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牛乳・チーズ・ヨーグルト、発がん性の危険 寿命短縮や骨折増加との調査結果も(Business Journal)
http://www.asyura2.com/13/health16/msg/740.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 03 日 07:20:05: igsppGRN/E9PQ
 

牛乳・チーズ・ヨーグルト、発がん性の危険 寿命短縮や骨折増加との調査結果も
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150103-00010000-bjournal-bus_all
Business Journal 1月3日(土)6時0分配信


 牛乳は完全栄養食品だ、というデマは、どういうわけか深く浸透し、それを信じて疑わない人たちの数は多いようです。朝、ほかのものは食べなくても牛乳だけは飲むという人や、水やジュースなどを飲むよりは牛乳を飲んだほうがいいと思っている人も多いようです。牛乳はカルシウムを多く含んでいるので、たくさん飲むと骨が強くなり健康になる、と勘違いしている人も多いですが、イギリスの医学誌「British Medical Journal」は、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの研究結果を紹介しています(調査対象はスウェーデン人)。よくよく考えてみればわかることですが、牛乳はそもそも牛の赤ちゃんが飲むのに最も適した飲み物で、人間が、しかも大人が大量に飲むのには適していません。

 同研究チームはさらに、チーズやヨーグルトの摂取にも疑問を呈しています。発酵乳製品に多く含まれている「ガラクトース」という物質が、動物実験により、老化を促進し寿命を縮めることがわかったのです。牛乳の主成分である「乳糖(ラクトース)」は、消化酵素・ラクターゼによってグルコースとガラクトースに加水分解されることで、小腸からの吸収が可能になるわけですが、発酵乳製品はラクターゼの代わりに乳酸菌の働きで分解が起き、ガラクトースがつくられるわけです。そのガラクトースが私たちの体にダメージを与えることになるのです。

 アメリカ人女性は8人に1人が乳がんになるといわれるのに対し、日本人女性は20人に1人ほどではありますが、その数は年々増加しているともいわれています。がんの発生には環境、ことに食生活が深く関わっているということは周知の事実ですが、伝統的な食生活がなんらかの事情で急激に変化した場合、体がそれに慣れるのにはかなりの長い期間が必要であるということも事実です。

●牛乳は、食のアメリカ化の象徴

 適応できない場合には、健康上の諸問題が発生します。牛乳はもともと日本人が摂取してきた食品ではなく、戦後になって飲むようになったものです。終戦直後の食糧難の時代に、当初は援助物資としてアメリカから日本に送られたのが小麦と粉乳でした。このどちらもがその後、日本においての食生活の重要な位置を占めるようになったことは、単なる偶然とは到底思えません。

 援助物資として送られていたのは短期間で、その後は当然のことながら日本がアメリカから輸入することになりました。要は、ビジネスです。つまりアメリカは戦略的意図をもって、日本人に小麦と牛乳を与えた、ということです。そんな中で、日本の伝統的な食生活のシステムは、根底から覆され、日本人の食事がどんどんアメリカ化していったわけです。その象徴的な食品が牛乳、といえなくもありません。

 よくいわれることではありますが、戦前の日本人のほうが、今の日本人より健康的で、なおかつ強靭で敏捷な体であったようです。その頃の日本人で、牛乳を毎日飲んでいる人など一人もいなかったでしょう。

●がんなどの悪性腫瘍の原因に

 しかも今、私たちの手に入る牛乳の生産方法は、お世辞にも褒められたものではありません。乳房炎になる雌牛もかなりの数に上り、その治療のために投与される抗生物質、消炎剤などが牛乳の中に混じっていることも事実です。果たして、そのようなものを、健康のためにといって飲む必要が本当にあるのでしょうか。

 そもそも、日本人の85%の人は、牛乳の主成分である乳糖を分解する消化酵素・ラクターゼを持っていません。つまり、牛乳には栄養があるとしても、それを分解・吸収できないのですから、飲んでも仕方がないわけです。加えて、牛乳の脂肪分は飽和脂肪酸といわれるもので、摂り過ぎは健康に良くないこともわかっています。

 そして、なによりも問題なのは、現代の酪農のシステムでは、生産効率を上げるために、妊娠中の牛からも搾乳することです。濃厚飼料を与え搾乳器で吸乳し続けるので、牛は大量に牛乳を搾り取られることになります。これは牛だけではありませんが、妊娠すれば胎児を守るために血中の卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の濃度は高くなります。

 つまり、妊娠中の牛から搾った牛乳には、これらの女性ホルモンが相当量含まれていると考えなければなりません。そして、これらのホルモンは、乳がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮体部がんなどのホルモン依存性の悪性腫瘍の原因になる、という説を唱える医学者は多くおられます。

 牛乳とこれらのがんに因果関係がある可能性が少しでもあるのなら、牛乳を飲むのをやめても別に困ることはないからやめよう、とお考えの方は、すぐにおやめください。子供たちにも飲ませたくない、とお考えの方は、学校の先生に「うちの子は乳糖不耐症なので牛乳が飲めません」といって飲ませないようにしてください。

 牛乳を飲まないのは、別に犯罪じゃありません。自らの健康、そして大切なお子さんの健康のために、賢明な判断が求められているといえます。

南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事


 

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コメント
 
01. 2015年1月03日 08:07:06 : b5JdkWvGxs

そもそも遊牧民は乳製品だけしか食べなていないのに癌にはなっていない。

牛乳有害説は明らかな間違い。

というより、癌やアトピーや鬱病患者が出て来たのは戦後からだからね。

癌になるのは加工乳・低脂肪乳とアメリカの成長ホルモン入り乳製品だけだよ:


牛乳でできた乳製品 vs 乳製品で作られた加工乳

牛乳は成分無調整で飲む


・よつ葉乳業は牛乳を原料にバター、ヨーグルト、チーズなどの乳製品を作っています。これが普通の乳業会社であるはずなのですが、不思議なことに普通の大手の乳業会社は乳製品で牛乳を作っているのです。

・雪印は黄色ブドウ球菌の毒素などと思われる大量の食中毒被害を発生させました。洗浄工程の手抜きとされていますが、この事件の背景は大手の乳業会社のモラルの欠如した体質に根差すもっと深いところにあるのです。

・低脂肪乳のような加工乳は、生乳と還元乳を混ぜて作ります。還元乳とは脱脂粉乳、無塩バターなどの乳製品と強い毒性の疑いのあるキレート剤(乳化の目的で使用されています)で作ります。あらかじめ決まった成分濃度に調整しておいた還元乳を、入荷した生乳の成分を検査して、その都度配合の比率を考えれば、目的の成分濃度にできるという仕組みです。乳業会社がなぜこんなに複雑な製造をしているのかという理由は、この方がもうけが大きいからなのです。なぜなら、加工用の原料は北海道産の何分の一かの価格の安い輸入物が使えるからです。もちろん、ヨーロッパ産のチェルノブイリの放射能汚染の心配のあるものも使われています。加工乳、低脂肪牛乳(ローファットミルク)、乳飲料は、生乳と還元乳の配合割合が異なるだけのことなのです。

・さらに乳飲料にはブドウ糖(遺伝子組換え)、果汁(輸入品、農薬汚染、濃縮還元の問題あり)、合成色素、合成香料など粗悪な原料がいっぱい使われています。明治ヤシ油混入事件では乳製品ではなく、植物油が混ぜられていたのです。しかし、今でも市販のヨーグルトでは2000年7月第2週カタログ表紙で指摘したように、ココナツオイルなどを始め様々な薬品が堂々と使われているのです。

・この加工乳に使われる生乳にも、1999年11月1週第43号でご紹介したように、エサ、飼い方など問題が山積みです。しかも、こともあろうに雪印は店頭で回収してきた乳製品を、この加工乳へ再利用していたわけです。どのような管理が行われたか不明な回収品を再利用するなどという、およそ食品生産に携わる立場としては考えられないことです。

・しかし、このことは私たちにもLLミルク反対運動の当時からわかっていたことで、いずれこのような事件が起こることも予想できていたことでした。厚生省も知っていて放置してきたことです。さらに、このことは単に雪印に限定されていることでもないのです。現在の大手メーカーの製造ラインではいつこのような事件が起こっても不思議なことではないという現実がそこにあるのです。牛乳は成分無調整で飲む、こんなあたりまえのことを消費者が早く理解できない限り。

これまでの主な事件


・森永ヒ素ミルク中毒事件

・古い牛乳、鮮度が落ちた牛乳はヨーグルト化が進み、乳酸菌が増えているため乳酸の酸っぱさがある。そのため、牛乳としては売れないので、アルカリ中和処理され、原料用、すなわち粉ミルクの原料にまわされます。

・このとき森永は安い第2リン酸ソーダー(アルカリ剤)を購入して使いましたが、それはヒ素などを使っている鉄工所の廃液から回収したヒ素入りのものだったのです。そのため1954年130名の赤ちゃんがヒ素中毒で死亡し、今なお12000名の人々が後遺症で苦しみ続けているのです。


・明治ヤシ油混入事件

・1971年、公正取引委員会は、明治乳業が牛乳に異種脂肪を混入していることを告発しました。そのため、1973年4月に乳等省令の改正で牛乳に乳成分以外の添加が禁止されています。

・チチヤス乳業異臭事件

・牛乳ビンの消毒に使った次亜塩素酸ソーダが牛乳に残留し、異臭を発した事件。チチヤス乳業ではこの薬品を含む排水を川に流し、大量の魚が川に浮いた事件も起こしています。一部の酪農家では搾乳するときにこの薬品をわざと牛乳に混入し、牛乳の細菌数を低く見せるという噂があり、心配です。


・ピンホール事故などの危険性

・このほか、ピンホール事故で中部地方で食中毒事件が発生したことがありますが、このことは超高温滅菌(UHT滅菌)で無菌化された牛乳ではいつ死亡事故が発生するかもしれないという心配があります。パスチャライズ牛乳では、乳酸菌がいるため、保管条件が悪くてもヨーグルト化して酸っぱくなったり、かたまったりするだけで心配はないのですが、無菌化している牛乳ではパックの角などに発生したピンホールから食中毒菌が侵入し、異臭を発しない場合、気づかずに飲んでしまうこともあるからです。

低脂肪乳は健康になるか?


・低脂肪乳は脂肪が少ないから健康になると思うのはあまりにも短絡的です。

・まず、生乳そのもののポストハーベスト農薬、遺伝子組換え、薬漬け畜産などの原料段階の汚染の問題、輸入原料の放射能汚染、加工工程の薬品汚染など問題だらけです。脂肪の摂りすぎが心配なら、おいしい良質の牛乳を少しだけ飲めばいいのではないでしょうか。


・牛乳はカルシウムいっぱいって本当か?

・確かに搾りたての牛乳には消化吸収によいカルシウムが100g中100mgくらい含まれています。煮干しに含まれるカルシウムより1.5倍くらい体に吸収されるので良質とされています。しかし、この良質なカルシウムは滅菌による加熱には弱く、消化されにくい難溶性の無機カルシウムに変化してしまうのです。したがって、生乳やパスチャライズ牛乳ではカルシウムが期待できますが、一般に市販されている大手メーカーの牛乳ではそのほとんどが超高温滅菌牛乳であるため、カルシウム分子が熱変性を受けてしまっています。

・もちろん、90日保存可能と宣伝するLLミルク(ロングライフミルク)でも熱変性しています。

・生体中におけるカルシウムの代謝はその体がどれくらいカルシウムが不足しているかということで吸収率が大きく異なることが知られており、必要に応じて人体は、牛乳以外の野菜(小松菜、だいこん葉)、雑穀(ごま、大豆)、小魚、海藻から十分カルシウムを吸収できるのです。

・とくに小魚、海藻のカルシウムは吸収率が多少劣っても、量が多いので優れたカルシウム源です。なお、栄養士は食品のカルシウムばかり考えていますが、水道中にもカルシウムが含まれており、そもそも日本人がカルシウム不足になる心配はほとんどないのです。

・骨粗鬆症の予防に、牛乳を飲まされている老人が多いのですが、農薬などに汚染された牛乳を飲んで、またマクギャバン報告の示すように高カロリー、高脂肪、高蛋白の牛乳、しかもカルシウムの吸収しにくくなっている超高温滅菌の市販乳を飲んで、健康になるわけがありません。

よつ葉の乳製品


プレーンヨーグルトは生乳100%

・よつ葉乳業では生乳100%と乳酸菌のヨーグルトを作っています。しかし、これは大変珍しいことで、大手メーカーでは粗悪な乳製品や異種脂肪でしか作っていないのです。詳しくは2000年7月第2週カタログ表紙を参照して下さい。

チーズも無添加

・よつ葉ではゴーダチーズ、チェダーチーズ、シュレッドチーズ(チェダーチーズ、モッツァレラチーズが原料)、カマンベールチーズを牛乳と乳酸菌から精製塩、塩化カルシウム、レンネット、白カビなどで作っています。ただし、よつ葉プロセスチーズは伊藤ハムに委託しているもので原料は輸入物であり、原料、生産工程も市販品であり、もちろんオルターでは取扱いません。市販のチーズには一般的に安くて危険な輸入原料が使われている問題、発酵調整剤などの食品添加物などの問題があります。

バターも無添加

・よつ葉バターの有塩バターは塩分控えめ(精製塩1%台)で、無塩バターとももちろん牛乳より無添加で作っています。ところで大手メーカーのバターの色はいつも一定ですが、これはカロチン色素で黄色く着色しているのです。またBHT、BHAなどの防腐剤の使用や原料も放射能汚染の心配な輸入物の使用が一般的なのです。

マーガリンは危険な人造バター


マーガリンは植物性なので体に良いと信じさせられている人が多いのです。
しかし、マーガリンは大豆やコーンなど植物性を原料にしているとはいえ、製造工程中に触媒を使った水素添加技術で、動物性脂肪に作り替えられており、さらに約28種の食品添加物(酸化防止剤、合成着色料、着香料など)を使ってバターのようにみせかけているものです。つまり、動物性脂肪の性質を持った添加物だらけの食品だということになります。

