数年前まで菊池容疑者と高橋容疑者が同居していたことがわかっているのですから、おっしゃるとおり、菊池容疑者とその同居人の身柄を確保して、高橋容疑者関連の情報を収集し確認に動くのが、警察機構として当然ともいえる処し方です。

　問題は、オウム事件が“公安事件”だということにあります。

※　参照投稿

「藤原信也；菊池直子を通報した一般市民とは菊池直子と同棲していた高橋寛人の”友人”ということである。」
http://www.asyura2.com/11/nihon30/msg/353.html

01. あっしら 2012年6月07日 15:15:03 : Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

　捜査の最終的な主導権は刑事部門に落ち着いたが、オウム事件は本来公安マターである。
　国松警察庁長官銃撃事件も、公安と刑事のあいだの確執が絡んでいると勝手に想像している。

　刑事警察は容疑者とおぼしき人物がいれば逮捕して身柄を確保しようとするが、公安警察は、極端な例をあげれば、マークしている人物が側で爆弾を仕掛けようとしていても“放置”することもある。

　菊池容疑者の手配写真もそうだが、現在逃亡中とされる高橋克也容疑者の手配写真のほうがより本人から遠いものである。
　テレビで公開された“現在の高橋克也の顔写真”が本物なら、高橋克也の手配写真を見た人が高橋克也と出会っても、彼と判断することは１００％ないと言える。鼻や唇のかたちは似ているといえるが、眉毛から目がまったくの別人だからである。

　実物と手配写真の大きな齟齬は、オウム強制捜査の１ヶ月ほど前に起きた公証人役場拉致事件の容疑者であった松本剛についても同様であった。警察が、まるで、容疑者に安全な逃亡を手助けしていたかのように思えた。

　さらに言えば、オウム教団幹部の３０〜４０％が警察のアセットだったという話もある。

　菊池容疑者逮捕につながった情報は、同居人の友人からもたらされたという話は十分にあり得るが、だからといって公安警察や警察上層部が菊池容疑者の所在を知らなかったということにはならない。

　テレビなどで、菊池容疑者に関する情報を警察に提供しても相手にしてもらえなかったという話がぽつぽつ出ているが、警察は、その時点で、菊池容疑者を逮捕する気がなかったとみることもできる。（目的や意味は不明）

　ＮＨＫが先々週オウム事件に関するドキュメンタリーを放送していてが、河野さんを容疑者的に扱っていた時点で、長野県警は、とっくに、河野さんが保有していた薬品ではサリンが製造できないこと、オウムの犯行であるという結論を持っていたという。

　私も、長野県警は知っていると考え、亡くなられた遠藤誠弁護士の事務所に相談に行ったくらいである。

　ＮＨＫは、長野県警の捜査進展を報じながら、その事実と河野さん“冤罪”事件を結びつけることを一切しなかった。だからこそ、ＮＨＫはカスなのである。