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原発収束作業の現場から ある運動家の報告 アトックス(ATOX)とにかく一番無防備で危険そしてとにかく労賃が安い
http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/568.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2012 年 3 月 04 日 19:44:34: KqrEdYmDwf7cM
 

http://fukushima20110311.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

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(車両のサーベイを受けている。サーベイに当っているのは、中国電力から応援にきた放射線管理員。Jヴィレッジ・除染場)





反貧困の社会運動に長年とり組んできた大西さん(仮名)が、現在、福島第一原発と第二原発の事故収束作業に従事している。
その大西さんから、昨年末から今年2月にかけて、お話を聞いた。
〔インタビューはいわき市内。掲載に当たって、特定を避けるための配慮をした。〕

お話が多岐にわたる中で、編集上、4つの章に整理した。
【T】【U】【V】では、高線量を浴びる現場で、放射線管理員として作業に携わっている状況の報告。被ばく労働、雇用や就労、地域との関係などの実態が語られている。
【W】では、原発労働者の立場から、反原発・脱原発の運動の現状にたいして、鋭角的な問題提起が行われている。

事故収束作業に従事する労働者へのインタビューや、ライター自身が中に入るという形で書かれたルポはある。しかし、原発に反対する立場から、「『反対運動を継続してこなかった』という自己批判」として、現場に入ったのは、恐らくこの人だけだろう。
それだけに、突きつけられるものがある。
大西さんのとり組みは現在も進行中だ。



【T】 被ばくすることが仕事



3・11の衝撃


―― まず、どうして原発労働に入ろうと考えたのですか?


大西: 社会運動をずっとやってきたのですけど、3・11と原発事故という事態に衝撃を受けたということです。
もともと、反原発・脱原発の運動には、チェルノブイリ事故(1986年)あたりまでしか関わっていませんでした。3・11が起こって、「反対運動を継続し てこなかった」という自己批判ですね。そして、「自分が関わるとしたら、中途半端には関われないな」という気持ちからです。
また、反原発運動 をやる場合、やっぱり原発労働の実態を知らないのはおかしいのではないか。現場に実際に入らないとわからないことがたくさんあるだろう。隠されていること がいっぱいあるだろう。これはもう、働くしかないな。働いている中で調べるしかないな――ということから、原発労働に従事することを決意しました。
さらに言えば、1F〔福島第一原発〕の事故収束から廃炉作業には、これから、数十万人、百万人単位の人が必要になる。そのとき確実に言えるのは、新たな原 発労働者の層は、プレカリアート〔※〕といわれている人びと、貧困に陥った若年労働者になります。この人たちが危険な現場に入ったらどうなるのか。僕は、 労働運動をやっているので、その観点で、少しでも現場を見ておかなければならないと思って入りました。

〔※プレカリアート:新自由主義の下で、就労も生活も心境も不安定な状況にさらされている労働者の層を指す造語。〕



放射線管理員として


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(靴の裏までサーベイを受ける。靴の裏は放射性物質を持ち込みやすい箇所)


―― 大西さんの入った会社の業務内容は?


大西: 人夫出しです。
原発労働の中でもいろんな仕事があります。道路を整備する人もいるし、鳶さんもいるし、配管工もいる。一生懸命サーベイ〔survey 放射線測定〕している人もいます。
その上で、一応、会社にも色があって、土木系に強いとか、鳶系に強いとか、配管系に強いみたいに、ある程度、専門分野があって、それに見合った元請けに付きます。


―― 大西さんの仕事は?


大西: 放管(ほうかん)です。放射線管理員。
現場から戻ってきた作業員や車両のサーベイと除染、それから作業現場のサーベイ。大体、こういう仕事です。
簡単にいうと、そこら中が汚染状態なので、免震重要棟〔対策本部がある〕とかJヴィレッジ〔20キロ圏の境にある出撃拠点〕に、汚染物質をいれないために配置されています。
これは、異常事態ですね。今は、建物の中だけが安全で、あとはすべて放射線管理区域の状態ですから。
昔は原発の建屋の中がとにかく危険で、それが拡散しないように、放管が配置されてサーベイをしていた。
今は逆です。全てが放射線管理区域の状態で、この建物の中に、汚染物質を入れないために配置されているんですね。もちろん免震棟も線量は高いんですけど、外は全て危険だから、建物の中だけでもなんとか守り切る。最後の砦を守る仕事です。


―― 放射線管理員とはどういう資格ですか?


大西: 一応、放射線作業従事者に当るので、その教育を必ず受けなくてはいけないです。 僕の会社は、20年間、放管をやってきた人がいたので、詳しくいろいろ教わりました。 今がどれだけ異常事態かっていうことについても、毎回、毎回、説明してくれました。
ただ、今は、そういう教育受けてない人も放管をやっています。だから、数値の意味を知らないという人もいますね。


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(湯本の旅館。『歓迎 日立プラント御一行様』の看板が)


―― 生活していた場所は?


大西: 湯本(いわき市)の旅館ですね。
元々は温泉街だけど、今は、一般客はほとんど泊めていない。あらゆる企業が飯場代りに使っているんです。だから雰囲気が違ってしまっています。


―― 朝は何時に起きるのですか?


大西: 朝は4時半ぐらい。5時位に出発してます。
車は、会社の車だったり、元請けの車だったり。東電のバスで通勤するところもある。
朝6時に二つ沼公園〔Jヴィレッジ直近、東芝などの作業拠点になっている〕に着きます。
そこで、乗り換えて、30分くらいで1F・2F〔福島第二原発〕の中に入って、作業の開始です。



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(朝7時前、国道6号線は原発に出勤する車で渋滞する。久之浜・波立海岸)


―― 現場に到着すると?


大西: 交代制ですから、班ごとに、どういうローテーションで、何をやっていくのか、みんなで打ち合わせをします。
まず、どういう交代で、どういう休憩のとり方をするのかというのが一番大きい。
あとは、当日の作業内容の打ち合わせを綿密に。
現場の作業に出ると必ず線量を浴びるので、浴びる前にあらかじめ、「これをこうして、こうして」ということを、あらかじめ事前に想定して、みんなで話し合いをします。実際の作業以上にシュミレーションに時間をかけます。
そうしないと、現場でモタモタしたら、それだけ被ばくしてしまうからです。
現場に着いたら、サッと持ち場に着いて、ビュッと仕事をまとめて、サッと現場を出るという形です。


―― その指示をする人は?


大西: それぞれ一つの作業について、チームリーダー、グループリーダーがいるので、その人の判断で最終的に決まります。例えば、「今日は、ここは線量が高いから、この作業については中止だ」といった判断です。


―― 放管は、「線量が高そうだ」というところに、最初に行くということですね?


大西: そうです。「ここはこれだけの線量がある」ということを、事前に把握して、「今日は向こうの方はだめだから」とか、「今日はここだけだったらいいですよ」ということを作業者に伝えます。
あとは、パトロールって言ってるんですけど、どれだけ放射線があるかっていうのを、隅々まで測っています。



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(二つ沼公園が作業員用の駐車場になっている)



着替えが仕事


―― 作業時の服装は?


大西: 1Fのときは、Jヴィレッジの中でタイベックに着替えます。
2Fの場合は、着替えないでそのまま入ります。2Fは、比較の問題ですが、「安全」ですから。


―― 2Fに行くときは着替えないのですか?


大西: これがですね、全くひどい話なんですけど。
もともと管理区域というのは、私物はパンツ一丁以外、一切身に付けてはいけないんです。しかし、今は、2Fは、もう自分の服でそのまま作業してますよ。
1Fも、自分の服はとりあえず脱ぐけど、作業服はそのまんま着て、その上にタイベックを着てマスクしてという感じです。 
あれだけの人数と放射線量、それにあれだけの交代制の中で、追いつかなくなっています。服についても、3・11以前と以後では、ほんとに感覚がおかしくなっています。


―― というと3・11以前は?


大西: 原発労働に入って一番最初に何を言われたかというと、「原発労働は服を着るということ自身が仕事だよ」と。服を着替えること自体が、もうすでに仕事の一環に組み入れられているという特殊な仕事という意味です。
3・11以前の話も聞かされました。
服を何回も何回も着替えて、着替えるごとに、だんだん危険な区域のレベルが上がって行く。黄服、青服、赤服と着替えて、A区域、B区域、C区域、D区域という形で、炉心近くに行く。
そのレベルが上がる度に、その前の服を脱いで、危険なところに行くための新しい装備に着替えますが、放管は、その人がそのレベルに見合った装備をしているのかをチェックするのです。
とくに炉心に向かう赤装備のときは、補助員が必要です。補助員が、服や靴下やゴム手袋を順番に装着し、密封するために桃色のテープをぐるぐる巻いて、マスクをはめてやります。

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(写真上はJヴィレッジの全景。写真下はサッカー施設として使われていた当時の案内板。Jヴィレッジは、90年代に、東京電力が、福島県にたいして寄贈したもの。プルサーマル受け入れを期待し、その見返りだった)

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大西: 逆に脱ぐときも、補助員が、マスクを取って、ヘルメットを取って、アノラックを取って、キムタオル〔紙製のタオル〕で拭いてあげて、手袋も取ってあげて、それから、ようやく自分で脱げるようになったら、自分で脱いでいきます。
こうしてようやく赤服だった作業員と補助員が、同格の汚染レベルになります。そうすると今度は、作業員と補助員が次の区域に行って、そこにも補助の人がいてという具合。これを3回繰り返してようやく表に出ることができます。
装備を最高レベルにするために1時間近くかかります。だから「服を着ること自体が労働」というのです。手袋をはめるのも労働です。手袋だって、綿手袋をして、その上にゴム手袋を2枚します。
また、例えば、汗が出ても拭いちゃだめなんです。放管教育では、眼が一番、被ばくしやすいと教わります。だから、汗は拭けません。安全な場所に行って、補助員が、顔をキムタオルで拭いてあげるのです。


―― まるで宇宙空間に送り出していくような感じですね。


大西: そう、本来、そういう世界のはずですよね。
それが、いまや全域が、炉心付近の状況になっています。例えば、1Fの1号機、2号機、3号機の周辺がもう完全に炉心と同じレベル。
2Fに至っては、もう私服ですから。私服といってもそれぞれの会社の服ですけど。汚染物質が付着した作業服を、家に持って帰って洗わなくちゃいけない状況は異常ですね。


―― 3・11以降は、そういう基準が崩れているということですか?