植物油が常温で液体なのは2重結合や3重結合をその構成成分に含む不飽和脂肪酸でできているためで、バターやヘッド、ラードなどの動物性脂肪が固形なのは不飽和脂肪酸でできているためなのです。マーガリンの動物性脂肪でできている証拠は常温で固体であることからおわかりでしょう。

なお、ここ数年明らかになってきたことですが、マーガリンを食べると鬱病など精神病の原因になるということです。これは、原料から植物油を抽出するときに、石油系の劇薬であるn−ヘキサンという溶剤を使用しているためで、植物油の成分がシス型からトランス型に変化してしまうため、これを食べると人の細胞の細胞膜上に穴があくようなことが起こるため、精神病、ガン、心臓病などの原因になるのです。
http://alter.gr.jp/Preview2.aspx?id=462&cls=


よつ葉乳製品
http://www.yotsuba.co.jp/product/gyunyu.html


02. 2015年1月03日 08:13:24 : b5JdkWvGxs

米国の牛乳が抱える、もう1つの問題

 実は米国では、日本では使用禁止とされている遺伝子組み換え牛成長ホルモン(rBGH)の問題があります。現在、米国の牛の5頭に1頭が、rBGHを投与されていると言われています。rBGHを投与すると、乳牛の成長が速まり、牛乳の生産量が増えるのですが、rBGHを注射された牛は乳腺炎になりやすく、抗生物質を投与されます。さらに、rBGHを投与された牛乳にはIGF-1が非常に高レベルで含まれているのです。

 ですので、牛乳に抗生物質や膿汁が混ざる可能性や、この牛乳を飲んで、ヒトの血液中のIGF-1が高くなるのではと懸念されているわけです。米食品衛生局はこの懸念に関して、「人間への影響は分からず、今後の研究が必要」としています。多くの米国民は、この影響に不安を感じ、rBGHフリーと表示された牛乳を選んでいます。

 結局のところ、牛乳を何杯飲むべきかという質問に対しては、専門家でも意見が分かれるのが現状です。また国によって牛の飼育方法が違うため、牛乳の質が異なる点にも注意してください。

 飽食の時代に生きる私たちにとって、個人の食生活で、必要な牛乳の量は異なりますが、一般的には、1日コップ1杯から2杯までの牛乳が適量だと思います
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140724/1059247/?P=2

私は、病院勤務者です。
以前に、先生から牛乳に関しての資料を頂いたのですが、
牛乳がなぜ、いけないかと申しますと、
最近の牛乳は一度にたくさん搾乳が出来るように、
ホルモン剤を使用してまで、量を増やそうとしているため。

もう1つは、今まででは無かったのに、
女性ホルモンが多い時期の妊娠牛からも搾乳をするんだそうです。

そのため、まだ発育途中の男の子がその牛乳を飲むと、
牛乳の中のいわゆる女性ホルモンが多過ぎるために、
女性化をしたり、中には胸が膨らんでしまうケースが有ると、
その学会の資料には、明確な判定まで載っていました。

ヨーグルトも牛乳から作るので、良くないです。
食品で白いもの、ヨーグルト・牛乳・上白糖・小麦粉などは、
体を冷やしたり、消化・漂白等に対して、体に良く有りませんので、
なるべく自然のものに変え、控えた方が良いとも、
管理栄養士が警笛を鳴らしています。

周りの知人で、やはり乳がんになった人を知ってしますが、
毎日、牛乳・飲むヨーグルトを大量に飲んでいたので、
乳製品の取り過ぎが、乳がんの原因になると言うのは、
ウソでは無く事実ですので、貴方様もお気を付け遊ばせ。
投稿日時 - 2010-08-31 05:05:39通報する
http://okwave.jp/qa/q6147975.html


つまり、乳製品で危ないのは加工乳・低脂肪乳とアメリカの成長ホルモン入り乳製品だけ

よつ葉乳製品の様な成分無調整・無添加のものならいくら摂っても大丈夫


03. 2015年1月03日 08:21:44 : b5JdkWvGxs

アンチ牛乳派の意見としては、例えば次のようなものがあります。

(1)牛乳のカルシウムは日本人には不向きだ
(2)牛乳は子牛のための飲み物であって人間の飲むものではない
(3)えさにホルモン剤が入っている
(4)牛乳ではなくて豆乳にすればよい

 いろいろ言われてしまう牛乳ですが、実際には長い食経験があり、栄養価が高く、用途が幅広く、安価であり、すぐれた食品です。ただし、アレルギーなどで飲めない人がいることも事実でしょう。牛乳はカルシウムが豊富ですが、カルシウムについては、近年の国民健康・栄養調査から見てもわかるように、摂取量が推奨量に達していない状況が続いています。

 前述の(1)〜(4)の説はどれも根拠が「謎」ですが、(1)の説は、多量のナトリウムがあるとカルシウム排泄が促進されるという説と、日本人は牛乳を消化しにくいという説がごっちゃになって生まれたのかもしれません。
 牛乳は多量のナトリウムを含む食品ではなく、牛乳のカルシウム吸収率(40%)は、小魚(33%)や野菜(19%)などに比べて高いことが知られています。

 牛乳が日本人に不向きかどうかという点でいえば、牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素ラクターゼが日本人には少ないという問題があげられます。乳児期はラクターゼがあり、母乳などを消化できますが、成長すると少なくなり、乳糖を分解できず、牛乳を飲むとおなかがごろごろするといった症状が出ることがあります。これを乳糖不耐症と呼んでいますが、アジア人に多いとされています。
 この場合、牛乳を少しずつ飲むとか、温めて飲むといったことができますが、無理に飲みたくないのであれば、他の食品からカルシウムをとればよいのです。たとえば、木綿豆腐では100g(1/3丁)で120mg、乾燥ひじき8gで112mgのカルシウムがとれます。

 (2)の「牛乳は子牛のための飲み物であって人間の飲むものではない」という説については、人間は動物や植物など他の生物の体を食べているので、理解に苦しむ説です。牛乳については宗教的な禁忌も聞きません。牛を神聖視するヒンドゥー教でも乳製品は多量摂取するそうです。

 牛乳は子牛のためのものというなら、人間の赤ちゃんには母乳、そして乳児用調製粉乳(特別用途食品)があり、利用されています。母乳の栄養価は牛乳とは異なり、乳糖など炭水化物が多く、カルシウムなどミネラル類は少なめです。乳児用調製粉乳は、栄養成分を添加したり低減したりして母乳に近づけています。

 (3)「えさにホルモン剤が入っている」という説については、肉用牛の肥育を促進する肥育ホルモン剤が話題になることがあるので、混同されたのかもしれません。牛の耳にピアスをつけるようにして投与するもので、海外諸国で利用されています。肥育用の合成ホルモン剤については、日本では食品衛生法により、基準値が設定されています。なお、日本では肥育用のホルモン剤は使用されていません。

 (4)の「豆乳を飲めばよい」という意見が、実は一番気になる点です。
 豆乳は、栄養価が牛乳と異なります。カルシウム含有量(100mlあたり)は牛乳で110mgに対し、豆乳は15mg、調整豆乳で31mgです(五訂増補日本食品標準成分表)。したがって、カルシウムを豆乳でとろうとしたら、他の食品とうまく組み合わせる必要があります。

 豆乳で気をつけたいことは、含まれる大豆イソフラボンの量に幅があり、中には含有量が多い製品もあることです。大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た構造の物質であり、体内でホルモンのように作用する場合がある“植物エストロゲン”の一つなので、妊娠している人や小さなお子さんは過剰摂取にならないように注意する必要があります。
http://www.foocom.net/column/answer/9316/


牛乳の飲みすぎは骨粗鬆症を招くのか
質問

 米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授の新谷弘実氏の著書「病気にならない生き方」の中でカルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムはかえって体内のカルシウム量を減らしてしまう。

その理由として、「牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度が急激に上昇する、体は血中のカルシウム濃度を通常値に戻そうとする恒常性コントロールが働き血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまう」と記述している(上記著書P73)。

 この著書は社会的にも大きな影響があるのでぜひ専門家のご教示をいただきたい。(兵庫県・奥宮祐正、精神科)

回答

京都女子大学家政学部 食物栄養学科教授 田中 清

 「牛乳を飲むと尿へのカルシウム排泄が増加して、結局体内のカルシウム量が減る」というのは無茶な意見です。

もし多量にカルシウムを摂りすぎたとしても、尿中に排泄されるのは過剰な分だけで、それを排泄し終わった時点で、増加していた尿中排泄は元に戻りますから、決してカルシウム喪失は起こりません。栄養素名を変えて例えば、

「野菜を摂りすぎると、過剰の水溶性ビタミンが尿に排泄されるので、ビタミン欠乏症になる」

とするといかがでしょうか。上記議論の胡散臭さがお分かりいただけると思います。


 生体には、内部環境を一定に保つ恒常性コントロール(ホメオスターシス)機構が備わっていますが、血清カルシウム濃度の異常は生命に関わりますから、とくに厳密に制御されています。海水には多量のカルシウムが含まれますから、海に住む生物はカルシウム不足にはなりませんが、陸上生物は常にカルシウム不足の危機にあり、そのために骨に大量のカルシウムが貯えられています。

副甲状腺ホルモン(PTH)・活性型ビタミンDの基本的役割は、血清カルシウム濃度が低下しそうになったときに、それを維持することです。PTHは、(1)骨吸収亢進・(2)腎尿細管におけるカルシウム再吸収促進・(3)(ビタミンD活性化を介して)腸管からのカルシウム吸収促進という機構によって、血清カルシウム濃度を維持します。

 大量のカルシウム摂取により血清カルシウム濃度が上昇したとすると、それによりPTH分泌が抑制されますので、尿細管でのカルシウム再吸収が低下して、尿中へのカルシウム排泄は増加します。

しかし血清カルシウム濃度が正常に戻ると、抑制されていたPTH分泌が回復しますので、増加していた尿中カルシウム排泄も元に戻りますから、結局排泄されたのは過剰のカルシウムだけです。すなわち新谷氏の説は、ホメオスターシスを全く考えていない暴論です。

 今回ご指摘の箇所以外にも新谷氏は、

「過酸化脂質量が多い」

「アトピー・花粉症が増える」

など、牛乳が有害であるという理由を多数挙げていますが、すべて科学的根拠に欠けるものです。

この点に関しては、骨粗鬆症・栄養学・乳製品の専門家によって行われた座談会に、非常に詳細かつ科学的な反駁が示されています1)。


 日本人の食事摂取基準[2005年版]では、カルシウム摂取の目安量はおおむね1日700mgですが、国民健康・栄養調査における日本人のカルシウム摂取量は常に1日500mg台でしかありません。

国民に積極的にカルシウム摂取を呼びかけねばならないにもかかわらず、牛乳摂取の是非という極めて社会的影響の大きなテーマに関して、このように何の根拠もない誤った情報が流布されるのは非常に困ったことです。

文献

1)折茂肇、青沼明徳、桑田有、江澤郁子、上西一弘:座談会 牛乳を飲むと骨粗鬆症になる?−健康情報ウソ、ホント−、The Bone, 22(1), 71〜79(2008)
http://www.pariet.jp/helpful/vol55/no570/sp23.html

公開質問状
(平成19年12月18日 記者発表配布資料『資料No.1「公開質問状」』と同じです)

拝啓

初春の候、新谷先生には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

突然お手紙を差し上げましたが、私ども「牛乳乳製品健康科学会議」は、新谷先生がご著書「病気にならない生き方」に記され、また種々の講演会などで述べられているお考えに対して、その科学的根拠等に大きな疑問を持っております。

私どもとしましては、医学・栄養学・食品科学等の立場から、健康的な生活に役立つ正しい情報を提供する必要があると考えております。そのため以下の8項目に関して私どもの見解を申し述べさせていただきますので、折り返し新谷先生のご見解をお知らせいただきたいと思います。

1.新谷先生はご著書「病気にならない生き方」 105ページで

『市販の牛乳は「錆びた脂」ともいえる。』、 

106ページで

『ホモゲナイズすることにより、生乳に含まれていた乳脂肪は酸素と結びつき、「過酸化脂質」に変化してしまいます。』、

 108ページで

『超高温にされることによって、過酸化脂質の量はさらに増加します。』

と述べておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

牛乳をホモゲナイズおよび殺菌しても乳脂肪が酸化されることは殆どありません。
乳脂肪は他の一般的な大豆油やコーン油などより多価不飽和脂肪酸が十分の一以下と少なく、もともと酸化されにくい脂肪です。 

また、乳脂肪は牛乳中では脂肪球として存在し、ホモゲナイズすることにより脂肪球は小さくなり、その合計の表面積は増えますが、乳たんぱく質(カゼインやホエイたんぱく質)で被覆され、酸化されにくい形態となっています。

さらに、通常のホモゲナイズや殺菌は、外気と直接触れない工程で行われておりますので、酸化に必要な酸素が牛乳に溶け込むのは難しく、脂肪が酸化する可能性は極めて低い状態にあります。

実際、同じ工場の「原料乳」と「ホモゲナイズおよび殺菌したパック入り牛乳」の酸化指標(過酸化物価)を測定した結果では全く差がなく、酸化は認められませんでした。


2. ご著書73ページで

『カルシウムをとるために飲んだ牛乳のカルシウムは、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまう』

と述べられておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

牛乳を飲むことで体内のカルシウムが減ることはありません。

体内のカルシウムは99%以上が骨と歯にあり、その他は血液や組織の中にあります。骨と血液中のカルシウムは、ホルモンやビタミン(カルシトニン・副甲状腺ホルモン・活性型ビタミンD)の働きで常に交換されており、血液中の濃度は約10mg/dlに保たれています。

飲んだ牛乳のカルシウムのうち、吸収されたものは、からだの血液や組織(大部分は骨、その他は血液・筋肉)に入り、蓄えられます。組織中のカルシウムは体内各組織間でバランスが保たれており、不要な部分は排泄されます。

