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投稿者 不動明 日時 2011 年 11 月 03 日 17:59:59: yX4.ILg8Nhnko
 

(回答先: 試驗投稿 投稿者 不動明 日時 2011 年 11 月 03 日 14:27:11)

 
 
 
 


 
 
 
 
「裏ヘブライの館」 地下資料室(地下4F) グルジェフの超人思想
グルジェフの「超人思想」の謎
第2章 グルジェフの説く「宇宙論」
http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hgr/_gurdjieff.html#02

■■第2章: グルジェフの説く「宇宙論」

■■人類の歴史は円還運動をしている──人間の従属的な役割について

この章では、具体的にグルジェフが弟子たちに直接語った、「宇宙と人類の進化」に関する話(問答)を紹介したいと思う。

以下、『奇蹟を求めて』より抜粋

***************************************

■(グルジェフの言葉)  我々は人類が円環運動をしていることに気づかざるをえない。ある世紀にあらゆるものを破壊したかと思うと別の世紀には創造している。また過去百年間の機械的な事物における進歩は、おそらく人類にとって最も大切な多くのものの犠牲のうえに進められたのだ。

全体的に言えば、あらゆる点から見て人類は行きづまっており、この行きづまりからは下降と退化への一直線の道が続いていると考えられる、いや断言することができる。行きづまるとはプロセスが平衡のとれた状態になったということだ。

ある一つの性質が現われると、ただちにそれに敵対する別の性質が呼びおこされる。一つの領域での知識の増大は別の領域での無知の増大を喚起し、一方での上品さは他方の粗野を生みだし、あるものに関する自由は他に関する隷属をひきおこし、ある迷信が消えたかと思うと別のものが現われて増大するといったあんばいだ。



さて、今もしオクターヴの法則を思いだすなら、一定の方向に進んでいる平衡のとれたプロセスは、変化が必要な瞬間にも変化することはできない。それはある〈十字路〉でのみ変えられ、新しい道を始めることができるのだ。〈十字路〉と〈十字路〉の中間では何もすることはできない。それと同時に、もしプロセスが〈十字路〉を通り過ぎるときに何も起こらず、また何も為されないならば、後では何もできず、プロセスは機械的な法則に従って進む。しかも、たとえこのプロセスに加わっている人々があらゆるものの不可避的な滅亡を予見したとしても、何一つ為すことはできないだろう。もう一度くり返すが、私が〈十字路〉と呼び、オクターヴの中ではミとファ、シとドの間の〈インターヴァル〉と呼んでいる一定の瞬間においてしか、何かを為すことはできないのだ。

もちろん人類の生が、彼らの信じるあるべき方向に進んでいないと考えている人はたくさんいる。そこで、彼らによれば人類の生全体を変えずにはおかないさまざまな理論を編みだす。ある者が一つの理論を編みだすと別の者がただちにそれとは相容れない理論をうちだす。そして両者とも誰もが自分の方を信じると期待しているのだ。また実際、多くの人がそのどちらかを信じる。生は自然にそれ自身の道をとるものだが、人々は自分の、もしくは他人の理論を信じるのをやめようとはせず、また何かをすることは可能だと信じている。



むろんこれらの理論はみな全く空想的なもので、その理由は主に、彼らが最も重要なことを、つまり宇宙のプロセスにおいて人類と有機生命体が演じている従属的な役割を考慮に入れていないことにある。

知的な理論は人間をあらゆるものの中心に置く。すべては人間のために存在しているのだ。太陽、星、月、地球みなしかり。彼らは人間の相対的な大きさ、無であること、はかなく移ろいゆく存在であることを忘れている。

彼らはこう主張する──人間は、もし望むなら自分の生全体を変えることができる、つまり理性的な原理に則って生を組み立てることができる、と。そしてひきもきらずに新理論が現われ、それがまた別の相反する理論を喚起し、そしてこういった理論やその問の論争がみな、今あるような状態に人類をひきとめておく力の一つになっているのはまちがいない。

そのうえ、全体的な福祉や平等に関するこれらの理論はみな実現しえないだけでなく、もし実現されれば致命的なものになるだろう。自然界のあらゆるものはそれ自身の目標と目的をもっており、人間が不平等であり、その苦しみが不平等であることにもまたその目標と目的があるのだ。不平等の破壊は進化の可能性の破壊を意味する。苦しみをなくすということは、第一に、人間がそれゆえに存在している一連の知覚全体を殺すことであり、また第二には〈ショック〉の破壊、つまり状況を変えることのできる唯一の力を破壊することになる。このことはあらゆる知的理論についても同様だ。



進化のプロセス、人類全体にとって可能な進化は、個人に可能な進化のプロセスと完全に相似している。しかもそれは同じものから始まる。つまりある細胞群が徐々に意識的になることから始まるのだ。それからその細胞群は他の細胞をひきつけ、従属させ、そしてしだいに全有機体をその最初の細胞群の目的に仕えさせ、ただ食べ、飲み、眠るだけという状態から連れだすのだ。これが進化であり、この他にはいかなる進化もありえない。

人間においては個人においてと同様に、すべては意識的な核の形成から始まる。生のあらゆる機械的な力は、この人間の中の意識的な核の形成に抗して闘う。ちょうどすべての機械的な習慣、嗜好、弱点が意識的な自己想起に対して闘うように。
 
 
■■「人類の進化に対して闘う意識的な力」について

■Q.(弟子の質問) 人類の進化に対して闘う意識的な力があると考えることはできませんか。

■A.(グルジェフ) ある観点から見ればそうも言える。

■Q. この力はどこからくるのですか。

■A. それは説明するのにかなり時間がかかる。しかしそれは、現時点の我々に実質的な重要性をもつものではない。普通〈退化〉と〈進化〉と呼ばれる2つのプロセスがある。その違いは次の点にある。退化のプロセスは〈絶対〉から意識的に始まるが、次の段階ではもう機械的になり、しかも進むにつれてどんどん機械的になる。一方、進化のプロセスは半意識的に始まるが、進むにつれてどんどん意識的になる。しかし退化のプロセスのある時点で、意識と、進化のプロセスに対する意識的な抵抗とが現われることもある。

