は炉内から盛んに水蒸気が上がっており、核燃料があるのは間違いない。
自衛隊が取ったサーマルマップにもはっきり発熱体が写っている。

シュラウド交換のため一度燃料プールに移動した燃料を何体か炉内に戻したところに
地震が来たのではないか。
燃料はかなり冷えていたので、1〜3号機のように激しくは溶融しなかっただろう。
それでもやはり水素が発生して爆発したのだろう。

あるいは燃料プールで同様の溶融が起きた可能性もある。
例の水中ビデオはプール内の一部しか撮影していない。
保管してある燃料すべてが健全だったかどうかはわからない。

あっしらさんとは爆発原因について意見が違いますが、3号機から水素がやって来るはずはない、
という点は一致しますね。


08. 恵也 2011年8月28日 14:00:10: cdRlA.6W79UEw : C4gE9IMu4g
>>02 3号機が水素爆発した後では3号機には水素は存在しないはずです。

俺もそう思う。
3号機側のフィルターに放射能が高かったのは、圧力容器から格納容器に燃料が
メルトダウンしたときに水蒸気爆発し、そのときに4号機の換気用配管まで核燃料
の一部が移動したものと考えれば説明がつく。

4号機の爆発は、爆発した炉と2号機の冷却にかかりっきりになってて4日間も電気
がなくて運転中でなかったため無視されて、プールの水がなくなり水素が発生した。
だからこそ3号機の爆発の”20時間も後”に4号機が爆発する事になったと思う。

東電の調査能力って凄い問題がありそうだ。
いまだに国会で事故調査委員会も出来てないというけど、東電も菅直人も腐ってる。
名古屋市長の河村が民主党を乗っ取ってくれないかね。


09. 2011年8月28日 18:21:30: EszHBBNJY2
07さん

>>そもそも建屋自体、扉が地震で開いていたりして気密が保たれていたとは思
>>えず、4号機に行く前にあらゆる隙間から水素が外へ漏れるだろう。」

そうですね。確か福島原発にいた人の証言で、地震時点ですでに外壁が壊れていた。どの号機かは解りません。
というのも、原子炉建屋はわざと壊れるように設計しているそうです。
理由は、他にもあると思いますが、『爆発が起きたときにその衝撃が外に逃げるように建物自体は壊れやすいように出来てる。
これがもし爆発でビクともしない建物だったら爆発の衝撃が外に逃げずに原子炉に大ダメージを与えるからです。』

この証言で言えば、1-2号機は建屋ではなく原子炉格納容器の水素爆発。
3号機は原子炉そのものの○○○爆発。
4号機の爆発は、○○○爆発。水素爆発でない。もし水素爆発であれば
4号機の原子炉にも燃料が有ったということになる。で原子炉格納容器が水素爆発をした。

因みにあっしらさんが言うような4号機だけ、意図的に爆破させる意味はないと思います。1−3号機の燃料だけで充分東日本は壊滅状態です。
4号機に特別な燃料があれば別ですが、それは3号機と共有プールですから。



10. 2011年8月28日 23:48:12: JZ2L9INaWw
>>01「あっしら」氏、毎度の事で三日持たんでしょう。
>>02氏、素晴らしい「慧眼」です。感服いたします。
>>07氏の、
〜3号機建屋全体に水素がめいっぱい充満し、これ以上行き場がない状態にならなければ、そんなことは起きないだろうし、そうならもっとひどい爆発が起きていたはずだ。〜
因縁つけるようですが、「その条件では酸素無い」んで爆発するんでしょうか?それとも・・・?

4号炉の建屋の爆発の衝撃波は「半球形」なんで、建屋の屋上から「爆発」が始まったと考えられます。
「燃料棒交換中に地震が発生し、制御棒が落下?蓋が開いたまま「自動運転」を開始したのでビックリ仰天、ホウ酸を投入の為、建屋を破壊」と考えられます。では、何の為に?
自衛隊のヘリによるものは散水ではなく、ホウ酸の投下だった、ということでしょうか。

つまり、建屋より高い水柱のような、「15mの高さの津波」で制御機能を喪失した福島第一原発の内、3号炉の「水素爆発」20時間後、既に破断した水素排気管を通ってきた「3号炉からの水素」が「4号炉の建屋を爆発させた」・・・。
似たようなの。
「60年代の東京ほうが、現在よりプルトニウムの降下量は多かった」
「福島からプルトニウムは飛んで来ません」
東京で核実験しとったんかい!
オマケ、
「東電はまだ会社です」。
どうも初めから・・・。


11. 2011年8月29日 07:18:06: oz33FCcPgo
>>10
>因縁つけるようですが、「その条件では酸素無い」んで爆発するんでしょうか?それとも・・・?

