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詳細レポート Re: サラリーマンの小遣い月3万6500円 4年連続減 1割以上ダウン バブル後最低に
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/321.html
投稿者 sci 日時 2011 年 7 月 04 日 11:06:08: 6WQSToHgoAVCQ
 

(回答先: サラリーマンの小遣い月3万6500円 4年連続減 1割以上ダウン バブル後最低に 投稿者 sci 日時 2011 年 7 月 04 日 10:59:46)

新生銀行グループの新生フィナンシャルによる
「2011年サラリーマンのお小遣い調査」詳細レポート
サラリーマンのお小遣いはバブル崩壊後最低額へ
*平均お小遣いは36,500円、昨年比4,100円のダウンで4年連続の減少
*お金への意識はシビアに、年金には根強い不安感
*生活防衛のため「昼食の弁当持参」は週1.84回に増加、「飲み代」も更に節約
􀂄 本アンケートは1979年以来、30年以上にわたり実施しています。(1991年、1993年、1994年を除く)
􀂄 時系列で「日経平均株価とお小遣い額の推移グラフ」を添付しています。ご参照ください。
􀂄 2002年以降のアンケート調査結果は、新生フィナンシャルのホームページよりご覧いただけます。(http://www.shinseifinancial.co.jp/aboutus/questionnaire/
<はじめに>
この1年間を振り返ると、2010年6月に鳩山内閣が総辞職し、管内閣が誕生すると、景気回復対策として高速道路無料化実験や子ども手当などが開始され、消費を促す政策が推し進められました。内閣府が2011年5月12日に発表した「景気ウォッチャー調査」では、景気の実感を示す「景気の現状判断DI」は、震災前は改善トレンドでしたが、震災の影響により3月は一時的に大きく落ち込みました。また同様に、2010年の実質国内総生産(GDP)も年率4%前後で推移していましたが2011年1〜3月期は震災の影響により年率1.0%減(速報値)となり、回復基調の景気に震災の下押し圧力が働いている状況にあるといえます。
一方、サラリーマンや家計にとっては、どのような1年だったのでしょうか。勤労統計調査による2011年3月時の給与総額は、前年同月比0.1%減と14ヶ月ぶりの減少に転じましたが、日本経団連発表の今年の夏季賞与・一時金妥結状況(第一次集計)によると夏のボーナスも2年連続で増えており、過去1年間の給与やボーナス支給額が徐々に回復してきているといえます。しかし、2009年まで続いた長い景気低迷の印象が拭えず、実感として家計に一定の安心感が戻るにはまだ時間がかかることがうかがえる調査結果となりました。厚生労働省の発表による平均有効求人倍率も、2009年4月の0.45倍を底に過去12ヶ月の間で順調に回復し、2011年3月時点で0.65倍まで回復、サラリーマンの間でも雇用に関する不安が一息ついた1年でもありました。
スーパーマーケットではディスカウント業態への転換が進む中、地域密着型や特徴的な品揃えなどニーズに的確に応える動きが出始めました。衣料品では、安くて機能的な商品開発を競い合い、外食産業でも居酒屋などで特徴を生かした安くて美味しいものを取り扱う業態が増えるなど、消費者のスマート消費に応える動きが出始めています。
4月に実施した「2011年サラリーマンのお小遣い調査」では、引き続き家計の回復感が乏しいことが垣間見られる結果となっており、平均お小遣い額は昨年調査と比較して4,100円ダウンの36,500円、昼食代の平均金額も昨年から10円減の490円となり、昼食代は最近10年間の中で最も低い金額となりました。景気回復にあいまって収入も回復傾向を見せているものの、家計の紐はまだまだ緩んでおらず、サラリーマンは依然として出費に対する防衛意識が強いことがうかがえます。 2
<調査設計>
􀂋 調査時期 2011年4月23日、4月24日の2日間
􀂋 調査方法インターネットによる調査
(専門の調査会社に依頼し、全国からサンプルを収集)
􀂋 サンプル数合計2,000名(全国の男性サラリーマン1,000名、20代から30代の女性会社員、
男性・女性パート・アルバイト1,000名)
􀂋 サンプル内訳(上段:人数 下段:%) 20代30代40代50代Total実数2582582582581,032比率25.0%25.0%25.0%25.0%100%実数129129--258比率50.0%50.0%--100%実数258258--516比率50.0%50.0%--100%実数129129--258比率50.0%50.0%--100%世代別男性パート・アルバイト女性パート・アルバイト女性会社員男性サラリーマン
※「パートナー就業状況」の%では母数は635人(=既婚者総数)
★ 表・グラフ内の数字は、特に注意がない場合は全て%です。(小数点第2位で四捨五入)
★ 調査対象のサンプルは毎年異なります。
★ 表の緑の網掛けは今回の調査から追加でとっている対象者となります。未婚既婚Total実数3976351,032比率38.5%61.5%100%実数17385258比率67.1%32.9%100%実数48333516比率93.6%6.4%100%実数122136258比率47.3%52.7%100%未既婚女性パーサラ子供なし子供ありTotal実数5125201,032比率49.6%50.4%100%実数21642258比率83.7%16.3%100%実数49917516比率96.7%3.3%100%実数17286258比率66.7%33.3%100%女性パート・アルバイト男性パート・アルバイト女性会社員子供の有無男性サラリーマン共働き・パート無職/専業主婦Total実数343292635比率54.0%46.0%100%パートナー就業男性サラリーマン300万円未満300~500万円未満500~700万円未満700~900万円未満900~1500万円未満1500万円以上Total実数126325263143147281,032比率12.2%31.5%25.5%13.9%14.2%2.7%100%世帯年収男性サラリーマン
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<調査結果の概要>
◆ 2011年のサラリーマンの平均お小遣い額はバブル崩壊後最低額の36,500円に。昨年より4,100円のダウンで4年連続の減少。また、20代〜30代の非正規雇用の平均お小遣いは2万円台前半に。
問1. あなたの1ヶ月のお小遣いはいくらですか?(昼食代含む) →P.6
◆ お小遣いは減るも、昇給があった割合は変わらず。
問2. この一年(2010年4月〜2011年3月)の間に昇給はありましたか? →P.8
◆ 理想のお小遣い額は61,300円とキープ。理想と現実のギャップがさらに開く。
問3. あなたが理想とする一カ月分のお小遣いはいくらですか?(昼食代含む) / この一年の間に、あなたのお小遣いはどのように変化しましたか? →P.8
◆ 生活は「苦しい」派が過半数以上。非正規雇用での「苦しい」感はかなり強い。
問4. お小遣い面からみて、この一年のあなたの日常生活はいかがですか? →P.10
◆ 持参弁当の割合がさらに増え、男性でも「昼食は手作り弁当」という人がさらに増加。特に20代女性会社員は週に約3日はお弁当持参。さらに非正規雇用の女性は一日の昼食代が300円台。
問5. あなたの昼食代は平均すると1回いくらですか?(弁当持参時を除く)
あなたの平均的な一週間の昼食(勤務日)の内訳はどのような感じですか?
