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Re: てすと
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投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2013 年 12 月 28 日 06:16:06: 4hA5hGpynEyZM
 

(回答先: Re: てすと 投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2013 年 12 月 28 日 05:58:23)


<安倍・軍国主義の開花と財閥の暴走>
 世界不況下のもとでの、1000兆円を超える借金大国の日本、3・11の福島原発処理に数百年もかかる日本が、平和憲法をないがしろにする安倍内閣が誕生して、わずか1年足らず。それでいて、早くも改憲軍拡のドラが鳴り響いている。軍靴の音に怯える市民も少なくない。信じがたい日本政治の異変を、背後で強力に推進する財閥を、徹底して監視する必要に迫られている日本である。しかし、これを誰も、内外の研究者を含めて指摘しない。



<平成の治安維持法を自公で強行成立>
 安倍首相は、戦争責任者で知られる岸信介の孫である。台湾の李登輝の息子のような人物である。その彼の政治思想(天皇制国家主義)が具体的に開花、始動している。これに真っ向から警鐘を鳴らす新聞テレビも存在しない。危険水域にはまり込んだ日本を象徴している、と中立公正なリベラル派ジャーナリストの目に映る。
 戦前の日本侵略戦争遂行には、天皇神格化と国民の人権抑圧法である治安維持法が必要だった。戦争反対派をこれで封じ込めた。同じく平成の治安維持法である「特定秘密保護法」が、自公の多数決によって、瞬く間に成立した。これは戦後政治における最悪のものである。
 新聞テレビに問題がある今日だが、この悪法によって国民の知る権利は封殺されるだろう。国連の人権機関、米紙NY・Tも批判した悪法である。
 過半数の国民が反対している。しかし、相当数の市民が騙されたままだ。この悪法の運用次第で、日本政治はますます危険度を強めてゆくことが想定される。
<恐怖政治に反発と怯える市民>
 戦後の日本は、侵略戦争の反省から戦争放棄と民主主義を高々と掲げる日本国憲法を手にした。アジア諸国民に対して、平和国家として歩むことを約束して、国際社会に復帰することが出来た。
 ある意味では自由を謳歌することが出来た。だが、中曽根バブル経済の崩壊による1500兆円の消失によって、日本の経済大国の地位は失われて、世界最大の借金大国となって今日がある。
 この事実に目を向けない内外研究者ばかりである。事態の深刻さを軽視してきたツケを、これから支払わされるかもしれない。財閥暴走の根源的事由である。
 改憲軍拡路線に舵を切った安倍内閣を、背後で推進する日本の1%、財閥の暴走は戦前を想起させているのだが、それでもこのことを指摘するのは、悲しいことに、未だ世界で筆者一人である。中国の友人らに訴えてきた中身なのだが、理解してくれる人物は現在においても少ない。
 改憲軍拡と人権抑圧法は車の両輪である。それが遂に陽の目を見てしまった。
<国家安全保障戦略の閣議決定>
 戦争を想定する日本を誰が想定できたろうか。日本国憲法第9条は戦争放棄を明記、それを為政者に命じている。首相以下、国会議員は憲法を擁護する義務さえも、憲法は課している。それでいて?
 内閣が挙げて、憲法違反に邁進している。こんな事態など考えられようも無かった。それがどうだろう。安倍内閣はアメリカの組織そっくりの、国家安全保障戦略を閣議決定した。
 戦争の出来る日本国家改造へと大きく踏み出したのだ。国民意識を変えることに成功したからである。そのために中国を利用した。韓国や北朝鮮を利用した。正しくは悪用したのである。
<尖閣の問題化による中国脅威論>
 陰謀が渦巻く国際社会は、米CIAについて多少とも知れば理解できるだろう。それは日本にも存在すると認識すべきだろう。多かれ少なかれどこにもある。
 ご存知、いまの安倍内閣は72年の日中国交回復の場面で、台湾の蒋介石の意向を受けた岸―福田派の反中勢力の後裔である。「戦略的互恵」などという策略を用いて、中国をいいように料理してきた安倍である。
 尖閣(釣魚)を政治・外交問題に浮上させたのは、蒋介石―李登輝派の石原慎太郎である。ワシントンの軍需産業が抱えるシンクタンクと連携して、これを問題化させた。
 中国の強い反発を想定したもので、これでもって日本国民に反中感情・民族主義化を植えつけた。一連の安倍・国家主義政策を遂行する環境整備に利用したものだ。中国脅威論を列島にまき散らすことに成功した。
<背景に中国敵視政策>
 軍事・経済両面で台頭する中国に対して、本来の友好政策を放棄、敵対することで、安倍や石原はまんまと改憲軍拡への路線を敷くことに成功した。石原は松下政経塾の野田財閥傀儡内閣も悪用した。
 韓国とは竹島(独島)、さらに歴史認識も悪用してきている。天皇制国家主義の精神的根幹である靖国参拝問題も、隣国との緊張材料にしている。もちろん、北朝鮮に対しては、拉致問題で国民感情を煽ってきた。
 安倍は、持ち前の反共主義をいかんなく発揮することで、列島を友好ムードから敵対感情へと変えることに成功した。72年の田中―大平内閣とは、真逆の政策を強行している。
<財閥の暴走>