水素が100%になるなどあり得ません。
「もっとひどい爆発が起きていたはずだ」と言ったのは、4号機のように3号機4階でも
爆発が起きて、側壁パネルがふき飛んだだろうということです。

公衆衛生ネットワークさんも指摘されていますが、海側4階側壁を比べると、
3号機は全部残っているのに、4号機はほぼ全部吹き飛んでいます。
4階に関しては4号機のほうがひどい状況なのです。
http://phnetwork.blogspot.com/2011/05/blog-post_13.html#links

配管を通して4号機へ水素が流出するには、どういった過程が考えられるか。
非常に軽い水素はまず3号機建屋の天井付近に溜まり、さらに発生量が増て、4、3、2、1階と
順に水素が充満し、ようやく地上か地下の配管に達することになります。
ポンプで強制的に排気しない限り、上階から順に充満したと考えるしかありません。

しかし建屋は気密状態にはなく隙間だらけなので、水素はどんどん逃げてしまい、
建屋全体に充満することなどあり得ません。配管に水素が達することはないはずです。

3号機4階側壁が吹き飛んでいないのはそこまで水素が充満していなかったことを示しています。

また百歩譲って3号機から4号機へと水素が流入したとしても、どんどん漏れてしまうので、
20時間も後に激しい爆発を起こすとは考えられません。

4号機は、交換したシュラウドを始め定期点検の機材が数百トンも余計にあったので、
爆発前に地震でかなりダメージを受けていたはずです。ひび割れ、隙間だらけだったでしょう。

4月13日に4号機プールからヨウ素131が22万ベクレル/リットルも検出されています。
これはプールないし炉心で燃料溶融が起きた明白な証拠です。
東電はこれについても3号機から飛んできたとあり得ない大嘘を言っています。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110413/dst11041320180051-n1.htm

どうして使用済み燃料プールで燃料溶融が起きたことを認めようとしないのか?
それは燃料プールが全くの無防備であり、今回のような爆発を防ぐには、
原子炉と同じように格納容器に入れないといけないことが明白だからです。

これにはとんでもない費用がかかる。というより、建屋をすべて作り直さないといけない。
だからNRCも一緒になって、燃料プールは安全だ、問題ないと言い張るのです。

それで、3号機から水素が来たという噴飯ものの珍説が出てくるわけです。

 


12. 2011年8月29日 12:16:15: jgQI6ELqtc
>>10です。>>11氏、わざわざのご丁寧な説明ありがとうございます。
はい、3・4号炉の建屋は1号炉と違い、上部の鉄骨が下に曲がってますので、内側からの爆発力でないのは明白と考えます。少なくとも、天井のパネルが存在した時点での爆発はそれより「上」で発生したものと考えます。また送電線の鉄塔も足が全て内側に曲がってました。
それに、水素はロケットの燃料タンクにも閉じ込めるのが困難なものだそうです。
言われる通りだと確信できます。(放研国家団とえれえ違いや!)
では、何故1号炉の建屋は「下側から爆発」したのでしょうか?
誰かご存知ではないですか?今気が付きました。

13. 2011年8月29日 15:01:16: EszHBBNJY2
1さんから12さんまでの皆さんへ 結論が出ました。

福島4号機は稼動中でした。

今日のweb新聞各紙一斉に4号機は稼動中であり、・・・云々となっている。
どういうことでしょうか?
全新聞社が同じ論調です。 記憶のすり替えでしょうか? 

http://news.google.co.jp/news/more?pz=1&cf=all&ned=jp&ncl=dMv7VRphszRSyQMVeV7fSWhVJBfKM&topic=h

『福島第二原発4号機の原子炉格納容器の中に29日午前、震災後初めて作業員が入り、内部の調査が行われています。
 震災前には4号機まで稼働中だった第二原発は、震災による津波で、3号機以外は一時、冷却機能が失われましたが、設備の復旧や電源車による電気の供給ですべて100度以下の冷温停止状態になっています。29日午前10時から4号機の格納容器に震災後初めて作業員が入り、放射線量や空気中の放射性物質の測定が行われています。東京電力は4号機を選んだ理由として、原子炉の冷却が一番早く準備がしやすかったことを挙げています。温度や圧力を計る機器の点検は 2、3日後に行われます。調査は今後、1号機から3号機の格納容器についても実施されます。』


14. 2011年8月29日 20:01:37: 03bw0jfJsI
New Data Supports Previous Fairewinds Analysis, as Contamination Spreads in Japan and Worldwide from Fairewinds Associates on Vimeo.