持参弁当の割合は昨年に比べてどう変わりましたか? →P.11
◆ 仕事後の月間外食平均回数は横ばいの平均2.9回。1回の飲み代はさらに減少の3,540円へ。また、20代〜30代の非正規雇用は、男女問わず外食回数、飲み代共に全体平均より低く、特に飲み代は2,000円を切る。
問6. 仕事が終わった後、一ヶ月に平均何回くらい外で飲食をしますか?
あなたの飲み代は平均すると一回いくらですか? →P.12
◆ お小遣いが足りなくなると「使わずに我慢する」人が増加。女性会社員は預貯金を取り崩す傾向も。
問7. お小遣いが足りなくなったとき、あなたはどうやりくりしていいますか? →P.13
◆ お小遣いの使い道上位3項目は「昼食代」、「趣味の費用」、「飲み代」で昨年と変わらず。
20代〜30代の女性層は「洋服・靴などの費用」や「身だしなみのための費用」が目立つ。また、女性会社員および男性パート・アルバイトは「携帯電話代」が高い。
問8. あなたのお小遣いの使い道として、必要不可欠なものは何ですか? →P.14
◆ 仕事に対する意識は「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」が最も高く、より自分の権利を行使する傾向へ。また、20代〜30代では、「キャリアアップのためには、会社を替わってもかまわないと思うようになった」や「会社の中で出世したいと思うようになった」などの意識が高い。非正規社員は正社員化への意向が高い。
問9. 仕事に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか? →P.15
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◆ お金に対する意識はシビアになり、年金には根強い不安がある。また、男性パート・アルバイト層では諦め感も?
問10. お金に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか? →P.17
◆ 「買う前に値段をよく比較するようになった」に加え、パート・アルバイト層では「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」や「中古品でも気にしないで買うようになった」など、より慎重な消費意識。欲しいものはより安く購入し大切に長く使う。
問11. 消費に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか? →P.18
◆ 家計では交際・衣服関連にかける支出を減らし、かつ、自分のお小遣いの中からも食費を切り詰めて、貯金や趣味に回す傾向に。
問 12. この一年間で家計の出費が増えたもの/減ったものがありましたらそれぞれお知らせください
問13. 現在のお小遣いの使い道としてあてはまるものをお答えください。また、今後増やしたい/現在使っているもののなかから節約したいものがありましたらお答えください →P.19
◆ 生活時間はインターネットにかける時間が増加基調にあり、女性層でもインターネットにかける時間が増加基調にあると同時に、買い物にかける時間の低下が目立つことから全般的に内向き傾向へ。また、視聴する時間が増えたもので最も多かったのは「パソコンからインターネットで情報を検索する時間」となり、テレビや雑誌離れが進む?
問14. あなたの生活において、ここ一年ほどの間に、かける時間が増えたもの/減ったものがありましたら、それぞれお答えください。また、今後かける時間を増やしたいものについてもお答えください
問15. ここ一年ほどの間に、メディアのうち視聴する時間が増えたもの/減ったものがありましたら、それぞれお答えください。 →P.21
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問1. あなたの1ヶ月のお小遣いはいくらですか?(昼食代含む)
― 2011年のサラリーマンの平均お小遣い額はバブル崩壊後最低額の36,500円に。
昨年より4,100円のダウンで4年連続の減少 ―
全体平均 36,500円(100円台未満は四捨五入)
●年代別2011年(2010年)
●未既・婚別
●子どもの有無
20代=41,400円(44,500円)
未婚=45,700円(51,600 円)
あり=30,600円(32,100円)
30代=34,200円(40,100円)
既婚=30,800円(32,900 円)
なし=42,500円(47,600円)
40代=33,500円(38,500円)
50代=36,900円(39,400円)
●配偶者の就業状況
●居住地域
専業主婦=30,400円(30,900円)
首都圏=42,900円(51,800円)
共働き・パート=31,100円(34,900円)
関西圏=34,700円(36,700円)
東海圏=38,100円(37,300円)
その他=32,100円(36,700円)
今回の調査では、サラリーマンの1カ月の平均お小遣い額は「36,500円」となり、昨年の40,600円より4,100円のダウンとなりました。今年も引き続きダウンとなり、4年連続となりました。
お小遣い額のピークはバブル期、日経平均株価のピークを記録した1989年の翌年の76,000円でした。その後、株価の下落と連動するかのようにお小遣い額も下降傾向が続き、2004年には38,300円とバブル期から半減。その後2005年から3年間は回復基調にありましたが、2007年からは一転して4年連続の減少となり、ついに4万円を切ってバブル崩壊後最低、過去30年間で3番目に低い水準となりました。厚生労働省発表の勤労統計調査によると今年の2月までは13ヶ月連続で給与総額はプラスとなり、景気は回復基調ではあるが、家計におけるサラリーマンのお小遣い額の回復までにはもう少し時間がかかるようです。
お小遣い金額を年代別でみると、20代が最も多く41,400円、30代からは34,200円となり、40代、50代では3万円前半となっており、2年前は世代別では一番高かった30代のお小遣いもいまや20代と大きく差がひらいているのが特徴です。
2009年4月2010年4月2011年4月2010年からの増減45,60040,60036,500
-4,100-3,100-5,900-5,000-2,500
6
日経平均株価とサラリーマンの平均お小遣い額の推移(1979年〜2011年)