この意識はどこからくるのだろう。もちろん進化のプロセスからだ。進化のプロセスは中断せずに進行しなければならない。いかなる停止でも元のプロセスからの離脱をひきおこす。そのような発展途上で停止した意識のバラバラな断片は、結びつけることもでき、少なくともしばしの間は進化のプロセスと闘うことによって生き延びることもできる。しかし結局それは進化のプロセスをもっと興味深いものにするだけだ。

機械的な力に対する闘いのかわりに、ある時点で、先程のかなり強力な意図的抵抗に対する闘いが起こることもあるが、もちろんその抵抗力は進化のプロセスを導く力とは比較にならない。これらの抵抗力は時には勝ちさえするかもしれない。なぜなら、進化を導く力には手段の選択範囲がより限られている、言いかえれば、ある手段、ある方法だけしか使うことができないからだ。抵抗する力は手段の選択範囲が限定されておらず、あらゆる手段、一時的な成功しか生みださないような手段でも使うことができ、最終的な結果として進化、退化の両方を、今問題としている時点で破壊してしまうのだ。



しかしすでに言ったように、この問題は今の我々には実質的な重要性をもっていない。今我々に重要な唯一のことは、進化の始まる徴候と進化の進行する徴候をより確かなものにすることだ。そして、もし我々が人類と個人の間の完全な相似を覚えていれば、人類が進化しているとみなしうるかどうかを立証するのは難しいことではないだろう。

たとえば、人間の生は意識を有する一群の人々によって支配されていると言うことができるだろうか? 彼らはどこにいるのだろう? 彼らは何者なのだろう? 我々はそれとちょうど正反対のことを目にしている。つまり生は最も意識の低い人々、つまり最も深く眠っている人々に支配されているのだ。生において、最良で最強、最も勇気ある諸要素が優勢であるのを目にしていると言うことができるだろうか? とんでもない。それどころか、あらゆる種類の粗野や愚かしさの優勢を目にしている。また、単一性への、統一への熱望が我々の生の中に見てとれると言えるだろうか? もちろん言えはしない。我々はただ新たな分裂、新たな敵対心、新たな誤解を見るばかりだ。



というわけで、人類の現況には、進化が進みつつあることを示すものは何一つない。それどころか、人類を個人と比較してみるなら、本質を犠牲にして人格が、つまり人工的で真実でないものが生長していること、また、自然で真実なその人本来のものを犠牲にして外部からきたものが生長していることをきわめてはっきりと見ることができる。これらとともに我々は自動性の増大を目にする。

現代文化は自動機械を必要としている。そして人々は獲得した自立の習慣を疑いの余地なく失い、自動人形に、機械の一部になりつつあるのだ。これらすべてがどこまでいったら終わるのか、また出口はどこにあるのか、いやそれどころか終わりや出口があるかどうかさえ言うことはできない。



一つだけ確かなことがある。

人間の隷属状態は拡大しつづけているということだ。人間は喜んで奴隷になっているのだ。彼にはもう鎖はいらない。彼は奴隷であることを好み、誇りさえ感じているからだ。これこそ人間に起こりうる最もいとわしいことだ。

これまで言ったことはみな、人類全体について言ったのだ。しかし前にも指摘したように、人類の進化はあるグループの進化を通してのみ可能で、そのグループが残りの人々に影響を与え、導くのだ。そんなグルーブが存在しているなんて言えるだろうか。ある徴候をそう考えればおそらく言えるだろう。しかしどちらにせよ、それは非常に小さなグループで、少なくとも他の人々を従わせるにはきわめて不十分であることを知らなければならない。あるいは、別の祝点から見れば次のようにも言える。つまり人類は意識的なグループの指導を受けいれられない状態にあるのだ、と。


■Q. その意識的なグループには何人くらい入れるのでしょうか。

■A. それを知っているのは彼らだけだ。

■Q. それは彼らはみな、互いに知りあっているということですか。

■A. それ以外考えられるかね。多数の眠っている人々の真只中に2、3の目覚めた人がいると想像してみなさい。彼らはまちがいなく互いに知りあうだろう。しかし眠っている人は彼らを知ることはできない。彼らが何人かだって? わからない。我々自身が彼らのようになるまでは知ることはできない。前にはっきり言ったように、人間は自分自身の存在のレベルしか見ることができないのだ。

しかしもし彼らが存在し、しかもそうすることを必要かつ道理にかなったものであると考えるなら、意識的な200人で地上の生きとし生けるものすべてを変えることができる。

しかし今は、彼らの数が十分でないか、彼らが望まないか、おそらくその時期がまだきていないか、あるいは他の人々があまりに深く眠っているかのいずれかなのだ。我々はエソテリズム(秘教)の問題に近づいてきた。
 
 
■■真の世界平和を求めるのなら、まず〈汝自身を知れ〉である

■Q.(弟子の質問) あなたが説いている教えとキリスト教とはどういう関係にあるのですか。

■A.(グルジェフ) 私は君がキリスト教について何を知っているのか知らない。君がこの語で何を理解しているかをはっきりさせるには、長時間いろいろと話す必要があるだろう。しかしすでに知っている人のために、お望みならこう言おう──これは秘教的キリスト教なのだ。しかるべき順を追ってこの言葉の意味を話すつもりだ。

今は質問についての話を続けよう。出された欲求の中で最も正当なものは、自分自身の主人になるという欲求だ。なぜなら、これがなくては他のいかなることも不可能だからだ。この欲求に比べれば他の欲求はみな単なる子供じみた夢か、たとえ叶えられたにしても全く無駄な欲求にすぎない。

たとえば、誰かが人々を助けたいと言うとしよう。人々を助けるには、まず自分の面倒をみれるようにならなければならない。

多くの人は、単なる怠惰から他者を助けるという考えや感情におぼれるのだ。彼らは自己修練をするには怠惰すぎる。それと同時に、自分は他人を助けることができると考えることは、彼らにはたまらない快感なのだ。これは自己に対する虚偽であり、不誠実でもある。もし自己をありのままに見れば、彼は他人を助けようなどとはそもそも考えないだろう。そんなことを考えるのを恥ずかしくさえ思うだろう。



