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《詳細》原発事故後、敷地内での最高値25SV/hを測定(おしどりマコ) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/180.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 07 日 11:36:00: igsppGRN/E9PQ
 

【詳細】原発事故後、敷地内での最高値25SV/hを測定(おしどりマコ)
http://no-border.asia/archives/17293
2013年12月07日 DAILY NOBORDER


2013年12月6日の会見において、福島第一原発敷地内で、25SV/hの地点があることが発表された。
原発事故後の測定値として最高の値である。

3行まとめ

@25SV/hという原発事故後の最高値が測定された。
A場所は、1/2号機排気筒の下部、2011年8月に10SV/h以上と測定された地点である。
B排気筒下部に接続されているSGTS配管のうち、1号機に接続されている配管内部に線源があると考えられる。

下記の資料について、東京電力の設備管理課長に取材した内容を解説する。

福島第一原子力発電所1/2号機排気筒の下部線量測定について(訂正版)

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_131206_04-j.pdf

********

1.25SV/hが測定された「1/2号機排気筒」の場所、破断について。

2013年11月21、22日に測定は実施された。
1/2号機の排気筒とは、1/2号機の山側にあり、ベントなどを行う際の排気筒である。

場所はこちら
http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/9116deb4b19b6a62fed038ba53d39e95-620x343.jpg

東京電力福島第一原子力発電所1,2号機排気筒の支柱鋼材の破断に係る報告について
https://www.nsr.go.jp/committee/kisei/data/0023_06.pdf


排気筒全景はこちら
http://photo.tepco.co.jp/library/131007_01/131007_19.jpg

東京電力写真ライブラリーより
http://photo.tepco.co.jp/library/131007_01/131007_19.jpg


ちなみに、この排気筒(スタック)とは、中央部に東日本大震災による破断がみられている。

http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/hadann-620x521.jpg

福島第一原子力発電所1・2号機排気筒の部材損傷に対する耐震安全性評価について
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_131007_06-j.pdf


排気筒破断箇所

http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/hadann2-620x715.jpg

http://photo.tepco.co.jp/library/131007_01/131007_02.jpg

********

2.過去に10SV/h以上と測定された地点

2011年は、機器の性能により、10SV/h「以上」とまでしか測定できなかった。

2011年8月に、ガンマカメラで撮影した際、排気筒に接続されたSGTS配管の特に1号機から伸びている配管に高線量域が確認された。画像の色がついた部分である。


http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/255257325b0b073fc874c6170e59fe2e-620x509.jpg

10SV/超の高線量線源の現場写真・ガンマカメラ画像
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110802_01-j.pdf

この2か所を、点の線源と推定し、1号機から伸びるSGTS配管の5か所で測定が行われた。

5か所、ポイント@〜Dのうち、2011年に10SV/h以上と測定されたポイント@は、配管からの距離を変え、4点で測定された。


http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/a2018f42679b328abd224d2125cf8080-620x453.jpg


測定した機器は999mSV/hまでしか測定できない多チャンネルエリアモニタである。
測定線種はX線とγ線の半導体検出器である。

http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/75f24d8d966f3e949177e5d57461d0c61-620x436.jpg

福島第一原子力発電所1/2号排気筒の解体・補強等検討に向けた線量測定と落下物に対する防護対策の実施について
http://www.nsr.go.jp/disclosure/meeting_operator/BWR/data/20131022_01_shiryo02.pdf

前述のガンマカメラで発見された2か所を点の線源と仮定し、その線源からの寄与が支配的なものとする。そして、それぞれの測定点の「線源からの距離」「線量」から、線源の線量を計算したのである。

つまり、仮定した線源を「X」SV/hとし、そこから何mのところで、どれくらいの線量か、という8か所の測定値から、「X」を計算したというわけである。

http://no-border.asia/wp-content/uploads/2013/12/845ebb4934807939b4ab7029c694a941-620x431.jpg

********

ここから、筆者の質問と東京電力の回答を記す。

Q:2号機につながるSGTS配管は測定しなかったのか。

A:

@2011年8月のガンマカメラの測定で、高線量のポイントは1号機につながるSGTS配管であること、
A高線量地点の測定は近づくことができず、車からポールを伸ばして測定するが、2号機につながるSGTS配管側からは構造物、瓦礫の都合上、近づくことができないこと

