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スティーブ・ジョブズ氏逝去にあたって (NCYNC)
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投稿者 新世紀人 日時 2011 年 10 月 07 日 13:06:03: uj2zhYZWUUp16
 

http://ameblo.jp/kyoyoukakumei/entry-11040436148.html

2011年10月07日

スティーブ・ジョブズ氏逝去にあたって

テーマ:経済産業・科学技術関係

アップルの創立者にして、復活の立役者スティーブ・ジョブズ氏が5日、膵臓ガンで亡くなった。アップルのマッキントッシュは未だ人気が根強く、アップルのファンは同時にスティーブ・ジョブズのファンと言っていいだろう。
 経営者というより、思想家・革命家だった。彼が禅のセミナーに通い、東洋思想に造詣が深く知日派・親日派だった事を知る人間は意外と少ない。
 ところが、そんな彼に対する経団連首脳の弔意ときたら、「アップルを時価株世界一を競うほどにした云々」とまことに貧しいものだった。彼らにとって、経営は株価を見る事なのか?
 アメリカでも、社長ではなくCEOと呼ぶ時代だが、スティーブ・ジョブこそ現場営業中心の本物の経営者・実業家・社長だった。CEOは株価操作でM&Aをやっているだけである。スティーブ・ジョブズのような若手経営者は日本でも多く存在すると思うが、日本のマスコミで寵児ともて囃されるのは、ホリエモンみたいな金だけの、現世利益カルト主義みたいな人間ばかりだ。何故、思想を、哲学を、思想やロマンを追わないのだ。
 スティーブ・ジョブズには確かにポリシーがあった。その経歴を見てもわかる通り、幼い頃養子に出され、大学をドロップアウトした人間である。常人に出ない発想の源泉はそこにあるのかもしれない。また、何物かに支配される巨大コンピューター時代に反発させるものが、彼にあったのかもしれない。各人がプログラムを組むパーソナル・コンピューターというコンセプトは彼によるものである。そして、現代、podcastという新造語を辞書に載せたのも彼である。その天才性がわかるだろう。彼の時代を先取りするイマジネーションは、徹底した現場主義からくるものだった。彼が注目したのが、日本の中小企業が持つ外面加工塗装技術だ。洗練されたimacのデザインは確かにアメリカ人のデザインだが、それを可能にしたのは日本の技術だ。音楽メディアに革命をもたらしたipod、ネットメディアそのものに革命をもたらしたipad、スマートフォンブームを炸裂させたiphon。これらの部品加工技術は日本の企業が支えているものだ。当の日本人がこういう事を知らない。アップルが特許申請しているとかいうタッチパネルも、銀行ATや券売機を見てもわかる通り、実質日本の技術特許だ。
 需要を先取る発想は現場を見据えなければが出てこない。 経団連は価値観が金だけだ。昔の本物の経営者は思想・哲学を強調したものだった。イスにふんぞり返って株数字だの時価勘定だのと算盤をはじいてるだけの人間に世の中は見えない。
彼、スティーブ・ジョブズの精神は後々の時代までに受け継がれる。願わくば、日本に根付かん事を祈る。合掌


(新世紀人のお断わり)

経世済民版に投稿した意味としては、御冥福を祈るないようであるばかりでなく、エコノミストとしての故人の側面と貢献にいて切り込んだ評論になっている事を理由としました。


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