人類への愛、利他主義、どれも非常にきれいな言葉だが、それらは自分の選択と決断で愛するか愛さないか、利他主義者であるか利己主義者であるかを決めることができるときにだけ意味をもつのだ。そのとき彼の選択は価値をもつ。しかし全然選択しないのなら、あるいは彼自身違うものになれないのであれば、または偶然に身を任せているのであれば、すなわち今日は利他主義者、明日は利己主義者、また明後日は利他主義者というふうにコロコロ変わるのなら、そのうちのどれであろうと全く価値はない。

他人を助けるためにはまず利己主義者、意識的なエゴイストになれなければならない。

意識的なエゴイストだけが他人を助けることができるのだ。今のままでは我々は何一つできない。人はエゴイストになろうと決心はするが逆に自分の最後のシャツを与えてしまう。あるいは最後のシャツを与える決心をしたのに、今度は逆に相手の最後のシャツをはぎとってしまう。あるいは自分のシャツを誰かに与えようと決心はするが、実際には誰か他の人のシャツを奪って与えようとする。そして、もし他の人がシャツを譲ろうとしないものなら腹を立ててしまう。これこそ最も頻繁に起こることだ。何にもまして、困難なことをするためには、まずやさしいことができるようにならなければならない。一番難しいことから始めるのは無理だ。



戦争についての質問もあったね。たしかどのようにして戦争を止めるのかと。

戦争を止めることはできない。

戦争は人間がその中で生きている奴隷状態の結果なのだ。厳密に言えば、人間は戦争の責任をとる必要はない。戦争は宇宙的な力、惑星の影響によるものだ。しかも人間の中には、これらの影響に抵抗するものは何もないし、またそもそもありえない。というのも、人間は奴隷だからだ。もし彼らが人間であり、〈為す〉ことができるなら、彼らはこれらの影響に抵抗し、殺しあうのをやめることもできるだろう。


■Q. しかし、これを認識した人々は必然的に何かすることができるのではないでしょうか。もし十分な数の人が戦争はあるべきではないという確たる結論に達すれば、彼らは他者に影響を与えることはできないでしょうか。

■A. 戦争を嫌う人々は、ほとんど世界創造の当初からそうしようと努めてきた。それでも現在やっているような規模の戦争は一度もなかった。戦争は減らないどころか増えており、しかもそれは普通の手段では止めることはできない。世界平和とか平和会議などに関するすべての理論も、単に怠惰、欺瞞にすぎない。人間は自分自身について考えるのも働きかけるのも嫌で、いかにして他人に自分の望むことをやらせるかばかり考えている。



もし、戦争をやめさせたいと思う人々が十分な数だけ本当に集まれば、彼らはまず、彼らに反対する人々に戦争をしかけることから始めるだろう。また彼らはまちがいなく、別の方法で戦争をやめさせたいと思っている人たちにも戦争をしかけるだろう。彼らはそういうふうに戦うだろう。人間は今あるようにあるのであって、別様であることはできない。

戦争には我々の知らない多くの原因がある。

ある原因は人間自身の内にあり、また他のものは外にある。人間の内にある原因から手をつけなくてはならない。環境の奴隷である限り、巨大な宇宙の力という外からの影響をいかにして免れることができよう。人間はまわりのすべてのものに操られているのだ。もし物事から自由になれば、そのときこそ人間は惑星の影響から自由になることができるのだ。



自由、解放、これが人間の目的でなくてはならない。

自由になること、奴隷状態から解放されること──人間が自己の位置に少しでも気づけば、これこそが彼の獲得すべき目標になる。内面的にも外面的にも奴隷状態にとどまる限り、彼にはこれ以外に何もなく、また可能なものもない。さらに、内面的に奴隷である間は、外面的にも奴隷状態から抜けだすことはできない。だから自由になるためには、人間は内的自由を獲得しなければならないのだ。

人間の内的奴隷状態の第一の理由は、彼の無知、なかんずく、自分自身に対する無知だ。自分を知らずに、また自分の機械の働きと機能を理解せずには、人間は自由になることも自分を統御することもできず、常に奴隷あるいは彼に働きかける力の遊び道具にとどまるだろう。

これが、あらゆる古代の教えの中で、解放の道を歩みはじめるにあたっての第一の要求が〈汝自身を知れ〉である理由だ。

※ 以上、『奇蹟を求めて──グルジェフの神秘宇宙論』
P・D・ウスペンスキー著(平河出版社)より

***************************************

■■古い世界と新しい世界

以上が、グルジェフが弟子たちに直接語った「宇宙論」の一部抜粋であるが、

グルジェフによれば、人間は誰でも体内に「磁力センター」を持っており、それを成長させることによって宇宙的なエネルギーの偉大な貯蔵庫と接続できる可能性を秘めているという。

が、その方法は秘密であり、修行僧やヨガ修行者はそれを求めて数年、数十年と苦行を積まなければならない。しかし、世の中には〈ずるい人間〉が存在し、その秘密を別の形で手にした人間もいるという。もちろん、この〈ずるい人間〉はグルジェフ本人のことを意味しており、その秘密の一部の公開をグルジェフは実施してきたわけだ。

そして、その超人化のプロセスは、徹底的に厳しい自己制御の技法=真の自己意識の獲得であった。



なお、グルジェフは晩年、弟子ベネットに次のようなことを語っていたという。(前章と重複)

「このような進展(=進化)は、いわゆる惑星界の利害と力とに抵抗する人間の中にだけ起こりうる。人は次のことを理解しなければならない。彼個人の進化は彼自身にとってのみ必要なのだ。他には誰もそんなものに興味はない。誰にも彼を助ける義務はなく、またその気もない。それどころか多数の人々の進化を妨げる力は、個人の進化を妨げるのだ。だからその力の裏をかかなくてはならない。そして、1人の人間ならそれはできるが人類にはできない……」


「古い世界が私を『ぷちっ』とつぶすか、私が古い世界を『ぷちっ』とつぶすかなのだ。『ぷちっ』。それから新しい世界が始まり得るのだ……」
 
 
 
 
 
 
 