大西: そう、崩れています。
パチンコ屋で、「ああ〜、青靴下はいてるよ。いいのかよ」とか、タイベックを着たままコンビニに行くみたいなことがあります。
普通に、装備が持ち出されてしまっているのです。Jヴィレッジで着替えをしてますから、仕様がないですよね。
タイベックは、放射性物質が付いても、これは捨てるから、ということで着ているんですよね。外の人に迷惑かけないためです。だけど、それを着てそのままコンビニに行ったら、何の意味もないです。


―― どうしてそういうことが起こっているのでしょうか?


大西: 管理することを、東電が投げていると思います。
これだけ膨大な人が、炉心での作業と同じような状態で、働いているわけです。
今までなら、一人を炉心に送り出すのに、宇宙飛行士を送り出すようにやっていたけど、今、その基準でやったら、どれだけの人がいるのか、という問題になって、「もう無理、管理しきれない」と、完全に感覚が麻痺してしまっているように思います。


24時間の稼働


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―― 仕事は24時間体制ですか?


大西: 1Fも2Fも24時間、動いてますから。
とにかく稼動している冷却システムに、24時間、人を配置し続けていないと、また大変な事態になってしまいます。
原発の正常運転時でも24時間ですけど、今は、悪化させないために、とにかく人が入り続けないといけない構造になっています。
生産性のない労働なんですけど、それがないと収束もしないという状況なのです。
もしかすると人類初めての作業かもしれないですね。チェルノブイリとはまた違うと思います。


―― チェルノブイリと違うとは?


大西: チェルノブイリの場合は、石棺にしました。しかも作業員が死ぬことを前提に人を投入ました。ソ連という体制もあったと思いますけど。
日本は、いまのところ、石棺という道を選んでいないので、あらゆる手立てを尽くして、冷やして、冷やして、最終的に、30年後、40年後に、核燃料を回収するという壮大な世代を超えた仕事に取りかかっているのです。


―― 現場が24時間稼働だと勤務は?


大西: いまの原発作業は、3交代と2交代と、おおまかに2つのシステムがあります。
放管の作業も、3交代の部分と2交代の部分があります。だいたい14〜5時間、現場に拘束されます。もしくは3交代の人は10時間拘束されます。
ただ実働時間はすごく短いです。


―― 実働は短いと。それ以外の時間は?


大西: 待機。休みます。


―― それは被ばく線量との関係で?


大西: そうです。
14時間の拘束であっても、実働が4時間ぐらい。あとは休むのが仕事。服を着るのと同じで、その場所にいること自体も仕事なんです。
要するに、原発労働では、いくつものグループがあって、それが順番に同じ作業をやっていきます。交代制をとるのは、被ばく量を平準化するためです。そのために、たくさんのスペアを用意しながら、人を回転させていくのです。
あと、もし何かあったとき、緊急的に対処できる要員という意味合いもあります。実際3・11のときもそうなりました。
「大きな事故があったら、それなりの対処をしてもらう代わりに、何もないときは労働時間は短いけど、普通の人と同じ給料を払いますよ」、ということです。そういうリスクを背負いながらするのが原発労働です。 


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(1FおよびJヴィレッジ周辺のサーベイ結果が連日、張り出される)



車両の汚染 1〜2万カウント


―― 汚染の状況はどうですか?


大西: ます、1Fの作業に入っている車の被曝量がすごくて、問題になっています。
事故前は、カウント数(cpm=counts per minute 1分間当たりに計数した放射線の個数)で、2,000とか2,500位が基準。いまは、もう6,000が基準。
車の被ばくが、10,000とか20,000ある。
それを、6,000まで下げるのが大変。ふきまくって除染します。
だけど、実は肝心なところを計測してないのです。ラジエーターまわり。あと車の裏。
車が埃を舞いあげて、それをラジエーターで吸気しています。だからほんとはそこを一番やりたいんだけど。それは無理ですよね。
通勤している人は、とにかく終わったら早く帰りたいから、「少し高いんで、ちょっと待って下さい」と言うと、「何やってんだ」と怒鳴られて、ケンカになるなんてしょっちゅうあります。
そういうケンカを防ぐために、徐染をやっている人も、7,000くらいだったら、「まあ、いいや」という風にやっていますね。


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(現場から戻ったダンプカーを放管がサーベイしている。汚染が高ければ、その場で高圧洗浄を行う。1F周辺のガレキ撤去作業に使う車両の汚染は激しい。除染しても線量が下がらないため、外に出せない車両がJヴィレッジ付近にごろごろしている)


―― 車両のサーベイと除染はどこで?


大西: 2Fは、構内でやっています。
1Fの場合は、Jヴィレッジの脇の除染場です。そこに一番線量の高いところから車が出てきます。
まずサーベイして、高いところがあったら、とにかく水を掛けたり、拭いたりして、除染します。


―― 除染に使った水は?


大西: 流します、結局。世間では除染と言ってますが、僕らは、笑って「移染だよね」といっています。


―― 汚染水はプールしていると思っていたけど、排水溝から海へ?


大西: それ以外ないでしょう。


―― アレバ社の汚染水処理装置は?


大西: あれはもっと超高濃度の汚染水の話です。そっちは、配管で循環させる装置が稼働しています。それは、炉心にあった水をやっているだけなのです。
それ以外は、流して、最終的には海に行くのです。



被ばくすることが仕事


―― 作業員の被ばくの方は、どういう状況ですか?


大西: 1Fでの被ばく量が、とにかくすごいです。
1Fでは、免震重要棟の外の仮設に、サーベイの拠点があります。
Jヴィレッジで着替えてから、車で30分ぐらいで、この仮設に着きます。ここで、APD〔Alarm Pocket Dosimeter 警報付きポケット線量計〕を受け取ったりして、現場に向かいます。そして、現場から戻ってきた作業員をここでサーベイします。
そうすると、だいたい、水処理関係〔冷却水の循環装置など〕やタービン建屋、ガレキ撤去の作業などが、ものすごく浴びています。
1日、2〜3時間の作業で、0・5から1ミリシーベルトです。これが1日の積算の被ばく量です。
さらに、水漏れなどが起こると、その修繕作業で、汚染者が続出します。
タービン建屋なんかに入ったら、1日20分ぐらいで、5ミリシーベルトも浴びてしまいます。
平常時だったら、20ミリシーベルトを浴びたら、東電管内では、仕事はできなくなります。1日で1ミリシーベルトだったら、20日も働いたらおしまい。1日で5ミリシーベルトなら、4日で終わりです。


◇1シーベルトも


大西: タバコ部屋というのがあって、そこは、東電の社員も含めてみんなが一緒に使うところがあります。そこで、ときたま出るのは、「誰々は1シーベルト〔1シーベルトは1000ミリシーベルト〕浴びたよ」とか、「600ミリシーベルト浴びたよ」とか。
1ミリではないですよ。1シーベルトですからね。急性障害が出てもおかしくない数字です。
放管が、全身サーベイをやると、身なりがきれいな東電社員で、そんな危険な作業をしてないはずなのに、ピューと上がるんですよ。内部被ばくで、相当高くふ れているのです。おそらく直後の収束作業で内部被ばくしているのでしょう。「歩く放射性物質」になっているわけです。
先日も、2人の東電社員が、原子炉建屋に入りました。現場を見てくる必要があったのでしょう。1人は30代、もう1人は50代でした。それは、もう命がけですよね。
帰ってきた2人にたいしてサーベイをしたんですが、本当に心を込めてサーベイしました。


◇サーベイでも被ばく


大西: 先ほど言ったように、車両の汚染がひどいのですが、その汚染車両の除染作業で、1日1ミリシーベルトも浴びてしまう状況です。
そもそも、Jヴィレッジから1Fに通勤するだけで、被ばくしています。バスで片道30分ですが、往復すると14から16マイクロシーベルトは浴びます。
放管が、1Fでは一番、安全なのですが、それでも1日で0・1から0・2ミリシーベルトです。
たしかに作業している時間は短いですが、被ばく量が高いために、それしかできないのです。
だから、原発労働は、「線量を浴びることが仕事」ということなのです。


◇「ご安全に」


大西: こういう現場ですから、1Fに向かう車の中では、みんな、緊張していますね。そのため、心持ち多弁になります。全面マスクなので、よく聞き取れないんですが。
そして、現場では、「ご安全に」とあいさつします。「いってらっしゃい」という意味で使うのですが、実は、この言葉は、炭坑労働者が使っていた言葉です。危険な現場に行くという意味で、それが引き継がれているのですね。


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(身体のサーベイを受ける。Jヴィレッジ・除染場)



放射能焼け


―― 被ばくの影響はありませんか?


大西: 放管ですから、全ての人の顔を見ます。そうすると、結構、「放射能焼け」で、顔が真っ赤な人いっぱいいます。
放射能焼けとは、ベータ線熱傷〔※〕なんですけど、ちょっとずつ被ばくすると、皮膚が攻撃を受け続けるわけですから、弱くなって、赤くなるのです。
それから、ラテックスアレルギー〔※〕でも赤くなります。ゴム手袋を日に何回も変えるのですが、それに付いている粉で、手とか顔をやられています。

〔※ベータ線熱傷: 放射線皮膚障害の一種。皮膚および皮膚の細胞組織が破壊され、火傷に似た症状を発する。
※ラテックスアレルギー: 天然ゴムに含まれる、ラテックスと呼ばれるたんぱく質が抗原となって、引き起こされるアレルギー反応〕


―― 健康診断とかホールボディーカウンターとかは受けています?


大西: 受けてます。1Fと2Fとでは待遇に差があって、1Fの人は1カ月毎に、ホールボディカウンターと電離検診〔電離放射線障害防止規則にもとづく健康診断〕を受けています。2Fの人は、3カ月に1回です。法定は6カ月毎ですが。
眼と指先が被ばくしていないかを、医者がチェックしています。


―― なぜ眼と指先を?


