新党をつくるべきかどうかは、さまざまな条件をクリアすることが必要だ。

まず、第一にそもそも、小沢が新党をつくるべきかどうかは、
（１）裁判次第
（２）今後の政治状況次第
であって、今すぐ答えが出る問題ではない。

無罪判決が出れば新党をつくれる条件がひとつ整う。

第二に、新党をつくって公約実現のための議会内多数派形成への展望があるかどうか。

残念ながら、その展望はない。
野党は、新党きづななど一部を除いてすべて小沢氏に対して敵対的である。
維新の会と組んで過半数を狙うという手もあるが、
維新の会の候補者は現時点でゼロであり、
過半数を取れるかどうかはそれはわからない。

まずは、「国民の生活が第一」派が、小沢氏無罪判決の勢いを駆って、
「数値目標を盛り込んだ景気条項（ストップ条項化）」と「行財政改革の徹底（財政支出のムダ削減＝いわゆる“シロアリ退治”）」を掲げ、
デフレ下の増税に反対する馬淵澄夫元国土交通相ら中間派と連携して代表選に勝つこと。
それに失敗した場合は、生き残るためにやむなく橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会と連携して新党結成。

この両にらみの戦略しかないだろう。

・デフレ下の増税に反対する馬淵澄夫元国土交通相ら中間派との連携して、主導権奪回→小沢・馬淵政権誕生へ。
・橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会と連携して新党結成。

新党結党は最後の手段。
それは政策の実現をあきらめ生き残るため。
まずは政策実現のため党内で主導権を取り返すこと。
順番が大切だ。

■出て行くのは向こうだ…小沢氏、主導権奪還図る
民主党の小沢一郎元代表のグループが、野田首相が命運を懸ける消費税率引き上げ関連法案の３月中の閣議決定阻止をにらみ、圧力を強めている。
小沢元代表は７日夜、都内の日本料理店で、グループ所属の政務三役らと会談し、結束を誇示した。
７日夜の会談には、牧義夫厚生労働副大臣、森裕子文部科学副大臣らが出席。
小沢元代表は「増税する前に、やるべきことはいっぱいある」と述べ、
消費増税に反対する考えを改めて強調、さらに「出て行くのは、こっちではなく向こうだ」と語り、
党内にとどまって主導権を奪い返す考えを鮮明にしたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120308-00000138-yom-pol

■小沢氏　解散阻止で倒閣に言及「座して待つわけにはいかない」
民主党の小沢一郎元代表は２３日、自身が会長の勉強会で講演し、
野田佳彦首相が消費税増税を掲げて衆院解散に踏み切る動きを見せた場合はこれを阻止するため、
野田内閣打倒を目指す可能性に言及した。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/02/23/kiji/K20120223002691170.html

■元代表は、４月にも下される政治資金規正法違反事件の判決で無罪を勝ち取り、
首相の党代表任期満了に伴う９月の代表選に向け、党内の主導権を奪還したい考え。
最近はメディアでの発信も増やしており、解散阻止に向けた首相批判に拍車が掛かりそうだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012030100881

■これまで接点がほとんどなかった小沢一郎、馬淵両氏がもし手を結べば民主党の勢力図は大きく塗り変わる。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120315/stt12031500130000-n1.htm

■政界再編については「方法論としては、ちょっと飛躍し過ぎだ」と現時点では慎重姿勢を示し、
離党も「考えていない」と否定した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012030300150

■小沢氏に近い議員は
「両にらみの構えだ。
『党内で復権する』のが最優先で、
『離党して大阪市の橋下徹市長と連携して衆院選を戦う』のは次善の策だ」といい、続けた。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120309/plt1203091811003-n1.htm

　この投稿の元記事の作者である「東京ルミックス」さんは、悪気はないと思うが、少々勇ましすぎるように思う。
　０１さんのような冷静沈着さが必要ではないか。

　それと、小沢氏は総理大臣になること自体が目標ではない。総理大臣になるつもりであれば、これまでに何度かその機会があったからだ。
　ＢＳ報道局長鈴木哲夫氏が小沢政経フォーラムで、講演している内容が紹介されているので、ご覧になられたらよいと思う。
（前篇）
　http://31634308.at.webry.info/201204/article_21.html
　http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/233.html
（後篇）
　http://31634308.at.webry.info/201204/article_22.html
　http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/259.html