 
「裏ヘブライの館」 地下資料室(地下2F)ナチスの狂気
ヒトラーの闇の謎 〜 「光」と「闇」の闘い 〜
ナチスとチベットとグルジェフ
http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha803.html

ナチスとチベットとグルジェフ

●「彼は20世紀最大のオカルティストであった」── ゲオルギー・イヴァノヴィッチ・グルジェフをそう評価するのは、イギリスの思想家で幅広い分野の著書を持つ有名なコリン・ウィルソンであった。

神秘思想に興味がある人なら、グルジェフの名を知らない人はいないと思う。

彼は1870年頃にアルメニアのアレクサンドロポールで生まれた神秘思想家である。彼の思想は「超人思想」とも呼べる特異なものだが、その思想的骨格はイスラム神秘主義「スーフィズム」の大きな影響下にある。

●ここで、「グルジェフ思想」について詳しく紹介したいところだが、今はテーマを「ナチス」に絞っているので、それは別の機会に譲ることにしたい。

ここでは一般的にあまり知られていない彼とナチスとの“不思議なつながり”を中心に話を展開させたいと思う。

●グルジェフとナチスの間に何らかの陰謀あるいはつながりがあった、とする説を先のコリン・ウィルソンも支持しているが、その一番の主張者は、なんとグルジェフの門弟であったフランスの神秘思想家ルイ・ポーウェルである。彼の論拠のひとつは、グルジェフとチベットとの深い関係にある。

グルジェフが求道の旅の中でチベットを訪れたのは1905年ごろのことである。だが、ルイ・ポーウェルによれば、グルジェフはチベットに修行のためにだけ出かけたのではなかったという。彼はその著書『グルジェフ氏』で、グルジェフはロシア皇帝の密使としてチベットに入国したと書いている。当時のチベットはイギリスと中国の帝国主義的な圧力に悩み、それに対抗する力をロシアに求めようとしていた。

「彼はチベット政府から重要な財政上の部署を任され、軍の装備を管理していた。彼は政治的任務につくこともできた。グルジェフが霊能力を具えているということを、チベット人が認めていたからである。というのも、この国ではその能力こそがもっとも重要だとされており、とりわけ高位階の僧職者の場合はそうであった。」

●しかし、やがてチベットはイギリスに侵略され、ダライ・ラマは国外に脱出する。そしてグルジェフは今度はダライ・ラマの密使ラマ・ドルジェフとして、ロシアに現れるのである。だが、ラマ・ドルジェフはロシアではその役目を果たせなかった。ロシア革命が起きてしまったからだ。そこでドルジェフはドイツに逃れ、ヒトラーのナチス帝国に援助を求めたのである。

この「ドルジェフ=グルジェフ」説には異論も多いが、チベット語には“グ”の音がなく、またグルジェフ自身も後年その噂について問われたとき、否定はしなかった。


●直接的な証拠はないが、グルジェフがヒトラーとナチス帝国に何らかの影響を及ぼしていたと考えられる「状況証拠」は、他にも幾らかある。

例えば、ドイツはロシアのコーカサス地方にひどくこだわった。1941年冬、コーカサスに侵入したドイツ軍精鋭部隊は手痛くはねかえされるのだが、それにもこりず翌春、再び侵入。と同時にSS(ナチス親衛隊)所属の3人の登山家が、コーカサス山脈の“聖なる山”エルブローツ山頂に登り、“聖なる鉤十字旗”を打ちたてたのである。このコーカサス地方こそグルジェフが生まれた土地であり、また彼が“大いなる秘密”を求めて最初にさまよったのが、コーカサス山中の古代文明の地だったのである。

彼はまた、革命に追われてロシアを逃れる慌ただしい旅の途中、自分のグループを率いて、コーカサス山中でドルメン(古代の巨石記念物の一つで「石のテーブル」とも呼ばれる)の調査をしている。けわしい山の中にあるドルメンが“秘義伝授の道しるべ”である、という理由からだ。


●もうひとつ、注目すべきエピソードがある。

グルジェフはチベットに滞在中、結婚して長男をもうけた。成長した長男はラマ僧になり、霊的能力を発揮するようになって、僧として高位の階層に進んだ。その長男が後年、一団の僧たちを率いてパリにいたグルジェフを訪ねてきたが、グルジェフと会うや五体投地(チベット仏教の修行法のひとつであり、聖地においてしか行なわれない)をして、配下の僧たちを驚かせたという。

前後の関係から考えると、このグルジェフの長男はヒトラーのナチス帝国にいたチベット人グループに接触していた可能性は高い。グルジェフが息子を通してヒトラーに影響をおよぼすことは十分可能だったはずだ、と考える研究家がいる。


●また、ヒトラーの側近だったラウシュニングは、ヒトラーが、“新しい人間”について、よく語ったと書いている。

「『わたしは“新しい人間”にすでに会ったことがあるのだよ。彼はひどく沈着で、しかも残酷だ。
わたしも彼と対面した時は恐ろしかったよ』と語りながらも、ヒトラーは慌惚として身を震わせていた……」

このヒトラーと対面した“新しい人間”がグルジェフのことだったと考える研究家もいる。



●ところで、ヒトラーが登場する前の1910年代に、グルジェフは次のような言葉を残していた。

「〈黒魔術〉はいかなる意味でも悪の魔術ではない。それまで誰一人として悪のために、悪の利益のために何かをやった者はいない。誰もが自分なりに理解している善のために何かをするのだ。

だから同様に、〈黒魔術〉は必然的に利己主義的になるとか、〈黒魔術〉では人は自分の利益しか追い求めないなどと主張するのも正しくない。これは全く間違っている。

〈黒魔術〉が完全に利他的であるということもありうる。つまりそれが人間の善を追求したり、真の悪、空想上の悪から人類を救済することを願っているということもありうるのだ。」

「また〈黒魔術師〉は、善玉にせよ悪玉にせよ、ともかく一度は『秘教スクール』にいたことがあるということを覚えておきなさい。彼は何かを習い、聞き、そして知っている。彼はスクールから追い出されたか、それとももう十分に知ったと決め込んで自分から出て行った、いわゆる〈半分教育を受けた人間〉なのだ。」



