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内部被曝通信 福島・浜通りから〜地域ごとの結果が公表されないと、全体が見えない
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/151.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 16 日 17:37:54: cT5Wxjlo3Xe3.
 

■from MRIC

  □ 内部被曝通信 福島・浜通りから〜地域ごとの結果が公表されないと、全体
           が見えない

   ■ 坪倉 正治:南相馬市立総合病院


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 ■from MRIC
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震災復興支援放射能対策研究所が、ひらた中央病院の内部被曝検査結果
http://www.fukkousien-zaidan.net/reserch/index.html )を公表しました。
非常に良くまとまっているので、是非一度ご覧ください。

7月以来の報告になります。2012年4月1日から、7月31日までに内部被曝検査を受診し
た8,200人(うち15歳以下が4,979人)が対象です。

全体として検出限界未満の方は、8,127名(99.11%)、有限値を検出したのは73名
(0.89%)でした。セシウム137を検出した71名のうち、男性が88%、40歳以上が約
80%でした。男性が多く、高齢の方が多い状況は変わりません。ブログ第5回
https://aspara.asahi.com/blog/hamadori/entry/NrFJ0o4Ufi )も参照下さい。

今回の検査結果で注目すべきポイントは以下の2点だと思います。

1つ目は、検出値が二極化してきているということです。ほとんどの人が検出しなく
なってきています。以前、10〜30Bq/kgあたりで検出されていた方が、排泄によって
検出限界以下になってきている印象です。これは、今現在の日常生活での慢性被曝が
極端に抑えられているからこそ、このような値が実現しています。

それに対して、一部でかなり高めの値の方が散見されるようになってきています。
20Bq/kg以上の方は4名(男性3名、女性1名。4名とも60才以上)で、一組の夫婦と2名
の男性でした。そのうち3名が50Bq/kg以上でした。

今回の検査で50Bq/kg以上は3名ですが、その全員が自宅で現在の食品基準値を大幅に
超える汚染食品を継続的に摂取していることが分かっています。シイタケで
14万Bq/kgだったり、イノシシで約900Bq/kgだったり、詳細については、このブログ
の第22回 ( https://aspara.asahi.com/blog/hamadori/entry/TFKaiDii52 )、
第25回( https://aspara.asahi.com/blog/hamadori/entry/PXtxX1xnFs )、第31回
http://www.asahi.com/health/hamadori/TKY201210050155.html )でも紹介させ
ていただいています。

上記の様に値が完全に二極化してきています。

現状では、スーパーで一般に流通している食べ物を食べている方は、検出限界以下の
群に全員が含まれ、高い群には含まれていないことはデータが示しています。

高い群に入るのは、明らかに出荷制限がかかっていたり、規制値を大幅に越えていた
りする食べ物を、未検査で継続的に食べている方に限定されています。

今現状課題は、このような値の高い値の方々をどのようにして見つけるか、どのよう
にして検査に来ていただき、話をして、今後につなげて行くかということです。検査
自体はもちろん強制ではありませんし、応募があった方のみです。

いわゆる検診なので、興味がなく受診しない方までリーチするのが非常に困難です。
現在、その原因をアンケート形式で調べ始めています。また、集まればご紹介します。

2つ目は、地域別の検査結果を公表している点です。受診者の居住地域ごとの検査結
果を公表しています。上記URLの図8、9になります。

16才以上の受診者でのセシウムの検出率は、県北地域では2.55%(全年齢で2.13%)、
県中地域では1.43%(同0.33%)、相双地域では4.23%(同3.90%)、いわき地域で
は1.92%(同1.22%)という結果です。

相双地域でやや検出者の割合が多いのは、受診者の年齢と性別の分布が異なる(年配
の男性の受検が多いため)ことも関係しています。この公表で、今現在の福島県内で
場所によって、大きく検出率が異なる訳ではないことも分かります。

今まで病院や自治体が単独で検査をし、結果を公表することはあっても、地区ごとの
発表はありませんでした。今回のように細かく発表することで初めて、全体像の把握
が可能になります。

欲を言えば自治体ごとの結果公表があると尚更よかったと思っているのですが、地域
ごとでの検査結果が出たのはまずは一歩前進です。

ちなみにこちらのリンク
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=26211
は福島県の発表している検査結果です。苦言になりますが、もう少し細かくしてくれ
ないと、何が大事なのかわかりません。