カルシウムはもともと消化吸収率の低い栄養素ですが、牛乳のカルシウム吸収率は高く、日本人の若年女性を対象としたカルシウムの吸収率に関する試験によると、牛乳は40%、小魚は33%、野菜は19%と牛乳の吸収率が優れており、また蓄積率も牛乳の方が高いと報告されています。 多くの日本人はカルシウムの摂取量が、厚生労働省食事摂取基準の目安量に対して不足しており、牛乳は最も有効な食品と言えます。


3. ご著書70ページで

『牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる』

と述べておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

牛乳を飲むことにより骨粗鬆症になることはありません。

牛乳・乳製品の摂取を増加させると小児期では骨密度の獲得に寄与し、中高年期では閉経後の骨量減少を抑制することが報告されています。

日本人の60歳以上の女性の牛乳摂取頻度と骨の健康状態について調査した報告では、子供の時から牛乳などでカルシウムを積極的に摂る習慣をつけ、最大骨量を増やすことが重要だと述べられています。

また、女子栄養大学による中・高校生男女6,000人を対象とした調査では、牛乳の摂取量が多いほど骨量が多いと報告されています。

さらに、厚生労働省の食事摂取基準では母子保健の立場から、妊婦におけるカルシウムの付加的摂取が望まれています。

牛乳を飲むことによりカルシウムの摂取ができ骨粗鬆症の予防に有効であるとの研究が世界中の研究者により報告されています。

 なお、ハーバード大学で米国人7万8,000人を12年間追跡した論文では、牛乳を多く飲むグループと少ないグループの骨折リスクなどについて調査しています。そこに“牛乳あるいは食物起源カルシウムをより多く摂取すると骨折発生が減るという証拠は見出されなかった”とは記載されていますが、牛乳を多く飲むグループが骨粗鬆症になるとの記載はありません。

ナース健康調査では“1日にコップ2杯以上のミルクを飲んだ女性と1週間にコップ1杯未満のミルクしか飲んでいない女性での大腿骨頸部や前腕を骨折する率は少なくとも同じだった”とは記載されていますが、牛乳の摂取が多いほど骨粗鬆症になりやすいとの記載はありません。


4. ご著書73ページで

『牛乳を毎日たくさん飲んでいる世界四大酪農国であるアメリカ、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの各国で、股関節骨折と骨粗鬆症が多いのはこのためでしょう。』

と述べておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。

牛乳乳製品健康科学会議の見解

前述しましたハーバード大学の論文では、牛乳の高消費量が骨折リスクを下げることはないと報告されていますが、牛乳をたくさん飲むことで大腿部骨折が多いとの報告はなく、骨粗鬆症が多いとの報告もありません。

北欧の女性では他国と比べて大腿部の骨折が多い傾向にありますが、これは運動の種類・運動量およびカルシウムの体内への吸収に大きなかかわりを持つ日光などの影響があるためで、牛乳が原因とは考えられていません。

カルシウムの摂取不足が骨折の危険因子であるという研究データは内外で多く報告されていますし、継続的な牛乳摂取が骨折リスクを上げないという報告もあります。

日本「骨粗鬆症学会」「骨代謝学会」「内分泌学会」「産婦人科学会」「整形外科学会」などで牛乳・乳製品を摂取することで骨粗鬆症になる、あるいはリスクが高まるという発表が行われたことがなく、「アメリカ骨代謝学会(ASBMR)」「アメリカ骨粗鬆症財団(NOF)」「国際骨粗鬆症財団(IOF)」「世界保健機構(WHO)」でもそのような発表はありません。


5.ご著書69ページで

『牛乳ほど消化の悪い食べ物はないといっても過言ではありません。』

『牛乳に含まれるタンパク質の約八割を占める「カゼイン」は、胃に入るとすぐに固まってしまい、消化がとても悪いのです。』

と述べられておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

牛乳は消化吸収に優れた食品の一つです。

牛乳たんぱく質(カゼイン)は胃の中で酸や酵素により、固まりますがそれにより消化されにくくなることはありません。

カゼインは牛乳中ではリン酸カルシウムの関与のもとコロイド粒子として存在し、内部はたんぱく質分解酵素が自由に入れる緩やかな構造を持っており、容易に分解されます。

肉は加熱により消化されやすくなるとの理由で加熱して食べますが、その理由はたんぱく質が加熱により消化酵素の作用を受けやすくなるからだと考えられています。

一方、牛乳中のカゼインは肉のように熱を加えなくとも、そのままの形で消化酵素により容易に消化可能な構造を持つ極めて優れた食品たんぱく質です。

食品たんぱく質の消化率を比較したデータによりますと、牛乳は98.8%、牛肉は97.5%、鶏卵は97.1%と主要なたんぱく質食品の中で、牛乳の消化率は最も優れています。

6.ご著書72ページで

『日本ではここ三十年ぐらいのあいだに、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。(中略)その第一の原因は、(中略)学校給食の牛乳にあると考えています。』

と述べられておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

アトピーや花粉症が単純に学校給食牛乳に起因するという科学的根拠は全くありません。学童期のアトピー性皮膚炎は牛乳などの食物よりも環境要因が悪化因子となっており、学校給食における牛乳の摂取には変化が無いにも関らず、有症率が減少(1992年17.3%→2002年13.8%)していると報告されています。

一方、花粉症は近年増加していますが、学校給食の牛乳が原因とされる報告は全くありません。

乳幼児期にみられるアトピー性皮膚炎や成人の花粉症、アレルギー性鼻炎などが増えていますが、その原因となるアレルゲンは食品ばかりでなく環境の中の花粉・ダニ・昆虫・建材・排気ガス・チリ・埃などあらゆるものに起因しています。


7. ご著書70ページで

『市販の牛乳を(中略)子牛に飲ませると、その子牛は四、五日で死んでしまうそうです。』

と述べられておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

市販の牛乳を子牛に飲ませても全く安全で、健康に生育し、それが原因で死ぬことは決してありません。

生まれてすぐの子牛は母牛の胎盤を通して免疫たんぱく質を受けていませんので免疫成分を多量に含んだ母牛の初乳を一週間ほど与える必要がありますが、その後の子牛に市販の牛乳を母牛から授乳するのと同じように温めて飲ませても、健康に全く影響はありません。実際に、通常どおり初乳を与え受動免疫を得た生後4〜18日の子牛を対象に市販牛乳を4〜10日間、1日に4リットル(2リットル×2回)給与する試験が行われましたが、哺乳牛には体調に何ら異常は認められず、その後も順調に生育しております。


8.ご著書75ページで

『ヨーグルトの乳酸菌は、胃に入った時点でほとんどが胃酸で殺されます。(中略)腸まで届いたとしても、はたして常在菌と手を取り合って働くことが本当に可能なのでしょうか。』

と述べられておられますが、この見解を裏付ける科学的根拠をお教え下さい。


牛乳乳製品健康科学会議の見解

紀元前数千年前から利用されてきた歴史的・世界的食品であるヨーグルトの健康効果は海外でも広く認められています。

ヨーグルトは乳酸菌が死滅しても、乳酸発酵生成物や菌体成分による健康に対する効果があります。また、ヨーグルトの乳酸菌の中には”生きたまま腸に届く”ことが検証され、効果を発揮するものもあります。

特定保健用食品として認められているヨーグルトには「○○菌の働きにより腸内細菌のバランスを整えておなかの調子を良好に保ちます」「○○菌の働きにより腸内環境を良好にします」、さらに「○○菌株の働きにより腸内環境の改善に役立ちます」など生菌・死菌を含めた効果が科学的根拠に基づいて述べられています。
ヨーグルトや牛乳成分は、腸内善玉菌の代表格であるビフィズス菌などの腸内細菌に利用されることにより、腸内細菌のバランスに影響し腸内で善玉菌が優勢になりヒトの健康に有益な影響をもたらします。


以上のように8項目に関して私どもの見解を申し述べさせていただきました。新谷先生のご見解をお知らせいただきたくお願い申し上げます。なお、当問い合わせ内容はメディア等に公開したいと考えておりますので、予めご承知置きください。

なお、「牛乳乳製品健康科学会議」の事務局を社団法人日本酪農乳業協会に置いておりますので、お問い合わせとご回答は下記までお願い致します。ご多忙とは存じますが、新谷先生のご見解を2007年4月30日までにお知らせいただきますようお願い申し上げます。

末筆ながら、新谷先生のご健勝をお祈り申し上げます。
敬具


2007年3月28日    
 牛乳乳製品健康科学会議会長
(健康科学大学 学長)   折茂 肇

                 牛乳乳製品健康科学会議事務局
社団法人日本酪農乳業協会(担当:青沼 明コ)
                 〒104-0045 東京都中央区築地6丁目4番10号
                       カトキチ築地ビル9階
                 電話(03)6226−6351
http://www.j-milk.jp/news/8d863s000007j0p1.html


牛乳有害説から見る、詭弁の基本。 2006年08月18日

毎日新聞 牛乳「有害」本が波紋 でもやっぱり「有益」は多数派

このニュース記事が本当のことならばかなりゲーム脳みたいな論法が使われ、公然とまかり通っている・・・らしいのでかなり嫌なところ。

この問題自体は真面目に議論するのも少し憚られるのですが、これらの話(つまり真偽よりもこのニュースで取り上げられている内容は)はとても詭弁の基本挙げていて、非常に面白いサンプルになります。

(多分、毎日新聞の記者は、立場上おおっぴらにできないが、この本が詭弁だと主張したいのじゃないかと思う。賛成論の後に必ず否定論を載せているし。)


『日本人が1年間に飲む牛乳は1人平均約35リットル。

デンマークやオランダなどは優に100リットルを超える。
チーズなど乳製品を含めると、その差は4倍前後にもなる。

しかし、高齢者の大腿骨頚部(だいたいこつけいぶ)(太ももの付け根)の骨折率は北欧諸国の方が日本より高い。このため「牛乳は防止策にならない」との指摘がある。』


これは最もメジャーな統計トリックです。

AとBの差について、何に原因があるかは統計では算出できない場合があります。

具体的に言えば北欧諸国と日本では牛乳以外の差がありまくりで、この骨折率の原因は牛乳以外にある可能性が非常に高いため、牛乳を根拠とするのは立派な詭弁だということです。

統計から牛乳の骨折率の関係を調べたい場合、全員同じ日本人から牛乳をよく飲む人間とそうでない人間を何千人か(多ければ多いほどいいけど)サンプリングしてそこから求めたほうが正確です。
できれば追跡調査をするべきですが。


『子牛の成長を促す牛乳には、硫酸エストロンなどの女性ホルモンが含まれている。
佐藤章夫・山梨医科大名誉教授はこの視点から、今年6月の環境ホルモン学会で「硫酸エストロンはビスフェノールAなどの環境ホルモン(内分泌かく乱物質)よりも強い」との説を発表し、注目された。』


ここで注目すべきは、主語が牛乳は、ではなく、硫酸エストロンは、となっている点です。

イソフラボンは有名な女性ホルモンですが一般に健康成分として知られています。
ですから女性ホルモンが(または環境ホルモンが)有害物質に直接繋がるというわけではありません。

また硫酸エストロンがビスフェノールAよりも強いという事実は、牛乳が環境ホルモンよりも有害ということになるわけではないということは理解していただけるでしょう。


『同名誉教授は、雌ラットに発がん物質と同時に牛乳や水などを与えた実験結果から、牛乳に乳腺腫瘍を促進させる作用があったとして「牛乳を大量に飲み続けると卵巣がんなどのリスクが高まる」との仮説を提起した。』


ラット実験は書籍「買ってはいけないは買ってはいけない」で多く指摘された詭弁の1つとなりえる可能性があります。

ラットによる実験は生物への影響を調べる上で非常に有益ですが、詭弁に使われることも多くあります。ラットへ与える物質の量は人間換算すると非常に大きくなり、影響が誇張される場合があるので注意するべきです。

例えば書籍「買ってはいけない」では、ラットへある物質を投与し続けるととある病気になる、という文章があるのですが、書籍「買ってはいけないは買ってはいけない」では、水でさえラットに大量投与しつづければ下痢を引き起こす、となっています。

牛乳の例で言えば1日2本牛乳を飲むと下痢を起こすといわれるように、非常にタンパク質の刺激が強い飲み物であることが知られています。

このように一定量を超えると悪影響を及ぼす危険性は無視できないのは確かですが、ラットの体重と人間の体重から一日どれくらいの牛乳がこの影響を出すのか算出するべきです。

実際のデータについてはこちらで見つけました。
http://food.kenji.ne.jp/review/review193.htmlより


『4 「ヨーグルトを与えたラットのすべてに白内障がみられたこと
を報告」(247頁下段17、18行目)の記載について
 
(事実)
 本実験は、ラットに対するヨーグルト摂取量を、体重60kgの人間に換算して一日当たり21.6kg〜24kgとするなど極端な条件を設定したものである。このような日常生活では想定できない摂取量による実験結果を根拠としてヨーグルトの摂取と白内障との因果関係を結びつけた記載は不正確で誤解を与えるものである。』


体重の3分の1のヨーグルトは普通にストレスで死ねると思います。

また、実験は基本的に人間で行うべきで、ラットは代替手段であるため、牛乳の実験でラットは使うべきでは無いと言えます。

毒物の実験でラットを使うのならわかりますが、そこらじゅうに大量のサンプルが存在する人間社会にいるのにも関わらず、ラットで牛乳実験をすることは正確性に欠けるでしょう。

ラットはラットであり、人間ではありませんから、別の原因が作用する可能性は非常に高いです。


『ネット上で取り上げられることが多い有害説の論拠の一つが「牛乳は子牛が飲むもの。人が他のほ乳動物の乳を飲むのは不自然」との考え方だ。』


これは既に詭弁にさえなりません。

不自然であるか、不自然でないかという議論は、悪徳商法で使用され、たまに騙されてしまう人がいますが、殆どの人は感覚的にこれが間違った主張であることを見抜きます。

分かりやすい例を挙げれば、

「動物は服を着ないのが自然だ。人間は動物である。よって人間は服を着ないのが自然だ。(→だから裸で生活しようと繋がる)」

といった三段論法でありますが、頭の「動物は服を着ないのが自然だ」の根拠が無いため詭弁になっています。
http://tail.s68.xrea.com/blog/2006/08/post_33.html