大西: これも法定〔放射線障害防止法〕なのですが、眼を診るのは、放射線で焼けて、角膜が白濁するからです。マスクをしても、ゴーグルをつけても、眼については、放射線を防ぐことができないのです。眼は一番弱く、痛みも感じないですからね。
あとは、指先にケロイドがあるかどうかを見ています。指先は、汚染物質に一番近いからです。手袋を介していますが、ガンマ線は、手袋を透過してモロにくるからです。



放射線管理手帳


―― 放射線管理手帳〔※〕は?


大西: 持っていますよ。ただ、この手帳は、運転免許証みたいに自分で持っているわけはなく、会社が管理しています。
しかも、作るのも会社ですよ。


―― 公的な機関ではないのですか?


大西: 違います。私の場合、申請企業は千代田テクノル〔※〕ですね。
放射線影響協会〔※〕というのがありますが、実際は企業です。
しかも、手帳つくるのに1万5千円ぐらいかかります。
放射線影響協会が、それでお金を回しているのです。労働者のためになっていない団体ということです。

〔※ 放射線管理手帳には、作業員の被ばく歴、健康診断などが記載されている。この手帳で、どこの原発で働いても被ばく量が一元管理されるとされている。
※ 放射線影響協会は、文科省所管の財団法人。「原子力の利用を促進」と目的に明記。同協会の下に放射線管理手帳を一元管理する「中央登録センター」がある。
放射線管理手帳の実際の発行手続きをするのは、「放射線管理手帳発効機関」。これは、電力会社、電機産業、プラント企業、原子力専門企業など。上述の千代田テクノルも。
※ 千代田テクノルは、放射線関連の専門商社。原子力産業そのもの。除染でも専門技術を持っている。〕


◇行方不明の真相


大西: この手帳をめぐっては、次のような話があります。
3.11以降、原発労働者が行方不明だとかで、問題になりましたよね。死んだとか、行方不明だとかいわれていますが、違うんです。
最初は偽名で入る。次に本名で。また偽名で。同じ人が別名で、2回、3回と働いているということです。別人になると、放射線被ばく量がゼロから始まりますからね。
それで、行方不明ということになるわけです。地元にいないとこの感覚が分からないでしょう。原子力村の末端では、こういうことになっているわけです。



【U】 中抜きとピンハネ



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(いわき市久之浜大久地区にある作業員宿舎。鹿島建設の下請けの作業員が入っている)


―― 大西さんの会社は何次下請けですか?


大西: 3次です。
一番上の発注者が東電。その次が元請け。元請け会社は、東電工業とか、東芝、日立とか、鹿島建設、清水建設などの大手。その次が1次下請け。さらに2次下 請・3次下請けは、ほぼ地元の企業。大熊工業とか、双葉企画みたいな名前で、原発周辺でだいたい組をつくっています。組というのは、いわゆる人夫出しです ね。
「原発ジプシー」という言い方もありますが、原発労働者は、大部分が、定期点検で全国各地の原発を渡り歩くんですけど、日雇い労働者だけではなくて、それぞれの地元の住民です。
福島や新潟や福井の原発周辺の住民が、原発労働で全国を巡り歩いているのです。そうやって巡り歩く労働者を受け入れる先が、1次・2次の下請け企業です。 さらに1次・2次の下請けが抱え切れないというか、すぐに雇用できて、すぐに使い捨てできるような形の3次・4次の下請け会社がたくさんあります。
一番の末端では、親方が2〜3人を連れて、現場を移動していく形になっています。福島の中でも移動していくし、定期点検で人が足りなくなったら全国の原発に人を出していく。ということをやっていますね。


―― 大西さんの会社の規模は?


大西: うちの組は10人ぐらいですね。社長も含めて親方が3人です。親方が寄り集まって会社をつくっているんで。それ以外の人たちは、入れ替わり立ち替わりという形です。


―― 組とは?


大西: 親方がいるところを組といいます。
班というのもあります。小さな会社が、別の3次・4次の下に入ったとき、会社自体が、「なんとか班」と呼ばれたりします。
結構、複雑です。東電の現地採用の人、元請けの現地採用の人、さらに下請けの会社の人。みんな学校の同級生なのです。地元の人で、顔見知りなのです。
そういう関係で、仕事を回し合うのです。上になったり下になったり、仕事がなかったら回してという具合に。だから、複雑になるわけです。


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(久之浜の作業員取捨は、プレハブ2階建ての宿舎が12棟。バスでの送迎があり、大きな食堂もある)


―― 人夫出しだと、私が知る範囲では地元の暴力団とかですが?


大西: 組というけど、暴力団ではないです。
僕の友人のいた会社の上は、たしかに暴力団が経営する人夫出しでしたが。


―― 下請けが3次4次5次と行くと、抜かれ方も酷いのでは?


大西: そうです。間に入れば入るほど、どんどん中抜きされていきます。建設労働はみんなそうなんですけど、原発労働はそれ以上。
例えば、東電が、「1人、1日、10万」で出したら、末端では1万5千円になるっていうぐらいの計算ですね。


―― 親方というのは待遇が違うのですか?


大西: それは「抜ける」ということです。親方になったら。
だから僕は親方になるのがいやなのです。
私の友人は、僕よりつらい仕事をやっても、日給8千円。僕よりも賃金は安かったんです。間に2人ぐらい抜く人がいたから。正式には3次かも知れないけど、実質的には5次みたいな会社だったようです。


―― 大西さんはいくらだったのですか?


大西: 9千円〜1万円ですね。正規に3次でそうなります。
1次・2次がボコッと抜いているし、自分の親方もとっていますから。


―― そのことをめぐるいざこざは?


大西: ありますよ。あっちこっちで。刺したり、刺されたり。「危険なことだけやらせやがって」と。
ジプシーって言われるのは、そういうことも含めて、あちこちに移っていくからです。あそこがだめだったら次へと。



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【取材コラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  良く行く飲み屋で、久之浜の作業員宿舎にいるAさんと、何度か会話をした。
  Aさんは30代前半、北海道から、仲間と一緒に来ている。
仕事は、1Fの3号機のそば。作業用の道路を造り、配線などを敷設する作業。重機のオペレーターをしているという。
  1日、1時間半ぐらいで終わり。「楽だよ」と言うが、線量が高いため。
  日当は、1万2千円、プラス3〜4万円の危険手当。
  それでも、5次請けだから、「ハネて、ハネて」という感じだという。
  ただ、Aさんの現在の被ばく量が35ミリシーベルト。たいていの人は、2カ月ぐらいで50ミリシーベルトに達して、それ以上、仕事ができなくなる。
  Aさんも、もうすぐ終わりだ。そうしたら、今度は、10キロ圏内の除染作業の方に行こうと思っているという。
  Aさんは、「東電さんはよくやっているよ」「いまの待遇に満足している」と、東電や鹿島を弁護していた。
  ただ、「いまの被ばく量が35ミリと言われても、それが良いのか悪いのか。どう考えたらいいのかがわからないんだ」と、不安な気持ちを吐露していた。
  Aさんは、北海道に彼女を残してきている。「この仕事が終わったら、帰って彼女とドライブに行くんだ」と話していた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・】


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(久之浜の作業員宿舎)


―― 労働基準法に照らして現場はどうですか?


大西: すべてダメです。一番最初の段階からダメですね。労働契約書は交わさないですから。人間関係だけで仕事がはじまります。
  だから、賃金を払う段になって、何とかを引いて、何とかを引いてと。そうなると、「おい、それは聞いてないよ」ということが起こります。
  例えば、東電は、泊まる人には食費を支給しています。だけどその食費をなぜか引かれてしまっています。
  東電は、メシと風呂と寝ることに関しては「なし」(=会社持ち)としています。さらに、早出で朝飯が食えないとか、夜遅く帰ってくるから晩飯が食えないというときは、「その飯代も支給しますよ」となっています。
  だから東電から元請けに食費としてお金が入って、それが1次下請け・2次下請けにいくんですけど、その段階で何故か消えてるんですよね。「あれ〜?」って。それで大もめにもめてる人もいました。
  それから交通費も。湯本から往復で100キロです。ガソリン代で千円から2千円が一日で飛んでしまいます。 だけどその交通費が込みになっていたりします。
ひどい話ですけど、それは、そもそも労働契約書を交わしてない時点に問題があるわけです。



悪徳企業


大西: でも、ちょっと次元の違う意味で酷いところがあります。企業名を言うと、アトックス(ATOX)という会社。
  元の名前がすごいです。「原子力代行」。代行というのは、「原発における諸雑務、一番下の仕事に人夫出しをしますよ」ということです。
  カタカナとかローマ字になっているからごまかされるけど、一番ひどい会社です。ある意味、東電以上。
  樋口健二さんの写真集に、「雑巾掛けが一番あぶないんだぞ」という話が出てきますが、その作業をやっているのはアトックス。


―― どういう点が酷いのですか?


大西: 僕ら放管が、作業員をサーベイしていると、とにかく一番無防備で、危険な作業しているのが、アトックス。作業員の線量が一番高いのです。
  知っている人は、みんな元請けがアトックスと聞いたら、その会社には行かない。アトックスの人に関しては、地元の人はいないです。
  知らない人がアトックスに行く。東京のプレカリアート層になる。
  普通に「寮付で、飯が食えますよ」と、雑誌とかホームページに出ている。
  もちろん、危険な作業への従事についてなど、一言も書いていない。
  たしかに、アトックスでは、技術は必要ないです。いまだに、雑巾掛けですから。
  しかも、アトックスは、タイベックも着せないで、低レベルの放射性廃棄物を扱わせたりとかしていている。僕らだったら、危険作業に従事していることをわ かっているから、低レベルでも放射性廃棄物を扱うときは、タイベックを着て、ゴム手袋を二重にはめて作業をするけど、アトックスの人は、綿の手袋だけで、 タイベックも着ない。そういうことを知らない。もしくは、下手するとゴム手袋とかタイベックを着ることを禁止されてるかもしれない。分からないけど。
  だから、放管として、一番気をつけているのは、アトックスの作業員。
  他の作業員は、タイベックを着ているから、それを脱いだら、そんなに線量は高くない。だから、そんなに詳しくはやらない。だけど、アトックスの作業員だけ は、どの放管も、とにかく、袖口とか、一番汚れやすいところを厳しくやって、すぐに水で洗うようにとか、アドバイスをしています。


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(いわき市内にあるアトックスの「福島復興本部」)