図:場所ごとの結果の図です。ひらた病院のスタッフ達のがんばりにエールを送りた
いと思います。

http://www.asahi.com/health/hamadori/TKY201210120205.html

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コメント
 
01. 2012年10月16日 18:42:32 : CbkHUlf5Do
>※検出限界について
ひらた中央病院では、体内放射能陰性者のデータから統計計算を行い、施設の検出限界をCs134、137ともに300Bq/bodyに設定しています。
http://www.seireikai.net/news/2012/04/post-33.html

南相馬中央病院で行われているWBCの問題点については、何回もコメントした。
今回のひらた中央病院のWBCについても、同じことを指摘する。

内部被曝を否定するためのインチキ検査であること益々明らかになっている。

キャンベラ社によると、Cs−137の検出限界値(Minimum Detection Limit)は、1分間の計測で150Bq以下である( 5 nCi)。ひらた中央病院300Bq、笑ってしまうレベル。

>Its sensitivity is such that a typical MDL is less than 5 nCi of Cs-137 or
Co-60 in a one-minute count.
http://www.canberra.com/literature/invivo_counting/tech_papers/fastscan.pdf


02. 2012年10月16日 23:55:49 : CbkHUlf5Do
ひらた中央病院の近くにある平田村立蓬田小学校の放射性セシウムによる土壌汚染

>平田村立蓬田小学校 4月6日 Cs-134 741Bq/kg Cs-137  947Bq/kg
合計 1,688Bq/kg

空間線量率 0.39μSv/h

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/contents/5000/4135/24/1304930_0406.pdf


03. 2012年10月17日 01:59:06 : J85WcGfwxY
”福島県”が噛んだ調査結果を信用するのか。

今まで原子力村関係者が本当をことを言ったことがあるのか。


04. 2012年10月17日 09:32:31 : gC0NYXW6Ew
二本松市は、チェルノブイリでは、内部被曝が9割超だったので、内部被曝さえ気をつければ、高濃度汚染地域に住むことができると市民に思わせようとしている。そのために、わざわざウクライナから学者を呼んで講演会を開いた。

ウクライナでは、内部被曝が9割以上を示すデータがない以上、それは全くの虚偽である。
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/879.html#c8

WBCを使った検査も、福島県民を地元に縛り付けるための、仕掛けである可能性が高い。その意味では福島エートスプロジェクトと軌を一にする 。

その数値の信頼性に問題があるWBCよりは、尿検査の方が現実実態を反映している。

バンダジェフスキー博士は、尿の放射性セシウムの濃度の150倍が、体全体の放射性セシウムの量であると明らかにしている。

>福島県会津若松市からのセシウム被曝量検査報告
内部被曝検査をした人
市区町村 福島県会津若松市
年齢 10歳
関係 子供
性別 女性
セシウム尿検査結果 セシウム134:0.09Bq/Kg セシウム137:0.25Bq/Kg
検出限界値 0.04Bq/Kg
検査測定日 2012年10月02日
測定会社 理研分析センター
内部被曝検査(尿検査)の結果を受けての感想をお聞かせください。
会津は東京より安心と言われて信じていましたが、嘘だということがわかりました。食材は西から、水も鹿児島から取り寄せてがんばっていましたが、無理だと感じています。やはり役所の公表している空間線量は低いですが、ネットでは会津でも0.2マイクロシーベルトを超えているものがあります。子供は引越しは嫌がりますが、もう限界です。
原発事故からの食事や給食などの生活状況
3月の福島原発爆発の時にどこにいましたか? 自宅待機した
水は ペットボトル
食事(食材)は 西から取り寄せている
給食は お弁当
外遊び 気にしている
牛乳 飲んでいない
今の状態 自宅
ニックネーム 蘭子
http://www.keitousagi.com/kensas/detail/557


05. 2012年10月17日 22:40:55 : cqRnZH2CUM
>>01 内部被曝を否定するためのインチキ検査

意味不明だが

検査の結果、大部分の住民の内部被曝は300Bq/Body以下である確率が非常に高いということだろ

>>04 尿の放射性セシウムの濃度の150倍が、体全体の放射性セシウムの量

こっちはもっと意味不明だ


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