この中で、ガンダーセン氏は、敷地内に亀裂が出来ていてそこから蒸気が出ている、という未確認情報に触れたあと(氏は現在のところ判断するためのデータがない、と言っています)、重要な情報2つについてコメントしています。


その一つが、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者が発表した、南カリフォルニアに飛来していた福島由来の放射性硫黄。ガンダーセン氏は、これは氏が4月上旬に言っていたように、3月11日の地震で原子炉に制御棒が挿入されて以降も核反応が続いていた、つまり、臨界状態だったことの証拠である、としています。海水中のクロルに中性子が当たると、放射性硫黄になるのです。(ビデオの中で氏はナトリウム(英語でSodium)、と言っていますが、クロルの間違い。ご当人に確認済み。)

もう一つは、2週間ほど前のアメリカの原子力規制委員会(NRC)の会議で、委員会が福島の使用済み燃料プール内の燃料が損傷していない、と述べたこと。

これが本当だとすると、実に恐ろしいことです。NRCは3月の時点で、原発から1マイル(1.6キロ)のところまで燃料棒の破片が飛び散っている、と言っています。これが、最初にNRCが言っていたように3号機の使用済み燃料プール由来でないとしたら、この破片はどこから出てきたのか。

ガンダーセン氏によると、NRCはこれらの燃料棒破片は原子炉自体から出た、と考えている、というのです。

氏はこのNRCの見解には同意できない、としていますが、もし本当に原子炉の炉心から出たとすると、それはとんでもなく深刻な事態である、とも言っています。原子炉自体が壊れて中の燃料が吹き飛んだことになるからです。

氏がビデオの中で引用しているNRCの7月28日委員会議事録はこちら。(PDFファイル)


以上の内容については皆さんどう思いますか?


15. 2011年8月29日 20:28:06: 03bw0jfJsI
14>>の補足です。あまり長いので別枠にしました。11>>さんの当たり”ですかね。11>どうして使用済み燃料プールで燃料溶融が起きたことを認めようとしないのか?
それは燃料プールが全くの無防備であり、今回のような爆発を防ぐには、
原子炉と同じように格納容器に入れないといけないことが明白だからです。

これにはとんでもない費用がかかる。というより、建屋をすべて作り直さないといけない。
だからNRCも一緒になって、燃料プールは安全だ、問題ないと言い張るのです。

それで、3号機から水素が来たという噴飯ものの珍説が出てくるわけです。


以下、ビデオ全訳。(H/T 東京茶とら猫)

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フェアウィンズ・アソシエーツ、アーニー・ガンダーセン
「新データがフェアウィンズの分析を支持/放射能汚染が日本と世界に拡大」

こんにちは。フェアウィンズのアーニー・ガンダーセンです。前回のビデオのあとで、いくつか新たな情報がありましたので、それを今日は皆さんにお知らせしたいと思います。

最初は、「ロシア・トゥデイ」で放送され、いくつかのブログでも話題になった話ですが、福島第一原発の敷地に亀裂ができてそこから煙や蒸気が出ている、というものです。その原因として、炉心がメルトスルーして格納容器から出て、地下水に触れたせいではないかといわれています。私は「ロシア・トゥデイ」からコメントを求められましたが断りました。それを肯定するにせよ否定するにせよ、信頼できる工学的なデータが十分にないと思うからです。そういう状況になっている可能性はありますが、確定的な話ができるだけの工学的なデータがまだないと思いました。

ただ、興味深いのは、地面から蒸気が噴き出すという衝撃的な話の陰に、もっと重要な問題が隠れてしまったことです。そして、そちらの問題のほうは裏づけを取ろうと思えばできると思います。

まずひとつは、先週カリフォルニアから届いた報告です。研究者グループが大気中で放射性の硫黄35を検出しました。検出されたのは3月で、福島の事故から2週間ほどたった頃です。メディアは硫黄35が「カリフォルニアで」検出されたことに重点を置いて報じましたが、この報告書には、メディアが報道しなかったはるかに重要なことが書かれています。それは、硫黄35がどうやって生まれたか、という問題です。

太平洋を越えて福島に戻ってみましょう。海水に中性子子がぶつかると硫黄ができることがわかっています。海水中のナトリウム原子[塩素、クロルの間違い。確認済み]の原子核に中性子がぶつかると、硫黄という別の原子に変わります。それが硫黄のつくられるメカニズムです。ですが、報告書によれば、カリフォルニアで検出された量の硫黄をつくるには、1平方メートルあたり4,000億個の中性子が必要です。これは膨大な数の中性子です。誰も聞かなかった質問です。その中性子はどこから来たのでしょうか?