添付資料1 サラリーマンの平均お小遣い額の推移(1979年〜2011年) 53,00076,00070,50030,60039,60040,40034,20047,60050,60050,70054,60053,00053,80058,70060,80066,90055,80054,80060,30058,30054,9004,70038,30040,60045,40048,80046,30036,50040,60045,6006,56921,56413,84218,93417,22638,91623,84916,92519,8688,57910,67711,48916,1115,3088,86010,54610,229010,00020,00030,00040,00050,00060,00070,00080,0001979'81'83'85'87'89'92'96'982000'02'04'06'08'10'1105,00010,00015,00020,00025,00030,00035,00040,000平均小遣い額日経平均株価
日経平均株価(単位=円)
お小遣い額(単位=円)
※ 1978年以前と、1991年及び1993年、1994年については調査を実施しておりません。
政権交代で民主党政権誕生
5月に家電ECOポイント導入
子ども手当の支給開始
一部高速道路無料化
東日本大震災
米国の大手証券会社リーマン・ブラザーズの破綻により、世界の金融市場に多大な影響
小泉政権誕生
米国同時多発テロ
皇太子殿下ご夫妻に愛子内親王殿下ご誕生
東北新幹線n開通
500円効果発行
消費税導入
平均株価史上最高値
(バブル経済絶頂期)
iモード人気
地域振興券配布
商工ローン問題
阪神淡路大震災
金融破綻相次ぐ
東京ディズニーランド開業
ファミコン発売
※ グラフ中の日経平均株価は、年次データの終値を表記しています。
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問2. この一年(2010年4月〜2011年3月)の間に昇給はありましたか?
― お小遣いは減るも、昇給があった割合は変わらず ―
ダウンした
アップした
昇給の有無
「昇給あり」の割合は、前回調査の43.2%から42.4%と微減となりました。お小遣いは減っている一方で、昇給ありの割合はほぼ変わっていないことから、社会情勢や景気など、将来の不安が、お小遣いの減額に反映しているのかもしれません。
年代別でみると、「昇給あり」の人は20代で53.9%、30代で54.3%と半数を超えていますが、40代に入ると割合が減って、40代では38.4%、50代では23.3%と少なくなる傾向にあり、特に50代は昨年の27.2%から3.9ポイント低くなっています。
地域別に比べると、「昇給あり」の割合は、北海道・東北圏(34.4%)で他地域よりかなり低くなっています。一方、東海圏では「昇給あり」が50.4%と、全国で唯一半数を超えています。
世帯年収別では、年収500万円以上は、約半数が「昇給あり」と回答しているのに対し、300万円未満では約半分の24.6%にとどまるという厳しい結果が出ています。
問3. あなたが理想とする一カ月分のお小遣いはいくらですか?(昼食代含む) / この一年の間に、あなたのお小遣いはどのように変化しましたか?
― 理想のお小遣い額は61,300円とキープ。理想と現実のギャップがさらに開く ―
8
理想のお小遣いの平均額は61,300円と前回の61,300円から横ばいですが、現実のお小遣い額が下がっているため、理想額と現実額の差は24,800円と、前回(20,700円差)からさらに広がる結果となりました。また、20代では前回より理想額が7,000円以上増加しており、理想と現実の差はさらに広がっています。
全体平均 61,300円 (100円台未満は四捨五入)
〜現実のお小遣いとの差額は24,800円と前回よりも差が広がる〜
●未既婚別(理想-現実の差額)
●子どもの有無(理想-現実の差額)
●年代別(理想-現実の差額)
未婚=77,800円(32,100円)
あり=50,900円(20,300円)
20代=72,300円(30,900円)
既婚=51,100円(20,300円)
なし=72,000円(29,500円)
30代=59,100円(24,900円)
40代=52,700円(19,200円)
50代=61,300円(24,400円)
●配偶者の就業状況(理想-現実の差額)
●居住地域(理想-現実の差額)
専業主婦=49,800円(19,400円)
首都圏=76,800円(33,900円)
共働き・パート=52,300円(21,200円)
関西圏=52,100円(17,400円)
東海圏=54,400円(16,300円)
その他=55,100円(23,000円)
また、地域別では、首都圏では理想金額が76,800円で前回の75,800円から微増。2009年から2010年にかけては11,600円のダウンだったことから、理想額は底を打ち、現実的な金額に近づいているのかもしれません。関西圏では52,100円で前回の59,600円から7,500円ダウンしており、その他の地域に比べて昨年からの変動が最も大きい地域となっています。東海圏では昨年に引き続き、理想の金額の変動幅や実際のお小遣い額との乖離が最も少ない結果となりました。東海圏のサラリーマンは、環境等を踏まえた生活習慣とお小遣い額のバランスが取れていると言えるかもしれません。
お小遣いの増減は、「アップした」は6.4%にとどまったのに対して、「ダウンした」は11.5%であり、一昨年・昨年に引き続き、低下優位の結果となっています。しかし、「ダウンした」の割合が前年から5.8ポイント下がって11.5%となり、2009年は18%、2010年は17.3%であったことから、全体的にそろそろ下限に近づき、下げ止まりの傾向にあるのかもしれません。
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☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代〜30代のお小遣い額は、男性パート・アルバイト層で24,000円、女性パート・アルバイト層で20,000円となっており、男性サラリーマン層や女性会社員層が37,000円前後であることと比べると大幅に金額が少なくなっています。また、パート・アルバイト層は男女とも「ダウンした」割合が2割程度あることから、少しずつ回復基調にある景気の中でまだまだ厳しい状況にあることがうかがえます。現実額理想額(n)(円)(n)(円)50937,81751165,70325638,60525753,700男性パート・アルバイト20〜30代50924,29451247,219女性パート・アルバイト20〜30代25620,03125638,848男性会社員20〜30代女性会社員20〜30代
問4. お小遣い面からみて、この一年のあなたの日常生活はいかがですか?