ダマされるな!牛乳有害説の有害性 2014年4月29日火曜日


好き嫌いなくなんでも食べることは昔から親が子に教えてきたこと。だが、福島原発事故以降、日本国内で食品の安全性や放射線汚染の影響等が異常な程に注目を浴びるようになり、その後も産地偽装問題等食品関連の問題が続いたことで話題性は高まるばかり。

なかでも比較的放射線の影響を受けやすい牛乳は、その有害性が声高に主張されている。

とはいえ、牛乳の有害性は原発事故以前に既に牛乳有害説として食に神経質な一般人の間で支持を集めていた。


牛乳有害説の主軸は、放射線汚染というよりも牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素ラクターゼの不足である。

大半の日本人が乳糖を分解する酵素を持たない(もしくは不足している)乳糖不耐症であるため、下痢等の症状に苦しむことになるという。

牛乳を飲んでもカルシウムを吸収できないどころか、飲んだことで深刻な下痢に悩むことになるそうだ。そんな牛乳有害説を支持するとある保護者がブログに書いたセンセーショナルな記事
(http://ameblo.jp/3shin5kan/entry-11763752382.html)

が注目されている。


結論から言えば、牛乳有害説はまともな根拠すらない全くの嘘。

牛乳は今も昔も重要なカルシウム摂取源であって、その他にもビタミンやミネラルをバランス良く含む素晴らしい食品なのだ。

牛乳有害説の中心的な根拠となっている乳糖不耐症それ自体は嘘ではない。

ハーバード公衆衛生大学院の研究結果によれば、アジアの人々の90%が乳糖不耐症であり、これはヒスパニックの人々(50%が乳糖不耐症)や北欧の人々(15%)に比べて明らかに高い数値と言える。

肝心の日本人はというと、元東京大学医学部教授の上田英雄氏が実施した調査結果をそのまま引用すると、実に95%もの人々が乳糖不耐症なのだという。


乳糖不耐症の人に過剰な量の乳糖を投与すると下痢等の症状が確認されるのだが、これは消化吸収されずに大腸に到達した乳糖が腸内の浸透圧を上げることで、腸壁から水分が染み出し、便が軟化することによる。だが、東京大学大学院農学生命科学研究科の清水誠教授は論文で、

「乳糖30g(牛乳700ml相当)ではひとりも下痢を起こさないため、コップ1〜2杯の牛乳では多くの場合、問題がない」

としている。それでも牛乳有害説の論者は、牛乳と下痢との関係性を主張し続けるだろう。例えば、聖霊女子短期大学生活文化科の塚田三香子教授が学内で実施したアンケート調査では、牛乳を苦手とする学生のうち28.1%の学生が飲まない理由として「お腹がごろごろする」ことを挙げている。


牛乳を飲むことと下痢との関係を否定する学者もいれば、肯定する学者もいる。個人的には、小学校入学後に学校給食で毎日のように出される牛乳がどう考えてもご飯に合わないので、ひと通り食べ終えてから牛乳を一気に飲んでしまったことが原因なのではないかと思う。冷えた飲み物を一気飲みすれば、牛乳に限らずお腹に良くないことは当たり前のことである。とはいえ、一度幼少期に苦手意識をもってしまえばそれを克服することは容易なことではない。


前出の塚田教授は、マウスを用いた実験を通して、乳糖を含む食品を投与し続けた個体の方が、乳糖を含まない飼料を与えた個体よりも乳糖分解酵素の活性を持った細菌類の数が上昇し、乳糖不耐症を軽減する効果を得たことを証明している。この実験結果を受けて塚田教授は、

『「乳糖不耐症と自覚する集団は、乳類を摂取しないためカルシウム摂取量が低い」ということが確かめられている。このような集団に起こるのは、「牛乳による不快な症状を自覚しやすい人は牛乳など乳製品を取らない、すると乳糖を摂取する機会がないために乳糖分解を助ける腸内細菌叢が形成されない、細菌による乳糖分解の助けもないために牛乳をのむと益々乳糖不耐症の症状が自覚されやすい。」という循環が成り立ってしまうためである。』

と結論付けた。


それでもまだ牛乳有害説の支持者はこう訴えるだろう。

「我々は人間だ、マウスじゃない」


だが、牛乳有害説を崩す根拠はこれだけではない。

アメリカ国立衛生研究所の研究員がThe American Journal of Clinical Nutritionで公開した論文では、乳糖不耐症の被験者とそうでない被験者との間で牛乳に含まれるカルシウムの吸収率の差が大きくないことが明らかにされている。

また、同論文では1983年に実施された同様の実験でも乳糖不耐症の被験者のカルシウム吸収率が通常よりも18%程低下したという実験結果を紹介しているが、これは言い換えれば、乳糖不耐症の人でも80%以上のカルシウムを吸収できることを意味している。


その点、冒頭のブログ記事では、

『特によく聞くのが、「カルシウムが多くて骨が強くなる」です。

でも実は牛乳ってそんなにカルシウム多くないんです。牛乳100g中に110mgのカルシウムが含まれています。ひじきには1.4倍 小松菜には1.5倍 大根の葉っぱには2倍切り干し大根には5倍昆布には6.5倍ワカメには7倍煮干には22倍のカルシウムが含まれています。』

と、牛乳が必ずしもカルシウムを豊富に含む食品ではないことを挙げているが、公益社団法人日本栄養士会はHP上で

『カルシウムは吸収率の低い栄養素ですが、牛乳のカルシウムの吸収率は他の食品に比べ高く(牛乳:約40%、小魚:約33%、野菜:約19%)、手軽にある程度の量を摂取できます』

と説明しており、実質的な吸収率を考えれば牛乳が圧倒的に効果的な食品であることは明らかであるといえる。


そもそも大勢の生徒に限られた人員と経費で食事を準備しないといけない学校給食において、ひじきだの大根の葉っぱだのを献立に採用するよりも、牛乳を1人1本ずつ与えた方がより経済的かつ効果的である。それに、学校給食の献立は、牛乳に含まれるカルシウムの吸収を助けるビタミン類のバランスが良くなるように組まれている。とりわけ牛乳との相性の良いビタミンDは、日光を浴びることで生成できるため、牛乳の文句を言う位なら給食をしっかり食べて外で思いっきり遊んだ方が子供の健康のためになるのではないか。


結局のところ、このブログの著者が信奉する牛乳有害説は、全く根拠なき嘘なのである。

兵庫県丹波市に住む著者が福島原発の放射線汚染の心配をするあたり既に意味不明ではあるものの、NPO法人新宿代々木市民測定所が公開している牛乳の放射線汚染度のリストを見ても今のところ深刻な健康被害を与えるような牛乳は市場に出回っていない。むしろ、訳の分からない説に囚われて、罪のない子供が貴重なカルシウム源を失っていることに同情の念さえ芽生えるといったところだ。


なにはともあれ、牛乳は最高の食品であることに変わりはない。

この著者のように、牛の乳を人が飲むことを疑問視するのであれば、そこは徹底して加工食品も食べずに裸で暮らせば良いのだ。ブログのコメント欄にある読者がこんな質問を投げかけた。

「でわ、アイスも、ケーキも、ピザも食べないんですね?これらも乳製品ですが?」

肝心の著者はというと、

「知った上で食べてますよー。みんな好きですし。

あれこれ選択した上でですが。体にいいからという間違った思い込みで食べたり食べさせたりするのがよくないといいたいんです」

と答えている。 間違った思い込みとは何か、考えを改めるのは今からでも遅くはない。
http://tairakun.blogspot.jp/2014/04/blog-post_6652.html


まだ「牛乳有害論」を信じている人が居るのね〜・・・!?ヾ(▼ヘ▼;) 2010-06-27

以前ベストセラーになった「病気にならない生き方」に記されている「牛乳害悪論」は、既に全く根拠の無い出鱈目であるに過ぎない事が明らかになっていると自分は考えている。


だが現在mixiの「マクロビオティック(玄米菜食)コミュニティーの『牛乳について教えて下さいトピック 』」で、「牛乳が身体に悪い」と断じて発言を繰り返している人が居る。

「やれやれ、またか。」というのが正直な感想である。


既にmixiでは、自分が知っているだけでも以下のトピックで「牛乳害悪論」への疑問が呈されており、それが誤りである事も明らかになっていると、自分は考えている。

・食育〜子どもの食事「牛乳って本当に身体にいいのでしょうか? 」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=8141837&comm_id=29283


・オーガニックライフ (エコ&健康) 「牛乳を飲むと骨がゆがむ・エボリューション 」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=39651641&comm_id=30883


 (このトピックは、「牛乳を飲むと骨がゆがむ」というトピックが、トピックを立ち上げた人間(トピ主)の主張する意見と反対の意見が多数を占めたためか、トピ主がトピックを削除するという暴挙を行った為、削除されたトピックに記された情報再構築も兼ねて立てられた。

なお余談だが、この「エボリューションを立ち上げたトピ主」さんは、オーガニックコミュ及び mixiとGREEで60以上のコミュニティーの管理者である「よっく」氏により、その他数名の会員(いずれも科学と論理に秀でた論客であった)と同時期に該当コミュニティーを強制退会処分となっている。)


又その他の情報源として、その最も重要なものは、牛乳乳製品健康科学会議が公開している「(新谷弘美医師に対する)公開質問状 記者発表配布資料一覧 」であろう。


新谷医師に対して行った公開質問状に対する新谷医師の回答は、科学的根拠が極めて薄い、或いは全く無いものであると思われる。


なお新谷医師は現在「コーヒーエネマ(腸洗浄、浣腸)」と「ミラクルエンザイム」なる怪しげな商売を行っている事が、そのHP から読み取れるのが笑える。


そして毎日新聞小島記者の記事と、食品安全情報で紹介されている、米国小児科学会の「乳糖不耐の子どもたちに健康的な食事の一環として乳製品を薦めている」発表もある。

アメリカは移民の国であるから、元々乳製品を多くとる習慣の無かった日本や東南アジア、中国系の移民も含めた雑多な人種により構成されているが、その様な国でも「健康的食事」として、「乳糖不対症」の子供にも、乳製品を薦めている。

この事実をどう考えるか?

「牛乳害悪論」は全く根拠の無い出鱈目であると自分は判断している。


以下にこれら二つの記事を紹介するが、前者は既にネット上から削除されているので、その全文を記載している別サイトを紹介する。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「安心!?食べ物情報 Food-Review 360号 2006.10.01 」
http://food.kenji.ne.jp/review/review360.html


【以下、上記サイトから抜粋】

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

牛乳:「有害」本が波紋 でもやっぱり「有益」は多数派

 「健康飲料」の代名詞的存在の牛乳を「有害」とする説が書籍やネット上で取り上げられ、波紋を広げている。一方で「有益」とする考え方は、栄養学などの世界で今も多数派だ。主な論点を知っておきたい。【小島正美】


【中略】

●骨粗しょう症

 牛乳に多く含まれるカルシウム。摂取源として牛乳は有益なのか。
有益でないとする根拠の一つが、骨粗しょう症と牛乳との関係だ。


【中略】

 これに対し、近畿大医学部の伊木雅之教授(公衆衛生学)は「平均的な骨の密度は北欧人の方が高く、体形の問題が大きい」とみる。

同教授によると、背骨の骨折率は日本人の方が高いが、大腿骨では逆転する。

「西欧人の大腿骨頸部の骨は斜めに長く伸びているため、お尻が大きくて体重が重い西欧人は転倒などで骨折しやすい。北欧人の牛乳摂取量が少なかったら、骨折はもっと増えるはずだ」

と言う。


●環境ホルモン


【中略】

 これに対し、山口大農学部の中尾敏彦教授(獣医学)は

「牛乳中のホルモンを摂取しても、女性の体内を流れているホルモンの量に比べれば微々たるもの」

と影響に疑問を呈す。一方、新潟大医学部の中村和利助教授(公衆衛生学)は

「牛乳とがんとの関係はまだ仮説の域を出ておらず、冷静な議論が必要だ」

と話す。


●子牛のための栄養

 ネット上で取り上げられることが多い有害説の論拠の一つが

「牛乳は子牛が飲むもの。人が他のほ乳動物の乳を飲むのは不自然」

との考え方だ。

 これについて岐阜大学応用生物科学部の金丸義敬教授(食品機能化学)は

「野菜や肉、魚なども人間のために存在しているわけでなく、牛乳も数ある食材の一つ。必要な栄養素を牛乳から取ってもおかしくない」

と話す。

 飼育法の問題を指摘する声もある。いま、酪農家たちは大量の乳を出すスーパーカウ育成を目指しており、酪農学園大大学院の中野益男教授(環境生化学)は

「飼育法が工業化され、牛の生理に合わなくなっている問題は確かにある」

と言う。

「ただ、だからといって牛乳自体が有害というわけではなく、牛乳と飼育法の問題は分けて考えるべきだ」

と話す。

http://cc.msnscache.com/cache.aspx?q=4013291226451&lang=ja-JP&mkt=ja-JP&FORM=CVRE
--〔↑引用おわり〕------------------------------------------


 もっとはっきりと

新谷本はトンデモ本であり、全編デタラメだ!