◇労働条件引き下げの先兵


大西: 原発専門で人夫出しをしたら儲かるということで、1980年代の派遣法改正のときに、真っ先にそれに目を付けたのがアトックス。それがいまや、日本では一番大きい人夫出し業者。全国区で展開している。
  発注元が東電だとすると、元請けが東芝とか日立とかで、その下の1次下請けになる。1次下請けの立場で、全ての業務をこれから抑えようとしている。
  人をシステマティックに集めるノウハウを持っているからですね。
  ヤクザなんかとかは違う。数年前に問題になった人材派遣会社のグッドウィルみたいな感じと言えば、イメージが浮かぶのでは。
  とにかく労賃がむちゃくちゃ安い。そして、元請け企業には、格安で受注しています。タイベックスを着なければ、それで経費が浮きますから。
  実は、原発労働者の労賃が、すごくディスカウントしているけど。アトックスの影響がものすごく大きい。
  あらゆる元請けに、アトックスが入り込もうとしているので、そのおかげで、どんどん労賃が下がり続けている。除染作業は、アトックスがほぼ独占しようかという勢い。
  だから、除染というと、単価の話になって、安ければ安いほど良いかもしれないけど、実は、それが原発の被ばく労働の単価をどんどん押し下げている。
  結局、アトックスが、賃金の面でも防護策の面でも、労働基準法や放射線障害防止法の壁を取っ払う役割を果たしている。
  冷血ですよね。次から次へと供給できるから、労働者を使い捨てにしている。アトックスの働かせ方は、危険だと感じています。


―― アトックスに雇われている人たちは都市の若年層ですか?


大西: そうですね。一番若いです。ほぼ全員二十歳代。
  現代の縮図みたいです。
  地元の人はほとんどいない。
  現場でも、アトックスの人だけ孤立してますね。かわいそうですよ。
  しかも、他の下請けに行ったら、しばらくいればある程度の技術なりが身につくでしょうけど、アトックスにいたら技術も身につかないですから。何年やってもふき掃除、何年やってもごみ片付けです。


―― アトックスの実態はマスメディアには知られてない?


大西: 知られてないでしょう。


――労働運動では?


大西: 多分、僕しか知らない可能性が。原発労働者の間では有名ですよ。アトックスって言ったらもう「あんな危険なことさせてるよ」とか「あそこの除染作業をあんなダンピングの価格で請け負っちまって、おれらどうすりゃいいんだよ」とかね。



【V】 地元労働者と新たな貧困層



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(湯本の温泉街。人通りはまばらだ)


―― 先ほども少し出ましたが、収束作業に携わっている人たちはどういう人ですか?


大西: 原発労働者の出身は、ほとんどが原発立地周辺の市町村です。いまも収束作業をやっているのは、泊、福島、柏崎、福井、浜岡などの人たちです。
  僕の今の実感としては、8〜9割ぐらいかなと思うくらい。
なぜそうなっているかというと、自分の地元だから何とかしないと、という気持ちがあります。それから、それで食ってきたから、それ以外の仕事ができない、ということもあります。二重の意味で、閉鎖的な環境で作業が行われているのです。
  東京・首都圏という電力の消費地が、福島や新潟のような地方を、ある種の植民地にしたような状況にあると言えると思います。経済的に見ても、歴史的に見て も、東北というのは、低開発になるようにずっと強いられてきた。そういうところに、「雇用を生み出しますよ」という形で提示されたのが原発ということなの でしょう。


◇地元のつながり


大西: 現場にいて感じるのは、現場の労働者が、どの会社にいようと、東電であろうと、みんな顔見知りなのです。
  小学校が一緒、中学校や高校が一緒、町が一緒という形で、みんなそこに住んでいる住民。だから、「あいつ同級生、あいつ後輩」という感じです。
  東電についても同じです。地元採用枠というのがあって、一生、本社に出ることはなく、出世とは一切関係なく、地元の原発を動かしながら一生を終えるために採用される人です。
  危険要員という面もあるでしょう。実際、東電の社員という一括りに非難するけど、いま一番危険な作業を行っているのは、実は地元採用の東電社員かもしれません。
  危険な作業というのは、下請けだけではないのです。僕は、東電社員と一括りには、ちょっとできないなと思います。だって、「親戚の息子が東電」「知り合いの兄さんが東電」という具合ですから。
  だから、現場では、同じ東電でも、地元採用の東電社員にたいする視線と、東京にいて指令を下すだけの東電社員にたいする視線は違います。


――現場で地元採用の東電社員は?


大西: 以前は、東電の社員というのは、ふんぞり返るのが仕事。作業はしない。地元採用でもそうでした。
  地元採用の東電社員は、高校で一番とか、生徒会長をやったという人でしょう。現場で作業するのは、同級生でも「落ちこぼれ」の人という感じです。
  いまでこそ、東電の社員も、僕らみたいな協力会社の社員にも、頭を下げて挨拶するようになりました。以前は、「おはようございます」と言っても、無視するのが当たり前だったのに。いまは、向こうから頭を下げて、「おはようございます」と言うんですよね。


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(Jヴィレッジ直近のコンビニエンスストア。作業関係者で繁盛している)


◇新たな貧困層


―― 原発立地周辺の人以外だとどういう人たちですか?

大西: 後のことはどうなってもいいという人たちがいます。そういう人たちが、1カ月に何十ミリシーベルトも浴びても構わないという風になっています。
  その人たちは、そうなった事情があって、借金を背負ったりで、「一攫千金を得たい」と。千金はもらえないんですがね。それでも、「普通の仕事の倍は稼ぎたい」という人です。
  「危険だ。危険だ」と言われながら、その危険がどういうものかという知識を持っていない人、知らせられていない人たちです。
  3・11以降、1Fを中心に、そういう新しい層が、危険も知らないで、飛び込んで来ています。
  1Fの収束・廃炉の作業には、これから、数十万人、百万人単位の人が必要になります。そのとき、確実に言えるのは、新たな原発労働者の層は、プレカリアートといわれている人びと、貧困に陥った若年労働者になるでしょう。



【W】 原発労働の現場と反原発運動とのかい離




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(二つ沼公園で待機する2F行きの送迎バス)


―― 原発の現場に入って、労働者の命と権利を守るための方向は見えましたか?


大西: むしろ簡単ではないことが分かりました。
  東電から元請けに発注し、その元請の労働者クラスが、自分の同級生だったりするというムラ社会です。そのようなムラ社会の中に、労働運動をもちこむことの難しさがあります。
  危険な状況にあるのは確かだけど、声を挙げたら一生食えなくなる、もしくはムラ社会から外されてしまうという道を選べないと思います。


―― 原発事故という形でこの社会の根幹を揺らいでいます。そういう事態の中で、住民運動・市民運動・農民運動などが大きく動き始めています。その全体の前進の力で、原発労働の厳しい現実をも跳ね返す空間を作っていくということではないかと考えますが?
 

大西: 僕も、いまそういうことも考えています。
ただ、現状だと、それを一緒に作っていくという方向に、反原発運動の側が向いていない。逆に原発労働者が孤立化させるように、運動の側が、世論を形成しているように感じられます。
 

――それはどういうことでしょうか?


大西: 「東電社員の賃金なんかカットしろ」といったことを運動の側がいいますよね。もちろん東電は悪いですよ。
  だけど、そうすると何がカットされるかといったら、東電社員の賃金もカットされますが、作業員の賃金もカットされるのです。
  本当にひどい構造なんですよ。運動とか世論がそういう風に利用されてしまっているのです。
例えば、「東電を解体しろ」と言う。そこら辺までは分かります。
  でも、東電や協力企業を全て潰してしまったら、実は、原発が動かないという次元の問題ではなくて、収束や廃炉の作業ができなくなってしまうんですよ。



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(二つ沼公園に設置された東芝の作業拠点)



まもなく作業員が枯渇


―― 作業ができなくなるとは?


大西: 実は、原発労働者が足りなくっています。
放射線管理手帳をもっている労働者は約8万人。意外と少ないんです。しかも、その内の3万5千人が、もういっぱいまで浴びています。9カ月で半分に減っちゃったんです。
たぶん今のペースで行くと(2012年)夏ぐらいには、原発労働者の人数が枯渇するんです。
そうすると1Fの収束作業ももちろん、他の原発の冷温停止を維持することさえもできなくなる危険があるんですよね。
  まして廃炉というのは、1Fの作業で分かる通り、人数がものすごくいる。54機全部を廃炉にするというなら、数百万の労働者が必要です。


――そういう問題として受けとめていませんでした。 


大西: 収束とか廃炉とかの作業を、原発労働者がやっているという感覚を運動の側が持っていない、身近なものとして感じていないという気がします。
  「廃炉にしろ」と、東京の運動が盛り上がっているんですけど、語弊を恐れずいえば、特定の原発労働者、8万人弱の原発労働者に、「死ね、死ね」って言って いるのと同じなんですよね。「高線量浴びて死ね」と。自分たちは安全な場所で「廃炉にしろ」と言っているわけですから。
  原発労働者を犠牲に差し出すみたいな構造が、反原発運動に見られると思います。
  そういう乖離した状況があるので、福島現地や原発労働者の人と、東京の人が同じ意識に立って反原発・脱原発の方向になることが簡単ではないと感じています。


―― 廃炉というテーマに、自らの問題として向き合う必要があると。


大 西: そうですね。廃炉という問題にたいして、みんなが少しずつ浴びてでも作業をするのか、「いや、原発反対なんだから作業もしないよ」というのか。「被 ばく労働なんてごめんだ」といってしまうと、では廃炉の作業はどうするのか。東北の人に押しつけるという意味でしかないですね。
  希望的理想的に言えば、1人が100ミリシーベルトを浴びるんじゃなくて、100人で1ミリシーベルトを浴びようよと。
  しかし、現実的には、みんなが、そういう気持ちになるというわけはいかないと思います。
  とすると、2つ道があります。
  1つは、原発労働に従事するからには、被ばくするわけだから、「健康の問題について、一生、見ます。もし何かあったときは補償もします。賃金も高遇します」という風にするべきです。もちろん中抜きはありませんよ。準国家公務員みたいな形で雇ってね。
  もしくは、2つ目は、徴兵制みたいに、「何月何日生まれの何歳以上の人は、ここで1週間、被ばく作業をして下さい」みたいに強制的にやるか。
後者は、すごくいやなんですけど、でも僕が、実際に原発労働をして思ったのは、これは、反原発運動をやっている人は、全員やったほうがいいんじゃないかなということです。
  反原発だけではなくても、もしそこで原発の電気で恩恵をこうむっているんだったら、やるべきなのでないかという気持ちになっています。



東京と福島


―― 東京と福島の関係についても問題を提起されてますね。


大西: そうですね。東京の人びとは、一方的に電力を享受してきた立場で、福島・新潟っていうのは一方的に作って送り続けていく側。福島の人は、一切、東電の電気を使っていません。
そ こで問題なのが、圧倒的多数者の東京・首都圏の人たちが、少数の福島・新潟などの原発立地周辺の人びとにたいして、ある種の帝国主義による植民地支配のよ うな眼差しをもっていることです。それは、権力を持っている者、為政者と全く変わらない眼差し・同じような意識です。
それは、運動の側でもそういう眼差し・意識に立っています。それがものすごくこわい。このことに思いが至らなかったら、たぶん反原発運動はおしまいじゃないか。


◇沖縄問題に通底


―― これは、沖縄の側から米軍基地問題で提起されていることと通底しているのでは?


