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電力改革の肝は発送電分離に非ず 原発ゼロ戦略の矛盾と迷走  原子力事業の国家管理化
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/342.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 27 日 10:30:01: cT5Wxjlo3Xe3.
 

infinity>国内>REPORT [WEDGE REPORT]
電力改革の肝は発送電分離に非ず

“人治”改め“法治”を!
WEDGE11月号フリー記事
2012年10月24日(水)石川和男
原発再稼働をめぐり政府内で官邸・経済産業省と原子力規制委員会が綱引きを続けている。
その間も、膨大な国富が海外に流出し、北海道は刻々と電力需給逼迫に追い込まれている。
民主党政権は、電力会社をスケープゴートにして、発送電分離を通じた
「電力全面自由化」に血道を上げるが、これは需要家利益にそぐわない。
いまなすべきエネルギー政策の王道─―それは「原子力事業の国家管理化」である。

 原子力発電所の再稼働手続きが定まらない。野田佳彦首相は「原子力規制委員会が主導的役割を果たす」とし、規制委は「安全性は判断するが、再稼働の判断はしない」としている。責任のなすりつけ合いと受け取る国民は多いだろう。

 本来、定期検査に入った原発は、規制当局が安全基準に照らして技術的に安全と判断すれば再稼働、危険と判断すれば安全性を確保するまでは停止となる。政治的判断が入り込む余地はない。全ての原発が定期検査に入ったまま動かないのは、“法治”行政ではなく人治″s政だ。

 東京電力福島第一原発事故の教訓を反映し、安全基準は改定されなければならない。しかしそれには時間がかかる。規制委設置がこの9月までずれこんだため、新安全基準の策定はこれからだ。田中俊一・規制委委員長は「新基準の骨格がまとまるのは今年度末」と言っている。

事実上封じられた泊原発の再稼働

 新基準が策定されるまでの間は現行基準で判断するというのが法治国家として正しい姿だ。先般、日本触媒姫路製造所で爆発事故があったが、その余波で行政が他の化学プラントを止めたとは聞かない。阪神・淡路大震災で高速道路が倒壊したが、その直後も他の高速道路は利用できた。交通事故ですら、道路交通法が改正されても新法が施行されるまでは旧法が適用される。新基準の適用前に、経済活動を止めるのは不適法であり不文律であり不利益だからである。

 もちろん、有事の際であれば、超法規的措置はあり得る。筆者には全国の原発が全基停止に至るまでの経緯はとても有事とは考えられないが、仮に超法規的措置が妥当だとしても、事故直後に全ての原発を止めなければ理屈が立たない。明らかにおかしいのは、定期検査前はどの原発も動いていたという事実である。それにも拘わらず、定期検査に入ると根拠なく塩漬けにされる。これは政治の恣意性そのものだ。

 しかも、超法規的措置は、そのような措置があり得ると、予め手続法として定められていなければならない。中部電力浜岡原発の停止が首相の「要請」によってなされたのは、定めがないことの証左である。

 今冬の電力需給は厳しい。特に北海道は道経済産業局長が「計画停電の発生を想定し準備すべき」と発言するほどである。北海道電力泊原発の再稼働が不可欠だが、報道によれば、田中委員長に現行基準(もしくは関西電力大飯原発の再稼働に適用した暫定基準)を用いて安全性を判断する考えはない。事実上泊の再稼働は封じられている。国民経済社会の安定に責任を持つ政府は、規制委に現行基準による安全性判断を求めるのが正しい。それが規制委発足を遅らせた政治・行政の償い方である。

 原発停止により、年間約3兆円強が代替火力発電の燃料費として資源国に流出した。電力会社各社は赤字に陥り、大幅な値上げを検討している。これだけの国富を流出させる政治とは一体何なのか。最善は“人治”から“法治”に戻すことである。

原発ゼロ戦略の矛盾と迷走

 「2030年代に原発ゼロ」とした革新的エネルギー・環境戦略(以下、新戦略)。内閣官房国家戦略室が事務局を務めるエネルギー・環境会議で決定されたものの、その上部会議である国家戦略会議が承認せず、閣議決定からも外された。「柔軟性を持って不断の検証と見直しを行いながら遂行する」という閣議決定文は原発ゼロ取り止めと同義だ。

 この新戦略、経済産業省在籍時にエネルギー受給見通しや電力・ガス改革に携わった経験のある筆者からすれば、とても官僚がチェックしたとは思えない中身だ。あちこちに自己矛盾が露呈している。