　上記の講演でも触れられているが、小沢氏は、この国の「民主主義の仕組み」を変え、国民主権・地域主権の民主主義の確立を目指しているのではないかと思う。
　また、総理大臣になることが天命であれば、そのために一命を捧げるとは言っているが、誰かやってくれる人がいれば、自らがその任に就くことには拘泥しないということだろう。

　「なりたがる人よりは、なって欲しい人にならせたい」という思いは私も持ち合わせているが、局面が流動的な要素を多く含んでいる今日、私は、小沢氏と小沢グループ及び新しい政策研究会に集結する議員集団の手を縛るような差し出がましいことは控えたいと思う。

　小沢氏の日頃述べている「自立」について、鈴木氏のご指摘のとおり「厳しいが各自が自分の責任を果たすのが、自立だ」と思います。
　「民主党1年生議員に取材すると、小沢先生は何も言ってくれないと言う。『お前、自分で考えろ』という雰囲気・・・。そうなると、小沢さんのことがわからなくなる。その結果、―中略―　小沢さんに嫌われたと思い離れていく人もいる。実際に他の政党に袂を分かった議員もいた。マスコミの記者の中にもそういう人がたくさんいるはず・・・。」
　↑
　自分で考えられない議員は早く議員を辞めた方がよい。逆恨みするなど、もってのほか！
　マスコミの記者や解説者の中には、「逆恨み」しているのがいそうだね。こういうのに限って、他人に厳しく、自己に甘いんだろうな。

　「小沢さんは、国民一人一人の声を聴けと議員に言っている。川上から川下の声を、辻立ちして聞けと言っている。」「一人一人の声を聞いている議員も、最初は何をやっていいかわからないが、それを地道にやればやるべきことが見えてくるという。２０万人の被災者がいれば、２０万通りの被害がある。」
　　↑
　小沢氏は、有権者が1000人もいないような寒村にまで時間を掛けて出かけ、10〜20人を前にビルケースを裏返した台に乗り村民目線で語りかけ、その後も両手を握り言葉を交わしている。基本は暮らしぶりや健康を気づかい、自然の移ろいや地域のイベント等についてのやりとりである。私はその姿を観て、小沢氏の心、神髄をみる思いがした。また、「壊し屋」「巨悪」等々はマスコミ等が創り上げた虚像にすぎないと実感した。
　「辻立ち」は演説して政策や政治・行政情報を伝えるだけが能ではない。市民・国民の声や姿から暮らしぶりや想いを感じ取り学ぶ場所と心得よ、ということだろう。

　「ジャーナリズムの取材も同じである。自分も後輩記者に、日本には1億3千万人のニュースがあると言っている。」という鈴木氏の指摘は、当たり前のことだが、記者発表やリーク情報を「裏取り」の取材もせずに垂れ流すことに慣れきった大手マスコミの記者や解説者が横行している中では格別の重みを感じる。

　「一人一人に聞いていけば、自ずとその共通項として自分がなすべき政策、行動が見えてくる。国民一人一人の声を聴くことが『民主主義の原点』である。田中角栄も、小沢一郎も一人一人の話を聞けと言っている。実は、これは選挙の手段ではなくて、『民主主義の原点』なのである。」
　　↑
　まさに、そのとおり！
　政治家やジャーナリストに止まらず、商品開発や商売に関わる者にも通じることではないか。これ自体、人の道に通じることではあるが、政治家やジャーナリストはもっと重く受け止めるべき言葉だと思う。

　「『政治主導』とは、官僚が悪いということではなくて、政治家が責任を取って決めるということである。」
　　↑
　そのとおり！　菅・野田政権は、官僚の操り人形となっているが、そのことが、跋扈跳梁する官僚の悪行を増長させているとも言える。
　いまの代表である野田佳彦が、アメリカのワシントンポストなどでは「ここ数年で最も賢明な（日本の）リーダー」と評価されているそうだが、アメリカにとって最も都合の良い政治家ということなのであろう。

　「悪い政治は政治家だけでなく、国民のせいとも言う。国民にも『自立』を求める。国民もマスコミなどに惑わされないことが必要である。それを補完するのがネットである。」
　「４月２６日にどんな判決が出ても、マスコミがあくまで小沢氏の虚像を喧伝し、司法も不当なら、ネット社会はあくまで『自立』して『民主主義の原点』を取り戻さなければならない。」
　　↑
　そのとおり！　一喜一憂せず、腹を据え覚悟して、各人ができることを一つでも実行に移しましょう。
　「悪い政治は政治家だけでなく、国民のせいとも言う。」はひとまず、その通りだろう。ただ、政治家やジャーナリストは、そう言うだけでは済まないのではないか。彼らの対応の仕方次第で、国民は大きく成長もするが、停滞もしかねないからだ。