大西: 全くその通りです。僕も、そこにつなげようと思っています。
  琉球民族の土地に基地を押し付けるというのはまさに植民地問題なんです。


―― 「基地を東京へ持って帰れ」と、沖縄の人たちが言います。それにたいして、本土の運動の側が、激甚に反発します。


大西: そうなんです。
  琉球民族の人口が、だいたい日本民族の百分の一ですね。多数決で言ったら沖縄は一方的に蹂躙される側です。
  そういう関係の中で、本土の側は、体制側であろうと反体制側であろうと、沖縄の米軍基地を引き取ろうとは絶対しないです。
  そういう意味では、為政者・体制と同じ眼差しで琉球民族を支配してます。
  それと同じ構造が、今度は、首都圏が福島や新潟にたいして行っています。


―― そういうことが、無自覚に進められる意識構造が、近代日本の基本構造なのでは?


大西: そうですね。沖縄と東北地方に矛盾を押し付けることで、帝国日本が成り立ってきたわけです。その問題が、こんな形でだけども、ようやく見え始めてきました。
  この切り口をどうやって、これまでの運動の本当に反省と転換ということに持っていけるだろうか。それができなかったら、本当にもう大変なことになるなという気持ちです。


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(夜の湯本も、灯りはまばら。作業員は、金も時間もないので、あまり外には出てこないという)



「ガレキ受け入れ反対」への異議


―― 全国で、「ガレキ受け入れ反対」が運動化していますが。


大西: 東京や神奈川・千葉で、反原発運動が盛んですよね。
  だけど、たとえば、松戸市や流山市は、降り注いだ放射性物質が濃縮された下水の汚泥やコミの焼却灰を、秋田に捨てていたんです。
  もともと、首都圏は、産業廃棄物を東北地方に捨ててきた。東北地方は、首都圏のゴミ捨て場。そういう構造になっていました。
  松戸市や流山市は、その汚泥や焼却灰が高濃度の汚染物質だということは分かっていたんです。分かっていたけど、国が発表する前に、秋田などに黙って送っていたという問題です。
  だけど、松戸や流山の運動は、このことを問題にしていませんね。


――  たしかに、ガレキ問題は、放射能問題を考え始める契機としてあると思いますが、なぜ東京に電力を供給する原発が福島にあったのかとか、汚染と被ばくに苦 しむ福島の住民や被ばく労働を担う原発労働者の存在といったことに思いをはせるということがないと、先ほど言われていた「為政者と同じ眼差し」になって行 きますね。


大西: そうです。
  福島の方に、クソをずーっと貯め続けていて、そのクソが飛び散ってしまった。
  東京の人は、「クソが飛んできたじゃないか!」って文句を言っているけど。
  「それ、あんたが流したクソでしょ」って。
  自分のクソの処理ぐらい自分でやんないと。せめて「いっしょに掃除しましょうよ」というふうになりたいんですけどね。反原発であろうと推進派であろうとね。
  ところが、反原発運動をやっている人は、自分たちは被害者で、まったく罪はないという風に思っていますね。


―― たしかに、反原発の人でも、加害の問題を提起すると反発しますね。


大西: そうですね。そこにどうアプローチするか。
  「原発を、消極的であれ、積極的であれ、推進してきた側と同じ歩調でいたんだよ」ということを、分かってもらうためにはどうしたらいいのか。
  難しいと思うけど。


―― 逆の側からですが、原発も汚染土も東京に持って帰れという憤りが、福島の人びとも心の底にありますね。


大西: もしもですが、「これから第一原発がまき散らした放射能を、全部、東京湾に埋めるんで、東京の人は、気を付けてくださいね」ということをやったら、果たして受け入れるでしょうか、という話ですが、ありえないですよね。
でも、東京の人は、その逆のことを、いとも簡単にやっているのです。傲慢な力を行使していることにすら気づいていないのです。
  ところで、『月刊 政経東北』という月刊誌が、福島にあります。その昨年11月号の「巻頭言」で、次のように呼びかけています。
「・・・霞が関の関心は、大震災・原発事故から年金制度改革やTPPなどに移りつつある。補償も除染も震災復興も不十分な中、抗議の意味を込めて、汚染土を国と東電に返す運動を進めたい。送り先は次の通り。・・・」


―― 知っています。実際、この呼びかけに答えてなのか、環境省に土が送られましたね。


大西: そう。だからこういう意識は絶対にありますよ。ダンプに積んで永田町や霞ヶ関かに土をお返しするんだという話は、そこここでされています。
それを弾圧できるのか。それを弾圧するとなると、「そもそも放射性物質をまいた人は弾圧されないのか。おかしいぞ」という問題提起ができるわけです。


◇被害者意識から加害の自覚へ


―― 被害意識から運動が始まるとしても、その意識をどう発展させられるかですね。


大西: そうですね。最初の意識は、被害者であっても構わないと思います。
  被害者の自覚も大事です。ただ、そこから、自分は加害者でもあったんだということへの気付きが大事です。
被害者意識に留まったら限界になります。
  被害者意識から始まって、加害性に気づいていくのですけれども、実は、さらに、そのあとが重要ではないかと思っています。
  昔あったような総ざんげに陥ったら、今度は、責任を不在にしてしまうんですね。
  本当の次の段階というのは、「自分たちにも加害責任があるんだ」と気づいたら、「では何をしたらいいのか」というときに、本当に戦争犯罪人を自らの手で裁くことだったはずです。
 

―― そう。東京裁判ではなく人民裁判。これができなかったのが戦後の敗北の原点。


大西: そうなんです。人民裁判なんです。
  一人ひとりと対話して問いかけていけば、「自分たちも共犯者だったんだ」という意識にはなると思います。
だけど、「では誰が悪いんだろう?」ということで、本当の原発推進派が、結局、曖昧にされてしまうということになりかねない。
  そこで、3段階目。被害者意識が第1段階、加害者性の自覚が第2段階だとすれば、そこから国民総懺悔ではなくて、「本当の犯罪者をきっちりと人民の手で裁きましょうよ」という動きにもってかなくちゃいけないと思います。
  今は、まだ、第一段階の「自分達は被害者だ。ああ、東電ひどい」という形で進んでいる状況です。


―― その点で、運動的にいうと、全国各地の運動は、福島との実体的な交流がまだ弱いという気がします。


大西: そうですね。
  福島のひとたちの顔や、原発労働者の顔を思い浮かべて運動をしたら、東京の運動は、被害意識に留まっていることはできないはずです。
  同じことですが、廃炉というスローガンが、観念・抽象の世界にどんどん進んでいくなあっという感じがしますね。


―― 東京の現場の人たちと、この問題での討論は?


大西: 僕と意識を共有している人もいます。
  その人は頭を抱えていますね。運動が、「ガレキ受け入れ反対、受け入れ反対」と、だんだん感情的になっていることに、「ちょっと違うんだけど」と言っています。


―― そこで運動にかかわっている中心的な人たちの意識や大衆的な論議が重要では?


大西: そうですね。
  可能性はあると思っています。
そもそもこれまでの労働運動のあり方自身がそもそも壁があったわけで。そういう壁を突破していく意味でも、この議論は必要ですね。



以上

http://fukushima20110311.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

 

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コメント
 
01. てんさい(い) 2012年3月04日 20:06:48 : KqrEdYmDwf7cM : elgzruFgFg
この記事はここで見つけました。

http://www.asyura2.com/12/genpatu21/msg/534.html#c51


02. 2012年3月04日 20:42:32 : kejlwA5Rsw
被害者とか加害者とか言う以前に、
なんとかできないと思うけどできるだけ何とかしないといけないんだよね。

身銭を切って原発事故の足しにするとか、
福島から移住者を受け入れるとか言う事が考えられないと、
そこまで考えないと放射能汚染の拡散とか止められないと思う。


03. 2012年3月04日 20:59:07 : FpVPO6YryM
労力の要る投稿を 有難うございました。
知らない事が沢山あり 色々と考えさせられました。
54基 全ての廃炉に 数百万の原発労働者が必要…
もう一度 読み返してみます。

04. 2012年3月04日 23:46:36 : FR3FOQCxgF
いい記事です。
もっと拡散したいですね。
頑張ってください。

05. 2012年3月04日 23:58:55 : ToNCkNCAr2
このまま行くと今年の夏に原発労働者が枯渇するのか。廃炉まで何十年とか言ってるけど、1年ちょっとで従事する人がいなくなるとは。