 例えば、震災後に工事を中断した電源開発大間原発や中国電力島根原発3号機。建設再開を止めれば国家賠償が起きる可能性を考慮しなかったのだろうか。これらの原発に運転期間40年を適用すれば50年代まで稼働できることになるのに、平気で「30年代原発ゼロ」と書き込んだ。

 酷かったのは、使用済み燃料を再利用する核燃料サイクル政策との不整合だ。再処理撤退となると、青森県の中間貯蔵施設や再処理工場にある使用済み燃料を引き取らなければならなくなる。だから新戦略には再処理継続を盛り込んだのだろうが、これには米国が噛み付いたことになっている。

 原発ゼロなのに再処理を続ければ、核兵器への転用が可能なプルトニウムが日本に溜まり続けてしまう。米政府は、イランや北朝鮮に核不拡散を迫っていることもあり、原発ゼロを掲げるなら再処理は放棄せよと、訪米した長島昭久首相補佐官(当時)らに要求したと報道されている。

 「米側からの指摘で判断を変えたということはない」と政府はコメントしているようだが、そうでなければ困る。米国に要求されに行ったのではなく、要求させに行ったのが実態と心底願いたい。もし真っ白な状態で訪米し、米国に要求されて初めて核燃料サイクル政策との整合性を考えたのであれば、民主党政権を選んだ国民は赤っ恥である。

 新戦略にプルトニウムの問題が触れられていない時点で、資源エネルギー庁の担当者がまじめに見ていないか、そもそも見せられていないかのどちらかだと筆者は感じた。

 新戦略に掲げられた原発ゼロへの道筋は、非現実的すぎる。省エネルギーは、30年段階の1次エネルギー供給量で10年比19%、発電電力量で10%の削減を見込む(累積投資額38兆円)。1990年度から10年度までの20年間で発電電力量が約3割増えたことを考えれば、この省エネ計画は我慢の限界を超越している。

 再生可能エネルギーの拡大は、水力を除くと、10年段階で250億kWhしか入っていないのに、これから20年で約8倍の1900億kWhまで拡大させるという。累積投資額は38兆円。住宅用太陽光ひとつとっても、設置可能な戸建住宅の8割に導入しなければならない規模だ。無理筋としか思えない。

 そして何より原発ゼロは、日本のエネルギー資源基盤の脆弱性を無視している。ウラン燃料は化石燃料より価格が安く、体積の小ささ(石油の約7万分の1)から流通・備蓄コストも安い。日本人は2度のオイルショックを思い起こすべきだ。某資源国関係筋からは「日本人は豊かですね」と半ば嫌みな感じで言われた。投資家筋からもこうした指摘が多い。わざわざ原子力を停止して高い液化天然ガスを買ってくれる日本は「金づる」にしか見えないのだろう。「一億玉砕」の再来である。

 性急な脱原発は、これまでの原子力への投資をすべてサンクコスト(埋没費用)に変えてしまう。原発は建設費が高くつくが、その償却さえ終われば、あとは安い燃料費だけで運転できるため、40年動かせば(安全性の個別判断によりそれは35年にも45年にもなり得る)、十分な廃炉財源や、万が一の事故による賠償費用を積み立てることができる。脱原発を急げば急ぐほど廃炉も賠償も財源調達が難しくなることを、政府は認識していただろうか。

原子力事業の国家管理化を

 政府が次なる大テーマに掲げているのが、電力システム改革である。一言で言えば、発送電分離を通じた「電力全面自由化」だ。

 経産省を「原子力ムラ」の一員、電力会社の仲間と見る向きもある。しかし、経産省は長年、電力業界の影響力を低下させる方策を探し続けてきたと見るほうが妥当だ。原発を止めた結果上がってしまう電力料金を下げる魔法が欲しい政治家と、電力会社の政治力を削ぎたい官僚が呉越同舟しているのが電力自由化だと筆者は強く思っている。

 95年の卸電力自由化、99年の大口電力小売自由化に携わった人間としてはっきり言いたい。電力全面自由化を実行しても、既存電力会社の独占力を強めるだけで、電気料金はむしろ上がる恐れが強い。