と書けばよさそうなものですが、新聞記者というのは政府を批判するとき以外はなかなか紳士的なものです。

 遠回しな書き方ですが、小島記者は新谷説を全面的に否定していると考えてよいと思います。

「野菜や肉、魚なども人間のために存在しているわけでない」

というのは面白いですね。こんな簡単で完璧な反論も思いつかない人が大勢いるのには驚きます。


【記事紹介終了】

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【食品安全情報blog 2006-09-06(http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20060906#p1 )より引用】

AAPの臨床報告では乳糖不耐の子どもたちに乳製品を薦めている
A new clinical report from the AAP recommends dairy for children with lactose intolerance
5-Sep-2006
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-09/ndc-anc090106.php


米国小児科学会が乳糖不耐の子どもたちに健康的な食事の一環として乳製品を薦めている。

乳糖不耐であっても乳製品を完全に避ける必要はない。
助言の内容としては、


・ ミルクを飲むときは食べ物と一緒に

・ チェダーチーズやスイスチーズのような時間の経ったチーズは乳糖が少ない

・ ゆっくり乳製品をとり始めること。徐々に量を増やす。

・ 乳糖を減らす。乳糖削減ミルクや乳製品を食べる

・ 生きた菌のいるヨーグルトは乳糖分解を助ける
(乳糖不耐はミルクアレルギーと混同されやすいが、違う。乳糖分解酵素の不足による。)


PEDIATRICS Vol. 118 No. 3 September 2006, pp. 1279-1286
(doi:10.1542/peds.2006-1721)
http://ameblo.jp/inugamiakira/entry-10574884548.html



06. 2014年10月23日 21:14:38 : b5JdkWvGxs

1日1杯の牛乳が糖尿病リスクを下げる 死亡率は4割低下 2014年09月25日

 牛乳やチーズ、ヨーグルトなどは、脂肪分がたっぷり含まれているので、健康に悪そうなイメージがあるが、実は糖尿病の予防効果があるという研究が発表された。


乳製品の脂肪が2型糖尿病の予防に役立つ

 牛乳やチーズ、ヨーグルトなどをよく食べるでは、全く食べない人に比べ、2型糖尿病の発症リスクが23%低下することが、約2万7,000人の観察研究で明らかになった。ウィーンで9月に開催された「第50回欧州糖尿病学会」で発表された。

 乳製品の1日の消費量は、週に5サービング程度が最適だと言う。1サービングはコップ1杯(200mL)の牛乳、ヨーグルト(200g)、チーズ40gに相当する。

 ただし、脂肪分が含まれる食品のうち、肉の摂取量が多い人では糖尿病の発症リスクが上昇することも明らかになった。

 食品に含まれる脂肪は、糖代謝とインスリン感受性に影響を与えるため、2型糖尿病の発症で重要な役割を果たしていると考えられている。

 脂身の多い肉などに含まれるコレステロールや飽和脂肪酸を多く摂取すると、2型糖尿病リスクが上昇するが、動物性脂肪のなかでも乳製品に含まれる脂肪分は糖尿病の予防に有用であるようだ

 スウェーデンのルンド大学糖尿病センターのウルリーカ エリクソン氏らは、2万6,930人(年齢45〜74歳)の食事データを収集し、高脂肪乳製品や低脂肪乳製品などの食品ごとの摂取量を五分位に分類し、2型糖尿病リスクを比較した。

 14年間の追跡期間中に、2,860人が2型糖尿病を発症した。牛乳やヨーグルトなどの高脂肪の発酵乳製品をもっとも多く摂取していた群では、もっとも少なく摂取していた群に比べ、2型糖尿病の発症リスクが23%低かった。糖尿病を発症した患者の60%は乳製品を窃取していなかった。


牛乳などの乳製品を摂取すると死亡率は4割低下

 オーストラリアのモナッシュ大学の研究では、伝統的に乳製品を食事でとる習慣がない地域であっても、乳製品を毎日少量とると心臓病や脳卒中のリスクを減らすことができることが明らかになった。

 研究には、台湾の約3,810人の成人男女(19〜64歳)が参加した。台湾には牛乳やヨーグルトなどの乳製品を食べる習慣はなく、参加した男性の30%、女性の22%は乳製品を食べる習慣をもっていなかったという。

 がんと心血管疾患は、台湾でも主要な死亡原因となっているが、乳製品を週に3〜7回食べていた群では、全死因による死亡率が39%も減少していた。乳製品を全く食べない人は、そうでない人よりも血圧やBMIが高く、体脂肪も多い傾向がみられた。

 「牛乳などの乳製品によって、健康に不可欠な幅広い栄養素を摂取できます。調査では、1日1回程度の摂取で乳製品の効果を十分に得られることが示されました」

と、モナッシュ大学のマーク ウォルクヴィスト教授は述べている。


 研究について、英国糖尿病学会のリチャード エリオット氏は

「乳製品の脂肪は、一般的な動物性脂肪と違い、2型糖尿病の予防に役立つかもしれない」

と指摘している。


 「ただし、乳製品を過剰に摂取すると肥満につながるので、"乳製品だけを食べれば良い"とは思わない方が良い。治療の基本は栄養バランスの良い食事であることを忘れてはなりません。塩分、飽和脂肪酸、糖分の過剰摂取は、糖尿病を悪化させるおそれがあります」と注意を促している。
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/022459.php


07. 2014年10月23日 21:19:48 : b5JdkWvGxs

牛乳には生活習慣病を予防する働きがあることが認められています。

栄養成分が豊富な牛乳の摂取は栄養過剰になり、生活習慣病のリスク要因になるという誤解が一部にあります。

しかし各種の研究データでは、牛乳はがん、高血圧、高脂血症、糖尿病などのリスク要因にならないばかりか、そのリスクをコントロールしたり、低減する働きが認められ、生活習慣病の予防に貢献していると考えられます。

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「過ぎたるはなお、及ばざるがごとし」といわれるように、牛乳が栄養バランスに優れた食品だからといって、毎日牛乳だけといった極端に偏った食生活を続けていると、生活習慣病を招きかねません。これは牛乳にかぎらず、どの食品についてもいえることです。

牛乳だけを摂取して健康を損ね、「牛乳は体によくない」といった主張は、栄養学の基本を無視した考えといえるでしょう。

生活習慣病の予防の基本は、食生活の改善です。平成12年に策定された国の食生活指針に示されているように、「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを」、「野菜、果物、牛乳・乳製品、豆類、魚などを組み合わせて」摂ることが、健康を増進し、QOLを向上させるための必須条件です。1日30品目の食品を摂るという食生活の基本を守り、その中に牛乳を上手に取り入れることが大切です。


牛乳のカルシウムには、生活習慣病予防の第一歩である肥満を予防する働きが認められています。

肥満は中高年だけでなく、若者、子どもにまで幅広い年齢層に広がっています。肥満は万病の元といわれるように、さまざまな生活習慣病の引き金になります。したがって肥満の解消は、生活習慣病予防の第一歩といえます。

米国の疫学調査で、牛乳・乳製品に含まれるカルシウムには、体脂肪率や体重を下げる働きがあることが明らかになっています。

糖尿病は、血液中の糖(血糖)の濃度が慢性的に高くなる病気です。糖尿病は、予備軍を含めると1,620万人もいるといわれています。糖尿病は、初期の段階では自覚症状がないため、半数以上が治療を受けていません、糖尿病は、放置しておくと、網膜症、腎症、神経障害などの合併症を引き起こします。さらに動脈硬化を進展させ、心筋梗塞や脳梗塞などの発症のリスク要因となります。

糖尿病には、インスリンを分泌するB細胞が破壊されてインスリンが欠乏する1型糖尿病と、肥満などでインスリンは分泌されていてもその働きが悪くなって発症する2型糖尿病があります。日本人では2型糖尿病が大多数を占めています。

2型糖尿病では、インスリンが分泌されてもその働きが悪くなるインスリン抵抗性症候群という病態がありますが、牛乳・乳製品の摂取によって、インスリン抵抗性が改善されるという報告が出されています。

また、最近GI(グリセミック・インデックス)という新しい栄養指導の指標が導入され、糖尿病の食事指導にも採用されています。GIは食後の血糖値の変化を示す指標で、糖尿病では、食後の血糖値の上昇を抑えることが、糖尿病の悪化を防ぐカギとなっています。牛乳はこのGIが低く、肥満や糖尿病の予防・改善につながる食品として期待されています。

なお、牛乳が1型糖尿病の発症と関係があるという主張が一部にありますが、その関係は証明されていません。


日本人に多い高血圧、高脂血症のコントロールにも牛乳の効用が認められています。

日本人の高脂血症は約2,000万人といわれています。高脂血症も自覚症状がないため、未治療の患者さんも少なくありません。最近では、高脂血症は中高年だけでなく、子どもや若者にも増加してしているのは、油脂に加えて糖質の多い清涼飲料やアルコールの過剰摂取などが大きな原因となっています。

高脂血症には、総コレステロール値が高い高コレステロール血症、中性脂肪が高い高トリクリセリド血症、悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロール値が高い高LDLコレステロール血症があります。

高脂血症は肥満、糖尿病、高血圧を合併すると動脈硬化を促進し、心筋梗塞を招く「死の四重奏」となります。

牛乳には脂質が含まれるため、その摂取はコレステロール値を上昇させるように思われますが、いくつかの調査によると1日600ml程度までは、血清コレステロール値を上昇させないことがわかっています。

日本人には高血圧の人が3,000万人もいるといわれています。高血圧の85〜90%を占めるのが本態性高血圧で、加齢とともに患者数が増えてきます。本態性高血圧の発症には、遺伝的素因と環境要因が影響しています。環境要因には、肥満、塩分の過剰摂取のほか、運動不足、喫煙、ストレスなどが挙げられます。

牛乳にふくまれているカルシウムが、高血圧を予防することが疫学調査で明らかになっています。ただし、そのメカニズムは解明されていません。

また糖尿病、高脂血症、高血圧などによって動脈硬化が進み、心疾患(心筋梗塞・狭心症)を発症しますが、牛乳・乳製品の摂取は、心疾患のリスク要因にはならないことが、欧米の疫学調査で明らかになっています。

牛乳には、がんの発生率を低下させるというデータが出されています。

日本人の死亡原因で最も多いのががんで、全死亡数の約3分の1を占めています。がんの原因となるものは、喫煙、食事、放射線、環境汚染、食品添加物、ウイルスなどで、いずれもわれわれの身の回りにあるものです。したがって、ガンを予防するためには、これらの要因を避けることと、がんに対する免疫力、抵抗力を強くすることです。この免疫力、抵抗力は、生活習慣、特に食生活と深く関っています。

最近日本人に増えている大腸がんや乳がんは、動物性脂肪の過剰摂取が、胃がんは塩分の過剰摂取が関与していると指摘されています。

牛乳とがんの関係ですが、疫学調査によると牛乳の摂取により、胃がん、大腸がんや乳がんの発生率が低下するというデータが出ています。また三次機能の研究で牛乳には、免疫力、抵抗力を高める働きがあることが認められています。

寝たきりの原因となる骨粗鬆症の予防には牛乳は欠かせない食品です。

高齢化社会のなかで介護が必要となる原因として、脳血管疾患に次いで多いのが転倒・骨折です。転倒・骨折は骨粗鬆症が背景要因となっているカースが大半です。骨粗鬆症は閉経後の女性に急増する病気で、日本では約1,000万人の患者さんがいるといわれています。

骨粗鬆症の予防にはカルシウムの摂取が重要であることはよく知られています。牛乳はそのカルシウムの補給源として最適な食品です。牛乳の積極的な摂取により、骨折率も低下するというデータが報告されています。

このほか、関節に激痛の発作を起こす痛風(高尿酸血症)についても、牛乳の摂取により、そのリスクが低下するという疫学調査が報告されています。
http://www.zennyuren.or.jp/qa/wakaru50/gairon3.htm


08. 2014年10月24日 00:19:39 : kHy5lg5R3c
コメントを読んで、我が国の牛乳信仰の強さを改めて感じました。
それとも単に b5JdkWvGxs が一人で騒いでいるだけ?



09. 中川隆 2014年10月24日 08:19:01 : 3bF/xW6Ehzs4I : b5JdkWvGxs

牛乳といえば、カルシウムのとれる栄養食品であると同時に、生クリームの原料でもあり、脂肪分を含んでいるため「飲むと太る」と思いこんでいる人もいるようだ。

しかし、海外のこれまでの研究では、牛乳や乳製品を多くとる食生活を送っている人は、むしろメタボになりにくかったり、血圧が下がったりする効果がある可能性が示唆されていた。

この研究結果は日本人にもあてはまるか、が今回の研究テーマだ。一般社団法人Jミルクが2014年9月25日に開いた第37回メディアミルクセミナーで、「牛乳乳製品によるメタボリック症候群予防の可能性」というテーマで報告された。


 研究を主導したのは細井孝之医師(医療法人財団健康院健康院クリニック副院長、予防医療研究所所長)。細井さんは、

「日本においてはなぜか、牛乳を飲むと太る、血清脂質プロフィールを悪化させる、といった漠然とした疑問が散見されることがあるが、実は、海外では逆に牛乳や乳製品を多く摂っているほどメタボリックシンドロームが少ないことが報告されている」

として、日本人を対象に調べることにした。

20〜60歳の男性200人を2グループに分け、102人には24週間、食事指導に加え、毎日400グラムの牛乳・乳製品をとる生活を続けてもらい、残り98人には食事指導のみを行って、血圧や腹位、コレステロール値などの推移を調べた。

その結果、牛乳や乳製品をとったグループの人たちは、そうでない人たちに比べ、血圧の低下の幅がより大きかったという。


「日本人の食生活における、乳・乳製品とメタボリックシンドロームの予防、改善の関連性について、わが国発の有効なエビデンスになるであろう」と細井さんは話した。


今回の研究に協力した男性200人は、

腹囲85cm以上、BMI25kg/平方メートル以上、
総コレステロール200mg/dL(≒LDL120mg/dL)以上、
空腹時中性脂肪150mg/dL以上、
空腹時血糖値100mg/dL以上、
収縮期血圧130mmHgまたは拡張期血圧85mmHg、

の6つの指標のうち2つ以上に該当する人たち。


喫煙者、牛乳アレルギーなど牛乳の摂取に健康上の問題のある人、重篤な心疾患や脳血管疾患、腎疾患、糖尿病の病歴のある人は除外した。全員に、食事からの適正なエネルギーと栄養素の摂取についての指導を行った。

牛乳や乳製品を摂取したグループもそれ以外の人たちも、食事指導によって腹囲や血圧、体重、体脂肪率、総コレステロール数などが改善したことは共通していたという。

 鶏が先が卵が先か? という因果性についてよく話がされるが、良い食事習慣によってメタボが改善されたことにより身体が軽くなり運動習慣ができたのか? それとも牛乳や乳製品を摂る習慣がきっかけとなり、自らの健康への意識が高まり、運動習慣ができたのか? この結果からも適度な運動と食生活の改善がメタボ改善の早道といえそうだ。

