| <■88行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可> 私はマルキシズムを、「階級闘争思想」によって世界を悪化させた思想だと思っており、マルクスを、それ以前の穏健社会主義を「空想的社会主義」として軽蔑させ地中に埋めた「歴史的犯罪者」だと思っている。(「シオン長老の議定書」では、マルクス、ニーチェ、ダーウィンはユダヤの手先だとされている。) 問題は、彼によって社会主義は共産主義への道程にすぎないとされたことで、それによって「社会主義と共産主義の混同」がはびこってしまったことである。 以下に、私の「娯楽ブログ」に載せた記事を転載する。娯楽ブログですら、怒りに満ちた筆致であることから、私の「(上級国民、特にDSによる富の独占という)社会悪」への憤懣はわかるだろう。 念のために言えば、私自身は「起きて半畳、寝て一畳」という思想であり、金銭的富裕は必ずしも幸福と直結していない、と思っている。問題は、貧困による無数の大衆の不幸である。 (以下自己引用)2011年の記事だが、今のアメリカはもっと悪化しているだろう。
 自分を絞首刑にする縄を自分で編んだアメリカ国民
 「ロックウェイエキスプレス」から転載。 アメリカで起こることは10年後に日本で起きると言われていたが、今では1、2年後に起きる。すなわち、このアメリカの姿は1、2年後の日本の姿になるだろう。
 あの繁栄していたアメリカがなぜこうなったのか。簡単な話だ。
 富の偏りのためである。
 社会のほんのわずかな人間が、社会の富のほとんどを独占しているのだから、残りの人間は貧困にあえぐしかない。
 昔なら、アメリカには仕事があった。仕事があれば金は手に入る。ところがグローバリゼーションのためにアメリカの生産業はその拠点の大半を後進国に移した。
 アメリカに失業者の大群が生まれるのは当然である。
 アメリカ人は、1950年代から60年代の自分たちの繁栄が、富の適正配分によるものだと知らなかった。富の適正配分を主張する者は、共産主義者だとされ、憎まれた。
 そして、富の均等化をはかり、社会保障を充実する政策も社会主義的政策であるとされ、拒否された。労働者の権利を守る労働運動もアカのやることだとして憎まれ、衰退していった。
 金持ちたちは、一般大衆が自助を主張し、存在もしないアメリカンドリームを叫び、社会的救済を拒否し、反共的言動をすることで自分自身を絞首刑にする縄を自分で編んでいるのを見て大笑いしていた。
 そして、残されたのは、膨大な貧困者の山の上に、わずかな大金持ちが富を独占する現在のアメリカ社会である。アメリカ国民は自らこの運命を招いたのである。
 富の適正配分、つまり一般大衆の利益となる思想を自ら拒否したために。
 (以下引用)
 アメリカでうまくいかなくなると、あなたは持っているものまで当局が持ち去っていくのをすぐに発見するだろう。
 あなたが貧乏ならば、合衆国は非常に残忍な場所になりうる。アメリカ中で、地方自治体はテント村を違法にしているか、テント村の住民を追い払うことをしている。  多くのアメリカ人が隣で多くのホームレスたちが野宿することを好まないことが分かった。しかし今テント村にいる人々はかつてはあなたや私と同じような人々だったのだ。  この国のいくつかの地域のテント村でなされた事は、全く嫌悪すべきものだ。例えば、フロリダ州のセントピーターズブルグ市の警察がホームレス達のテントをカッターナイフで切り裂いているビデオを忘れることはないだろう。このような情景を見て、何を思うかだ。こういった人々に対する何がしかの憐れみの情を感じなければ、何かおかしいはずだ。テント村に逃げ込むのは、次はあなたの番かもしれないのだ。  アメリカの多くの都市では、路上で眠ることも違法となる。もしもあなたがホームレスだったとして、あなたがどうするか、私には分からない。アメリカのある地域では、車でも、テント村でも、路上でも眠ることはできないのだ。  この経済事情の下、自宅から追い出された人々に対してどうすべきなのか? 彼らを一くくりにして壁をめぐらした刑務所に入れるべきなのか? 笑ってはいけない、日ごとにそのような状況に我々は近づいているのだ。  ◆我々は非常に恐ろしい時期を生きている
 
 貧困がアメリカで蔓延している。フードパントリーやスープキッチン(食糧無料配給所)に群がるアメリカ人の数は2006年から比べて46%増えた。今や4400万人のアメリカ人がフードスタンプをもらって生きている。もしもこういったものが存在していなければ、アメリカの路上は貧窮した人々で溢れていることだろう。
  事態は深刻であり、更に深刻化しつつある。  来年の初め、失業者を支援していた失業手当給付の期限が切れる。現在まで、多くのアメリカの失業者は99週間まで失業手当の給付を受けられた。それが終わるのだ。  ニューヨーク・タイムズ紙によれば、これはやっと生活できていた失業者の財布から370億ドルが引き抜かれることになる、という。経済にどういう影響をもたらすだろうか?  これは失業率が再び上昇しだす時期に起きようとしている。シスコは1万人のレイオフを発表したばかりだ。その他の大企業はまもなくもっと多いレイオフの発表をすることが予想されている。  経済が落ち込むというその他の兆しもある。クリスマス商品の事前注文が落ちている。ショッピングモールの空き店舗が再び増えている。殆ど全ての主要な世論調査では、人々が経済面では非常に悲観的になっていることを示している。  では一体なぜこれらがおきているのか? 我々の職はどこに消えたのか? 我々の何百万もの職は労賃がはるかに安い海外に移転したのであり、そこは我々にどんどん迫ってきている。  アメリカン・ドリームのサイトで、「グローバリズムが我々の職、ビジネス、国家の冨を破壊させた10のステップ」と題する記事を私は書き終えたばかりだ。これは2500語でグローバライゼーションが完璧に我々の経済を破壊したことを表したエッセイだ。この記事が、どうして多くの良い職がアメリカを去り帰ってこないかということをあなた方が理解する助けになれば、と願っている。  世界の羨望の的であった多くの我々の偉大な大都市が今では悪い冗談になってしまった。 2011/07/17 (Sun) 
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