 競争政策は競争相手を生み出せるかどうかが全てである。今回は卸電力市場の活性化も併せて進めるとのことだが、電力料金の大半を占めるのは発電所の建設・運転費用である。建設費は莫大で、環境アセスメントや用地買収で計画から稼働まで約10年を要する。運転費用の大部分を占める燃料費は、ほぼ全量輸入だから調達規模で決まり、小さいロットで安く調達することは困難だ。95年、99年の自由化でも新しく自前の発電所を造った新電力は数社だけなのに、さらに期待収益の低い小口向け(家庭用)で競争を起こせるとなぜ確信できるのだろうか。

 よく通信自由化になぞらえる論者がいるが、通信は電力で言うところの送電だけで、発電がない。ドミナント規制(支配的事業者への規制)で競争を起こせる通信と、発電の投資リスクが大きい電力は異なる。

 総括原価方式を見直せば電力料金が下がるというのも誤解である。99年改正で既に値下げの自由化(認可制から届出制へ)は実施済みだ。ここで値上げの自由化を行えば、今回東電の値上げ幅を10.28%から8.47%に圧縮したような芸当はできなくなる。先述のとおり新規参入は望み薄だから、既存電力は上げたい放題になってしまう。

 逼迫する電力需給、国富の流出、電力料金上昇といった国民経済への大打撃を考えれば、最重要課題は発送電分離を通じた電力全面自由化ではなく、再稼働・廃炉・使用済み燃料問題を含めた原発政策の合理化だ。

 政府は、規制権限は規制委にあり、供給義務は電力会社にあるという理屈で、世論受けの悪い再稼働から逃げ回っている。本来、電力を低廉かつ安定的に供給するシステムの維持は国のエネルギー政策を司る政府の役割である。「国策民営」を逆手にとって、その役割までも電力会社にアウトソーシングしている現状を改めるには、「原子力事業の国家管理化」しかない。

 枝野幸男経済産業相は最近刊行した著書のなかで、脱原発を進めるための原子力国有化を説く。これと筆者の考えとは全く異なる。

 国家管理化といっても、各社から原子力部門を資本分離するようなことが良いとは考えていない。各社の事業として残しつつ、原子力部門に国家公務としての位置づけを明確に与えるイメージだ。もちろん、原発からの収益は各社に帰属させる。

 電力会社が、竣工、検査、再稼働、廃炉のタイミングごとに恣意的な政治判断を押し付けられることを防ぎ、国家自身が自らの責任において稼働や廃炉を実施するように仕向けるための国家管理化である。それでも再稼働を渋るなら、電力料金値上げを国家自身が実施しなければならないような制度設計を行う必要がある。

 このような「原子力改革」こそが、エネルギー政策史上に残る大仕事となるだろう。

◆WEDGE2012年11月号より
http://wedge.ismedia.jp/articles/2308  

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コメント
 
01. 2012年10月27日 11:02:27 : VbWAbFllIA
今後の原発に関しては色々意見があるが大方の意見は
原発を国家管理の元に置くことだろう。
事実、米国以外の世界の原発は国営もしくは国有企業が殆ど。

これは原発の管理運営が極めて難しく、また仮に大事故が起これば
一電力会社の手に負える代物ではないことが明らかであるから。
米国は民生用は民間原発会社にまかせているがこれを監視する米原子力委員会は
国の強力な機関だし、いざ大事故となれば原発は米軍核処理専門部隊の管理下に
おかれることになっている。
日本にはこの制度は無く、ただやみくもに独占の8電力会社にまかせ
フクイチでも原発事故には自衛隊はほとんど何の役にも立たなかった。
実際の指揮にあたったのはフランスの原発国有企業アレバ社の技術陣だった。

この記事のように日本の今後の原発廃止議論にしてもまずは
原発を国家管理に戻してその後に議論するのが筋といえるだろう。
受け皿は昔の動燃、今の原子力研究開発機構が適当だろう。


02. taked4700 2012年10月27日 11:14:54 : 9XFNe/BiX575U : Tn411cFbBU
>規制当局が安全基準に照らして技術的に安全と判断すれば再稼働、危険と判断すれば安全性を確保するまでは停止となる。政治的判断が入り込む余地はない。

これが間違え。安全基準として信頼性のあるものはいまだにできていない。なぜなら、どんな地震が起こるかはいまだに未解明だからだ。

原発停止により経済が行き詰る可能性はある。だから、その際は政治的判断をするしかない。政治家が国民に対してどの程度のリスクがあるのかを説明して、そのうえで原発再稼働をするのだ。最も妥当なやり方は経済的なリスクと原発震災の可能性を1年ほどかけて全市町村で討論し、そののちに国民投票をすることだ。