 いずれにせよ、日本人の食生活における牛乳・乳製品の関連性と、これからの研究に注目しておきたい。

 この研究結果は、Journal of Nutritional Science and Vitaminology (JNSV) 5:305-312, 2014 に掲載されている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141001-00000011-sasahi-hlth



4. 2015年6月15日 18:37:38 : sCuiMgNjT2
遊牧民 長寿 ヨーグルト

日本のインスタントラーメンが入ってきて寿命が縮まったとの事です。


5. 中川隆[7006] koaQ7Jey 2017年3月07日 10:45:39 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7470]
乳製品さえあれば他の食べ物は必要ない、乳製品だけ食べていれば病気にもならない


モンゴルには野菜がまったく育ちません。なぜ彼らは野菜を食べずに健康でいられるのでしょうか。
2016年09月22日
https://matome.naver.jp/odai/2145853154336530001


野菜を食べずに健康を保つ!? モンゴル遊牧民の食生活の不思議


出典
aguamizunogotoku.wordpress.com

モンゴル遊牧民


遊牧民とは一ヶ所に定住することなく、移動しながら放牧(遊牧)を生業としています。一家族ないし数家族からなる小規模な拡大家族単位で、羊、ヤギ、馬、牛などの家畜の群れを率いて、家畜が牧草地の草を食べ尽くさないように、定期的に別の場所へと移動を行う生活です。
http://逸ノ城.jp/itinojyou-profile-34


モンゴル遊牧民の食事は、夏季は乳製品、冬季は肉を食べる比重が高いという、季節による特性があります。そして1日2食で昼食はありません。朝食は一年を通して、乳茶と固い自家製乳製品です。夕食まで適宜、乳製品と乳茶、馬乳酒(馬の乳を発酵させた飲みもの)を摂って過ごします。夏季の夕食は、小麦粉を使った麺料理が多く、干し肉を少量、ダシをとるのに使う程度です。11月に越冬用の肉を得るため家畜を屠(ほふ)り、肉を食べて冬を乗り切り、家畜の乳の出る春を待ちます。モンゴル遊牧民は営々と家畜の恵みである乳を加工して乳製品をつくり、肉だけではなく、内臓、血液などをすべて食べ尽くすことで栄養を摂ってきたのです。


出典
夢ナビ 大学教授がキミを学問の世界へナビゲート


肉のない食事は食事にあらず


冷蔵庫には肉ばかり!!!


出典
mongolwalker.blog.fc2.com

冷蔵庫には肉ばかり!!!


“肉のない食事は食事にあらず”
そんな言い回しがあるここモンゴル。モンゴル人の主食は何?と聞かれれば、やはり肉というのが一番しっくりくるような。
先日、あるモンゴル人家庭の冷蔵庫を拝見させていただく機会があって、思わず噴出しそうになってしまいました。
http://mongolwalker.blog.fc2.com/blog-entry-113.html

食事は肉中心!!!


出典
mongolwalker.blog.fc2.com

食事は肉中心!!!


この、塩で茹でただけの極めてシンプルな肉、これが旨いんです。
風渡る草原のゲルでスーテーツァエ(ミルク茶)といっしょに頂く塩茹で肉は最高です。素朴でワイルド、これぞまさしくモンゴル遊牧民族料理。

肉汁ジューシーなステーキとは違いますが、太古の昔から人間が食べてきたであろう肉料理、はじめ人間ギャートルズも、きっとこれを食べていたに違いありません。人類史の食の起源まさにここにあり、です。

http://mongolwalker.blog.fc2.com/blog-entry-113.html


冬を乗り切るモンゴルのパワー食

草が調味料の役割を果たしているのかもしれないね、とチンゲルトさん。とはいえ遊牧民の冬の食事は、このチャンサンマハとスーテー茶(塩入りミルクティー)が中心。春になって肉の保存ができなくなると、残りの肉を干し肉にしてかじりながら、乳製品を食べて次の冬まで過ごす。小麦粉が流通してからはうどんやボーズ(羊の肉入り蒸し饅頭)も食べるようになったが、野菜はほとんど食べない。


出典
第8回 冬を乗り切るモンゴルのパワー食 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

ボールツォグ


出典
natgeo.nikkeibp.co.jp

ボールツォグ


羊の脂で揚げたお菓子「ボールツォグ」は携帯食としても重宝。羊は血を腸に詰めてソーセージにし、毛皮を衣類や靴に使うなど、骨以外のすべてが利用される。極寒の冬を耐えるにはどんな防寒具よりも羊の革で作った服が一番だ
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20130911/364875/?P=4

スーテー茶


出典
natgeo.nikkeibp.co.jp

スーテー茶


モンゴルの岩塩とスーテー茶。遊牧民の食事は基本夜の一食だけで、朝と昼は乳製品をつまみながらこのお茶を大量に飲む。また、チャンサンマハが冷めたらスーテー茶に入れてスープとして食べたりもする
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20130911/364875/?P=4

ホーショール


出典
webmagazine.gentosha.co.jp

ホーショール


モンゴル版ピロシキ「ホーショール」は、モンゴル版餃子「ボーズ」と並ぶ代表的なモンゴル料理の一つ。モンゴル料理は肉料理の「赤い食べ物」と乳製品の「白い食べ物」に分類され、夏は「白い食べ物」、冬は「赤い食べ物」が中心になる。
http://webmagazine.gentosha.co.jp/ishiko/vol299.html


モンゴル遊牧民は野菜を食べなくてもなぜ健康?

モンゴル遊牧民は乳製品と肉とお茶しか食べない。

農耕を嫌い、政府が奨励しても農業をしない。

野菜をたべない。

野菜を一切食べず、肉と乳製品ばかりの食生活にも関わらず、健康レベルは非常に高い。

氷点下の草原を薄着で、一日中馬に乗り続けていられる。

非常に体力があり、病気をしない。

一般に長生きで、年齢よりもずっと若く見える。


出典
野菜は必要?不必要?? 〜野菜を食べないと短命になるのか〜 | 肉食鍼灸師の食養ブログ

遊牧民


出典
eco.his-j.com

遊牧民


電気、水道、ガス無しで暮らしを営むモンゴルの遊牧民はおそらく世界でもトップクラスのスタンドアローンな生き方をしていると言えましょう。遊牧民は自分で家(ゲル)を建てられますし太陽光発電をして電力も自給しています。ソーラーパネルを木枠で包んで家具のように使うなどテクノロジーを自分たちの文化に取り込む動きも起きています。都市と田舎の関係性、そしてなによりインフラから独立して生活を営む遊牧民の暮らし。そこから学ぶことは実に多いです。
http://www.furowork.net/mongolia/


モンゴル人が野菜の代わりに採るもの


馬乳酒


出典
webmagazine.gentosha.co.jp

馬乳酒


馬乳酒は、肉食中心の遊牧民にとって、ビタミンやミネラルを採るため野菜の代わりとして飲まれる。よって、モンゴルでは酒というより乳酸飲料のイメージが強い。「白い食べ物」の代表で夏には主食がわりに飲むことも。
http://webmagazine.gentosha.co.jp/ishiko/vol299.html


遊牧民は健康に良いとして、ウマの生乳を乳酸菌と酵母で発酵させた馬乳酒を大切にしてきました。馬乳酒は2.5%前後のアルコールを含んだ濁酒状の飲みもので、夏季の夕方、発酵が進んだ馬乳酒が2割ほど入っている専用の発酵容器にウマ乳を加え、3,000回程度攪拌し連続してつくられています。


出典
畜産の情報−モンゴル遊牧民の乳利用〜健康維持の秘密〜−2012年5月


1日4リットルも馬乳酒を飲むモンゴル人!!

「夏季に乳製品の摂取が多い」という遊牧の食の特徴は、この馬乳酒の大量飲用によってもたらされてきました。飲用量は成人男性で平均1日4Lです。馬乳酒のエネルギー量は1Lあたり約400 kcalで、エネルギー量が低いゆえ、大量飲用が可能になったとも言えます。成人男性1日4Lの飲用によって、約1,600 kcal摂取していることになり、成人男子における基礎代謝量が賄えるのです。夏季の間、馬乳酒のみで過ごし食事をほとんど取らない人もいて、馬乳酒は遊牧民にとってまさに「液体の食べもの」なのです。


出典
畜産の情報−モンゴル遊牧民の乳利用〜健康維持の秘密〜−2012年5月

滋養に満ちた馬乳パワー


出典
korikori.seesaa.net

滋養に満ちた馬乳パワー


100%ナチュラルな草原のハーブを食べる元気な母馬たちから授かる生乳を、1日に何千回も攪拌して乳酸発酵、アルコール発酵させて作る馬乳酒は、体力回復、腸内老廃物や脂肪の排出に効果テキメン。ホルモンバランスを整え、美白効果やダイエットも期待できる優れもの。代々から伝わる酵母によって作られるので、地方や家庭によっても味は様々。特に美味しいといわれるのは、ドンドゴビ、ウブルハンガイ、ボルガンの3県。6-10月には、専門の医師が草原の「馬乳酒療養所」で肺病や婦人病などの患者の治療に当たります。
http://korikori.seesaa.net/article/113005500.html

栄養バランス抜群!


出典
www.ab-road.net

栄養バランス抜群!


冷蔵庫を持たない遊牧生活では、夏の暑い時期に生肉を料理に使う贅沢は、特別なお客様のもてなしや結婚式などの祝宴などのみ。長く厳しい冬の間は、肉中心の食事。夏から秋の間は、乳製品でたっぷりのミネラルとビタミンを取って、肉食生活で疲れた胃腸を癒す。1年間で食事バランスを取るゆったりとしたスローフードライフ。特に馬乳酒は栄養バランスがよく、カラッとした内陸性の気候にぴったりなヘルシードリンクなのです。
http://www.ab-road.net/asia/mongolia/ulan_bator/guide/02460.html

都会でも馬乳酒を味わえる「馬乳酒スタンド」


出典
www.ab-road.net

都会でも馬乳酒を味わえる「馬乳酒スタンド」


モンゴル人の大好きなヘルシードリンクは、都会でも味わうことができます。街のあちこちにモンゴルゲルやテントで期間限定の「馬乳酒スタンド」が出没。どんぶり1杯が約90円前後、1リットルが150-200円とお手軽値段。発酵の度合いによってアルコール分は3-10%くらい。甘酸っぱく、すっきりとした喉越しで飲みやすいので、モンゴル人の中には1時間で3-5リットルを平気で飲む人も。ほろ酔い気分で和気あいあいと楽しめる小さなビアガーデン「馬乳酒スタンド」をぜひお試しあれ。
http://www.ab-road.net/asia/mongolia/ulan_bator/guide/02460.html


カルピスの起源は馬乳酒?!

「酸乳」とは、乳を乳酸菌で発酵させてできた発酵乳のことです。
カルピス社の創業者である三島海雲は、青年時代に内モンゴルの地で、現地の人に勧められるまま飲んだ酸乳(発酵乳)によりカラダが健康になったという体験をしました。

三島海雲が当時飲んだモンゴルの酸乳は、ゲルの入り口にある羊の皮で覆われた甕(かめ)の中に蓄えられていました。中は乳酸菌の発酵でできたすっぱい乳(酸乳)があり、現地の人はそれを毎日飲用し、飲んだ量と同じ量の搾った乳をあとから加えては、静かにかき混ぜていたといいます。

一昼夜たつと乳酸菌が自然に発酵し、その発酵乳が人の体に有益な働きをすることを、モンゴルの人たちは身に付けていたのでしょう。
このモンゴルの酸乳の作り方をヒントに、日本において、試行錯誤の結果、新鮮な牛乳から脂肪分を取りのぞき、乳酸菌や酵母の集まりである「カルピス菌」を加えて発酵させてできあがったのが「カルピス酸乳」です。


出典
カルピス:発酵乳と乳酸菌(地域(欧州・アジア)での違いは?)

カルピス


出典
www.amazon.co.jp

カルピス


カルピスは、日本の飲料・乳製品メーカーであるカルピス株式会社および、同社が製造し、アサヒ飲料が販売する乳酸菌飲料の名称である。ローマ字表記はCALPIS、日本以外ではCalpicoとも。 カルピス本社は、東京都渋谷区に所在していた。 ウィキペディア


馬乳酒の作り方

馬乳酒は馬が出産を終えた初夏〜9月までの約2か月の搾乳期間があるだけです。 他の時期は搾乳ができず、できたとしても発酵に適する気温には達しません。 一度の搾乳で一匹から得られる馬乳は約200mLです。 まず仔馬に馬乳を吸わせてから、母馬を安心させてから採取します。 その搾りたての馬乳に、前日の残りの馬乳(スクータ)を加えてからひたすら攪拌を行います。 多いときには一万回もかきまぜられ、2〜3日この作業を丹念に行うと美味しい馬乳酒ができあがると言われています


出典
世界の珍しいお酒-種類・人気- 馬乳酒とは


モンゴル茶も健康の秘訣


モンゴル茶


出典
www.geocities.jp

モンゴル茶


モンゴルのお茶―――「スーテーチェー」は「チャイ」とも呼ばれるミルクティーです。磚茶(だんちゃ)と呼ばれるレンガ状に固めたお茶を砕いたものを煮立て、塩とミルクを入れて作ります。シャルトスというバターのようなものを浮かべて飲んだりもしますが、いわゆるバター茶とは異なります。さらに好みによって煎り粟(あわ)、乾燥チーズ、砂糖などを入れて飲むこともあります。
http://www.geocities.jp/na_ra_su/syoukai.htm

モンゴル茶とは磚茶、沱茶とも呼ばれ、モンゴル族、チベット族などモンゴル自治区に住む人々にとって歴史のある重要な飲み物です。
羊の肉を中心とする食生活(野菜のあまり取らない食生活)をおくるモンゴル人にとって、重要な栄養源でもあります。
磚茶(沱茶)はいろいろな木や枝などを蒸して固めたものです。なべで煮込み、牛乳や羊の乳を入れて飲みます。大人で1日5リットルくらいの量を飲みます。
https://matome.naver.jp/odai/2145853154336530001


ネルグイ@nerugui_bot
秋の馬乳酒は美味いんだよなぁ。早く秋にならねぇかな。

霍 青娥(せーがにゃんにゃんbot@SeigaNyanNyan
今日は馬乳酒をいただきましょう。 馬乳酒とは、42%の度数で酒の中に乳清を含んでいる珍しいお酒でして、この乳清にはミネラルとビタミンを多く含み、脂肪等のカロリーが無いので不老長寿の物質と言われてるんですねー


【ウヴス湖】モンゴル最大の湖。馬乳酒を造るときに発生する滓を意味するモンゴル語に由来する。テス川ほかが流れ込む。周辺の盆地にはユキヒョウやアイベックスといった希少種が生息する上、ツンドラ、ステップ、タイガ、砂漠などの環境が混在しており、「ウヴス・ヌール盆地」として世界自然遺産に。


モンゴル人の歯がきれいな理由とは?