06. 2012年3月05日 05:02:38 : WDXVTlrXQw
原発労働者が早く枯渇すれば良い、相変わらずの汚いピンハネで肥える連中を困らせてやれば良い!
これから収束•廃炉作業に数十万〜数百万人必要だと? 殆どが若年層だと?
「福島県に帰りたい、暮らしたい、農業•漁業を続けたい」という地元の人間の数を上回るのではないか?
この人達を説得し、諦めさせ、半永久的避難をさせ福島県を無人の土地にすれば若者達は健康と命とを脅かされずに済むのだ。
それでも全国の原発はいずれは解体•廃炉作業に取り掛かざるを得ない時期がやって来る、国は徴兵制度のように作業員を確保する法律でも作るのか? それとも外国人を集めるのか? ロボット開発を急ぐのか?…
少子高齢化で若年層が激減し、GDPも下降線を辿っていけばかつてのように安い外国人労働者も集まらないだろう。
北朝鮮が崩壊すれば難民に働いて貰うとか? 国際世論が黙ってはいないだろうし、 高レベル•高湿度下で人間と同程度以上の細かい作業の可能な遠隔操作or自立型のロボット開発も間に合うかどうかは解らない。
全ての原発から燃料•使用済み燃料を取り出した後に石棺処理し、半径何十キロメートル圏内を立ち入り禁止にするしかないのではないかと思う?
結果的に日本国内のかなりな面積の土地(領土)を失う事になるが仕方が無い。
日本製の原発は機械としては優秀だったのかも知れない(?)、 だが活断層の真上やその近く、海岸線と その立地条件があまりも不味かった。
コンクリートで覆い静かに眠りに就かせてやろう…。


07. 2012年3月05日 05:46:22 : saDOBhgZkD
>「原発を、消極的であれ、積極的であれ、推進してきた側と同じ歩調でいたんだ
>よ」ということを、分かってもらうためにはどうしたらいいのか。

原発を、消極的に推進したことなんかない。この記事は、面白い内容だけど、終盤
での結論を宣伝するための、おまけじゃないのかと疑う。

福島の原発周辺の、原発から利益を得てきた住民こそ自己責任を感じなくてはなら
ないのではないだろうか。

がれきの受け入れについては、放射性物質の拡散になるから、ということで
欧米の専門家もみな反対していることだ。

原発の内部事情はおもしろいにしても、ある種の洗脳を目的にしているのではとの
疑惑は捨てきれない。


08. 2012年3月05日 06:36:39 : pPJ5gJb78A
前半はともかく、後半は全く賛成できませんね。

>自分たちは安全な場所で「廃炉にしろ」と言っているわけですから。
>原発労働者を犠牲に差し出すみたいな構造が、反原発運動に見られると思います。

全く逆でしょう。
廃炉にせずに原発の運転を続ければ、ますます放射性廃棄物は増え、
さらに原発労働者の被曝は増えるし、事故も起きまたまた住民も被曝します。
被曝、汚染を最小限にするには、一刻も早く廃炉すべきなのは明白です。

>これは、反原発運動をやっている人は、全員やったほうがいいんじゃないかなということです。

原発に大賛成し、たらふく甘い汁を吸ってきた人がまず無償で被曝作業に従事すべきでしょう。

にわか反原発はともかく、何十年も嫌がらせや無視に耐えながら反原発を主張してきた人が、
なぜ被曝しなければならないのですか?なぜ加害者なのですか?

電気を使って来たからと言っても、原発の電力だけをボイコットすることはできませんよ。
無理やり使わせておいて、恩恵を蒙ってきた云々言うのはおかしい。
そもそも原発などなくても火力・水力で十分需要を満たせたのです。

>福島の人は、一切、東電の電気を使っていません。

その代わり莫大な交付金その他で、さんざんおいしい思いをしてきたでしょう。
地元の合意がなければ原発は建設はできません。その誘致責任をどう考えるのでしょうか?

>圧倒的多数者の東京・首都圏の人たちが、少数の福島・新潟などの原発立地周辺の人びとにたいして、
>ある種の帝国主義による植民地支配のよ うな眼差しをもっていることです。

日本は民主主義の国ですよ。
原発を積極推進する知事、政治家を当選させてきたのは、どこの住民ですか?
その責任はないと言うのでしょうか?

沖縄の基地問題とは全く違います。
沖縄は戦争に負けて占領されて、無理やり基地が出来たのです。
住民の合意は全くありませんでした。
福島の原発は民主主義により住民の大多数が賛成したから建設されたのです。

>福島の方に、クソをずーっと貯め続けていて、そのクソが飛び散ってしまった。
>東京の人は、「クソが飛んできたじゃないか!」って文句を言っているけど。
>。ヨそれ、あんたが流したクソでしょ」って。

そのクソを生産、管理する仕事を積極的に引き受け、莫大なお金を儲けたのはどこの誰ですか?
我々はバカ高い電気料金を払っているのですよ。
クソの封じ込めに失敗した東電と、そんな施設を誘致した地元に責任があるのは明白でしょう。

汚染ガレキの受け入れを拒否するのは当たりまえです。
福島県民が全国各地へどんどん避難している。
その避難民を被曝から守るという意味でも重要です。


この大西という人物の主張は、国民全員に責任があるとして、反原発運動を切り崩し、
責任追求を封じ込め、全国に汚染をばらまき、すべてをうやむやにしようとする
政府の策略そのものです。


09. 2012年3月05日 06:39:27 : pPJ5gJb78A
>>08
(最後の1行が抜けてしまいました)

この人物は、おそらく政府・東電の息のかかった工作員でしょうね。


10. 2012年3月05日 07:00:01 : ZbEkMfgIXY
>>8さんのご意見、ほとんど賛成しますが一点だけ。
>民主主義のところ
大西さんが問題にしているのは歴史的な権力構造ですね。
なるほど8さんがおっしゃるように、福島の原発誘致と稼働は福島県民が
受け入れたというように、手続き的な民主主義があるという意味で、
いえるけれど、じゃあ、はたして経産省や東京都知事による福島県側への
差別や操作がなかった、そういう力の働きかけが全くなかったとは、
決して言えないわけですよね。実際、石原都知事は何度となく恫喝してきたし
経産省だって工作していたのは、元知事佐藤氏の発言から何度も窺えました。
そういう権力構造のもとで米軍基地や原発が地元の苦悩のもとで利益と交換で
強制される、半強制されるという
(日本近代による琉球支配から続く)歴史性と類似を、
大西さんは指摘しているのではないでしょうか。
この広い意味での権力構造に対し自覚なく荷担してきた日本人は
僕とて例外じゃあないように思われます。だからといって、
何でも大西さんのような思想から、原発の廃炉なり瓦礫の処理をめぐる手法を
なんでもかんでも定めてしまうと、
それこそ危惧される一億総懺悔の日本無責任体制(丸山真男)
まんまになりかねない、それもまた事実ではあるんです。小出さんのいう
汚染食品を責任とって有権者は食べろ、にしても似たようなところがあるんで、
うっかりすると危なっかしい。瓦礫の処理にせよ責任の処理
にせよ、他にやりようがあるはずだとここではぼかしておきますけどね。

11. taked4700 2012年3月05日 08:14:20 : 9XFNe/BiX575U : zSgYnEPEkU
>たぶん今のペースで行くと(2012年)夏ぐらいには、原発労働者の人数が枯渇するんです。

つまり、今年の夏には原発労働者の人数が足りなくなるということ。すべての原発が停止するはずの今年の夏に誰もメンテナンスをする人がいなくなる。

でも実際には誰かがやるしかないから、多分、より素人が入ることと、すでに限界まで放射線を浴びた人が線量を偽ってより多くを浴びようとすることになる。

50歳以上の男は全員ある程度の作業を引き受けるようにするとかしないと、より将来に禍根を残すことになると思います。一定の人に50ミリシーベルトとか100ミリシーベルトを浴びさせるのは今後の大きな問題を招くだけ。最高線量を5ミリシーベルトぐらいで抑えるような施策が必要だと思います。そのためには現在のような下請け構造を改めて、きちんとした雇用関係を作れるようにしないといけない。このことを考えるととても道は遠いですね。将来、5年後とか10年後に30代、40代、50代が数十万人単位でどんどん亡くなっていくことが今準備されつつある。これに対する医療費を考えても一般人が無関係とはとても言えない。更に、病状悪化に対する心のすさみから一種のテロに走る方もいるかもしれない。非常に日本社会が劣化する下地が今作られつつありますね。起こることはほぼ予想が出来るので、政治がちゃんと手を打つべきだと思う。雇用関係をきちんとすることです。下請け構造をやめさせてピンはねを禁止し、一種の義務制で人々を動員する。自分もそういった制度になれば喜んで参加させていただきます。


12. 2012年3月05日 08:29:17 : pPJ5gJb78A
>>10
>そういう権力構造のもとで米軍基地や原発が地元の苦悩のもとで
>利益と交換で強制される、半強制されるという
>。ハ日本近代による琉球支配から続く)歴史性と類似を、
>大西さんは指摘しているのではないでしょうか。

強制されたというのは言い訳でしかない。
実際はカネと女の誘惑に負けただけでしょう。

視察に来た中曽根に水をぶっかけてビビらせ、長い長い闘いの後、
ついに原発計画を撤回させた三重県芦浜の例はどう説明するのですか?
建設を強制できるのならとっくに芦浜原発が稼動していたはずです。

三重県の人たちは本当に偉かった。
福島県民は自業自得です。今さら原発反対だなどと言ってももう遅い。

原発を積極的に推進してきた自民党を常勝させたのは保守自民王国福島。
その責任はどう取るのか。

強制されたのだから仕方がなかった、自分たちには責任がない。
こういった考え方こそが責任逃れであり、一億総無責任体制そのものです。

東京都にしても、ガレキ受け入れ反対なら、石原都知事をリコールしてクビにすればよい。
それをしないのは、ガレキを受け入れます、汚染が広がってもかまいません、
と都民が容認しているのと同じです。

繰り返しますが、戦争に負け占領されて有無を言わせずできた米軍基地の問題とは
全く異なります。そんなものと比較すること自体が完全に間違いです。


13. taked4700 2012年3月05日 08:44:00 : 9XFNe/BiX575U : zSgYnEPEkU
http://www.youtube.com/watch?v=t2UaxUiP2TE
2009.5.22原爆症認定集団訴訟原告の訴え 岩佐幹三さん

***********************
http://higuti.ti-da.net/e1896084.html
2008年01月05日
岩佐嘉寿幸さんの死に思う

= http://homepage2.nifty.com/mi-show/peaceright/iwasa.htm

 「被曝労働」という言葉を知っていますか?