このカリフォルニアの報告書は、私が4月3日にお話しした内容を裏づけるものだと考えています。当時は、福島の原子炉が完全には停止していないと思わせる証拠が十分にありました。思い出していただきたいのですが、津波が襲ったとき、1時間のあいだ原子炉は停止されていました。制御棒が挿入されて、あらゆる連鎖反応を停止させたのです。ところが、どうやらそのあとで連鎖反応が再び起きたように思えました。今回カリフォルニアで得られた新しいデータは、私が4月にお話ししていたことを裏づけていると思います。つまり、原子炉が停止されたあとも臨界状態が継続していたということです。

もうひとつ重要な出来事が2週間ほど前にありました。米国原子力規制委員会の会議が開かれ、スタッフが委員会の理事たちに福島の状況を説明しました。そのときの議事録へのリンクをこのビデオのページに出してあります。最初の60ページでは、福島第一原発の燃料プールにあまり問題がないと報告されています。その会議には電話で参加した人がいて、その人が重要な疑問を提起しました。それをこれから読み上げたいと思います。

質問者は「ニューイングランド・コアリション」(原発の安全性を研究するアメリカのNPO)のシャディス氏です。こういう内容でした。

「使用済み燃料プール内の燃料が損傷していないという発言を聞いて驚いています。メディアの報告からは、最大1cmを超える燃料のかけらが燃料プールから1マイル(約1.6km)以上離れたところから見つかっていると思われます。それが私の質問の第一点です。この食い違いを説明してもらえますか?」

シャディス氏が言いたいのは、燃料プールが無傷ならどうしてプルトニウムが1、2マイル(約1.6〜3.2km)離れたところから見つかったのか、ということです。

これに対する原子力規制委員会の回答は、控えめに言っても気がかりなものでした。

議事録の61ページにグローブ氏の発言としてこうあります。

「今までに発見が報じられているかけらのほとんどは、原子炉(複数)内部から来たものと思われます」

2ページうしろの63ページでは、ホラハン氏が次のように発言しています。

「敷地内にいろいろな形態で散乱している放射性物質がどこから来たかについてですが、使用済み燃料プール(複数)ではなく炉心(複数)由来である可能性のほうが高いと思われます」

プルトニウムが使用済み燃料プールから飛んできたのではなく、炉心由来のものだとすると、はるかに問題が大きいと私は考えます。4月26日のフェアウィンズのビデオを思い出してください。私は3号機の使用済み燃料プールで「即発臨界」が起きたのではないか、とお話ししました。それを裏づけるデータもたくさんありました。建屋の側面に炎が見えたことや、爆発による噴煙が高く上がったことなどです。この爆発によって、原発から1、2マイル離れた敷地外にプルトニウムが飛んだ、と私は仮定しました。原子力規制委員会が考えているのはそれより深刻な状況です。原子炉が壊れ、格納容器も壊れ、そこからプルトニウムが敷地外に放出されたというのですから。

私にはこの解釈が理解できませんし、率直に言って正しいとは思えません。やはり私は、プルトニウムを吹き飛ばしたのは使用済み燃料プールだったと考えています。ですが、もし私が間違っていて、原子力規制委員会の言うように燃料プールからではないとしたら、はるかに恐ろしい事態だったことを意味します。もし原子炉が壊れ、格納容器も壊れてプルトニウムが放出されたのなら、私たちはアメリカの原子炉の設計を真剣に見直す必要があります。

次に手短にお話ししたいのは、1号機にかぶせるテントがほぼ完成したことです。このテントによって事態が大きく改善するわけではありませんが、2つの問題は解決します。テントの目的は、敷地内の線量を下げることです。テント内の放射性物質はどこかに逃がさないと行けません。さもないとどんどん濃度が高まって、致命的なレベルになります。ですから、排気塔を使って放射性物質を排気しなければなりません。これは作業員にとってはありがたいことです。放射性物質をもっと高い高度で空中に放出できるからです。周辺地域にとっても良いことです。しかし、原発から放射性物質が放出されること自体を改善するわけではありません。