遊牧民の口を見てみよう!

誰もがきれいな歯をしている。歯を磨いたことのない人々がほとんどだ。どうしてだろう?ゆであがった骨付き肉を、前歯で肉を引きちぎって食べている。なるほど前歯は食べ物を切る包丁の代わりなのだ。

そうか!ヒトに前歯と奥歯があるのは、まず前歯で食べ物を咬み切って,奥歯で噛みなさいと言う意味だ。

遊牧民は、歯や口の機能を最大限に使って食べている。これがきれいな歯の秘密だな。現在の日本に満ちあふれている加工食品は、口汚す元凶だ。


出典
No.2. モンゴルの食生活と歯の健康 | ドクター岡崎のおもしろ歯学 | 歯のページ

モンゴル人の子供たち

出典
www.teeth.co.jp


草原の国の健康おやつは干しヨーグルト

形は違ってもどちらもモンゴルの乾燥チーズ「アーロール」です。
ずっとうちの冷蔵庫に保存してあり、9年経っても見た目変わりないので撮影してみました。

1993年私たちがモンゴルへ行ったのは夏「乳製品の季節」でした。
冬は氷点下閉ざされた生活で、肉食中心だそうです。
モンゴルの乳製品は羊、山羊、馬、牛、らくだ、ヤクなどの家畜の混合乳からつくり、
加熱、攪拌の過程で、最初は表面に浮いて分離した脂肪分の高い
生クリームとクロテッドクリームのあいのこのようなリッチな「ウルム」ができます。
「ウルム」は一番贅沢な、日持ちがあまりしない乳製品。お祝などには欠かせないようです。

出典
いとおかし*モンゴルの乳製品*


モンゴルのお菓子「アーロール」

出典
www.m-mizoguti.com

日本最大級のモンゴルの祭り「ハワリンバヤル」で出会ったモンゴルのお菓子たち。そのひとつが「アーロール」。はヨーグルトの一種でゲルの屋根に干して作る珍しいものだった。
https://matome.naver.jp/odai/2145853154336530001?page=2


6. 中川隆[7007] koaQ7Jey 2017年3月07日 10:57:48 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[7471]


2013年09月10日 モンゴルの食文化 (1)
http://mongol.blog.jp/archives/51767674.html


モンゴルの食

「モンゴル」と聞いて「なぜだかわからないけど、漠然とした『あこがれ』のようなものを感じる」という方は意外と多いと思います。そしてパッと思いつくことは「草原」「羊の放牧」「モンゴル相撲」「チンギスハーン」などなど・・・もちろん全部正解です。

ではモンゴルの「食文化」と限定すると、どの程度思いつくでしょうか?

当然のことですが、人は食べ物がないと生きていけません。
逆に言うと、人がいる場所には必ず食べ物があり、また食べ物に関する文化が存在する、ということでもあります。

中国にも、内モンゴル自治区を中心にモンゴル民族が数百万人生活していて、もちろん彼らにも長い歴史を持つ独特の食文化があります。そこで今回は「モンゴルの飲食」と題して、モンゴル民族の飲食文化について紹介してみたいと想います。


モンゴルの伝統的な食べ物は大きく分けて2 種類あります。

家畜から搾った乳及びそれを発酵・加熱して加工した乳製品、それに家畜の肉です。
前者を「チャガンイデー(白い食べ物)」、後者を「オラーンイデー(赤い食べ物)」と言います。「チャガン」は「白い」、「オラーン」は「赤い」、「イデー」は「食べ物」という意味です。

モンゴル遊牧民は、この2 種類の食べ物を1 年中均等に食べているという訳ではありません。草原が緑に覆われ、家畜が肥え乳のたくさん出る時期は乳製品をよく食べます。秋になると家畜を屠殺しその肉を干すなどして保存食とし、冬は主に肉を食べて過ごします。


では、白い食べ物と赤い食べ物、それぞれについて細かく見ていきましょう。
http://mongol.blog.jp/archives/51767674.html


モンゴルの食文化 (2) 白い食べ物
http://mongol.blog.jp/archives/51768250.html


家畜の乳、およびそれを加工した物をすべてひっくるめて「白い食べ物」と言います。

「食べ物」と言っても液状の物も含めます。モンゴルでは馬、牛、羊、ヤギ、ラクダを「五畜」と言いますが、この五畜すべての乳を使用し、硬い物から液状の物、酸味の強い物や弱い物、油、乳酒まで30 種類以上の形・味のチャガンイデーを作り出します。

それらの違いは基本的に製法の違いによるので、実際にその製造過程を見ないととてもではありませんが覚えきれません(余談になりますが、家畜についても年齢や性別、色などなどによって固有の呼び方があります。これも覚えられません)。


●お茶を「食べる」

例として、牛乳を使ったモンゴルを代表するお茶「スーテー茶」について紹介しようと思います。「スー」は「牛乳」、「テー」は「ある」という意味で、つまり「スーテー茶」とは「牛乳入りのお茶」という意味になります。日本のみそ汁みたいな位置付けで家庭によって違いはありますが、基本的に以下の手順で作ります。

1.レンガ茶(レンガ状に固めたお茶)を鍋に入れ煮る。
2.アワを乳から作った油で炒め、レンガ茶を入れる。
3.牛乳と塩を入れ、よく混ぜて出来上がり。

スーテー茶はよく日本語で「ミルク茶」と訳されますが、このように油や塩も入っていて、一般にイメージされる「お茶」とは似ても似つかぬシロモノです。だから「ミルク茶」と聞いてミルクティーのようなものを想像した人が、まず油が浮いているのを見てびっくりし、飲んだらしょっぱくてまたびっくりした、という話は非常によく耳にします。

ちなみに2〜3回飲めば味に慣れるようで、「どうしても飲めない」という声は聞いたことがありません。中には「一時帰国中スーテー茶の味が恋しくなった」という人もいました。では、このスーテー茶とモンゴル人は生活においてどのようなかかわりを持っているのでしょうか。

まず言ってしまうと、このスーテー茶はモンゴル人の間では主食の一種なのです。
今でこそ都市生活をするモンゴル人も多くなり、いろいろな食べ物を簡単に入手できるようになって食生活は大きく変わりましたが、草原で遊牧生活を送っている遊牧社会においては、今も重要な食事という位置にあります。つまり、朝スーテー茶を飲んで出勤(ここでは家畜の放牧などのことです)し、昼もスーテー茶。夕食になり、ようやく少量の肉や穀物などを食べるという生活です。

ただ、実際にはスーテー茶だけ飲むというのはまれで、チーズなどの食べ物、油、「モンゴルアム」という名のきびに似た食べ物、小麦粉で作った「ボールソグ」などをお茶の中に入れて一緒に食べます。みそ汁にご飯やおかずを全部入れてまとめて食べるといった感じでしょうか。

これだけではお腹はとても満足するとは思えませんが、モンゴル国の留学生は実際、朝はお茶を飲むだけですませていますし、また約800年前のモンゴル帝国時代、遠征の際にはホロードという牛乳から作ったチーズのような食べ物を水と一緒に水筒に入れて溶かし、それを主食としていたのです。もちろん他の物は全く口にしなかったという訳ではなく、2〜3日に1回は食事をしたり、また狩りなどをしてその肉も食べていたそうですが、それにしてもこんな「食事」とも呼べない食事であの巨大なモンゴル帝国をつくってしまったのだからおそれ入ります。
http://mongol.blog.jp/archives/51768250.html

モンゴルの食文化 (3) 白い食べ物
http://mongol.blog.jp/archives/51768252.html


チーズ

日本では乳製品が主食になるというのはちょっと想像しにくいですが、モンゴルの遊牧社会においてはこのように、チャガンイデーもオラーンイデーと同じく重要視されていたのです。

これは以下の例をご覧いただければ、より一層おわかりいただけると思います。

1モンゴル帝国時代、「馬乳税」という税があった。
2ケレイト族が革袋の中に兵士を隠し、馬乳と見せかけてタタール族に献上しこれを討った。
3チンギスハーンが戦争で重傷を負った際、ジャルマが敵陣に乗り込み馬乳を奪って戻りチンギスハーンに飲ませた。

●チャガンイデーのマナー、タブー
ger mongol

次にチャガンイデーに関するマナー、タブーについて見てみます。
モンゴル人にとって白というのは神聖な色であり、チャガンイデーはいつ、誰にでも贈って良いとされています。ちなみにチャガンイデーを贈ることを「手を白く染める」と言います。手のひらを上に向けてチャガンイデーを受け取れば手が白で覆われる、という意味ですね。

スーテー茶をつくる水は、専用の容器を持って夜明け前に井戸や川から汲んできます。日が昇ると聖なる力がなくなってしまうと考えられているからです。

スーテー茶をつくる前にレンガ茶を砕く作業をしますが、これはゲル(モンゴル遊牧民の移動式住居のこと。「家」という意味もあります)の入り口でホェーモル(図をご覧下さい)を向いて行います。こうしないと入り口から幸運が逃げていってしまうからです。でも井戸のまわりでは行っても良く、こうすると「幸運を招く」ということから、結婚後3年しても子供のできない女性が井戸のまわりでレンガ茶を砕いたりします。

お客さんがゲルに来た時、家の人は最初に必ずスーテー茶とチャガンイデー(食べ物)を一緒に出します。それに対して、お客さんはチャガンイデーを指2本でつまんで食べてはいけません。鳥がついばんでいるように見えるからです。

また家の人は、お客さんに「お代わりしますか?」と聞かず直接お茶を注ぎます。
これに関連したモンゴルのことわざで「聞くより入れちゃえ(直訳:こぼしちゃえ)」というものがあります。チャガンイデーはそれだけで一食とし、それ外のものと一緒に食べるのはタブーとされています。特に生肉をお茶に入れるのは厳禁です。だから上で挙げた「油」というのも乳から作った油に限り、植物油や動物の肉の油は入れません。ただモンゴルアムやボールソグはチャガンイデーではありませんが一緒に食べて良いことになっています。また干し肉をスーテー茶でぐつぐつ煮込んで食べる「トルグチャエ(直訳:五徳茶)」というものもあります。「肉を牛乳でゆでて食べる」と聞いて最初はびっくりしましたが、意外といけます。

チャガンイデーを夜、外に持ち出してはいけません。
どうしても必要がある場合は懐に隠し、外から見えないようにして静かに出かけます。チャガンイデーが入っていた鍋、桶などをひっくり返して置くこともタブーです。これは「財産を捨てている」という動作が連想されるからです。ちなみにモンゴル語の「ホロンゴ」という単語には「財産」と「酵母」という2つの意味があります。ここからもチャガンイデーをいかに大切にしているかがわかります。

古くなった(まだ飲める)お茶はそのままでは飲まず、お碗にチャガンイデーを入れてからお茶を注ぎます(ところでスーテー茶はコップではなく、必ずお碗で飲みます。草原ツアーなどでスーテー茶を飲んだことのある方、コップでなかったことに気付きましたか?)。古くなり飲めなくなってしまったスーテー茶はさすがに捨てますが、捨て方にも決まりがあります。そこらに適当に捨てる訳ではなく、ゲルから離れた、人も動物もあまり近づかない場所に捨てます。その時に祝詞をあげるのですが、これが「わざと捨てるんじゃないよー、間違ってこぼしちゃったんだよー」という内容です。後で触れますが、家畜を解体する時も「家畜が勝手に死んだんだよー」という祝詞をあげます。祝詞というよりも子供の言い訳のようで可愛いです。
http://mongol.blog.jp/archives/51768252.html


7. 中川隆[-7601] koaQ7Jey 2017年6月07日 05:18:31 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

recombinant bovine growth hormone- 遺伝子組換え牛成長ホルモン
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/414980465.html

カナダ、EUはじめ、欧米の圧力に屈して危険な添加物を使っている日本ですら禁止された超がつく曰く付きのものらしいですが、アメリカでは何故か使用が認められ、未だ恐ろしいミルクが販売されているようなんですね。

名前だけ聞くといまいちピンときませんでしたが、簡単いうと危険度満点の人工ホルモン注射を打って急成長させた乳牛のやばいミルク。みたいです。


「遺伝子組み換え牛成長ホルモン」投与牛のミルクはガンを誘発する より

http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/kumikae508.htm


(引用開始)

これは、アメリカのモンサント社が製造しているもので、遺伝子組み換え牛成長ホルモンとしてアメリカで唯一認められている薬品である。アメリカの畜産農家の約15%(17000戸)がrBGHを使用しており、全米の牛の約30%が、月2回rGBHを注射されているといわれている。


このrBGHを子牛に注射すると、非常に早く成長するため、飼料の効率がとてもよくなる。また、乳牛に注射すると、通常よりも二週間も長く乳を出すため、1頭からとれるミルクの量が15%から20%も増加する。しかし、このrBGHにはさまざまな問題点が指摘されている。


まず、rBGHを投与された牛は乳腺炎にかかりやすくなるため、ミルクのなかに膿汁が混入する。また、乳腺の炎症を抑えるために抗生物質が投与されるため、それがミルクに残存することが懸念されている。さらに、イリノイ大学のエプスタイン教授は、1996年に発表した論文で、rBGHを投与された牛のミルクを飲んだ人に、乳ガンや大腸ガンが発生しやすくなる危険があることを指摘している。

(引用終了)


なぜここまで危険と言われているのにアメリカで売り続けられるのか原因がわかりました。このホルモン剤を製造販売しているのが米国モンサント社。ロックフェラー財団の支援を受けている会社でした。これらにかかったら何でもありですもんね。故にです。


日本では禁止されているから大丈夫だね〜と安心している方、驚くなかれ!ハーゲンダッツ、ブレイヤーズ、バスキン・ロビンス(31アイスクリーム)はばっちりrBGHのミルクを使っているみたいですよ。ハーゲンダッツなんか添加物がないような売りのアイスクリームなのにとんでもない裏がありましたね。うぅ、、結構食べてたよ〜 泣


この遺伝子組換え作物を作りまくっているモサント社の作物や種子が今後TPPにより堂々日本の農業に参入し市場に出回る可能性が大きいわけですねぇ・・震!