●そしてヒトラーの死後、1949年、グルジェフはヒトラーに関して次のように語っている。

「ヒトラーが権力を握るようになってから、人類は歴史上まれに見るターニングポイントに差しかかった。

人類が彼の存在に対して、どのような反応を示すかがはっきりするまで、私は黙って見ていなければならない。」



●結局のところ、今となってはグルジェフとヒトラーの「直接的で具体的な関係」ははっきりしていない。

決定的な証拠に欠けているため、真相は闇に包まれたままだ……。

なお、このようなグルジェフとナチスの間に何らかの陰謀あるいはつながりがあった、とする説の一番の主張者は、グルジェフの門弟であったフランスの神秘思想家ルイ・ポーウェルであったことは先に触れたが、彼はまた、「ドイツの代表的な地政学者、カール・ハウスホーファー教授はグルジェフの弟子だった」とも主張している。

ハウスホーファーといえば、ヒトラーの政治顧問を務めた男だ。


※ このハウスホーファーとヒトラーの関係に興味のある方は、
別ファイル「ナチスとチベットの妖しい関係」をご覧下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
「裏ヘブライの館」 地下資料室(地下2F)ナチスの狂気
ヒトラーの闇の謎 〜 「光」と「闇」の闘い 〜
ヒトラーの背後で働きかけていた東洋系秘教グループ
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ヒトラーの背後で働きかけていた東洋系秘教グループ

以下はある方から提供された資料の一部です。とある神秘主義のマスター(導師)が、20年以上も前(1975年頃)に、ヒトラーについて語ったものだそうです。霊的な観点から、ヒトラー没落の真因が指摘されています。

彼の話によれば、ヒトラーは何かに「憑依」されていたようです。何かもっと大きな力の「乗り物」に過ぎなかったようです。

とりあえず、ヒトラーに関する部分だけを載せておきます。参考までに。

 


■■〈乗り物〉としてのヒトラー


実のところ、我々が知っている歴史の背後には、われわれがうかがい知ることさえできないような歴史が存在しているのだ。歴史にはもっと深遠な部分がある。われわれが歴史として知る周辺部は、真実ではない。われわれの歴史の背後には、もっと別の歴史が続いている。われわれがそれについて何ひとつ知ることのない、より深い歴史があるのだ。

たとえば、“ヒトラー”。

彼のファシズム、彼の行動の全貌、彼の、何かを為そうとする死にもの狂いの努力を、取りあげてみるがいい。その背後に、秘められた何かが存在することを、察知している者は誰もいない。ヒトラーの行動は、間違った方向に向いてしまった運動、意図されたものに背いてしまった試みだった。

最初、ヒトラーは別の力のたんなる〈乗り物〉だった。今では、彼がドラマの本当の役者ではなかったことを示す所見がある。彼は道具にすぎなかった。彼は使われていただけなのだ。誰か別の者が、彼の背後で働いていた。別の力が彼を使っていた。

彼は狂っていた、彼は殺人者だった──。これらのものは、彼自身のエゴの現れだった。彼は、彼のエゴを、偏見を、狂気を、棄て去ることができなかった。そして、彼には、己れの自我を、彼を通して働こうとしていた力に、明け渡すことができなかった。ゆえに、その試みは失敗に終わった。それは、意図されたものに反してしまった。



ヒトラーの「カギ十字(スワスティカ)」の選択を見てごらん。

アドルフ・ヒトラーの党のシンボルであるこのスワスティカは、ある特殊な奥義体得着(アデプト)たちの道場の、古代最古のシンボルだ。インド最古のグループのひとつは、ジャイナ教だ。スワスティカは彼らのシンボルだ。

だが、それはヒトラーが用いたシンボルと正確に同じものではない。ヒトラーのスワスティカのデザインは、逆さになっていた。ジャイナ教のスワスティカは時計まわり、ヒトラーのは時計の逆まわりだ。

「スワスティカ」の語源は
サンスクリット語の「Svastika(幸運)」である。
仏教では「1万の美徳を秘める幸福の護符」として神聖視する。
ナチスのカギ十字は、この美しいスワスティカ(卍)
を歪め、逆回転に用いたものであった。

この、時計の逆まわりのスワスティカは、破壊のシンボルだ。時計まわりのスワスティカは、大いなる創造のシンボルだ。ナチスは、3年がかりでシンボルを捜した。なぜなら、シンボルはただのシンボルではないからだ。もし、より深い伝統のなかからシンボルを取り出すなら、そのときこそシンボルは鐶(リング)になる。そこで、アーリア民族の最古のシンボルを発見するために、ヒトラーによってチベットに人が派遣された。そのシンボルによって、秘められた多くのものにコンタクトできることが知られていた。こうして、スワスティカが選ばれた。だが、それは逆さになっていた。

そのシンボルを発見した人物、ヘッセンホフが、シンボルは逆さに使用するべきだ、とヒトラーに進言したのだ。彼は、多くの秘教グループと接触していた人物のひとりだった。だが、彼は混乱していた。彼は2つのものを捜し求めていた。まず第1に、非常に古いシンボル、そして第2に、新しくつくりかえることができるシンボルを。このためにスワスティカが選ばれ、逆さにされた。それがこのような形で存在したことなど、今まで一度もなかった。

しかしこのために、出来事はまったく別の形態を取った。このシンボルの逆用のため、世界中の秘教的知識に触れている人々は、ヒトラーが自滅してしまうことを知っていた。彼が狂い、自滅的な力と交信するだろうことを。



ヒトラーの哲学の背後にある概念は、全て秘められた道場で授けられた。彼らは彼を、ちょうど神智学者たちや秘められたグループが使ったように使った。ヒトラーが、ある時点まで、ある瞬間まで勝利し続けたのはそのためだ。彼は勝つのみで、負けを知らなかった。情況はまさに驚異的だった。彼は何に対しても勝つことができた。それはあたかも彼が、敗北不能であるかのようにさえ思えた。

だが、ある時点を過ぎると、あらゆることが「逆転」しはじめた。ここに大きな謎がある。

 