― 生活は「苦しい」派が過半数以上。非正規雇用での「苦しい」感はかなり強い ―
「お小遣い面からみて、この一年間のあなたの日常生活はゆとりがあるか、苦しいか」と尋ねた質問では、「ゆとりがある」人が42.3%に対して、過半数以上の57.7%が「苦しい」と答えています。苦しいという意識は前回より若干薄まったものの、「苦しい」派が「ゆとりがある」派を上回る状況は変わりませんでした。
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年代別に見てみると、20代では昨年よりは下回るものの、57%が「ゆとりがある」派で、「苦しい」派の43%を上回っている状況は変わりませんでした。その他の特徴としては、昨年のように30代では「苦しい」派が6割を超えるということはなく、お小遣いが増えない中でうまくやりくりをコントロールできるようになったことがうかがえます。
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
前述のように20代男性サラリーマン層では生活にややゆとりが感じられる結果でしたが、20代〜30代の女性パート・アルバイト層では66.7%、男性パート・アルバイトでは76.4%が「苦しい」と感じており、非正規雇用層での苦しい感はかなり強いようです。
問5. あなたの昼食代は平均すると1回いくらですか?(弁当持参時を除く)
あなたの平均的な一週間の昼食(勤務日)の内訳はどのような感じですか?
持参弁当の割合は昨年に比べてどう変わりましたか?
― 持参弁当の割合がさらに増え、男性でも「昼食は手作り弁当」という人がさらに増加。
特に20代女性会社員は週に3日はお弁当持参、更に非正規雇用の女性は一日の昼食代が300円台 ―
サラリーマンのお小遣いの使い道として欠かせないものである昼食代。2007年に600円台から500円代へと落ち込み、その後500円台後半で推移したのち、昨年はついに500円となり、今年はさらに10円安の490円と過去11年間のワースト記録を更新しました。低価格ランチや、200円台からの弁当など、より低価格で昼食を食べられることが当たり前のようになったことも理由のひとつと考えられます。
昼食代を削減した結果なのか、一週間の勤務日数における持参弁当回数が、前回は1.5回だったものが1.8回に増加しています。特に20代、30代ではその割合が高く、週に2回前後が持参弁当になっているようです。また、外食の回数が昨年より0.2回増えていることから、持参弁当を増やしつつ、低価格なランチで外食も楽しんでい
これまでの平均昼食代
2011年=490円
2010年=500円
2009年=590円
2008年=570円
2007年=590円
2006年=650円
2005年=660円
2004年=650円
2003年=670円
2002年=690円
2001年=710円
※1円単位を四捨五入
昼食の内訳(※)
持参弁当 1.8回(+0.2)
弁当(コンビニなど) 1.3回(+0.1)
社員食堂 1.1回(±0)
外食 1.1回(+0.2)
その他 0.3回(±0)
※平日勤務日の昼食回数の内訳を回答。カッコ内は昨年と比較した増減回数。
11
るようです。
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代男性サラリーマン層では昼食代が昨年から80円減の460円にまで低下していますが、女性はさらにその傾向が顕著で、女性パート・アルバイト層では昼食代は360円と最低額になっています。持参弁当についても、女性層での平均回数がやや多くなっており、女性会社員層は2.7回、女性パート・アルバイト層は2.2回となっています。また、外食頻度の低さも際立っており、女性会社員及び男性パート・アルバイト層では0.7回、女性パート・アルバイト層では0.4回と1回を下回っています。
このように若年層においてはお小遣いが減少し続ける中で、食事代を節約しようとする強い傾向が見て取れます。(n)男性会社員20〜30代5161.011.971.271.090.050.30女性会社員20〜30代2580.652.671.460.620.060.42男性パート・アルバイト20〜30代5160.681.392.100.240.070.72女性パート・アルバイト20〜30代2580.432.161.270.260.120.65おごってもらうその他外食持参弁当購入した弁当社員食堂昼食代(n)(円)男性会社員20〜30代484479女性会社員20〜30代234473男性パート・アルバイト20〜30代491412女性パート・アルバイト20〜30代241362
問6. 仕事が終わった後、一ヶ月に平均何回くらい外で飲食をしますか?
あなたの飲み代は平均すると一回いくらですか?