もっともその間に次の原発震災が起こってしまうかもしれない。


03. 2012年10月27日 11:15:43 : Du8ousMSIM
一見、もっともらしいことを言っているが、根本的にダメな議論である。

これは、原発は安全に運転できる、という前提に立った議論である。

原発が安全だ、などという話はもともとなかったのだが、福島事故以前にはそれは神話としてねつ造されてきた。それがバレた。そして事故があっても政府も電力会社も知らぬ顔で、国民はまともな補償を受けられないことも分かった。つまり原発の経済性は国民の犠牲の上に成り立っていた。それがバレた。もう一つ、廃棄物処理だ。これができないことも分かった。そして、放射能が国民の遺伝子におよぼす影響はこれから明らかになる。


そういうことが明らかになって国民の意識が変わった。
だから漁業連合も農業連合も仏教界も、国民の7割も、原発はもうやめろと言っている。もっとやれ、と言っているのは経団連など原子力で利益を受けている連中だけだ。

チマチマとした経済論議はこざかしく不毛である。
化石燃料で3兆円の国富が失われる?
事故の損害は100兆円だ。

国家の大方針を脱原発と定めて、戦後の廃墟から立ち直ったような努力をすべき時である。


04. 2012年10月27日 11:53:18 : cqRnZH2CUM

民主党は、日本経済を破綻させ、軍事戦略を崩壊させ、最終的には韓国以下の、中国の属国にするのが目的の赤い政権だったと考えれば、面白いことに、いろいろ説明がつくな

まあ、単にバカだったのだろうが



05. 2012年10月27日 11:58:32 : cqRnZH2CUM
>>03 放射能が国民の遺伝子におよぼす影響はこれから明らかになる

被爆者や、その子孫の寿命、活躍を考えれば、低線量被曝のリスクがほとんどないことは、もう明らかになっているとも言える

致死的な異常は、胎児期にほぼ淘汰されるから、出生前診断で排除すれば、ほとんど問題にはならないだろう

それよりも貧困化、高齢出産や、携帯電磁波など、他の要因の方が遥かに危険


06. 2012年10月27日 12:45:49 : ur0oKGaEK2

「被爆者や、その子孫の寿命、活躍を考えれば、低線量被曝のリスクがほとんどないことは、もう明らかになっているとも言える

致死的な異常は、胎児期にほぼ淘汰されるから、出生前診断で排除すれば、ほとんど問題にはならないだろう」

これは本当のことか??? チェルノブイリではこんな結論にはなっていないだろう。



07. 2012年10月27日 13:31:52 : Q7z8374edg
一見、もっともらしいことを言っているが、根本的に全然ダメな議論である。

これは、原発は経済的に何らかのメリットがある、という前提に立った議論である。

万年単位の核廃棄物の管理コスト、原発”奴隷”作業員の潜在的な労災コスト、立地自治体への圧力・懐柔コスト。社会がリアルに負担するコストを適切に見積もる(ごく当たり前の)脳味噌さえあれば、駄文をひねる時間も惜しくなりそうなモノだが?


08. 2012年10月27日 16:13:03 : NpLtuTzXy2
原発などもっと他の安全な発電で事足りるものだ。

今ある火力発電所を、天然ガスの高効率のコンバインドタービン発電に置き換えていくだけで、発電量は増え、二酸化炭素の排出も減る。コストも安くなる。

原発無くても電気は足りているのだから無理やり稼動させる必要など何も無い。

原発の電力会社は責任上、原発廃炉会社と変じて、その他の発電部門は、売り払えばよい。こちらの引き受け手は多いだろう。原発廃炉会社となった既存の電力会社は国家が援助する形で廃炉を完結すれば良いだけの問題である。


09. 2012年10月27日 16:31:08 : gMFbLXuKmw
なんだ、要は

●発送電分離はしないでね
●原発のややこしい部分は手に余るからもっと国が面倒みてね、特に廃炉、再処理なんてそっちで面倒みてよ
●原発ゼロなんてバカ言ってんじゃないよ
●電力自由化は形だけやってるけどあんまり意味ないから程々にしようね

という電力会社の主張そのものだな。


10. 2012年10月27日 17:18:17 : VbWAbFllIA
>>09
この著者の言いたいことはおおむねその通りと思われるが
電力自由化における発送電の分離と原発の国家管理は
別の問題と思われる。

