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これは問いかけである
あなたは永遠に何かであるかも知れず
またそう在ろうとするかも知れない
そしてそれぞれは永遠に何かである
今のあなたは永遠に何かであり続けたいと願う存在であるかも知れない
それが今のところあなたが願うであろう最高の倖せであるからだ
あなたはあなたが好きなものを永遠に愛し楽しみたいと考える
あなたの愛するものとは
あなたの愛するものたちが作りこさえてくれているのかも知れない
そしてそれらがまたあなたとともに永遠である事を願うだろう
つまりそこでのあなたは何かに依存するカタチで
あなたの倖せとは条件づけられた取引か何かなのかも知れない
でもまたそれもいいだろう
しかし真実の倖せを知る者であれば
ただ愛する事が出来るということだけを望むだろう
何故ならあなたが本当に倖せであるということならば
あなたは何も求めずとも常に満ち足りて充足感に包まれて居り
故にただ与える行為のみが出来る存在であると言えるからである
それはあなた以外のものの齎す倖せをも
より深く至福として味わう事が出来ているという事でもあり
それらがなくとも倖せであると云う事を理解しそれを維持するものである
それこそが倖せの最上の状態なのであり
それ以外は限定された認識の上に在る作られた倖せと言えるかも知れない
なんにせよあなたが「今」何をどう感じているか
に関与してあなたはその感情を揺り動かし続けてしまう
そこでのあなたの身の回りのものはすべて宿命を背負って居るように
限られた存在としてあなたの眼には映っているかもしれない
そう感じていると云った方が正解だろうか
そこでのあなたにはすべてが窮屈に思われているかも知れない
しかし真実はあなたがそこから自由だとしたら
あなたはどう感じるだろうか
あなたはあなたであるもののすべてを作っているのだとしたら
これは空想のこととして読み進めて頂きたい
しかし空想とは作り物でありながら
あなたが唯一自由に作り上げる事の出来る創造性に他ならない
あなたの現実感もまたすべてはあなたのそうした自由な意識から生まれている
それぞれがそれぞれを解釈し各々の中に現実感を生み出している
あなたが苦痛だと感じるもの全てもまた
あなたのその自由な創造性と感性から生まれている
あなた方の苦痛も倖せも他者からその影響を与えられていると云った
あなた方は言い訳じみた考え方を共有しがちだが
ネガティヴな幻想迄をも共有する必要性はない
実のところ必要性などと云う捉え方もすべては共有された幻想であり
あなた方はそうした共有化の幻想の上に現実感を見事に創り出している
あなたは個体として限られた生物的な身体に個体としての意識を宿しているが
あなた方の意識はすべてその身体を構成する細胞という極少の意識体の上に生じて居り
その細胞はさらに極少の意識体の上に成り立っている
物質全てがそのように繋がりを持ち意識を奏でて居り
あなた方全体としての意識もまた伝達に依って
そこに見る景色と云うもの全てを恊働で作っている
星の運行 季節 自然の性質のすべては
あなた方全体に浸透し流れる「心」のプロセスが投影されたものだ
一般論にみる永遠性としての観点からすれば
自己の肉体は一時的な乗り物であるとの認識に耐えながらも
そこにはあなたそのものの心が常に投影されている
何処から何処迄があなたと区別できるものなのだろうか
あなたがあなたとして何かから切り分けられて存在しても
それ単体で自己なるものを理解出来ようもなく
何かが何かであると捉えることでひとつの観点が生まれる訳である
あなたは何かを知る事で何かを捉え
そこにあなたの望みを見つける
あなたがあなたというものであり続けられる為には
何かを捉え続けるほかはない
よってひとつのキャンバスに描かれる
あなたの願望を構成する要素全てはあなた自身であるとも言える
しかしそこで願われる事とはまた「限られたあなた」から生じたものであり
限定されない永遠の存在としての観点からあなたは
もしかするとそれとは真逆の事を願うのかも知れない
それぞれの瞬間のあなたは確かに「今」に存在して居り
そして各時点のあなたはどの時点のあなたからも拘束されてなどいない
それらすべてのあなたは同一のあなたである
その時点時点に於けるあなたもまた
「今」を意識する現在のあなた同様
運命と云った限られたものに縛られる存在ではない
それぞれの時点にそれぞれの未来そして過去が在り
しかしまたそれぞれはそれぞれの未来や過去に縛られていない
すべての時点に於ける可能性は「今」に尚も続行中である
あなたが「今」に過去と考えそう捉えるものは
あなたがそうして自分の今を縛る間だけ効力が在る
そうした概念を利用してあなた方は人の罪 そして人格
あらゆるものを捉え続ける必要性を感じ続ける
何かを維持するという名目の為に
過去があなたの今そして未来と考えるものに影響を与え続けるのは
限定された今を作り上げるもっともらしい言い訳でしかない
そこでの我々は本当に愛在る現実を生きていない
それらは虚脱感だけをリアリティとして感じる幻想でしかない
我々は過去なるものに縛られ生きるべき存在ではない
常に「今」に接点を持つあなたが
どの時点でのあなたの「今」をも変化させ続ける
可能性として在り続ける過去や未来は尚も永続し
「今」のあなたが変化させつづける
あなた方は常に捉えきれぬほどのものの中に
限定された意味をもって浮かんでいる
その中から何かを限定して捉えて見せて
これが現実だと声高に叫んで勝ち誇ってきたに過ぎない
それぞれの「今」を生きるあなたもまた
その時点の意識に点在する記憶と称するあなたの「今」を接点に持つ
それぞれの意識もまたそれぞれに永遠に可能性としての展望を胸に抱き
それぞれが尚も「今」で在り続け
それぞれの展望としての可能性を保持している
それが永遠性であり無限性としての表現である
そこで何をどう解釈し限定された意味を生み出そうとも
尚かつそれをどう利用するのもそれぞれの時点に於いて自由である
ただそこに振り回される事とそれを利用する事はまったく違う
あなたが何かを捉えなければそこに何も意味は生まれない
何をどのように捉えるか
それに気付かないまま居ては先に進めない
単純にも何をも捉えないようにしてみようという事を決意してみれば
如何に普段自分自身で限定し受け容れたものを
当たり前の様に意識せぬふりをしてその感性に味わっているかが理解出来る
そして気付く事でそれらの変化もまた其処についてくるのである
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