 原子力発電所は科学の最先端でコンピュータを前に働いているクリーンなイメージがありますが、実際は日常的に被曝者を生み出し、それなしには1日たりとも動かない仕組みになっています。
 原発の保全に労働者の手は欠かせません。原発は定期検査や様々な事故後の処理に、被曝労働の従事者をどっと増やします。その多くは釜ヶ崎や山谷でかき集められた日雇労働者達です。被曝労働で身体を壊し生命を落としても訴える手段を持たない、社会の底辺の労働者達です。
 また原発の出発点となるのは燃料となるウランの採掘ですが、ここではオーストラリアのアボリジニーやカナダ・アメリカのネイティヴ・アメリカン(アメリカ先住民)が労働者として常に被曝させられています。
 電気はこうやってたくさんの生命を食い物にすることで生産されています。社会的弱者の生贄なしには豊かな生活が維持できない、それが日本の社会なのです。(上手く言えないのですが、この「社会的弱者」という言葉を用いるのは抵抗があります。)
 この被曝労働の理不尽を初めて告発したのが、10月11日に亡くなられた岩佐嘉寿幸さんでした。「岩佐訴訟」で知られる、日本初の原発での被曝労働を訴えた裁判の、元原告です。享年77歳。その半生はまさに国策である原子力行政との闘いでした。

岩佐嘉寿幸さん(当時56歳)/樋口健二写真集『原発』(オリジン出版センター)より

 岩佐嘉寿幸さんは1971年、敦賀原発1号炉の格納容器内の労働で被曝しました。孫請け会社の社員として大阪から遠い敦賀の現場に向かい、突然「予定と違うが格納容器内で作業にあたってくれ」と言われ、パイプ修理を渋々こなしたのです。格納容器内の仕事と聞いて岩佐さんはかなり躊躇し、「事故があってからでは遅いので工事は中止させてくれ」と申し入れたそうですが、「絶対安全」「工期に遅れるので困る」と説得され、遠方の現場ということもあって引き受けたそうです。まさにこの日の数時間の労働によって、岩佐さんの人生は狂わされたのです。
 8日後、岩佐さんは発病しました。膝が赤く水膨れがブツブツでき、浮腫を併発、倦怠感や寝汗や高血圧症などが伴って、仕事も続けられなくなりました。膝の症状は典型的な放射線障害で、倦怠感などはいわゆる「原爆ブラブラ病」と言われるものです。阪大病院はこれを「放射線皮膚炎」と診断しました。
 しかし国と日本原電は、決して被曝を認めませんでした。阪大病院が「放射性皮膚炎」と診断したにもかかわらずです。御用学者を総動員し、まさに「先に結論ありき」の手法で被曝との因果関係を認めませんでした。
 紆余曲折があって1974年に裁判で訴え、解決することを余儀なくされます。
 弁護士先生曰く、「内容では完全に勝利していた」そうです。誰の目にも被曝が原因であることは明らかで、被告・国の主張は主張の名に価しないほど酷いものでした。それでも日本の司法は明らかな事実でさえ目をつぶり、事実をねじ曲げるような所です。一審、二審とも岩佐さんの訴えを退け、91年、最高裁も上告を棄却しました。
 私は岩佐さんとは直接面識がありません。フォト・ジャーナリストの樋口健二さんの写真展を何回か主催したことから、樋口さんの話と書籍を通じて、岩佐さんには想いを寄せていました。樋口健二さんは原発問題を生涯の課題として取り組んでおられますが、その樋口さんの原発問題の第1歩が、岩佐訴訟だったのです。
 私が反原発運動に係わりだしたのは大学生の時、関西では和歌山県の日高・日置川の原発新規立地が問題になっていた時期です。チェルノブイリ原発事故の後で、全国的にも反原発運動が最も盛り上がっていた時期です。(当時は「脱原発」という言葉が流行っていました。)
 当時から私は樋口健二氏のファンでしたし、岩佐さんのことも知っていましたが、今思えば想いが足りなかったような気もします。当時は「日本でチェルノブイリ級の事故が起こったら……」という恐怖心でいっぱいでした。(今も恐怖心でいっぱいですが。)「被曝労働」という4文字が私の中では観念としてのみ存在し、悲惨な被曝労働の実態を血肉化できなかったのだと思います。いや、今でも血肉化しているとは言えません。それでも、就職して自分で生活するようになり、結婚して所帯を持ち、日雇なり現場仕事なりが身近に存在するようになってから、急に被曝労働がリアリティをもって目前に現れてきたのです。
 いろいろな経緯があって反原発運動と一定の距離を置くようになり、それでも原発問題として自分の心に最後に残ったのは、この被曝労働の問題でした。もし絶対に事故を起こさない「絶対安全原発」ができたとしても、絶対に被曝労働はなくならない。それも既に述べたように、先住民や日雇労働者、ホームレスなど、社会的弱者を犠牲にするのです。被曝する労働者にしてみれば、数年後生命を落とすかも知れなくても、明日の日銭が大事。今はそれがよく分かります。私が同じ立場なら、やはりあの放射能まみれの現場に行くと思います。原発とは人の弱みにつけ込んだ、汚い、限りなく卑怯な存在です。
 岩佐さんは頑固な人だったと聞きます。有名な逸話があります。
 73年の敦賀原発立ち入り調査の時に原電が用意した東大教授に対して、岩佐さんは突然こう食ってかかったそうです。
 「あんた! 何しにここに来た! 会社の医者なら話は判るが、こちらは天下の阪大の先生に看てもらってるんだ! 何で東大の先生がここにいなければならないのか、それがききたい!」(これに対して東大の先生は「私も天下の東大」と言い返したとか。なんて醜い……。)
 なんて鮮烈な怒り! 確かに阪大病院での慎重な診療の結果「放射性皮膚炎」と診断されているのですから、東大の御用学者が口を挟む余地はありません。頑固に近い意味で大阪弁でヘンコといいますが、岩佐さんのヘンコさはパワーなのだと思います。ヘンコというのはあまりいい意味で使われないのですが、私はこういうヘンコさに憧れます。揺らぎやすい自分の性格がつくづく嫌になります。信念を貫き通す原動力が「ヘンコ」なら、私はヘンコな人間になりたいと思います。

 樋口健二さんも『売れない写真家になるには』の中でこう書いておられます。
 初めのうちは「この人は、他人の言うことを聞かない人だ……」と思ったんですが、裁判に訴えて、実質上国家と闘っているんですからね。自己中心的だとか、わがままだとかいろいろと批判を浴びていましたが、岩佐さんくらい個性が強くなくては、アッチコッチ振りまわされてツブされてしまうでしょうね。国家というのは最高、最大の力を持っているわけですから、一度政策として決めたものはテコでも動かさない。これと正面切って闘うのに、他人のことをハイハイ聞いてたら、どうしようもないですよ。「オレはイヤだ」という原点を貫き通して闘うということが非常に大事なことだと、岩佐さんから学ばせてもらいましたね。
 現在は94年に労災認定された嶋橋さんをはじめとして数人の被曝労働者がが労災認定されています。認定されているのは「白血病で死亡した人」だけで、何十万と言われる被曝者全体から見れば本当にごくわずかです。しかしそれも岩佐さんの闘志に満ちた告発があったからこそ、その素地が生まれたのだと思います。(もちろん労災認定を闘い取る運動があったことは言うまでもありません。)
 あるいは今、岩佐訴訟が闘われていたなら、勝利したかも知れません。岩佐訴訟が闘われていた時代は、チェルノブイリ事故の起こる前でした。美浜事故ももんじゅ事故も、東海村爆発事故も東海村JCO事故もありませんでした。
 岩佐さんの闘いは、四半世紀も先駆けていたのです。
 合掌。

************
http://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/badda54cc4c6ac1dd741cddb5f92cbde
原発と闘う−岩佐原発被曝裁判の記録−
2008年09月21日 | 読書日記など
『原発と闘う−岩佐原発被曝裁判の記録−』
   「岩佐裁判の記録」編集委員会・編/八月書館1988年

日本初の原発被曝訴訟だったという。
−−これも大手マスコミはきちんと伝えたと自信をもっていえるのだろうか?

パノラマ的視野で、この事件をまとめている。下「」引用。
「七四年春、大がかりな原発推進を計画していた政府は、国会での答弁で線量計の値は一ミリレムと被曝の可能性を認めず、あわててつくった調査委員会も調査内容を公開しないまま、被曝なしとの結論だけを出すと、さっさと解散してしまった。こうして政府、電力、御用学者、御用医者、さらには同盟系労働組合、マスコミらが一致して、権威をかさに被曝問題を抹殺しようとしたために、岩佐さんはやむをえず裁判闘争の道へ入ってゆくことになった。
 本書は、岩佐さんの敦賀での被曝を認めることは原子力発電の根源をゆさぶるものと把えるがゆえに、全力を挙げて踏みつぶそうとする者たちと、既に数十万人といわれる原発被曝労働者の声なき声を背に、ひとり岩佐さんの問題だけではなく、原発会社そのものを問い返そうとして、さまざまな分野から英智を持ちより裁判を支えた人びととの対決の記録である。そして、被曝労働なしには決して稼働しない原発の本質的欠陥をも、あますことなく描くものである。」

既に数十万人といわれる原発被曝労働者……。
驚くべき数ですね……。

非国民とは原発推進者だという。下「」引用。
「被爆者に足すル対応たるや圧力、権力、金力により品物同然に人間を使い捨て切り捨て、原発独占企業と推進者側が一体となり民主国家にあるまくじ闇から闇に葬り去られてゆきます。社会の表面に出る件数や問題は限られた最低限の一部分であり、日本人同志が、同じ人間が、完全殺人犯罪を許し、少しの反省もない原発強行推進者を、私は人類の敵であり、地獄の使者と断言してはばからず、彼らこそ国賊であり非国民だと、あえてこの際付言しておきます。」

この通りだろうとボクは思う。戦時中の非国民ももちろん、非国民といっていた人たちだろう。
−−非国民といって脅かし、人の命を軽視した……。その終りごろは、戦争ですらなかったと思う……。

しかし、珍しいことではなく、いつものことですね。


学者も大きなシステムに組み込まれた部品でしかない……。下「」引用。
「私は阪大理学部の放射科学講座の助手である。さらに専門的に言えば核化学を専攻している。そこで加速器のまわりや、実験用原子炉のまわりをうろつく機会が多い。しかし、実のところ研究者なんて言うのは専門馬鹿で、発電用原子炉のことなぞあまり良く知らなかった。−略−」

