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(回答先: 歩道橋事故強制起訴裁判 実質無罪（NHKでは「絶対有罪以外は起訴するな」発言挿入！） 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2013 年 2 月 20 日 20:28:41)
故意犯でない過失犯に対して「共犯」を証明するのは難しいかもしれないが。遺族の捜査依頼を無視し続けて時間稼ぎをしたとも言える期間で「時効」を宣言できるのは、法の番人としてどうなのだろう。
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明石歩道橋事故 元副署長時効で免訴 初の強制起訴過失否定
2013年2月20日 夕刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013022002000240.html
二〇〇一年に花火大会の見物客十一人が死亡した兵庫県明石市の歩道橋事故で、全国で初めて強制起訴され、業務上過失致死傷罪に問われた元明石署副署長榊和晄（さかきかずあき）被告（６６）に神戸地裁は二十日、時効が既に成立しているとして、有罪無罪を判断せずに裁判を打ち切る「免訴」の判決を言い渡した。判決理由で奥田哲也裁判長は「元副署長の過失は認められない」とした。求刑は禁錮三年六月。
強制起訴事件で一審判決が出た四件のうち、三件が有罪とはならなかった。検察官役の指定弁護士は二十二日にも遺族と協議し、控訴するかどうか検討する方針。
指定弁護士は、現場警備の責任者として実刑判決を受けた元明石署地域官（６３）＝出所＝と共犯関係に当たるため、元地域官の起訴により元副署長の公訴時効の進行が停止したと主張。弁護側は共犯関係にないと反論、過失責任も否定し、免訴を求めていた。
判決は「現場を写した署のモニターからは、混雑状況を把握することはできなかった。元副署長の過失や、過失の共同正犯を認めることはできない」と指摘。検察審査会の起訴議決や強制起訴については「手続き違反はなく適法」と判断した。
榊元副署長は検察審査会法改正後の一〇年四月に強制起訴された。神戸地検は〇二年十二月に元副署長を不起訴として以降、遺族の申し立てを受けた検察審査会が起訴相当と議決したが判断を変えず、計四度不起訴にした。
起訴状では、〇一年七月二十一日開催の花火大会で見物客が殺到し歩道橋が混雑したのを放置、警備計画でも具体的な対応を示さず事故を起こしたとしている。
◇
事件では元署長の刑事責任も焦点となっていたが、神戸地検は二〇〇二年に元副署長とともに不起訴とした。〇四〜〇五年に検察審査会の起訴相当議決が二度あったが、地検は判断を変えず、元署長は〇七年七月に死去。〇九年五月に、二度の起訴議決で強制起訴になる改正検察審査会法が施行され、元副署長がさらに二度の起訴議決を経て強制起訴された。
＜免訴＞ 検察官（検察官役の指定弁護士）の公訴権がないことを理由に有罪、無罪を判断せず、裁判を打ち切る判決。刑事訴訟法は（１）同一事件で確定判決が既にある（２）犯罪後に刑が廃止（３）大赦（４）時効が完成−の場合は、免訴を言い渡さなければならないと定めている。最高裁によると、２０１２年までの１０年間で、全国の地裁が９件の事件で言い渡した。
＜明石市の歩道橋事故＞ ２００１年７月２１日夜、兵庫県明石市の花火大会会場とＪＲ朝霧駅を結ぶ歩道橋で大勢の見物客が転倒。０〜９歳の子どもと７０歳以上の高齢者計１１人が死亡。２４７人が負傷した。市の事故調査委員会は歩道橋に最大約６４００人が滞留し「群衆雪崩」が起きたと認定。事前の警備計画が不十分だったとする報告書をまとめた。神戸地検は元明石署地域官ら５人を在宅起訴し全員の有罪判決が確定。遺族が県や市などに損害賠償を求めた民事訴訟では、計約５億６０００万円の賠償を命じる判決が確定した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(引用ここまで)
結果的に、警察内部の犯罪に対しては捜査回避が成立することになった。
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