いやだからさ、これって公判できちっと争われたの？
検察側は『りそな銀行から小澤一郎名義で借りた金｡小沢本人からの借入金は記載していない』
を公判でちゃんと立証したの？
立証義務があるのは検察側だよ
弁護側には立証義務はないよ

そもそも期ズレはどこいっちゃたの？

調書を破棄された事について検事総長、法務大臣の見解を聞きたい。

http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/702.html
検察官役の指定弁護士は、陸山会の会計事務担当だった石川被告が小沢被告から受け取った４億円で東京都世田谷区の土地を購入後、小沢被告の関連政治団体から集めるなどした別の４億円で定期預金を組み、これを担保に銀行から同額の融資を受けたと主張。収支報告書記載の４億円は銀行からの融資で、土地代金となった小沢被告からの４億円が不記載としている。
　一方、小沢被告の弁護側は、記載した４億円は指定弁護士と同様、銀行からの融資だと説明。石川被告に渡した４億円はあくまで秘書に渡しただけにすぎず、記載の必要はないとしている。

ややこしいですが、小沢弁護団も検察同様、報告書の記載を
『りそな銀行から小澤一郎名義で借りた金｡小沢本人からの借入金は記載していない』
とし、“だからこそ、無罪である（記載は正しい）”と言ってる。
要するに、１０月の時点で土地をかったカネはあくまで小沢氏個人のカネであり、
陸山会の借り入れにもなってないので、「この時に陸山会が土地を買ったわけではない」
ということです。
つまり、裁判官の
http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/141.html
――土地代金を支払ったときが、収報に記載する時期ではないの？
という問いの前提自体が誤解なのです。
上の小沢弁護団の見解が最近公表されたものなので、みんながみな誤解してる可能性があります。
それはもちろん、小沢弁護団と見解が違う石川氏も同じで、むしろ、

“採用調書で石川議員は『小沢本人からの借り入れを記載』と主張せず､
『当時は忙しかったので書き忘れた』との記載が出てくる｡”

↑こっちの方が正しくて、
「小沢本人からの借り入れとは、正確には、陸山会の借り入れではないのでを記載しなかった」と
堂々と主張すべきだったのでしょう。ところが、おそらく取り調べの中で、
誤解したままの検事（複数）が、会計に自信が無く実際に会計士を頼っていた石川氏に
「小沢氏本人からのカネ（借り入れ）を記載するのが正しい」と当然のように言い、
「何で記載しなかったのか？ちゃんと正しい記載を確認したのか？」
「忙しくて確認しなかったかも→忙しくて忘れていた」
というような誘導をしたのではないでしょうか。
いずれにしても、「記載してない」が正しいので、記載してないことをもって有罪とするのは間違いでしょう。
そうでなければ、「青信号は通行可」という常識をどういう訳か裁判官を含めてみんなが誤解し、
「青信号は止まれ」という前提で有罪にするような不思議な裁判になる。
上の小沢弁護団の見解も常識（小沢氏個人のカネで小沢氏の名で小沢氏名義の土地を買ったのに、
何で土地購入の権利すらなら政治団体が買ったのか？）でしょうから、
同じことで、司法の歴史の中で目も当てられない恥ずかしい判決になるかもしれません。
やはり、この点を裁判の中できちんと確認しないとは極めておかしいことです。

これは、小沢さんの財布と陸山会の財布が一緒くたにならないように、陸山会が小沢さんからお金を借り入れたら、同額の定期を組み、これを担保に陸山会が同額の融資をうける形にし、外形的に小沢さんの借入金が陸山会に残っていることを示すために旧来より行われていたことです。

だから、この定期は実質的に小沢さんのもので陸山会の資産じゃ無いんです。

しかし、石川さんはこの定期を陸山会の資産として収支報告に記載したため、04年の陸山会の収支は、小沢さんの4億円の借り入れ以外に、預金が前年比で4億円増えてしまい、全体で見ると原資のわからない４億円の増加があるように見えるんです。これが疑われたそもそもの発端でしょう。

で、検察のいうように『りそな銀行から小澤一郎名義で借りた金｡小沢本人からの借入金は記載していない』と言うことで、小沢氏本人の借入金をさらに記載したら、04年だけで12億円の増加になり、もっと分けわからなくなります。

まあ、原資のわからない預金4億円の記載が発端になり、土地購入が年を跨いだということで（石川さんが小沢さんの代表選に影響があるから、本登記を遅らせて05年に記載しようとしたことは事実だから、跨がせたとも言えるが）、その釈然としないことが、裏金がらみだという妄想をよび、起訴になったというのが実際でしょう。

でも、普通は記載ミスということで修正で済んでいる話ですが、裁判所がその立場上、罪を見過ごす訳にいかないと判断すれば、郷原さんのいうように罰金刑になることもあるでしょう。

蛇足ですが、上でも書いたような
「青信号は通行可」という常識をどういう訳か被告や裁判官を含めてみんなが誤解し、
「青信号は止まれ」という前提で有罪にするような不思議な裁判
となり、司法の堕落を世間に示すようなもの。
「青信号で止まらなかったので『青信号はＯＫ』という法律に違反し、有罪」
たとえ、↑このような判決が可能でも、まるで意味が分からない話になるでしょう。
そうしたら、刑罰を執行する者が「裁判官が有罪と言ったので無罪」として無罪扱いも可能と言える。
要するに、明らかな論理まで無視したら裁判や法律自体が成り立たない。
最終的には司法が恥をかくだけだろ。科学的も常識的にも明らかな事実を否定する裁判に近い。
これから、上に書いたような小沢弁護団による“陸山会としての正式な見解”が
頻繁に出てくるでしょうから、根拠もなく「小沢氏の名義で買ったが、
小沢氏が買ったのではなく陸山会が買ったのだ」と言い張っても意味ないでしょう。
カネの所有者であり、団体代表がそう言ってるのだから、「それは誤解です」で終わり。
しかも、陸山会は（陸山会のカネ、陸山会が借りたカネとしては）、土地が買えないのだから、
どうしようもない。裁判所も検察も石川氏もそろって誤解していたという話になるだけ。
上の青信号の例え話と同じ。

11のコメントは別に10さんに対するものではありませんのであしからず。

で、11で書いているように銀行の融資も小沢さんからの借り入れも、両方借入金として収支報告にのせたら、2重借り入れになってしまうので、検察の主張はおかしいんです。それに異論はありません。

11の趣旨は、借り入れ金を定期預金にして、それを担保に陸山会は融資を受けているわけですが、石川さんはその定期預金を陸山会の預金資産に計上してしまったため、会計上04年の政治資金収支報告書では、前年比8億円の収入増になっているんです。

で、この会計上つじつまの合わないことを記載ミスだといっているんです。

陸山会の政治資金収支報告書は、総務省のホームページでまだ見れますので是非ご覧になることをおすすめします。