■■ヒトラー没落の真因


ナチズムに対抗する連合軍側が、ヒトラーを打ち破ったという歴史は、事実ではない。

それは外面的な現象にすぎない。ヒトラーは、ある秘教グループに利用されていたのだ。この試みは、そのグループによってなされた最も自暴自棄的な努力のひとつだった。このグループは、何世紀にもわたって働き続けてきたが、思うように人類を救うことができなかった。そのため彼らは、人類が地球で自滅する前に、人類を救おうとする最後の絶望的な努力をしたのだ。

以前彼らは、聖者たちや権力をもたない人々、心の正しい人々を通して働きかけた。そしてついに、彼らはアドルフ・ヒトラーを使い、世界が崩壊する前に全世界を掌中におさめて、ある教えを人類に授けようとしたのだ。

だが、ヒトラーはグループの手を離れてしまった。彼が、最終的に敗北したのはそのためだ。



ヒトラーに起こった出来事は、戦争史上の奇跡であり、まさに未曾有の出来事だった。

ヒトラーはいかなる戦略家の助言も聞き入れようとしないばかりか、軍の移動や攻撃をするにあたっても、将軍たちの助言をいっさい取り上げなかったのだ。参謀たち全員が反対したことでも、彼は、自分の好き放題に行動し、軍を動かしたものだ。それでもなお彼は勝利した。

馬鹿げた移動、意味をなさない進撃──戦争のことを少しでも知る者なら、誰もこんな行動を取ろうとはしない。しかし、ヒトラーはどのような作戦をとっても勝利した。

彼の側近たちはみな、ヒトラーが、何かもっと大きな力の〈乗り物〉にすぎないことを知っていた。そうでなければ、これは説明のつく出来事ではなかったからだ。

これは最近になって、ようやく知られるようになった事実だが、命令を下すときのヒトラーは、いつも意識ある精神状態にはなかった。そういうときはいつも、忘我の状態にあった。彼は眼を閉じている。やがて震え始め、ついには汗を流し始める。そうすると、彼の声は完全に変質してしまう。そして別の声が命令を下すのだ。

しかし、彼が没落し始めたその日から、彼自身の声が命令し始めた。その時点、その瞬間から、彼は二度と忘我状態を経験することはなかった。働きかけていた秘教グループとの接触が失われたからだ。



今や、ヒトラーと彼の生涯を研究している人々はみな、この現象が、たんに政治的なものではなかったことを感じ取っている。だいいちヒトラー自体ただの政治狂ではなかったのだ。彼は、ただの狂った政治家ではなかった。

というのも、彼のなすこと、アプローチの全体が、すべてごく非政治的なものだったからだ。彼の部下になった者たちは、彼が分裂した人格であることを感じていた。

普段のヒトラーは、人には想像もできないほど平凡だった。魔力もなく、ただのどこにでもいる人間だった。

しかし、心が乗っ取られ、何かに取り憑かれると、彼は完全な別人になった。

誰が、ヒトラーの背後にいたのだろう? ある秘教グループだ。その秘教グループは、ある目的を果たそうと試みていた。

しかし、ヒトラーが、グループから独立したとき、彼はすべての力を失った。その最後の日々、彼はごく平凡な人間だった。だから、グループとの接触を失うやいなや、やることなすことすべてが、彼に不利になった。それ以前は、何をやろうと彼の思い通りになったというのに。



私がこれまで話してきたことの背後には、すべて、同じグループが、控えていた。彼らは全世界を獲得しようとしたのだ。

もし、何らかの秘教的な力が、あなたに働き始めたとしても、あなた自身はそれに気づかないでいる可能性もある。表面上は、あなたが成功しても、実は、別の者が成功していることに、あなたは気づかない。成功したのは自分だ、という意識が、あなたの自我を強めていく。やがて、あなたのエゴが強くなりすぎて、どんな力に対しても耳を傾けなくなる瞬間がやってくる。別に珍しいことではない。秘教グループは、以前私があなたがたに話したように、本来、継続するものとして機能している。だから必要があるときには、いつも手を貸すことができる場所にいる。しかも彼らは、さまざまな方法で援助することができる。

日本とドイツが親密になったのは、たんなる偶然ではない。それは、このグループのしたことだった。これは隠された事実だ。ヒトラーの背後で働きかけていた秘教(エソテリック)グループは、チベット(ヒマラヤ)の流れをくむ仏教のグループだった。だから、仏教国である日本をヒトラーの側に立つよう感化できたわけだ。

ヒトラーが勝利している間、東洋全体が高揚感に包まれていた。東洋全体が、内的にはヒトラーとともにあった。それは、彼の背後で働きかけていたグループが、東洋のグループだったからだ。

偶然に起こることなど何もない。すべての背後には、因果の連鎖がある。


─ 完 ─
 
 
 
 
 
 
 
 
「裏ヘブライの館」 地下資料室(地下2F)ナチスの狂気
ヒトラーの闇の謎 〜 「光」と「闇」の闘い 〜
ヒトラーとシャンバラ
http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha812.html


ヒトラーとシャンバラ

●第二次世界大戦におけるヒトラーの行動は「謎」に満ちている。

大戦初期の第三帝国は大いに戦果をあげ、ほぼ全ヨーロッパを手中にした。

ところが、1941年以降、ヒトラーはモスクワへの無謀な侵攻、アメリカに対する無謀な宣戦布告と、いわゆる「自殺政策」を取り始める。

これにより第三帝国は徐々に劣勢へと追い込まれるわけだが、なぜヒトラーが「自殺政策」を取ったかは今もって謎とされている。

 

 

ヒトラーは最初は“ドイツの救世主”として多くの国民たちに愛された。

しかし、1941年を境にヒトラーの人生は「暗転」している。この年、
ソ連侵攻と真珠湾事件で米ソに宣戦布告したのである。

 

●ドイツ近代史の大家である坂井榮八郎氏(東京大学名誉教授)は、著書『ドイツ史10講』(岩波書店)の中で次のように述べている。

「ヒトラーは戦争を止めない。止めないばかりか、日本の真珠湾攻撃(1941年12月8日)に合わせるように、12月11日アメリカに対して宣戦を布告したのだった。三国同盟があったにせよ、それは日本に合わせてドイツが参戦することを義務づけるものではない。

