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アルゼンチンのように米国はデフォルトすべし 
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投稿者 tea 日時 2011 年 2 月 15 日 20:43:53: 1W1IXELjjF6i2
 

スティグリッツはぶれないね

円資産にへばりついて円高を招いている富裕層にとっては困るだろうが
日本もデフォルトした方が後世の人々のためだろう
できれば中国にもう少し買ってもらってからw

TOP経済・時事スティグリッツ教授の真説・グローバル経済【第12回】 2011年2月15日ジョセフ・E・スティグリッツ [Joseph E.Stiglitz]
緊縮政策と債務再編の遅れで回復が見えない
アメリカの金融部門は政府に全額返済を保証するよう迫るだろう。それが莫大な社会的ムダや失業者を生み出すとしても。
ジョセフ・E・スティグリッツ(Joseph E. Stiglitz)2001年ノーベル経済学賞受賞。1943年米国インディアナ州生まれ。イェール大学教授、スタンフォード大学教授、クリントン元大統領の経済諮問委員会委員長、世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミスト等を歴任。現在はコロンビア大学教授。
 新しい年を考えるとき、前の年があまり芳しくなかった場合には、今年はもっとよい年になるだろうと希望を抱くものだ。
 ヨーロッパとアメリカにとって、2010年は失望の年だった。バブルがはじけてから3年たち、リーマン・ブラザーズの崩壊から2年あまりが過ぎて いる。09年にはわれわれは不況の瀬戸際から脱出し、10年は転換の年になるとされていた。経済が立ち直り、景気刺激のための財政支出は順調に引き下げら れるとされていた。
 11年には成長は若干鈍るかもしれないが、それは力強い回復に至る途中の小さなつまずきにすぎないと考えられていた。その後は、われわれはグレー トリセッションを悪夢として振り返ることができるだろう。市場経済──政府の思慮深い行動に支えられた市場経済──が、その強靭さを証明しているはずだ。 そう思われていたのだ。
 実際には10年は、失望どころか悪夢だった。アイルランドとギリシャの危機によってユーロの存続可能性に疑問符が付き、債務不履行の恐れが浮上し てきた。大西洋の両側で失業率は高止まりを続け、10%前後で推移した。住宅ローンを抱えていたアメリカの世帯の10%がすでに自宅を失っていたにもかか わらず、差し押さえのペースは速まっているように見えた。少なくとも、アメリカの誇る「法の支配」について疑念を生じさせた法的混乱がなかったらもっと ペースは速まっていただろう。
 残念ながら、ヨーロッパとアメリカで立てられた新年の決意は間違ったものだった。危機の原因となった民間部門の失敗と道理にもとる行為への対応 が、公的部門の支出引き締めを要求することだったのだから。そんなことをしたら、ほぼ間違いなく回復は鈍化し、失業率が容認できるレベルにまで下がるのが さらに遅れる。
次のページ>>住宅所有者の債務と政府の一部債務を減額することがカギ
 競争力の低下という事態も生じる。中国が教育や技術やインフラに投資することによって経済を前進させてきたのに対し、ヨーロッパとアメリカはこうした投資を削減してきたのである。
 政治家のあいだでは、痛みや苦しみの効能を説くのが流行になっている。その大部分を負わされるのは声を上げる手段をほとんど持たない人びと──貧 しい人びとや将来の世代──だからだろう。経済を前進させるためには、確かに一部の人がある程度の痛みを負担しなければならない。
 だが、所得分配がますます偏ってきている現状を考えると、負担するのは誰であるべきかは明白だ。今ではアメリカの総所得のおよそ4分の1を最上層の1%の人びとが手にしており、その一方で大多数のアメリカ人の所得は、今日、十数年前より低くなっている。
 要するに、ほとんどのアメリカ人は、「グレートモデレーション(大いなる安定)」と呼んでいたものだが、実際には「すべてのバブルの元凶」だった ものの分け前にあずかることがなかった。だとすると、なんの罪もない犠牲者や偽りの繁栄からなにも利益を得なかった人びとが、さらに大きな負担を本当に負 わされるべきなのか。
 ヨーロッパでもアメリカでも、人材や資源や資本はグレートリセッション前となんら変わってはいない。これらの資産は、一部が過大評価されていたに しても、おおむねそのまま残っている。民間の金融市場は、危機の前の数年間、巨大な規模で誤った資本配分を行った。そして、資源の活用不足によるムダは、 危機が始まってからさらに増大している。問題は、これらの資源を再び稼働させるにはどうすればよいか、である。
 債務の再編──住宅所有者の債務と政府の一部債務を減額すること──がカギになるだろう。それはいずれは行われるだろうが、先延ばしすればきわめて高くつくし、おまけにほとんど無意味である。
次のページ>>債務再編の後には必ず活力が生まれる
 銀行は不良債権を抱えていることを決して認めようとしなかった。そして現在は、損失を認めたくないと思っている。少なくとも、債券などの売買益 や、高い貸付利率と最低水準の借り入れコストとの大きな差によって資本を十分増強できるまでは認めたくないと思っている。金融部門は政府に全額返済を保証 するよう迫るだろう。それが莫大な社会的ムダや大規模な失業や激しい社会的苦痛につながる場合でも──また、それが銀行自身の融資の失敗の結果である場合 でも──である。
 だが、われわれが経験から知っているように、債務再編の後には必ず活力が生まれる。アルゼンチンが1999年から02年にかけて経験した悪夢を他 の国に経験させたいとは誰も思わないだろうが、アルゼンチンもあの危機の前の数年間──IMFの救済を受け、緊縮政策を取っていた時期──高い失業率と貧 困率、それに低成長とマイナス成長に苦しんだ。
 債務再編と通貨切り下げの後、アルゼンチンのGDPは数年にわたってケタはずれの急成長を遂げ、03年から07年までの平均年間成長率は9%近くに達した。09年には、国民所得は危機のどん底だった02年の2倍に増大し、危機前のピークを75%以上、上回ったのである。
 また、アルゼンチンの貧困率は危機のピーク時から約75%低下しており、グローバル金融危機にもアメリカよりはるかに少ないダメージで乗り切った (失業率は高いが、それでも8%前後にすぎない)。アルゼンチンが出直しの日をあれほど長く先送りしていなかったらどうなっていたか、あるいはさらに先送 りしようとしていたらどうなっていたかは、誰にもわからない。
 というわけで、私の2011年の希望は次のとおりだ。われわれをこの混乱に陥らせた──そして現在緊縮政策と債務再編の先送りを求めている──い わゆる金融の魔術師たちに注目するのをやめて、ちょっとした常識を働かせ始める年になってほしい。負うべき痛みがあるのなら、その主な部分はこの危機に責 任がある人びとや危機に先立つバブルから最も利益を得た人びとに負わせるべきだ。
(翻訳・藤井清美)
I dissent: New Year's Hope against Hope by Joseph E.Stiglitz:Project Syndicate,2010
 

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コメント
 
01. 2011年2月15日 20:59:30: cqRnZH2CUM
>デフォルトした方が後世の人々のため

ただし実行する前に100%暗殺されるだろう


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