― 仕事後の月間外食平均回数は横ばいの平均2.9回。
1回の飲み代はさらに減少の3,540円へ。20代〜30代の非正規雇用の飲み代は2,000円を切る ― (円)(円)今年昨年今年昨年今年昨年全体2.92.93,5404,19010,26612,15020代3.84.13,6203,65013,75614,97030代2.73.03,7404,25010,09812,75040代2.52.43,4304,0508,5759,72050代2.61.93,3704,8208,7629,160未婚4.04.13,5703,96014,28016,240既婚2.22.03,5204,3507,7448,700子どもあり2.12.03,6004,3407,5608,680子どもなし3.73.63,4704,06012,83914,620専業主婦2.12.03,6604,4207,6868,840共働き2.32.03,4004,2907,8208,580※10円台未満は四捨五入※1ヶ月の飲み代(平均)=1回の飲み代X外食回数で算出1ヵ月の飲み代(平均金額)(回数)1ヵ月の外食回数(平均回数)1回の飲み代(平均金額)
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仕事後の月間外食回数は、昨年まで3年連続のダウンでしたが、今年は昨年と同じ2.9回と下げ止まりました。一方、1回あたりの飲み代の費用は引き続き減少が続いており、去年の4,190円から650円ダウンの3,540円となりました。2009年は5,170円だった飲み代も2年余りで1,600円以上も下がっています。サラリーマンは昼食にかける費用だけでなく、外食の回数も控え、1回あたりの飲み会でも節約をしようとする傾向が引き続きあります。
外食回数を年代別で比較すると、最も多いのは20代の3.8回ですが、50代のみ2.6回と昨年から0.7回増加しています。ただし、一回の金額は大幅に削減されていますので、金額を抑えて回数を増やすなどの工夫をしているのかもしれません。
飲み代は、20代以外のどの年代でも軒並み大幅な削減が見られますが、前述のように50代は1,500円近くも金額が下がっていることが大きな特徴です。昨年まではどの年代でも50代は一番単価が高かったのですが、今年は一転し年代別の最低額になったことから、「若い者におごる」という文化もなくなってきているのかも知れません。また今後の見通しですが、この夏は節電に向けてのサマータイムが多くの企業で導入され、そのサラリーマンをターゲットに、早い時間からの割安感のある商品を投入する居酒屋が登場するなど、さらに飲み代の単価が低くなることも想定されます。
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代〜30代男性サラリーマン層では、回数は若干減っているものの、特に20代では一回の飲み代は微減で、飲みニケーション費用はそれほど削減していないようです。一方、男女パート・アルバイト層では外食や飲み代を大幅に節約している傾向がうかがえ、特に女性パート・アルバイト層では、外食は月に1.5回、飲み代は一回あたり1840円と、顕著な内向きの傾向にあるようです。どの年代でも飲み代が減少しているため、20代〜30代が先輩におごってもらう機会も減ったことも関係があるかもしれません。(回数)(円)(円)1ヵ月の外食回数(平均回数)1回の飲み代(平均金額)1ヵ月の飲み代(平均金額)全体(男性サラリーマン)2.93,54010,266 20~30代 男性サラリーマン3.33,68012,144 20~30代 女性会社員2.92,3506,815 20~30代 男性パート・アルバイト2.31,6203,726 20~30代 女性パート・アルバイト1.51,8402,760
問7. お小遣いが足りなくなったとき、あなたはどうやりくりしていますか?
― お小遣いが足りなくなると「使わずに我慢する」人が増加。女性会社員は預貯金を取り崩す傾向も ―
大切に使っているお小遣いが、もし足りなくなってしまったら・・・みなさんがこのピンチをどう乗り切っているのか尋ねたところ、過半数の60%が「使わずに我慢する」と答えました。以下、「預貯金を取り崩す」(33%)、「家計から捻出する」(23%)などが続いています。 2009年から3年通じて順位は変わっておりませんが、依然「使わずに我慢」する人が多数派のようです。
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☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代〜30代層におけるお小遣い不足時の対応は、女性会社員層では、「預貯金を取り崩す」がもっとも高く41.1%、男性パート・アルバイト層では、3分の4の75.4%が「使わずに我慢する」と回答しています。また、女性パート・アルバイト層では、「アルバイトをする」が10.9%、「親、兄弟に頼る」が9.3%となり、20代〜30代のパート・アルバイト層では、収入自体がそれほど多くなく、そのため蓄えも少ないことから、お小遣い不足時には、収入を増やすか、親、兄弟に頼らざるをえない状況がうかがえます。
問8. お小遣いの使い道として、必要不可欠なものは何ですか?
― お小遣いの使い道上位3項目は「昼食代」、「趣味の費用」、「飲み代」で昨年と変わらず。
20代〜30代の女性は「洋服・靴などの費用」や「身だしなみのための費用」が目立つ。また、女性会社員および男性パート・アルバイトは「携帯電話代」の割合が高い。
お小遣いの使い道として外せないものを尋ねたところ、「昼食代」(51.4%)が最多で、これに「趣味の費用」(48.3%) 、「嗜好品代」(37.0%) 、「飲み代」(35.9%)が続き、全般に、前回との大きな差異はありませんでした。
年代別の特徴としては、20代では「携帯電話代」(36.0%)や「車関係・ガソリン代」(34.1%)が比較的高く、30代では「雑誌・書籍代」が、40代では「職場の部下への気配り」、50代は「飲み代」(41.5%)がそれぞれ他の年代より高くなって
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おり、年代により使い道に特徴が見られます。
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
女性は会社員、パート・アルバイト層ともに「洋服・靴などの費用」や「身だしなみのための費用」が目立ちます。また、20代は未婚率が相対的に高いからか技術革新に敏感であるからか「携帯電話代」は全般的に他の世代に比べ高く、さらに、高機能化したiPhoneやAndroid携帯などのスマートフォンの広がりにより、携帯料金のお小遣いに占める割合が増えているのかもしれません。昼食代趣味の費用嗜好品代飲み代雑誌・書籍代車関係・ガソリン代携帯電話代身だしなみのための費用(散髪代など)家族への気配り※洋服・靴などの費用喫茶代職場の部下への気配り※資格取得のための費用その他全体51.448.33735.928.826.625.119.416.915.514.48.85.62.7(前回)52.945.735.439.029.724.929.518.915.315.715.29.97.91.620代50.850.034.934.926.434.136.025.214.322.117.17.06.61.230代48.148.836.433.332.221.325.221.719.415.914.36.68.52.340代50.846.538.833.727.526.721.317.118.613.613.611.23.93.950代55.847.738.041.529.124.417.813.615.110.512.810.53.53.5未婚57.249.935.031.231.739.344.126.28.822.213.96.38.60.8既婚47.747.238.338.726.918.713.215.121.911.314.810.43.83.9(n)昼食代趣味の費用嗜好品代飲み代雑誌・書籍代車関係・ガソリン代携帯電話代身だしなみのための費用(散髪代など)家族への気配り※洋服・靴などの費用喫茶代職場の部下への気配り※資格取得のための費用その他男性会社員20〜30代51649.449.435.734.129.327.730.623.416.919.015.76.87.61.7女性会社員20〜30代25843.034.935.327.531.426.745.051.215.559.318.63.56.61.9男性パート・アルバイト20〜30代51645.754.127.116.126.925.645.020.97.215.17.82.17.42.7女性パート・アルバイト20〜30代25829.835.339.915.926.417.132.644.219.053.115.12.35.83.9
問9.仕事に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか?