 問題は、それを可能にしている背後の支持勢力と歩調を合わせている点である。財閥好みの政府なのである。
 バブル崩壊で衰退した財閥は、今では300兆円を保有する超巨大勢力、日本の1%である。とはいえ将来展望は見えない。世界経済の混迷に起因している。しかも、テレビなどの家電製品やお家芸の車は、他国の追随を許してしまっている。
 平和産業から軍需産業へと舵を切ったのだ。筆者の分析に間違いない。安倍内閣の黒幕である財閥は、その時代に合わせて政権を転がしてきたが、いまや反共主義者で天皇制国家主義者の安倍が、彼らにとって最も好ましい政権なのだ。
 改憲を公然と宣言、集団的自衛権の行使に踏み込む。中曽根レベルかそれ以上だ。武器輸出3原則の放棄まで見えてきている。戦争の出来る日本改造は、武器弾薬を生産・輸出する日本にするつもりなのだ。
 そのための中国敵視政策による軍国主義化だ。虫がよすぎる。
<リベラル消滅自民党と右翼化公明党>
 派閥時代の自民党には、右翼だけではなかった。平和主義の派閥もあった。リベラルな派閥も強かった。たとえ右翼が政権を担当しても、改憲に向けた暴走はできなかった。
 岸も中曽根も改憲を、安倍のように公約できなかった。党内のリベラル派が許さなかった。現在、このリベラル派が自民党から姿を消してしまった。
 気がつくと、中道を宣伝してきた公明党が右翼化してしまっている。2年ほど前から信濃町に異変が起きていたのだが、多くの国民は今も気付いていない。公明党も暴走している。
 中国敵視の安倍内閣を強力に支えているのは、なんと公明党なのである。
<新聞テレビを操る>
 その国を分析する場合の基本的な視点はというと、それはその国の根幹である権力の源を突きとめ、そこを徹底分析することである。政府・政治家は彼らの傀儡にすぎない。
 真の権力実態が、あらゆる部門・分野を掌握している。政府政策も、である。安倍を原発輸出外交に走らせたのは、三井住友(東芝)と三菱である。財閥のために外交権を行使する安倍内閣なのだ。
 世論操作機関は新聞テレビである。一般的には広告会社の電通を操ることで、不都合な記事を封じ込めることが出来る。新聞テレビを牛耳る安倍内閣のもとで、アベノミクスが宣伝され、それに誤魔化される国民なのである。
<経団連会長は住友>
 財閥の窓口である経団連の今の会長は住友出身者だ。経団連の動向によって財閥の意向をある程度は掌握できる。
 政府政策の多くは財閥の意志に反することは出来ない。「制度的に確立している」と元財閥エリートは証言している。財閥の雄は三井住友と三菱である。小泉内閣時、メガバンクに血税が注入される事態が発生したが、これを新聞テレビは批判できなかった。
 何事も大手町の意向に反する政策が具体化することはない、という真実を誰も活字にできない日本なのである。日本の1%は世界で圧倒する実力を備えている。法律の上に君臨している、否憲法の上に存在している、と決めつけてもいいくらいだ。
<NHKは三井>
 最近、NHKの新会長が決まった。日本の公共放送である。安倍の肝いりの人物である。NHKを安倍の広報宣伝にする、というのである。なんと三井出身である。
 中立公正のNHKは、全く無縁である。それでいて国民に奉仕するNHKと信じて、多くの国民がカネを支払っている。愚民ばかりの日本にあきれるばかりだ。見識のある中立公正な人物が座る椅子に、安倍好みの財閥人ではお話にならない。
 NHKが情報操作の先頭を走るというのも、悪辣すぎよう。
<ナチスのワイマール憲法崩壊と9条の危機>
 「気が付いたらワイマール憲法は無くなっていた。日本も見習え」と言った麻生太郎は副首相である。「ナチスを見習え」という麻生路線を走る安倍内閣である。これを止める勢力が存在しない日本である。
 反対派は米粒のように小さい。
 安倍政治は9条に違反するものばかりである。バラマキ経済政策を宣伝させる一方で、改憲軍拡を着実に推進している。「気が付いたら」のナチス流は、本格的に始動している。
<米産軍複合体の影>
 改憲軍拡は財閥の意向だけではない。米産軍複合体という戦争で稼ぎまくる悪魔勢力も、背後で暗躍している。ここと連携する財閥と安倍内閣である。
 平和産業から軍需産業に切り替える財閥と其れによる暴利を期待するワシントンの好戦勢力の結びつきだ。アジアに軍拡の潮流を招き寄せている。危険な軍拡ゲームの犠牲者は、決まって庶民・大衆である。
 日本国民もアジア諸国民も重大な岐路に立たされている。
2013年12月22日8時30分記



本澤二郎の「日本の風景」(1493)「ジャーナリスト同盟」通信
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52056968.html
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暴走する欲望 藤原直哉の「日本と世界にひとこと」


   
   http://fujiwaranaoya.main.jp/131225.mp3
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http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2013/12/20131225-626d.html
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