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人は哀しい存在であることを知る〜自分の死について折にふれ考える/帯津良一
http://www.asyura2.com/12/idletalk40/msg/735.html
投稿者 藪素人 日時 2014 年 3 月 12 日 22:05:14: BhHpEHNtX5sU2
 

(回答先: 色気というのは、内面を磨くことによって年齢を重ねてくるとともに、ぐんぐん増していく〜アンチエイジングという欺瞞/帯津良一 投稿者 藪素人 日時 2014 年 3 月 12 日 20:18:12)

〔人は哀しい存在であることを知る〕
 生きることの本質は哀しみであり、表面的な明るさ、前向きさはもろく崩れ
やすいものなのです。反対に、哀しみの大地は盤席です。これ以上崩れ落ちることはないからです。
そこで私は、ときめきの効果を際立たさせるための“こころの循環”の構図を作成しました。これは、生きる哀しみ→希望の種をまく→ときめきを感じる→明るく前向きになる→生きる哀しみ、という流れです。人間は誰でも一人でこの地球にやってきて、また一人で去っていく孤独な旅人です。これが哀しみの根源です。本来哀しい生き物なのですから。不安でも哀しくてもいいのです。

〔自分の死について折にふれ考える〕
 青木新門『納棺夫日記』のとくに好きな一文がある。
「末期患者には激励は酷で、善意は悲しい。説法も言葉もいらないのだ。きれいな青空のような瞳をした、すきとおった風のような人がそばにいるだけでいい」
 死の不安におののいている人に安心を与えることができるのは「がんばってね」という言葉ではなく、自分の死について考え、死について洞察を深めるような生き方をしている人が傍らにいることだと思ったのです。

〔老衰死は理想的か?〕
 私の個人的な考えでは、老衰はあまりいい死に方だとは思っていません。
 藤原新也さん流にいうと、老衰というのは死ぬ瞬間をつかみそこねてしまった末の死と思えるのです。つまり、自分で選びとった死ではないということです。
 実際に、老衰の場合、亡くなる寸前まで元気でぴんぴんしているケースはまれで、たいてい人格や顔つきが変わっています。できればそうなる前の、もう少し早い段階で死を迎えるほうが、「いのち」のエネルギーが高い状態で虚空へ旅立っていけると思うのです。

【出所】同前
 

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コメント
 
01. 2014年3月17日 05:35:11 : QUVGBiiaQc
私の小学生の頃の恩師てすが、
しょっちゅう独自のアレンジを加えた、
「シーハイルの歌」を口ずさんで
いた先生が、おりました。
必ず、「煙たてつつ」の節を、「屈伸滑走で」と言い換えて。

その先生は、明らかに一次安保の世代、恐らく、
兵役を課されてもいたでしょう。
今、ご存命かどうかも、どうしておられるかも、知るよしも
ありませんが、この方と出会って良かったという思いと、
これまで生きてこれて良かったという思いと、謂わば同根なのかも知れない。。


02. 2014年3月17日 05:41:10 : QUVGBiiaQc
透き通った、空のような思い出の一節です。

心にすと沁みる、スレ立てを有り難うございます。


03. 2014年3月17日 06:01:47 : QUVGBiiaQc
私の母は、所謂、ピンピンコロリ死に近かったと思います。
手術を受ければ、もう少し長生きできるという宣告を受けながら、
それを拒否しての、比較的早い、死。
で、義母は、怪我がきっかけの病気の結果の老衰死、とでもいいましょうか。
怪我をおって以降半年強、で息を引き取ったのですが、
実の母は、自前で準備した上(直ぐ発見されるよう回りにケアした
上での)での謂わば孤独死、義母は、家族全員に看取られての、
医者の連絡を介しての、80過ぎでの、老衰死。

どちらが、より良い死に様かという判断はつきません。
ただ結局、それぞれにとっての、ふさわしい、安らかな様は 観られたのかな、と。
私は、ただ、自分達にふさわしい死にかたが用意されているのだろう、という
確信が響いてきたとしかいいようがない。
もち、生きざまが悪さなら、死に様もわるいだろう。
その逆も、又は、ありきと。


04. 2014年3月17日 06:18:47 : QUVGBiiaQc
あ、訂正します。義母は転落の怪我を負ったのがきっかけで、
その結果動けなくなり、免疫も落ちた結果での、
四ヶ月強のち結核にかかっての衰弱死でした…

それ以前に、全盲となってから(それ自体もまた、怪我の原因)
の介護期間があったため、
時間を錯誤してしまいました。

でもまあ、老衰、或いは何か別の要因での衰弱…。
生きている者の都合で、結局言い方が、
変わってくるだげなのかも…(と、妙な発見w)。


05. 2014年3月17日 06:29:50 : QUVGBiiaQc
ただ、母、義母共に、せめても本人たちが生前望んでいたような
(遺言の通りの)、
お葬式は挙げられたと自負しています。

合掌


06. 2014年3月17日 06:46:30 : QUVGBiiaQc
あと、義母の死の直前、私は「頑張って」と、声を掛けました。
やっと連絡がついた長女が、まもなく到着するから、と。
それを言った途端、
義母の微弱になってた呼吸が、激しい(苦しそうな)呼吸に
甦った。そして、長女が到着して、手を握った途端、
いきなり今まで全く動かせなかった上体をむくっと起こして、
口を動かし聞き取れない何かを長女に訴えて、長女が頷いた
瞬間、またゆっくりと身を横たえ、静かに、安心しきったように、
義母は息を引き取りました。
ちなみに、義母と、私の長女には、血の繋がりはありません。

07. 2014年3月17日 07:21:55 : QUVGBiiaQc
で、ちょっとだめ押しに過ぎるかもしれませんが、、

お棺に入った私の母も、義母も、
傍目にも溜め息が出るくらい、それはそれは、
美しい、或いは可愛らしい!
笑みを浮かべた、死に顔でした。

こんな顔で死ねたらいいな🐻🏯💘
って、
憧れちゃうくらい・笑


08. 2014年3月18日 09:26:22 : QUVGBiiaQc
私は、これまで真っ先に、地獄におちるような生き方しか、してこなかったと
思います。
だから、そこに落ちた瞬間は悪足掻きすることも、分かりきっておりますが、
結局最期にはその事実をそれを受け入れるしかないことも
わかりきってる。
みなさんも、そうであらんことを、祈ります。

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