― 仕事に対する意識は「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」が最も高く、より自分の権利を行使する傾向へ。また、20代〜30代では、「キャリアアップのためには、会社を替わってもかまわないと思うようになった」や「会社の中で出世したいと思うようになった」などの意識が高い。非正規社員は正社員化への意向が高い。 ―
本年より、お金の意識に加えて、仕事や消費の意識についても調査を行っています。これは長引く景気低迷のなかで自由に使えるお小遣いの減少傾向がこれらの意識にどう影響を与えているかを調査する目的です。
まず、仕事においてこの一年間で考えや行動にどのような変化がおきているかを聞いてみました。結果は「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」(29.3%)が最も多く、以下「自分は給料以上に働いていると思うようになった」(24.6%)、「同じ仕事をするなら、正社員として働く方がよいと思うようになった」(22.0%)の順となっています。自分の権利を主張する傾向があるなか、どんな大企業でも倒産することが不思議ではない時代となり、現在働いている会社が倒産するかもしれないと
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いう不安はいつもつきまとっているようです。
年代別では30代は「自分は給料以上に働いていると思うようになった」の比率27.5%が多く、「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」も33.7%と年代別でトップになっています。40代、50代では「会社の中で出世したいと思うようになった」を選択する比率は6.6%、2.3%と、平均の11.8%よりも低くなっているのが特徴です。
20代は、不安の中で現実的な選択をし、30代は自分が会社を引っ張っているという意識があり、そのため権利を行使するのが当然という傾向が強く、また、40代〜50代は、一定の地位を得たことによる満足感もしくは諦め感か、出世意欲が低い結果となり、失われた20年を経験しているそれぞれの層の心境が垣間見える結果となっています。
*Top10の回答のみ掲載
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代〜30代の男性サラリーマン層では、「キャリアアップのためには、会社を替わってもかまわないと思うようになった」や「会社の中で出世したいと思うようになった」などの意識も強いようです。特に20代では給与以上に働いている意識(21.7%)も他の年代に比べて低く、会社が倒産するかもという不安(14.7%)よりもキャリアアップのための転職(23.3%)ややりたい仕事につきたい(18.6%)という意識のほうが強いことが特徴です。男性サラリーマン層以外の20代〜30代の回答でトップだったのは、「同じ仕事をするなら、正社員として働く方がよいと思うようになった」という選択肢です。リーマンショック後に派遣切りなどが問題になりましたが、その心理的影響が残っているのかもしれません。女性会社員層でも、「同じ仕事をするなら、正社員として働く方がよいと思うようになった」(41.1%)がトップ、「有給休暇は当然の権利だと思うようになった」(37.2%)などが特に目立ちます。また、特に男性パート・アルバイト層で「あてはまるものがない」という回答も目立ち、この層は仕事に対する意識の変化が少ないことがうかがえます。
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*Top10の回答のみ掲載
問10. お金に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか?
― お金に対する意識はシビアになり、年金には根強い不安がある。また、男性パート・アルバイト層では諦め感も?
お金の意識については、「自分がもらう年金に、不安を感じるようになった」(37.5%)が最も多く、40代(39.5%)、50代(51.9%)と年代があがり年金受給時期が近づくにつれ、企業年金の破綻や減額問題がクローズアップされる中、老後の生活に対しての不安も強くなっているようです。以下「日常的にクレジットカードを使うようになった」(23.4%)、「日常的に電子マネーを使うようになった」(19.6%)、「投資情報に関心を持つようになった/強まった」(19.5%)、「世の中はすべて金で決まることが多いと思うようになった」(18.4%)の順となっています。全般に、お金についての認識がシビアになっていると考えられます。
*Top10の回答のみ掲載
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
男性サラリーマン層では、お金にシビアな傾向は特に20代で「毎月、決まった額を貯金する」(20.3%)、「投資情報に関心を持つようになった/強まった」(25.2%)など、貯金をする一方、投資をして資産を増やすことにも意識が向いているようです。
女性は未婚、既婚に関わらず特に将来の年金に対して、早くから不安に思う傾向があり、女性会社員層(40.7%)、女性パート・アルバイト層(40.3%)と共に4割を超えています。一方、男性パート・アルバイト層では、「あてはまるものはない」(31.0%)が3割を超えており、意識の変化が弱いことがうかがえます。
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問11. 消費に関する考え方のうち、「以前は考えなかったが、ここ一年ほどの間に考えるようになったり、行動するようになったりした」ものはありますか?