特に原発の管理に関しては米国の原発技術者のアンダーセン博士も
言っているように日本の電力会社は原発事故に対する危機管理能力が
十分で無い事を上げて、国家として事故対策プロジェクトを立ち上げるように
勧めている。これは米国の原発会社の元CEOとして原発業界の裏も表も
知り尽くした博士の言葉として当然だろう。

仏の原発独占企業アレバ社は政府が90%以上を出資する事実上の
国有企業であり、シェルブールに有るルアーグ核燃料再処理施設の半分は
実はフランス海軍の核施設となっている。
これは何も仏に限らずロシアや中国、インドも皆同じ形態で
常に軍が関与している。米国は間接的に軍が関与して大事故時には
指揮権は軍に移ることになっている。韓国は国有原発会社である。

以上からも原研を除いて高度な危機管理能力の必要な原発を民間電力会社に
ほとんど丸投げしている日本は世界でも希な国と言わざるを得ない。
なお原発に付随していた原子力保安院は電力会社以下の素人集団で
何の役にも立たない無駄な組織であったが、原子力規制庁にそのまま
横滑りしている。


11. 2012年10月27日 18:06:47 : gMFbLXuKmw
念のためだけど国とか準国営の機関はほぼ全て民間丸投げで持ちつ持たれつの関係だよ。
あたりまえじゃん2年で交代のジェネラリストと技術者とは名ばかりの専門バカの技官が、システム設計とかリスク管理とか、コスト対効果をはかりながらのプロジェクト見直しとか、自力で出来る訳がないだろう。
今の原発のありようが日本流の国家管理そのもの
ちなみに電力会社自体が中身はメーカーさんに丸投げだよ。

12. 2012年10月27日 18:09:28 : LWcJ2Rp8kk
WEDGEがそう言うのであれば、よくよく発送電分離をされては電力会社に
都合が悪いと白状しているようなもんだ。

13. 2012年10月27日 19:09:44 : h8lsJXSj3E
・原発はコストが安い

・原発が泣ければ冬の受給関係が厳しい

まだこんなウソの前提で原発を再稼働させたいだけ。さらに現在の権益を守ろうとしている。


14. 2012年10月27日 23:10:41 : F0AA6EF52c
 私もこの小論を読んで、素人ながら賛同した。
同じような意見を、京都大学の中野剛志先生も講演で言っている。
また、雑誌『世界』の2011年8月号で、いわゆる左翼の経済学的後ろ盾の役を戦後ずっと果たしてきた伊東光晴という学者が、内容はきわめて難しいが、結論的には同じことを書いている。

 罵倒するのはもちろん自由だが、上記のことはインターネットで検索すれば出てくるので、少しでも真面目に考えたい人は調べてご覧になるとよい。多摩散人。


15. 2012年10月28日 00:56:26 : 8nEEaJsXRY
>民主党政権は、電力会社をスケープゴートにして、発送電分離を通じた
>「電力全面自由化」に血道を上げるが、これは需要家利益にそぐわない。
>いまなすべきエネルギー政策の王道─―それは「原子力事業の国家管理化」
>である。

いいえ!

今なすべきことは、先ず発送電分離

総括原価方式の廃止

電気の自由売電

何が「原子力事業の国家管理化」だ!
原発になんで血税を一兆円も投入しなくちゃならないんだ!
東電なんか国有になんかしちゃなんねーよ!
イラネーヨ!そんな会社。
新しい会社募集した方が安上がりだよ。
もちろん原発は禁止でね

潰してお仕舞い!そんな赤字会社!
いくら金をつぎ込んでもざるに水を入れるようなもんよ!
末代までも金食い虫だ!
これから除染にどれだけの金がかかると思ってるんだ!
被害者保障にどれだけの金がかかると思ってるんだ!
廃炉費用にどれだけの金がかかると思ってるんだ!
汚染水処理にどれだけの金がかかると思っているんだ!
日本の農業、漁業、酪農、観光にどれだけの被害が出ると思ってるんだ!

それでも原発が安いだと?
燃料がそんなに安いなら、そんなに儲かるなら、電力会社がテメーの金でやってみろ!
今まで高給をしこたま貯め込んだんだろ!
国民の血と汗で稼いだ金をそんな下らん会社につぎ込むな!

そんな会社国営なんかするな!勝手に潰れろ!