以上の2点から、今回の測定は1号機につながるSGTS配管のみだった。

Q:降雨が排気筒に入ると雨水がたまらないのか、何らかの蓋があるのか

A:排気筒に蓋は無い構造。なので雨水は入る。排気筒の地下に、雨水が溜まるようになっている。

Q:その雨水が排気筒の中にたまり、高線量のSGTS配管の付近まで達し、雨水が逆流するようなことは無いのか。

A:無いと思う。排気筒の下に溜まった雨水は、排水ラインがあり、建屋のほうに流れるようになっている。
しかし、震災後、確認したわけではないので、現在もそのようになっているかは未確認。

Q:SGTS配管の口径、素材は

A:素材はカーボンスチール製。(鉄)
口径は25‐30cm。
肉厚は10mm。

(つまり、内径は23‐28cmで、カーボンスチールの厚みは1cmということである。)

Q:今回の測定ではβ線は測定していないが、カーボンスチールで1cmの厚みだと、どれだけ内部に高線量の線源があっても、配管外側からでは測定することは難しいか。

A:難しいと思う。

Q:25SV/hという数字は燃料に近い数字か。

A:さまざまな燃料のタイプがあるので、さまざまな線量があるから、一概に言えない。

Q:これは1号機の爆発時に付着した線源か。

A:ベントか爆発のときに、燃料が壊れ、中のものがたくさん出てしまったときのものだと思う。

Q:これはSGTS配管を通って、排気筒を通り抜け、環境中に放出されたのか。

A:そうだと思われる。

Q:排気筒にも高線量の線源が付着した箇所はあるのか

A:可能性はある。しかし、縦方向の測定はこれからである。本来、排気筒上部の120mまで実測することが望ましいが、クレーン車の関係上難しいため、いったん50mまで測定し、その後、検討して120mまで測定するかの判断をする。

とのことであった。

1/2号機排気筒は、震災により破断が見られ、構造計算後に安全性が担保されていることになっているが、現在、付近を通行する際は監視員を置いている状況である。

その排気筒に接続されているSTGS配管は、1cmの肉厚の配管内にある線源だが25SV/hある。

これは、X線、γ線のみの線量である。(ほぼセシウムの寄与だという)

1号機からのSGTS配管の汚染なので、1号機の関与である。

環境中への放出ルートである、排気筒の測定はこれからである。

********

25SV/hという人間の近づけない線量域である。
対処するには、技術か、もしくは年月が必要だろう。

そして、それは1号機の「中のものがたくさん出てしまったとき」の関与で、それらはSGTS配管から排気筒を通り、環境中に放出されたのである。

(撮影おしどりケン)

【DNBオリジナル】


 

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コメント
 
01. 2013年12月07日 12:04:08 : 3k83FuwI9C
25SV/hという人間の近づけない線量域が、環境に剥き出しか・・・
すげー時代になったもんだ。15分で7sv、ま、1分でも死は訪れるな。恐ろしい。

02. 2013年12月07日 13:38:55 : FxXTOA1jfU
-------A:ベントか爆発のときに、燃料が壊れ、中のものがたくさん出てしまったときのものだと思う。

煙突にくっついている放射能が25シーベルトの線量を出す。煙突の先からも国中に
ばら撒かれてもいるわけだ。外国ではでかいフィルターがついているという。


03. 2013年12月07日 14:43:50 : 86ySVpjSTQ
東電は、この高線量ポイントについて、何時から知っていたのだろうか?

線源の形状や量について、分かっているのだろうか?

2011年8月以前に、高線量ポイント付近で作業を行わなかったのだろうか?

25シーベルトは、現場に2分30秒弱留まっていれば、急性被曝症状が起きる1シーベルトに達する。

やはり、これは単なる風説ではないだろう。

>福島原発の作業員800人死去の情報を東北大学医学部附属病院が緘口令を敷いて、外部に洩れなく(板垣英憲)

http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/427.html


04. 2013年12月07日 16:56:50 : AQkxdLJ0Po
一年後情報は一切遮断されるよねーーー。探るだけでお縄になりますわこれでわ。北と同等同列暗黒国に変貌だな。

05. 2013年12月07日 17:43:12 : qF4SmGlByw
福島第1原発 排気筒底部から25シーベルトの線量

 東京電力は6日、福島第1原発1、2号機共通の排気筒の底部から、毎時25シーベルトの高線量の放射線が計測されたと発表した。国際放射線防護委員会(ICRP)が「100%の人が死亡する」と認める被ばく線量7シーベルト以上に約17分で達する値だ。