　ネットの投稿やコメント欄に参加・閲覧する方々はできれば、ネット社会の中だけでなく、ネットの外に出て、現代の井戸端会議を多様に展開させましょう。この動きを広げ、加速化させるには、高齢者はもとより、子育て中を含む各世代の女性が参加することが不可欠です。その芽はすでに、各地にあります。
　この動きを先行させながら、心ある国会議員に150年に一度のわが国の大掃除・洗濯を働きかけましょう。

いちいち反応する必要はない

小沢氏はもっと先を見て進んでいる

有罪無罪はもうどうでもいい

検察、最高裁が必死に幕引きをしたがってる以上

答えは見えている。

次は、小沢一郎氏は大阪維新の会と公明党とみんなの党を壊してください。

民主党内の二つの派は、右と左、何か少しで政策が合うと言う状況ではない。

片や自民党に化けた菅・野田政権、片や政権交代時のmanifesto堅持派、この二者が一緒にいること自体、mysteriousである。

さて小沢氏は、政権を取るために組む相手は、ほぼ同政策の橋下氏他絆など同志、これで十分政権は取れる。

>>01さんのご意見で、自民党化けした議員を出せば、数が取れず、また、民主党と言う名が、今や腐敗してしまっている。

小沢派は、民主党内改革を、捨てよ。
絶対に一本化など、出来ないし、二つの流れは、一本になること不可能。

ここは、同じ政策の政党と連合、または、合体して、国民第一政治へ再編すべき時である。

小沢派の抜けたｵﾘ民主党は、自民党と合体して、双方破滅の道へpass away？。

また、小沢氏排斥裁判は、結果、無視でよい。
ﾏｽｺﾐの罠に左右され、判決を気にすれば、その思うつぼにはまる。

当該裁判をどうしても有罪にしたい利権者は、小沢氏がぐうの音も出ないほどの確たる証拠を提出せよ。
しからずんば、無罪放免が裁判の原則。

政権交代時のmanifestoと、橋下維新の船中八策と、そんなに似ていますか？

小沢一郎氏は、橋下氏のような貯蓄課税とか遺産没収とかは言っていませんし、道州制にも慎重です。

橋下維新の船中八策は、みんなの党のアジェンダとも、渡辺代表が言うほど似ていないように見えます。

小沢氏は、もう民主党に残りたいと言う様な議員は捨てなさい。
新党立上げしかないでしょう。
残った民主党は、集団自殺にまっしぐら。
民主党は、もう滅びるしかないでしょう。

馬鹿な計算をして、優柔不断では、小沢氏にも、もう先が無いでしょう。
私は聞きたいが、何人の民主党員がマトモナのですか？
ほとんどの議員が小沢裁判を異常と発言しないし、
小沢氏の党員資格停止に反対していない。
こんな集団を期待してもむなしいだけだ！！！

＞小沢氏は、もう民主党に残りたいと言う様な議員は捨てなさい。

小沢グループの分裂に賛成です。
小沢一郎氏は新自由主義でフリードマンを好むと思うのですが、2009年の選挙で当選した一年生議員は必ずしも新自由主義大絶賛ではないと思うのです。

橋下氏と小沢一郎氏を中心とする新自由主義派（フリードマン派、小さな政府派）と、ケインズ派（大きな政府派）・社会民主主義派の二陣営に分かれての政界再編がおこなわれると、かなりスッキリします。

各議員の個人的な思惑がどのような分布をしているかなど知りようもない我々が意見を言ったってしょうがないと思う。

しかし小沢支持者はすぱっと新党を結成してもらいたい気分だと意思表示することは充分にありえることだと思う。

そのとおり。
もちろん、小沢支持者として意思表示することがあってもいい。
私は、現時点では新党結党は反対です。
小沢氏らが目指しているように党内の主導権を奪回することのほうが優先順位は高い。
なぜなら、新党をつくれば、自民党＆財務官僚の思う壺だからです。

「野田よ、小沢を切れ！解散を確約せよ！そうすれば消費税増税法案に賛成してやる」と言っている自民党の思惑に乗ることになります。

今、小沢氏が離党すれば自民党の思うつぼ。財務官僚の思うつぼ。

ほんとうに小沢支持者だったら、自民党の策略に乗るだろうか。

敵の思惑を理解している小沢支持者ならば、安易に「新党結党すべき」とは
言わないはず。それは利敵行為になるからね。