― 「買う前に値段をよく比較するようになった」に加え、パート・アルバイト層では「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」や「中古品でも気にしないで買うようになった」など、消費意識はより慎重に。欲しいものはより安く購入し大切に長く使う傾向も。
消費意識では、「買う前に値段をよく比較するようになった」(33.1%)がトップで、3番目に「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」(22.3%)、4番目に「買ったものは、大切にして長く使うようになった」(22.0%)などが入り、より安く、買ったものは大切に使うなど、自由になるお金を大切に使おうという意識が高まっていることがうかがえます。一方、2番目に「今、どうしても欲しいものが、これといって思いあたらなくなった」(23.7%)も入っており、無駄に消費をしない傾向もあるようです。
*Top10の回答のみ掲載
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代女性会社員層においては、「自分にとっての「いいもの」は、高くても買うようになった」(26.7%)、「値段が高くても、気に入れば買ってしまうようになった」など、消費に積極的な傾向も読み取れる一方、「計画的な買い物をすることが多くなった」(22.5%)という回答もあり、計画的にほしいものを購入する傾向があるようです。
女性パート・アルバイト層では、「買う前に値段をよく比較するようになった」(46.1%)、「ものを定価で買うのはばかげていると思うようになった」(34.9%)、「買ったものは、大切にして長く使うようになった」(31.8%)、「今、どうしても欲しいものが、これといって思いあたらなくなった」(31.0%)などが相対的にかなり強いようです。
これに対して、男性パート・アルバイト層では、「買う前に値段をよく比較するようになった」(36.8%)と「中古品でも、気にしないで買うようになった」(21.7%)以外には、特に顕著な特徴はみられません。また、男性会社員層でも、度合いはやや低いものの、同様の傾向が読み取れます。
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問12. この一年間で家計の出費が増えたもの/減ったものがありましたらそれぞれお知らせください
問13. 現在のお小遣いの使い道としてあてはまるものをお答えください。また、今後増やしたい/現在使っているもののなかから節約したいものがありましたらお答えください
― 家計では交際・衣服関連にかける支出を減らし、かつ、自分のお小遣いの中からも食費を切り詰めて、貯金や趣味に回す傾向に。
家計において増えた支出として最も回答が多かったのは「趣味にかけるお金」(23.2%)、続いて「貯金するお金」(19.9%)でした。家計ではお小遣いを減らす一方で、プライベートにお金をかける傾向にあるようです。また、「家電品にかけるお金」(19.8%)がこれに続いており、エコポイントの終了や地デジ対応で家電製品の購入にお金をかける家庭が多かったようです。減った支出では、「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」(37.6%)、「ふだん着にかけるお金」(35.4%)、「外出着にかけるお金」(30.9%) など、交際・衣服関連のものが目立ち、やはり交際よりも自分の趣味にかける支出が増え、内向きの消費傾向が目立ちます。
お小遣いの現状の使い道では、「ふだんの食事にかけるお金」(64.2%)が最も多く、以下「趣味にかけるお金」(53.5%)、「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」(52.3%)の順となっています。増やしたい支出としては、「貯金するお金」(39.8%)が最も多く、以下「趣味にかけるお金」(29.7%)などが続きます。一方、減らしたい支出としては、「ふだんの食事にかけるお金」(29.0%)、「飲み代など交際・つきあいにかけるお金(デートは除く)」(24.2%)、「通信にかけるお金」(22.5%)などが上位にあがっています。
【家計の出費のうち、この1年で増えたもの、減ったもの】
*質問項目のうち主な回答についてのみ掲載男性サラリーマン飲み代など交際、付き合いに抱えるお金(デートは除く)ふだん着にかけるお金外出着にかけるお金趣味にかけるお金レジャーにかけるお金(旅行を除く)ふだんの食事にかけるお金車にかけるお金国内旅行にかけるお金装飾品、ファッション小物にかけるお金美容にかけるお金(散髪、エステなどを含む)貯金するお金家電品にかけるお金15.46.99.223.210.918.112.213.34.74.819.919.820代24.414.015.531.816.732.917.417.49.710.532.624.030代17.45.49.726.010.517.412.412.85.05.422.118.640代11.23.55.815.98.510.510.110.51.63.113.214.750代8.54.75.819.08.111.68.912.42.30.411.621.7未婚未婚19.110.112.330.011.323.714.615.46.88.324.418.9既婚既婚13.14.97.218.910.714.610.712.03.32.717.020.3減ったもの37.635.430.929.729.028.626.826.525.524.923.920.320代30.637.631.427.926.024.424.425.628.326.418.220.230代38.038.032.934.529.830.229.832.226.426.026.421.340代39.935.730.230.229.531.826.726.023.624.426.423.350代41.930.229.126.030.627.926.422.123.622.924.816.3未婚未婚33.033.026.723.721.923.221.222.222.221.420.220.2既婚既婚40.536.933.533.433.432.030.429.127.627.126.320.3支出が増えたもの2011.04全体年代2011.04全体年代
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【現在のお小遣いの使途、増えたもの、節約したいもの】