16. 2012年10月28日 01:28:42 : 8nEEaJsXRY
>本来、定期検査に入った原発は、規制当局が安全基準に照らして技術的に安全
>と判断すれば再稼働、危険と判断すれば安全性を確保するまでは停止となる。

バカ言ってるんじゃないよ!
福島は五重の安全に守られていたじゃないか!
何が「規制当局が安全基準に照らして技術的に安全と判断すれば再稼働」だ〜?
その安全基準で稼動してたんだろ!それで爆発したんだろ
一号機も
二号機も
三号機も
四号機も 全〜部
だったら「安全と判断してしまったけど、真実はきわめて全〜部危険だった」が真実だろ。
安全の判断は全部の機で間違いだったんだろ。
一号機も
二号機も
三号機も
四号機も
だったら全部危険なんだろうよ。
どれが安全だったの?全部爆発だよ!分かってんの?1〜4まで全〜機爆発!

東京電力福島第一原発事故の教訓を反映し、安全基準は改定されなければならない。しかしそれには時間がかかる。だとー!はぁ〜〜〜〜〜〜?

ふざけるなよ

東京電力福島第一原発事故の教訓を反映したら、どう考えたって「原発ゼロ」しかないだろ。
原発以外でももう電気は足りてるのに、何で安全基準を改定までして原発を稼動しなくちゃならないんだ?
改定に時間がかかるのに?なんで?
やらんで良いよ!改定なんて、原発はもう止めだ。

あんな気味悪いもん  by マダラメ



17. 2012年10月28日 09:06:03 : fBPlaIXfp6
「原子力事業の国家管理化」

これと同じ趣旨の記事を、読売、日経などが書いている。読売等は「国が原発再稼動の責
任をもて」と言っている。が、実質的に内容はおなじものである。

原発のコストは311の事故以来巨大になりほとんど計算できないものとなった。
(飯田哲也氏によるとドイツの研究者による試算では1kwh20円程度の電気代が保険
を負担すると7000円上乗せの7020円になるそうだ)。

そこで、原子力村としては、そのコストを国(つまり国民全体)に負担させようとしている。
原発地元に国が責任をもつと確約させたいのだろう。それは事故の際の補償を国が持つと
言うことだ。

国が責任を持てというのも、国家管理化せよというのも同じ趣旨だ。それでいて原発から
あがる利益は原子力村が得るという図々しいプランになっている。

この記事の著者も「もちろん、原発からの収益は各社に帰属させる。」と言っている。

こんな経済原則から外れたこと(利益は得るが、コストは負担しない)をしていれば、確実
に日本は滅びるだろう。


18. 2012年10月28日 18:34:37 : pPJ5gJb78A
石川和男

公益財団法人・東京財団 上席研究員
元通産官僚
http://www.tkfd.or.jp/people/detail.php?id=18

この東京財団は1997年に日本財団より国際研究奨学財団として設立された財団法人で、
1999年に東京財団と名称変更された。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%B2%A1%E5%9B%A3

日本財団から基金提供を受けている。
http://www.tkfd.or.jp/about/

日本財団の旧名称は競艇の胴元である日本船舶振興会。
言うまでもなく、A級戦犯で米国CIAの手先である笹川良一の財団法人だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%B2%A1%E5%9B%A3

ジャパン・ハンドラーとして悪名高いジェラルド・カーチスも東京財団のメンバー。
彼は日米欧三極委員会の委員でもある。
http://blog.zokkokuridatsu.com/201107/article_33.html


要するにアーミテージのCSISと同じく「やつら」だよ。
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/339.html

日本が脱原発に向かうと困るので、こういう手先を使って世論作りをしようとしているのだ。
ちょっと調べれば、誰が操っているのかすぐわかる。


19. 2012年11月17日 21:39:51 : Ghhbekmd9A
>>14
多摩散人が賛同するというだけで、この投稿のレベルが推し量れるw

何が「法治行政」だ。
原子力規制委員会の5人の委員に、欠格条項(原子力産業関係者)に該当する者を2人(実質3人以上)(更田、中村。田中も)を送り込んだ。そのうえ国会にかけていたのに、首相任命という法の濫用で委員に決まったものとし、しかも、その後の国会承認すら「非常事態」を理由に不要だと握りつぶした(「非常事態」を云々するなら「冷温停止状態」宣言を撤回しろ)。

これほどやみくもに法を破って突き進んでいる原発推進派、原子力村の行状を無視して「法治」云々などと言っている投稿者や多摩散人は、そのレベルで、国家、住民にかかわるこうした重大問題の論議に加わるには、欠格条項にあてはまる人間であることを自覚した方が良い。


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