権威がいるという。下「」引用。
「“その道の権威”“その道の第一人者”と客観性を装って登場した熊取敏之氏は、実は科学技術庁所属の研究所のメンバーであり、「政府説明員」であった。」

まさに、その道の権威主義者だったのでしょう……。
−−原発は非民主主義なシステムでもある。
権威主義は非民主主義でもある。

万年筆のような線量計ではかて1ミリあったというが、正確ではないという。
−−久米三四郎阪大講師。1ミリレントゲンだけでは、あんな皮膚炎は起きないという。
ガイガーカウンターもベータ線は計れていないという。

阪大病院の田代医師が、診断にいたる過程を法廷で述べる……。

−−真夜中に岩佐さんを訪ねる人がいた。
マスコミには名前が出たら、「殺されてしまう」という。
−−岩佐さんと同じ症状だったという。

『原発ジプシー』に紹介されているいくつかの箇所をピックアップして、見解を求めたという。

「あとがき」で樋口健二。 下「」引用。
「わが国初の原発被曝裁判「岩佐訴訟」について本文で詳細にその経過が語りつくされ、被曝労働者の実態が浮き彫りされているので、ここではこの本の誕生する経過を述べる程度にとどめたいと思う。
 私と岩佐嘉寿幸さんとの出会いはすでに一○年前に遡る。それは「岩佐訴訟」第一審が大阪地裁へ提訴されて三年目のことだった。−略−
 放射線問題がズブの素人であった私は、その後、阪大理学部研究室へ何回も足を運び、必死に勉強させてもらった。」

編集委員  :  柏井宏之(生活クラブ生協)、南波悠二郎(共同通信社)、樋口健二(フォト・ジャーナリスト)


14. 2012年3月05日 10:19:40 : ZbEkMfgIXY
>>12さん、
>強制されたというのは言い訳でしかない。
実際はカネと女の誘惑に負けただけでしょう。

付けくわえるなら、監獄にぶち込まれる恐怖や
自殺に見せかけた死刑の恐怖にも負けた、ということでしょうか。

はたしてこれが言い訳といって済ませることができますか。
なるほど、言い訳ということはできましょう。しかしそれで終わりにできません。
こういった細かな工作通じて、人間的な誘惑を媒介にして、
やはり背景に第二次大戦戦勝国足る連合国側戦略
のある核保有国による敗戦国への原子力の強制が、権力が働いたんです。
そういう働きが近代日本の歴史にある沖縄支配、福島支配に見えるか見えないか。
僕はきちんと見た方がいいという立場です。個人的な誘惑、甘えという理解を
超えて、きちんとみたいですね。


15. 2012年3月05日 10:36:07 : WDXVTlrXQw
11さんへ06です。
「50歳以上の男は全員ある程度の作業を引き受けるようにする」?
広く薄く5ミリシーベルトの放射線量被爆まで許し、義務制で雇用する?
間違い無く暴動か大量国外脱出が起こるでしょうね。
どうしてもというのならまずは日本中の全ての原発を廃炉•解体を決定し、それらの作業に政治家、電力会社社員、原発推進派の方々に従事して貰い 100ミリシーベルト程被爆して頂きましょうか?

16. 2012年3月05日 11:46:03 : pPJ5gJb78A
>>14
>そういう働きが近代日本の歴史にある沖縄支配、福島支配に見えるか見えないか。

戦勝国による原子力の強制が三重県には働かなかったということですか?

カネに目がくらんだか、くらまなかっただけの話でしょ。

米国に「原発やらんか。儲かるぞ」と言われて、中曽根は目を輝かせて
「やります。やります」と言った。
田中角栄も「よっしゃ、よっしゃ」と原発建設を進めた。
それだけの話です。

カネ儲けだけですよ。カネ儲けだけ。


17. 2012年3月05日 14:48:25 : ZbEkMfgIXY
>>16さん、
>カネに目がくらんだか、くらまなかっただけの話でしょ。
>カネ儲けだけですよ。カネ儲けだけ。

問題の矮小化ではありませんか。
それは、条件が揃えばマイノリティの政治闘争が勝利することもありますからね。
しかしある地域で少数派が社会的に勝利したことが、そこで、
権力の働きが歴史的に皆無だったという根拠にはなりません。
実際、闘争があったことそれ自体が権力の働きをあったことを示唆するのですから。


18. 2012年3月06日 00:44:05 : pVo0KdcTiU
>>15
>間違い無く暴動か大量国外脱出が起こるでしょうね。

わたしもそのことを考えた。もうこの運動家の口ぶりだけでも、目端の利くひとは、
工作員の策謀を感じるだろう。

事故に責任のない人間に、責任を負わす。うまい手だ。世界1高い電気料金はら
わせてきて、事故で金がいればさらに値上げしようとする。そのうえ、関係の
ない人間に放射線まであびせようとする。

利口なひとは、予防原則にしたがって国外脱出を図るでしょうね。それがまず
起こる。


19. 2012年3月07日 21:57:44 : 02JB84YSww
12さん
>ついに原発計画を撤回させた三重県芦浜の例はどう説明するのですか?

芦浜は終わっていない。 反対派から工作員と呼ばれる電力会社の社員。
その、彼らも本心がどうなのか? 商売(仕事)とはいえ大変ですなぁ
と言ったこともあります、しかし、電力会社は人もカネもあり、巻き返しもある。

「立地」静かに再始動
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/konokunitogenpatsu/archive/news/20110821ddm003040055000c.html

長島事件(「芦浜原子力発電所」wiki)も、逮捕され犯罪とされたことで
激化させる一つの転機になった。 また、保守王国のイデオロギーでも
ない。 エネルギー(石炭から石油)、外貨など経済発展が先にであり、

平和利用は社会党も賛成していた。 福島・敦賀も同時期であったが、
地元経済の水産物(漁業・真珠養殖)で、貧村の代名詞のような出稼ぎ
も行かずにそれなりに生計を維持できていた。 温排水や原爆、福竜丸

(被曝・マグロ)、雨に濡れるな(核実験の放射能)などでの環境変化や
その影響での水産物の価格を心配していたのだろうと思う。 当時の
反対派の中心は、中曽根氏と同世代や上である。 当時の若手の方が、
ブログで紹介されている、この方には知事を吊し上げた話を聞いた。

放射能の除去も数十年先には可能であるような話もあったようである、
アトムや8マンといった超小型原子炉を持った漫画を見ていると、子供心
でも可能なように思えた。 半世紀、50年も前のこと。

金子洋一「エコノミスト・ブログ」
http://blog.guts-kaneko.com/2009/07/post_463.php

で、白紙撤回としたのは2000年の知事発言、その前は棚上げであって
TMIやチェルノブイリがそれなりに知られる頃、中曽根政権だといわれる
時代から誘致が再燃した。 90年代後半はPC通信が始まっており、経緯

は検索できる。 時代は真珠や漁業衰退が始まっており、養殖魚もマスコミの
ヤラセで魚価を下げさせるような報道も行われた(地域経済を弱体化させる)
初めの武闘ではない、主に裁判(株主訴訟)やデモ、地域外支援者などの

反対闘争であった。 民意とさせた、「三重県に原発いらない県民署名」
約81万人(人口の57%)の署名を集めた。

『私たちは31年間も原発反対で闘っています。 毎日が戦争の如く
生きた心地がしません。 賛成、反対でいがみ合い、近所付き合いも
全く無く、親、兄弟、親戚も仲たがいになっています。 子供に対して

でさえ「あの家の子と遊んだらいかん」とか、幼い子供が道端で転んで
泣いていても 「原発賛成の子か?反対の子か?」と顔を見てから起こし
てしまうという悲しい状況です。 無邪気な子供たちまでが原発問題の

犠牲になっています。 私たちは子供のために親として原発を受け入れて
はいけないのです。 三重県の美しい海と自然環境を美しいまま残して
あげたい。 どうか、皆様、私たちを助けて下さい。 どうか私たちに力を
貸して下さい。 お願いします。』

上の文面は署名の時のビラだそうである。 反対闘争をしていたゆえに、
国会議事録から何を議論し、取り上げられたか知ることができる。
芦浜の検索で最新は。

参議院 経済産業委員会 21号 平成15年06月05日

○参考人(荻野アンナ君)
(略)・・・ 先ほど東通の例を出しましたが、東通は、何と村に原子力を
誘致することを決定してから三十年以上掛かってようやく今の段階まで
来た。それを、三十年ということでびっくりしますと、三十年でここまで

来られたというのは実はうれしいというお言葉があって、三十年掛かって
駄目になった、結局成り立たなかった芦浜の例を教えていただきました。
・・・(略)


その後、中部電力は浜岡に誘致させることができた。 しかし、珠洲
(珠洲原子力発電所)は、今のところ電力会社側で凍結である。

三重県で芦浜以外にも、候補予定地があって誘致の住民投票が行われた。
賛成反対の双方が住民投票を行うことにした投票結果。
http://www.mdsweb.jp/doc/718/0718_23c.html

南伊勢町(芦浜に漁業権を持つ町)の住民投票条例
http://www.town.minamiise.mie.jp/reiki_int/reiki_honbun/r3300068001.html


カネに矮小化して、反対派を分断できれば安いもの。 国や原子力ムラ、
電力会社は打出の小槌をもっている。 首長も今をしのげばだけである。
条例を制定して、投票にかければ、フクイチの記憶で10年は無理であろう。

まあ、反対であれば、カネのことをことさら取り上げることもないのでは。
それよりも、直接利害がなければ意識の継続が大事であると思いますね。

カネついでに電気料金の値上げ、官僚のお零れを記事にするマスコミは、
燃料費と再稼働、総括原価方式も費目を少しヤリ玉にあげる。
しかし、カラクリを隠している。 景気対策として電力会社に先行投資や

設備投資させていた。 地方に発電所を造れば、発電送電の用地から、
建設・重電機と素材から雇用まで、電気料金上乗せの公共事業となる。
国会を通さず、政府経産省は電力会社を利用する。 見返りに、独占
体制を潰すことはしないであろう。 マスコミも宣伝費のお零れもある。


20. 2013年2月28日 02:40:40 : 9uSEiWvEpE
写真で事実感を出しているけど、50%ホントってとこくらいだね〜

浅いし…


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