*質問項目のうち主な回答についてのみ掲載男性サラリーマンふだんの食事にかけるお金趣味にかけるお金飲み代など交際、付き合いに抱えるお金(デートは除く)通信にかけるお金(電話・携帯電話・インターネットなど)車にかけるお金ふだん着にかけるお金家電品にかけるお金貯金するお金国内旅行にかけるお金外出着にかけるお金レジャーにかけるお金(旅行を除く)美容にかけるお金(散髪、エステなどを含む)64.253.552.33632.932.130.529.729.629.12726.520代71.750.058.945.335.744.237.241.933.743.129.536.030代63.657.051.234.128.732.228.330.627.530.226.726.440代61.253.547.732.633.324.827.925.228.720.926.425.650代60.553.551.632.234.127.128.721.328.321.725.617.8未婚未婚71.554.751.446.135.538.538.838.334.335.528.230.7既婚既婚59.752.852.929.831.328.025.424.426.625.026.323.8今後は増やしたい使途8.229.711.72.78.79.89.739.819.711.4153.620代8.132.213.61.911.216.710.147.724.419.818.27.030代8.929.813.22.37.48.910.145.320.911.220.53.540代9.328.712.44.38.18.58.537.215.99.311.22.350代6.627.97.82.38.15.010.129.117.45.410.11.6未婚未婚9.129.013.42.58.113.612.142.619.615.113.44.0既婚既婚7.730.110.72.89.17.48.238.119.79.116.13.3今後は節約したい使途2912.724.222.517.312.812.62.79.210.98.610.420代33.711.228.328.320.915.515.13.511.613.210.914.030代32.213.221.720.214.014.010.93.18.512.06.68.540代26.714.721.321.717.410.913.61.97.48.98.511.250代23.311.625.619.817.110.910.92.39.39.78.57.8未婚未婚32.212.321.725.219.112.111.62.39.19.38.38.8既婚既婚26.912.925.820.816.213.213.23.09.312.08.811.32011.04全体年代お小遣いの現在の使途2011.04全体年代2011.04全体年代
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
20代男性サラリーマン層の現状の支出分野は多岐にわたり、また今後の増加意向も強いようです。
女性では、「美容にかけるお金(散髪、エステなどを含む)」の増加が男性より高い半面、減少としても目立っています。また、「ふだん着にかけるお金」・「外出着にかけるお金」・「装飾品・ファッション小物にかけるお金」なども、正社員、パート・アルバイト層ともに4割以上が減少したとしています。男性パート・アルバイト層では、「ふだんの食事にかけるお金」の減少割合(32.4%)が、男性会社員層より多くなっており、女性はファンションに関連するお金を、男性はふだんの食事を節約し、その分趣味や預貯金に回す傾向がうかがえます。なお、お小遣いについては、女性で美容・ファッション系の支出が増えるが、基本的な構成はサラリーマン層と近似したものとなっています。
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支出が増えたもの飲み代など交際、付き合いに抱えるお金(
デートは除く)ふだん着にかけるお金外出着にかけるお金趣味にかけるお金レジャーにかけるお金(旅行を除く)ふだんの食事にかけるお金車にかけるお金国内旅行にかけるお金装飾品、ファッション小物にかけるお金美容にかけるお金(散髪、エステなどを含む)貯金するお金家電品にかけるお金20.99.712.628.913.625.214.915.17.47.927.321.322.110.115.927.112.827.18.520.510.122.935.315.913.66.88.535.77.919.09.56.84.74.718019.214.010.515.520.511.224.46.613.68.516.326.712.4減ったもの 20~30代 男性サラリーマン 20~30代 女性会社員 20~30代 男性パート・アルバイト 20~30代 女性パート・アルバイト
問14. あなたの生活において、ここ一年ほどの間に、かける時間が増えたもの/減ったものがありましたら、それぞれお答えください。また、今後かける時間を増やしたいものについてもお答えください
問15. ここ一年ほどの間に、メディアのうち視聴する時間が増えたもの/減ったものがありましたら、それぞれお答えください。
― 生活時間はインターネットにかける時間が増加基調にあり、女性層でもインターネットにかける時間が増加基調にあると同時に、買い物にかける時間の低下が目立つことから全般的に内向き傾向へ。また、視聴する時間が増えたもので最も多かったのは「パソコンからインターネットで情報を検索する時間」となり、テレビや雑誌離れが進む?
生活時間のうち[かける時間が増えたもの]としては、「インターネットにかける時間」(33.2%)がトップとなり、次に「残業をする時間」(20.3%)、一人で過ごす時間(19.6%)と続いています。外食も減り、交際費も節約傾向にあるということが、前述までの調査から読み取れましたが、余った時間はインターネットや一人で過ごす時間に使っているようです。一方、[かける時間が減ったもの]は「睡眠時間」(30.1%)、「残業をする時間」(27.0%)、「趣味にかける時間」(25.4%) などが上位となっています。[今後かける時間を増やしたいもの]で最も回答が多かったのは「趣味にかける時間」(33.4%)であり、これに「睡眠時間」(29.9%)、「家族とすごす時間」(23.4%) が続いていることから、仕事だけではなくプライベートを重視していきたいという意向がここでもうかがえます。
メディアのうち[視聴する時間が増えたもの]で最も回答が多かったのは「パソコンからインターネットで情報を検索する時間」(44.3%)で、以下「テレビを見る時間」(27.3%)、「パソコンからインターネットでコンテンツを見る時間」(26.1%)が続いています。ここでもインターネットへかける時間がシフトしている傾向がうかがえます。[視聴する時間が減ったもの]では、「テレビを見る時間」(36.3%)が最も多く、以下「雑誌を読む時間」(32.3%)、「レンタルや販売されているDVDやビデオを見る時間」(31.5%)の順となっており、テレビや雑誌離れがすすんでいるのかもしれません。
【生活においてかける時間が増えたもの、減ったもの】
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【メディアのうち視聴する時間が増えたもの、減ったもの】
☆☆☆ フォーカス!20代〜30代 ☆☆☆
女性層では「買い物」にかける時間の低下が目立つ一方、「インターネット」にかける時間は増加基調にあります。パート・アルバイト層では、男女共に「パソコンでインターネット検索」・「パソコンでインターネットコンテンツ」・「パソコンでSNS」などのPCインターネットの増加が目立ちことから外出せず自宅のPCから定額のインターネットサービスを介して情報を入手することなどに時間を費やす節約・内向き傾向がここでもうかがえます。女性パート・アルバイト層では、「雑誌を読む時間」の減少(42.2%)が特徴的です。また、女性では「ケイタイでSNS」へのアクセスもやや目立っています。
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