ソ連制圧の失敗の窮地に追い込まれたこの状況で、アメリカに対独参戦の機会をドイツ側からわざわざ提供したこの対米宣戦について、これを合理的に説明するのはかなり困難である。

専門的研究者でもこの対米宣戦は理解不能とするものが少なくないようだ。」



●ドイツの著名な歴史研究家であるセバスチャン・ハフナーも、著書『ドイツ帝国の興亡』(平凡社)の中で次のように述べ、困惑を表している。

「対米宣戦は、第二次世界大戦でのヒトラーの決定の中でも最も不可解な決定だし、私も実際のところその説明ができない。私は、いくつかの著作の中で様々な解答の可能性を論じたし、入手できた限りで歴史家たちの書いたものも全て読んだ。

それでも、私は白状しなければならないのだが、私自身の仮説にも、歴史家たちの仮説にも、本当に何一つ納得できないのだ。」

 

 
(左)ドイツの歴史研究家セバスチャン・ハフナー
(右)彼の著書『ドイツ帝国の興亡』(平凡社)

この本以外にも、彼は数多くの歴史書を書いている

 

●世界一の強国アメリカを、無理やり自分との戦争に引っ張り込んでしまったヒトラー──。

セバスチャン・ハフナーの言うように、歴史はこの謎をいまだに解いていない。


●あるヒトラー研究家は、この謎を解くカギは「絶滅と再生の思想」にあるとして、次のように説明している。

「『絶滅と再生の思想』によれば、人類の文明は周期的に絶滅と再生を繰り返しながら現在に至っているという。大洪水や世界の終末を描いた神話、伝承は世界中に残されているが、それらはみな文明の絶滅と再生を描いたものであるというのだ。

この『絶滅と再生の思想』は、太古より受け継がれてきた叡智とされるが、ヒトラーは、オカルト研究を通じてこの叡智に触れ、それを実践しようとしたのである。彼は敗戦を目前にして、『我々は決して降伏することはない。が、滅亡することはありうる。しかし、そのときは世界を道連れにするだろう。ラグナロクだ。世界を焼き尽くす火だ』と言っていたことから、ヒトラーは第三帝国と道連れに世界全体を滅ぼすつもりだったことが分かる。そして、既存の文明を滅ぼすことによって、新たなる文明を創造しようとしたのである。」



●これに対して、チベットの神秘思想やヨガについて多くの本を出している藤本憲幸氏は、ヒトラーとシャンバラ(チベット)の関係に触れながら、別の角度から「ヒトラー敗北の真相」を紹介している。

参考までに、彼の説を載せておきたい。


以下は藤本氏によるレポートである。

 


───────────────────────────

 


■■パート1


19世紀後半から20世紀初頭にかけて、伝説の理想郷「シャンバラ」に対して大きな関心が寄せられ、“地底王国ブーム”が起こり、世界各地にシャンバラの秘密結社が作られた。それらの名をざっとあげるだけでも「東方の星」「ヴリル協会」「アルカナ学院」「哲学調査協会」「ユダヤ人共同体」「千年王国会」「世界王研究会」などがある。そしてこの流れはアメリカとドイツに向かい、ドイツではナチスが誕生した。

ヒトラーは、シャンバラの秘密を握ることが自分を世界の覇者とする道だと心の底から信じ、国家的な探査のプロジェクトを命がけで取り組んだ人物である。彼はドイツの首相に任命されるや、さっそく自らの野望を達成させるべく、シャンバラの秘密を探る探検隊を編成し、世界の各地に送り出している。

 

 

非常に興味深いのは、1936年、ヒトラーはラインラント(ドイツ西部の非武装地域)への25万人の派兵は、「シャンバラは確実に存在している!」の第一報がシャンバラ探検隊から入った直後に行なっていることである。この頃には既に、世界各地に派遣したシャンバラ探検隊からの報告で、シャンバラの秘密を手に入れる自信を深めたのか、ヒトラーは次々と積極的な行動に出ている。1940年6月にフランス軍をついに降伏させると、ヒトラーの野望は燃えに燃えた。

だが、ヒトラーにとっては全く予期できぬ出来事が起きたのである。遅々として進まぬ“秘密兵器”の開発である。あと一歩、あと一歩というところで、どうしても科学者の頭脳にブレーキがかかってしまうのである。

「なぜだ! どうしてできん!」

ヒトラーは焦りに焦った。

私(藤本)はこのへんのところをシャンバラ研究家3名に鋭く問うてみた。「そのとき何が起こったのですか?」と。

すると、3人から異口同音に、「シャンバラがブレーキをかけたのだ」という回答が返ってきた。

 

■■パート2


1941年6月、ヒトラーはソ連侵攻の「バルバロッサ作戦」を開始した。しかし、当初は順調だったこの作戦は11月、冬に入るとともに侵攻速度が落ちてきた。そこでヒトラーはモスクワ侵攻をあきらめ、“秘密部隊”の完成に没頭するための時間かせぎに、多くの将軍たちの反対を押し切ってスターリングラードへの攻撃作戦を指令した。

更に同様な時間かせぎと、戦局が思い通りに展開しないことに焦りを覚えたヒトラーは、1941年秋、国内の不満や厭戦気分の矛先をそらす目的もあってユダヤ人問題にけりをつける「最終計画」をついに断行したのである。

 


アドルフ・ヒトラー

 

こうしたなかで、シャンバラの大師たちは、ヒトラーの計画を封じるため、彼にシャンバラの秘密が漏れないようにと、シャンバラに通じる全ての扉を閉じたという。ただし、それ以前に何らかのものをヒトラーが手に入れていたことは、ベルリンのチベット人兵士からも疑いない。

そうした中に戦局は進む。1941年12月、「日独伊三国軍事同盟」を結んでいた日本がついに真珠湾作戦を決行、アメリカとの間に戦端を開いた。かくして太平洋戦争が勃発した。ヒトラーはこのころ、遅々として進まぬ“秘密兵器”の開発に苛立ちを感じながらも、アメリカに宣戦布告するのである。

 


ヒトラーのソ連侵攻作戦=「バルバロッサ作戦」


  

   

   