1号機にテントがかぶせられることになっても、問題が解決すると思ってはいけません。セシウムの降下を敷地から遠ざける効果しかないのです。作業員にとってはセシウムを浴びる量が減るので重要なことではありますが、地球全体で見たときに私たちが浴びるセシウムの量が減るわけではありません。

そこが今日の最後のポイントにつながります。北日本では地域全体にセシウムが大量に降下しました。日本政府は、放射能に汚染された瓦礫を焼却することを認めようとしています。キロ当たりの線量が8,000ベクレル以下であれば燃やしてもいいというのです。これは1kg当たりの崩壊数が毎秒8,000個ということです。それを焼却することを日本政府は許可しようとしています。アメリカであれば、放射性廃棄物として処分して何千年も地中に埋めなければならないレベルです。にもかかわらず、8,000ベクレルを超えなければ燃やしていいというのです。

それだけではありません。もっと心配なことがあります。放射能に汚染した瓦礫をほかの瓦礫と混ぜることを認めようとしている点です。たとえば1つのサンプルが24,000ベクレルだとしても、ほかの2つがまったく汚染されていなければ、全部足して3で割ると平均8,000ベクレルになり、燃やしてもいいことになります。

これを行なえば、深刻な問題が派生してきます。まずひとつは、原発から放出されてすでに地面に落ちた放射性物質を再び空中に拡散させることになります。しかも意図的に。周辺地域の学校や校庭ですでに除染が済んでいたとしても、瓦礫を焼却すれば再びセシウムが降ってきます。汚染された瓦礫を燃やす地域は、今現在は汚染がない状態、または汚染が少ない状態であっても、燃やすことで再び汚染され、線量が高くなるでしょう。

瓦礫の焼却によって生じる放射能の雲は、日本だけに留まっているわけではありません。もちろん太平洋を越えてアメリカの北西部にも届きます。汚染された瓦礫の焼却を認めたら、福島の事故をあらためて再現するようなものです。地面に落ちたばかりの汚染物質をもう一度空中に舞い上げるわけですから。

また、福島から比較的離れた地域でも、地面に落ちた放射性物質が川に入り、海に流れているというデータがあります。これまでは福島の原発そのものに注目が集まっていましたが、今や遠くはなれた川が汚染されて、それが海の汚染につながっています。

日本は問題に直面しています。厳しい問題に直面しています。ですが、厳しい問題に直面していることをまず認識しなければ、その問題を解決することはできません。日本政府が事の大きさをこれからも無視し続けるなら、かえって問題は長引き、最初からきちんと対処するより費用が多くかかる結果につながります。

まず、問題に直面していることを認識し、その問題が深刻なものであること、また問題解決には多額の費用がかかることを認識しなくてはいけません。しかし、問題の解決は可能です――解決すべき深刻な問題があるという認識を出発点にして対処するならば。

ありがとうございました。

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Posted by arevamirpal::laprimavera at 10:25 PM 7 comments
Labels: アーニー・ガンダーセン, フェアウィンズ, 放射性硫黄, 福島


16. 2011年8月30日 07:42:26: tcXOx0j00c
>>13氏、その記事は「福島第二」の4号機です。
慌てると、敵にポイントを与えますよ。私もよくやりますけどね。
また、これに懲りずにカキコして下さい。

んで!「福島第一」の4号機は入る気も起こらんやろ、多分。
底抜け1〜3号機の、循環冷却やら汚染水浄化やら、出来るわけないやろ!
今まで何やネン!


17. 2011年8月30日 10:42:10: 03bw0jfJsI
>01. あっしら 2011年8月28日 03:10:29: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c さんの

>意図的に“爆破”された4号機原子炉建屋について

私は4号機原子炉建屋の時、事の経過を見ながらふと、意図的に“爆破”された、と直感的な考えが頭をよぎったので、あり得ると考えている。

10>12>さんの以下に興味をもちました。そうだったんですか・

>4号炉の建屋の爆発の衝撃波は「半球形」なんで、建屋の屋上から「爆発」が始まったと考えられます。
「燃料棒交換中に地震が発生し、制御棒が落下?蓋が開いたまま「自動運転」を開始したのでビックリ仰天、ホウ酸を投入の為、建屋を破壊」と考えられます。では、何の為に?
自衛隊のヘリによるものは散水ではなく、ホウ酸の投下だった、ということでしょうか。