 東電によると1.2号機の排気筒には、原発事故時に1号機のベントを行った際、高濃度の放射性物質を含む蒸気が通過した配管があるという。

 東電は9月、排気筒の支柱に複数の亀裂を見つけ、解体か補強かを決めるため、現場の線量を測定していた。

 東電福島広報部は「現時点でなぜ高線量か分からない。今後、排気筒上部の線量を測り、対応を協議する」と話した。

2013年12月07日土曜日

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/12/20131207t63017.htm


06. 2013年12月07日 17:45:34 : qF4SmGlByw
笑子【サブ垢】 ‏@emipon2nd
時間25シーベルトなんて近くで原爆に遭った人の被曝量よりはるかに高いやん。
ベントした排気党からものすごい量の放射能が出たってことね。

https://twitter.com/emipon2nd


07. 2013年12月07日 22:05:40 : o8a5mWUP26
>>04
>探るだけでお縄になりますわこれでわ。

探るのではなく、この項目を探ったらお縄になりなりますか?と「質問」「相談」すればよい。
そして質問・相談するときは裁判でも有効な記録になる郵便の内容証明や、受け取り側に条件が付けられ
色々と応用が効く配達証明なども利用すればよい。

「質問」「相談」する場所は法務省・経産省・文科省・農林水産省・環境省と該当する県や役所の部署及び、検察や警察

また「秘密は秘密です法」に賛成した政党本部や政党の各担当者
賛成した”先生”たちに、郵便物で送り回答を待てばよい。
コレコレの資料を出せ!と迫るのではない。

新しい法律なのでわからないから違法行為を避ける為の「質問」「相談」であるw
送る内容と結果を政党”や”先生”の名前を記録して公表する。

内容証明と配達証明が付いた郵便物は手間隙は掛かるが命が掛かっている。
まぁ、送付先の事務量が膨大になっても、それは仕方が無いでしょう。
新しい法律なんだから、どしどし「質問」「相談」をするべきですね。
それも膨大な数なら効果的ですよ。


08. 2013年12月07日 23:09:00 : 86ySVpjSTQ
チェルノブイリ原発事故では、0.1Gyから急性被曝症が発生した。

http://www.cairnsanaes.org/downloads-2/files/Belyi.pdf#page=2

軽い被曝症であっても、予後は重い被曝症の場合と同じように悪い。

http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/chornobyl25eng.pdf#page=165


09. 2013年12月07日 23:25:28 : A4GQ7o9O02
2011 年 4 月 18 日には、こんな投稿もあります。

http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/525.html

「・・・・・ほんでから、上杉隆さんら自由報道協会の会見で、民主党の川内議員が、ちょこっと「原子力安全基盤整備機構のエライサん、エンジニアが2号機の周辺は近づいただけでも即死する!」と衝撃発言がありましたが、今日の小出さんのお話からも、やっぱりホンマかもと思わせる内容でした。・・・・・」


10. 2013年12月07日 23:28:22 : HrlLQK4dto
院長の独り言

東電発表−1号機主排気筒から毎時25シーベルト 高線量発見から2年後の発表

http://onodekita.sblo.jp/article/82063782.html


11. 2013年12月08日 02:31:33 : FfzzRIbxkp
線源が特定できずに、このとんでもなく高い数値が出ているということは、

使用済み核燃料やメルトスルーした燃料や、汚染水だけでなく、

フクイチ原発のところどころが、すでに高線量の放射性物質になりつつあるということなのでしょうか。

原子力発電所ではなく、 高線量の放射性物質という建物になりつつあるということでしょうか。


12. 不乱坊 2013年12月08日 05:45:00 : kbTBOGSw0930o : wZKOvPpJXs
>1/2号機排気筒は、震災により破断が見られ、
私は技術方面はさっぱりわからんのですが、この排気筒が原発にとって不可欠なものであれば、
仮に原子炉が地震では壊れず、津波でやられたのだ、と押し通したとしても、120mの排気筒に
入っている破断(ヒビのこと?)が津波のせいのわけがなかろうから、
結局原発は地震に耐えられなかったと言うしかないのではないか。
排気筒について、先月『金曜日』『プレイボーイ』で取り上げられた記事からの投稿。
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/664.html
http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/839.html

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