ソ連西部の都市「スターリングラード」の戦いで、ソ連軍はドイツ軍に
決定的な打撃を与え、以後の戦局に大きな影響を及ぼした。
(この戦いは、第二次世界大戦の決定的な転機となった)

9万1000人のドイツ軍捕虜のうち、戦後シベリアの
収容所から生きてドイツに帰った者は、
わずか6000人だった。

 

一方、ソ連侵攻の「バルバロッサ作戦」のほうは、スターリングラードに冬将軍が襲っていた。このときドイツ軍は冬装備を極端に欠いていたため、氷点下20度Cにも達する冬将軍の前に、1943年1月、ドイツ軍は戦わずして降伏状態になったのである。

多くの戦史家は、このことを指してヒトラーの冷酷な性格、戦略の不備を指摘するが、それは研究不足である。ヒトラーには誰も考えることのできなかった全く新しい秘密作戦があったことを見落としている。その秘密作戦とは「大空変動作戦」である。それは電磁波を用いて、自由自在に天候をコントロールし、氷点下を温暖に、そして温暖を熱帯に変える作戦である。それによりヒトラーはスターリングラードの冬を夏に変えられるものと信じきっていた。

しかし、失敗した。

なぜだろうか? あと一歩というところで、電磁波の放射が思うように働かなかったのである。どうして作動しなかったのだろう? これもシャンバラ研究家にいわせれば、「当然、シャンバラからのブレーキである」という。これは、ヒトラーにとっては思わぬ誤算であった。

 

■■パート3


私(藤本)はシャンバラ研究家の一人であるC氏に次のような質問をぶつけてみた。以下はその問答である。

「ヒトラーはシャンバラの科学力とその秘密を懸命に調べていましたよね。しかし、次第にシャンバラ側は非協力的になって、全ての扉を閉ざしてしまった。これはなぜですか? もし、あのとき、シャンバラの科学力が更に応用されていたら、世界の歴史は全く今のものとは変わっていましたよ。」

「その通りです。シャンバラはナチスの指導者の意思を見抜きました。彼らの野望・野心を知ったのです。そのため、一切の力を閉ざしました。その代わり、連合軍側に“建設のエネルギー”を流したのです。そして、古い制度、古い考え、俗悪な野望を打ち砕こうとして、連合軍に勝利をもたらしたのです。」

「すみません、ちょっと待って下さい。その“建設のエネルギー”というのはよく分かりませんし、良いとか、悪いとかいう判断基準はどこでされるのですか。いってみれば、“人間同士の争いに余計なお節介をするな!”と言いたくなりますが……」

「チベットの大師の方々は、ナチスの幹部とヒトラーにアストラル界から“闇のエネルギー”を放出しました。そのため、ナチスは破壊のエネルギーに満たされ、世界中の古い誤った思想が崩壊したのです。これは、大師の方々のご意志です。」

「たいへんお話が抽象的だし、宗教的な内容ですね。普通の人にはなかなか理解しにくいと思いますが……」

「ええ、そうですね。」

「“建設のエネルギー”とは、具体的にどのようなものですか?」

「奇跡的な力が出ることです。」

「実際のこととしてよく理解できませんが……。ミラクル・パワーですか……。そうしますと、第二次世界大戦のときカウンター・アタックに出てフランスを解放し、連合軍を勝利に導いた立役者はパットン将軍ですが、彼の場合においてもそのようなパワーがあったのですか?」

「そうです。ですからヒトラーは敗北したのです。」


〈後略〉

 

■■パート4


これは歴史上の明らかな事実だが、今日、アメリカやフランスで「第二次世界大戦の英雄は誰か?」と聞けば、みなパットン将軍と答える。

事実、パットン将軍はロンメルを敗退させ、パリを解放し、有名なバルジの戦いでは101空艇兵団を救出した英雄中の英雄である。

 


アメリカ陸軍の猛将
ジョージ・パットン将軍

 

しかし、この人物は調べれば調べるほど、普通の人間ではない。

たとえばカルタゴの地にて部下が、「将軍、カルタゴ軍の防衛はどのようにやったのでしょうかねえ」と問いかけたとき、将軍は「いや、2000年前に私もいたのだ。幾度となく戦い、何度も私は死んだ。私の頭には昔の戦いがよみがえる。私は20世紀という時代は嫌いだ!」と非常に興味のある答えをポツンと出している。

その答えに部下は唖然としていたという。

さらにフランス史に関するところでは、部下が、「もしあなたがナポレオン軍にいたら、将軍になれましたねえ」と冗談ぽく話したのに対し、真剣なまなざしで「いや、私は実際に将軍だったのだ」と驚くべき答え方をしている。

私にはこの将軍が、冗談に対して冗談で答えているとはどうしても思えない。本当のことをポツンと語っているのではないだろうか? すると、ナチス・ドイツ軍の優勢に進んだ第二次世界大戦で、結末を心配したシャンバラは、パットンという人間にマインド・コントロールと、超科学テクニックで将軍の頭脳に戦略をインプットしたのであろうか。そしてドイツ軍を敗退さすために、猛烈なエネルギーを与えたのだろうか。



ちなみに、ドイツ軍(国防軍)の調査では次のことが報告されている。

「ジョージ・パットンは軍人の家系に生まれ、輪廻転生を信じ、神を常に祈る人間であるが、ひとたび戦いとなると軍神のようになる。そして口ぐせは『16世紀が一番よかった。20世紀は嫌いだ』というものだ。」

これに対し、ドイツ軍首脳は、「頭のおかしくなった戦争犬だ」と一笑にふしている。

だが、それは本当に一笑にふしてしまっていいのだろうか。結果は、歴史が証明した。彼はパリを守り抜き、連合軍を大勝利に導き、この20世紀最大の大戦で独裁者を葬り、最後の結末を彼がつくった。

私たちの今日の平和を考えるとき、このパットン将軍がいなければ歴史は大きく変わっていたであろうことをもう一度肝に命ずるべきであると思う。私は、この人がシャンバラの計画どおりに働き、活躍して、今日の世界を作ったと思えてしかたがないのだが……。そう考えるとき、C氏のいうことがよく理解できるのである。
 
 
 
 
 

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