>3・4号炉の建屋は1号炉と違い、上部の鉄骨が下に曲がってますので、内側からの爆発力でないのは明白と考えます。少なくとも、天井のパネルが存在した時点での爆発はそれより「上」で発生したものと考えます。また送電線の鉄塔も足が全て内側に曲がってました。


18. 2011年8月30日 11:33:37: 03bw0jfJsI
17>です。
>4号機原子炉建屋の時、事の経過を見ながらふと、意図的に“爆破”された、と“直感的な考えが頭をよぎったので、あり得ると考えている。

というより当時私が、“爆破”したほうが良いのではと、事の経過を見ながらふと考えたので“意図的に爆破”したと直感した。
に訂正します。



19. 2011年8月30日 15:42:41: wKAHif7Bu6
>>10>>12>>16です。何となく見えてきました。
制御棒駆動水の煮沸によるコレットピン外れ、その後の圧力容器内の蒸気圧の制御棒挿入圧力克服による、制御棒押し出し。その後「即発臨界」、事象は装填された核燃料の違いによって異なる。

福島第一原発でメルトダウンの可能性
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/400.html
投稿者 taked4700 日時 2011 年 3 月 11 日 20:12:38: 9XFNe/BiX575U

http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/400.html#c105

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No103/kobayashi.pdf
 BWR臨界事故と日本の原子力安全文化  小林圭二

どちらにしろ、「制御棒落ち」が一番納得できる物です。
でも、事故は納得できません。
最初期の板には情報制御されない「情報」が存在している。
でも、2・4号炉が逆に謎です。


20. 2011年8月30日 23:50:50: oz33FCcPgo
側壁の壊れ方、屋根の一部が吹き飛んで垂直に落下し骨材をぶち破ったことから考えて、
4号機では1号機をしのぐ大爆発があったのは間違いない。

爆発の映像はあるに違いないが、東電は公開しないし、させない。どうしてか?

これ以上爆発映像を流すと、世論に決定的な影響を与えてしまうというのが理由の一つ。

停止中の原発でも、使用済み燃料プールあるいは炉内で燃料溶融が起きれば
水素爆発するという事実を隠したい。これがもう一つの理由。
私はこれが本当の理由だと見ています。

あっしらさんが主張されるように爆破した、あるいはされたなどの理由でも、
映像を見ればわかってしまうので公開できないでしょうね。


21. 2011年8月31日 00:04:55: oz33FCcPgo
>>14
圧力、格納容器とも壊れて、燃料が冷却水に混じってどんどん外部に流出しているのは
間違いないですが、1キロ以上遠くに燃料片が吹き飛ぶとなるとそう簡単ではありません。

3号機の原子炉上部はガレキで埋まっており、爆発して破片が外に飛散したようには
見えません。屋根の骨材も原子炉上部は残っています。

それに、原子炉の上蓋が吹き飛ぶような大爆発が起きたら、とんでもなく汚染されて、
とても敷地内にはいられないでしょう。
チェルノブイリのように多くの作業員がばたばた倒れて、そのままあの世行きだったはずです。

私はガンダーセン氏が主張される通り、燃料プール内で爆発があって飛散したものだと思います。
NRCの主張は、明らかに燃料プールから目をそらす意図があると見ています。

あるいは4号機の爆発は想像以上の規模だったようなので、4号機から出たのかも知れません。


22. 2011年8月31日 01:53:36: Qyb0AFNUTA
公表された3号機の中身が空っぽの、アメリカの衛星写真を見た事があります。
なら、3号機のメルトスルーが謎になりますね。
また、各号機建屋の使用済み燃料は、その占める原子炉の即発臨界反応により、」核反応を引き起こした可能性も存在するでしょう。
燃料ペレットの母材は劣化ウラン(U‐238)であるので、使用済み燃料にも大量に残存しているだろうし、生成したプルトニウムP-239も存在しているでしょう。
高速中性子、熱中性子どちらでも反応しそうですが、どうでしょう。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No103/kobayashi.pdf
 BWR臨界事故と日本の原子力安全文化  小林圭二

↑これ良かったです、よくなかったことを書いてありますけどね。


23. 2011年8月31日 23:13:11: 03bw0jfJsI
みなさん大変参考になりました。おりがとう〜^o^

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