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実話オムニバス まとめ
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/677.html
投稿者 日 日時 2014 年 1 月 18 日 17:16:45: IR1H95zbmUf8k
 

参照

実話オムニバス 第一話 瞑想
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/617.html
実話オムニバス 第二話 夜空
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/624.html
実話オムニバス 第三話 至福
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/625.html
第4話 精霊
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/626.html
第五話 変えるではなく出る
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/627.html
第六話 漁師
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/628.html
第七話 地獄
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/629.html
第八話 パラレルワールド
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/630.html

映画「夢」(黒澤明)も8話のオムニバス形式でした。

当初、その8話が関連を持つ、起承転結を有した映画であることは
理解出来ませんでした。

それでも非常に美しい映像と不思議なお話の数々として、
個別に印象深く、脳裡に焼き付いていたものです。

2011.3.14以降、この映画の6・7話だけが注目を浴びましたが、
実はもっと奥深く、1話から8話までの全体で、反原発を表現していたのです。
それが理解出来たのは、その事が現実化した後でした。

気が付くのが、それでは遅い!

それをあの映画から学んだともいえます。


それは
21年前の映画「夢」(黒澤明)の起承転結
http://www.asyura2.com/10/idletalk39/msg/504.html
で投稿済みです。

非常に美しい映像の、一見何の脈略も無い8話の幻想オムニバスが、
今観ると深い反原発映画としての起承転結を全体に有したストーリーとして現れた。
全く個人的見解だが。

1話 日照り雨
 見てはならない狐の嫁入りを隠れ見て、狐に許しを請いに一人森に行く黒澤少年の話。
 自然の中では人も脇役、共生して生きる存在、立場との暗喩か。(起)。

2話 桃畑
 切られた桃畑(自然)が雛祭りの精となって、少年に悲しみを伝える。
 経済が自然を侵略し、奢りに酔う社会を少年の視点で。(承)。

3話 雪あらし
 雪山の遭難で、雪女の言葉で眠りに落ちる寸前の男が、必死に抵抗の末、打ち克つ。
 「雪は暖かい、氷は熱い。」と微笑みながら、当然の様に言う雪女の言葉と政府東電の洗脳工作がオーバーラップする。(承)。

4話 トンネル
 敗戦後一人生き残った陸軍将校の前に現れる部下と軍用犬の亡霊。
 国家権力への無残な隷属の結末。(承)。

5話 鴉
 耳を切り落としてまで性急に今を全て写し取ろうとするゴッホの絵の世界に迷い込む。
 ゆったりとした自然と忙しなく動く人間との対比。(承)。 
 
6話 赤冨士
 次々と誘爆する6基の原子炉と富士山。
 人類の行く末。(転)

7話 鬼哭
 核汚染によって巨大化したタンポポと鬼化した人類。
 人類の行く末。(転)

8話 水車のある村
 その対極にある理想郷。
 マネーの無い社会。(結)


参考までに

「生きる」では役人体質と人生の本質、その再生を。
「悪い奴ほど良く眠る」では政財官の本質を描き、
今だ色褪せる所か、現代そのままを映し出している。


01. 2011年7月31日 10:54:20: N412ZjBqfw
7話のいかりや長介と8話の笠智衆も対極的だ。

02. 2011年7月31日 22:17:55: N412ZjBqfw
つまり180度反対の並行世界としての未来。
あなたはどちらの未来の老人と出遭うのか?


これを真似した、実話オムニバスです。

今回のまとめは余分なものですが、余韻を大事にする映画でもなく、
あえて付け足しておきます。

実話オムニバス全体に流れるものは生と死に臨む姿勢であり、
言い換えれば行動と瞑想への姿勢です。

これを読む読者は例外無く、肉体を持って生きています。

肉体には抗いようも無い痛覚と生理現象が伴っていて、
それを使うのが生であり、それを無視したり、超えることなどは出来ません。

死ねば肉体から抜け出して、習慣的な痛覚や生理現象の後に

それらの無い状態としての瞑想が、一人ひとりに嫌でも待っています。

そうなって始まる瞑想が、過去生の結晶であり、

今ここにあるということは、至らなかったその結果では無いかと考えられます。

つまり、分相応な肉体を持って、再び生まれて来た。

そこでいくら背伸びしようとも、瞑想しようとも、

あなたの痛覚や生理現象は変わらない。

それが現実です。

そのことに目を逸らす。そこから逃避する。あるいはその演技。

それをすると逆に遅れるのです。

行動し、気付く。ことを。


そのための生です。

精一杯生きましょう。

それは痛覚、五感、生理現象を伴って、そこから生まれる

喜怒哀楽を正直に吐露し、泣き喚いて、全力で。

それが全身全霊、真剣であればあるほど、

大失敗するものです。

その大失敗、大恥、痛みを経て、今生で気付くこと。

その後に訪れる死。

そこでの強制的な瞑想の後に、次のステージがあります。

 

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コメント
 
01. 2014年1月19日 04:01:04 : 03yQMbgajY
いい話だ。

02. 日 2014年1月19日 23:50:40 : IR1H95zbmUf8k : 3bEzNSa1cc
それはどうもです。
ではもうひとつ。

第4話 精霊 の終わり20行位に書いたように、一種の瞑想体験の中では「師」も現れるのですが、恐れを克服し、覚悟を決めた者だけに現れるものです。
そうでなければ魔が出て危険なため、瞑想はお勧めしません。
悟った振りをすると以下の様なたとえもあります。

芥川龍之介の「杜子春(とししゅん)」では(朧な記憶での再現)

仙人に弟子入りを請う杜子春が仙人に試験されます。
「今からお前の両親の幻影を見せる。それは地獄で苦しむ幻影だ。幻影であるそれに心を動かされるようなら失格。見事声も立てず、静視出来れば合格。」
しかし、杜子春は耐え切れず、失格する事を承知の上で、幻影の両親を救おうとした。
幻影は消え、仙人が微笑みながら
「それで良い。もしも最後までお前が静視していたなら、人としても失格、取り殺すところだったぞ。」


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