世の中怖いことばりでございます〜 泣
http://shinhakken-blog.seesaa.net/article/414980465.html


[32初期非表示理由]:担当:混乱したコメント多数、規定違反多数により全部処理

8. 中川隆[-6328] koaQ7Jey 2017年10月12日 11:07:08 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

フランス人は朝昼晩 フランスパンと乳製品ばかり食べているけど、寿命は世界第二位だからね:

フランス人はバゲット(フランスパン)が一番好き
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/766.html


フランス人は一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。

本当は世界第2位の長寿大国フランス 日本とは違う健康の秘訣とは? 2010年10月3日
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


日本とフランスの数少ない共通点。それは日本もフランスもともに世界に誇る「長寿大国」であるという点である。

2009年度のOECD社会指標調査によると、日本の平均寿命はOECD諸国中最も高く男性で79.0歳、女性で85.8歳。

フランスは日本に次ぐ世界第2位の長寿国であり、平均寿命は男性で77.3歳、女性で84.4歳である。(グラフ参照)


https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


平均寿命の世界比較

栄養価の高い日本食一般に、日本人が長生きする理由として、日本人の食習慣が挙げられる。日本人は世界的にも、脂質が少ない健康的な食事をしていると知られているが、健康ライフとスキンケアに関する米国のブログ「skincare.body-money.com」では、日本人の食生活が日本人の長寿の秘訣だと綴られている。確かに日本食には、豆類・海藻類・根菜類など欧米諸国ではあまり見かけない、栄養価の高い食品を日常的に摂取している。

また、日本は世界トップクラスの漁業国であることから、栄養価の高い魚介類を使った食事が多く、またそれに派生する商品(魚肉すり身製品など)が多いため、どんな料理にも栄養価の高い食品を手軽に加えることができる。

また、日本人の体格の小ささが長寿の秘訣であるという見方もある。例えば相撲取りは日常的に運動し、体格がよくいかにも健康そうに思われるが、晩年は病気をしやすく早死にするといわれている。大きな体を維持するためのカロリー摂取量が多く、肝臓などの臓器にも負担がかかりやすい。一般に、動物実験ではカロリー消費量が低い方が長生きすると言われるため、肥満率が韓国についで世界に2番目に低い日本人は長生きするという仮説が立てられるのだ。

では、体格も大きく、アルコール消費量・カロリー摂取量ともに世界第4位(2004年WHO調査)のフランスが、他の先進国に比べて長生きできるのはなぜだろうか?
https://www.madameriri.com/2010/10/03/%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AF%E9%95%B7%E5%AF%BF%E5%A4%A7%E5%9B%BD%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%81%AF%E9%81%95%E3%81%86%E5%81%A5%E5%BA%B7%E3%81%AE%E7%A7%98/


フランス食事情(1) 普段の食事
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランスの統計調査からも見える「普段の食事」をご紹介します。


前菜・メイン・チーズ・デザートにワイン…

フランス料理というと、フルコースの豪華な食事を思い浮かべ、フランス人は毎日そんな食事をして皆グルメだ!というイメージがあるかもしれません。

でも、このようなフランス料理を毎日食べている人は正直ほとんどいません。
いったいフランス人は普段、どのような食事をしているのでしょうか。


朝食

定番は甘い菓子パン

朝食の代表的なパンはクロワッサンやパン・オ・ショコラなどのヴィエノワズリー(Viennoiserie=バターをたっぷり使った菓子パン)や、タルティン(Tartine)。
タルティンはバゲット(フランスパン)を食べやすい長さに切り、バターとジャムまたはハチミツなどを塗っただけのものです。

飲み物はカフェ・オ・レやコーヒー、紅茶。
また、朝食にシリアルを食べる人も多くいます。

甘い系の朝食が定番で、卵やベーコンを焼いたりする人はあまりいません。

■バターとジャムを塗ったタルティン。はちみつやチョコレートペーストを塗ったり好きな味で


昼食

夕食より重くなる傾向も


カフェやレストラン、学食で食べる人、ファストフードを利用する人、近くの店でサンドウィッチを買う、もしくは家から持参する人など、いろいろです。

就労している人でも、一旦自宅へ戻って昼食をとる人もいます。
ちなみに子どもも学校給食を全員が食べるわけではなく、家で食べてから再登校する児童も多くいます。

昼はサンドウィッチだけ、パスタだけ、サラダだけ、と単品で済ませる人がいる一方で、肉料理や魚料理を昼食でとる人が多く*1、どちらかというと夕食より重くなる傾向のようです。


といってもフルコースというわけではなく、メイン(主菜)に付け合せ(副菜)+デザートという感じです。

■町のサンドウィッチ屋。サンドウィッチのパンはバゲット、バターやマヨネーズはぬられていない。具はハム&チーズ、ツナ&野菜、チキン&卵などいろいろ。


■友人宅での昼ごはん。家庭料理は牛肉のグリルとじゃがいものグラタン。シンプルだが皆でいっしょに食べるのがいい


夕食

自宅で家族そろって


夕食はほとんどの人が自宅で家族といっしょにとります。

働いている女性が多いので、平日は簡単なものを準備する場合がほとんど。

パスタ、冷凍のピザ、スープ、キッシュ、ハム、テイクアウトの惣菜などの中から、簡単に出せるものが1品と、あればちょっとしたサラダを付ける程度です。

足りなければ、バゲットにチーズをのせてつまんだり。

デザートにはヨーグルトが多く、フロマージュブラン、プティスイス*2も定番です。


「誰かと一緒に」が大切

大体、普段の食事はこんな感じで意外なほど地味でシンプル。

たとえ食事の中身が簡素なものだったとしても、一人ではなく、必ず誰かと食べることを最も大切にするフランス人。
職場の机で一人で食べたり、時間の合間に食べたり、何かをしながら食べることを嫌い、皆で食卓を囲んで過ごす時間を楽しみます。

日本を始め、多くの国で食事の時間が短縮され、家族ととる時間が減っている中、フランス人の多くが現在も共有し変わらずにいる伝統的な食の習慣です。

*1  Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第二回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、食事別食品別消費の分布より 。
詳細はこちら→Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007

*2  プティスイス…フレッシュチーズの1種で味はフロマージュブランよりも濃厚。
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000g5ov.html


フランス食事情(2) 数字で見る食生活
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


統計調査からみえる、食生活のお国がらとは?


フランス版国民栄養調査(*1)をもとに、フランス人が毎日どんな食品を消費し、どのくらいの栄養を摂取しているか見てみましょう。

(フランス:18-79才、日本:20才以上の結果を比較。日本は平成23年国民健康・栄養調査より)


栄養素の摂取

エネルギー


●2,162Kcal
日本人の平均より300Kcal以上多い。

パティスリー(ケーキ・ペストリー類)から129Kcal摂取していて、最も消費量の多い食品であるパン(317Kcal)に次ぐ摂取エネルギーに。

フランスは美味しいパティスリーが充実してるから仕方がない…!?


3大栄養素からのエネルギー摂取割合

●炭水化物44%・たんぱく質17%・脂質39%
日本人の平均(炭水化物 56%、たんぱく質 15%、脂質 26%)と比べ脂質が多く、炭水化物が少ない。

フランスでの推奨量は、炭水化物 55%、たんぱく質 15%、脂質 30%。

カルシウム

●914mg (男性984mg 女性850mg)
18才以上の推奨量は900mg。
牛乳・乳製品からはおよそ 390mg、飲料水から 94mg、野菜から 48mgを摂取。

女性の摂取量はすべての年代で推奨量を下回っている。
特に、男女とも10代のカルシウム不足が深刻で、10-18才の推奨量は1,200mgであるが、 約800mgしか摂れていない。


日本の場合、20才以上のカルシウム摂取量は494mg。
推奨量と比較してみると、男女とも10代以降、すべての年代で不足している。
ミルク解体新書 第1回 カルシウム学


食品の摂取量

牛乳・乳製品の摂取量


●201g
日本人の2倍以上を摂取。牛乳 86g(*2)、チルド乳製品 82g(*3)、チーズ 33g。

牛乳は8割の人が朝食で摂っている。チルド乳製品は女性の方が多く摂取している。

チーズは男性の方が多く摂取しており、男女とも9割以上の人が食べていてる。
ほかに9割以上の人が食べている食品は、パン、野菜、肉、水。

■チーズ売り場のほんの一部。フランスの食卓には欠かせない。


魚の摂取量

●27g
日本人の1/3しか食べていない。
子どもの摂取量は18gだが、これは金曜日の給食に魚が出るおかげ。


魚の摂取量に伴い、ビタミンDの摂取量も少ない。
魚に次いで卵、チーズがビタミンDの摂取源。ビタミンDを強化した牛乳も売られている。

■魚の消費に日本のSUSHIも貢献?


肉の摂取量

●120g
畜肉だけなら50gで日本人とさほど変わらないが、ハムやソーセージなどの肉加工食品を合わせると1.5倍の摂取量に。

肉の種類は牛、豚、鶏のほか、仔牛、うさぎやジビエ(野鳥獣)も含まれる。

■スーパーマーケットで。生ハム、ソーセージ、パテなど、たくさんの肉加工品が並ぶ。


パンの摂取量

●115g
日本人の平均は33g。一方、米の消費量はフランス 25g、日本 319g。


パンはフランス人のほとんどが、朝、昼、夕と食べる食品。日本の主食「米」に匹敵する。

パンは炭水化物のほか、食物繊維、マグネシウム、マンガン、銅などの微量栄養素の摂取源にもなっている。


野菜の摂取量

●139g
日本人に比べ、100g以上少ない。野菜をほとんど食べない人も少なくない。

スーパーでは袋からだしてすぐ食べられるカットサラダが充実しているほか、冷凍や缶詰の野菜も多く利用されている。

■袋からだしてすぐ食べられるサラダ。レタス、ルッコラ、エンダイブなど種類も豊富。


食事を決めるのに大切だと考えることは?

この調査で、79%のフランス人が食事内容を決定する要因に”健康維持”を挙げてはいますが、食事のバランスは決してよいとはいえません。


肥満をはじめ、栄養摂取の過不足が要因の疾患が増加していることをうけ、社会問題健康省(Ministère des Affaires de Social et de la santé)による国民健康栄養プログラム(Programme National Nutrition Santé:PNNS)が2001年より促進されています。


*1 Individuelle Nationale des Consomations Alimentaires 2 -INCA 2 2006-2007−(第2回国民栄養調査)/Afssa(フランス食品衛生安全庁)、

*2 牛乳、その他の乳、乳飲料、練乳、粉乳が含まれる

*3 発酵クリーム、ヨーグルト、フロマージュブラン、プティスイスが含まれる
http://www.j-milk.jp/kenko/column/berohe000000h2er.html


日本人がフランスに住むと食生活はこう変わる!7つの例 2011年4月9日
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/


環境が変われば食生活も変わる。フランスに住んで1年半。食生活・食習慣は日本にいた時とすっかり変わってしまった。それではフランスで生活するようになると食生活はどう変わってしまうのか?人によってその変化も異なるが、私の場合はこのように変化した!


1. ごはんの友が“バゲット”に!

日本で、食事に欠かせないものと言えば白ご飯。フランスではフランスパン(バゲット)です。最初はパンを片手に食事するフランス人を不思議に思っていましたが、いつの間にか私も、毎日のバケットが欠かせなくなっていました。そう!フランス人の毎日の食事を支える、ごはんの友はバゲットなのです。


2. 気が付けば肉ばかり

肉と魚はどうしても日本のモノと比べてしまいます…。フランスのなかでも魚介がおいしいといわれるニースに住んでいますが、それでもやっぱり魚の国、日本には敵いません。フランスの魚は品質もそうですが、魚屋さんの下処理もあまりよろしくないような…。その代り、フランスのお肉はおいしい!ビーフステーキも日本より安く、肉汁たっぷりで種類も豊富。結果的に1週間の献立は、気づけば「肉ばかり」になってしまいます。


3. 一日中、乳製品ばかり

さすがはチーズの国、フランス。チーズはもちろん、乳製品の種類もとても豊富です。朝はココア、毎食後にクリームチーズとパン、夕飯はフレッシュクリームを使ったキッシュ、食後はヨーグルト。一日中、カルシウム摂取!フランスにいれば、骨粗しょう症になる心配はないかも。


4. 食後のデザートは欠かせません!

これはフランス人の食習慣なのでしょうか?食後はどうしてもデザートが欠かせないようです。食事が終わると、たいていチーズ→デザートが待っています。家庭によっては、チーズ→果物→デザートの順で食べるところも。いつのまにか私も、デザートがないと食事が終わったような気にならなくなってしまいました。メインでお腹いっぱいにしないように、腹八分目に食べるのがポイント。


5. お茶はコーヒー、紅茶と同じジャンル

日本では毎食お茶を飲んでいましたが、そんな習慣のないフランスでは水ばかり。すると、何となくお茶に対する価値観も変わってくるものです。お茶は水分補給としてガブガブ飲むものではなく、休憩時やおやつの時間に飲むものというように捉えるようになりました。不思議なもので、飲む回数が少なくなるとカフェインの心配までするようになりました。


6. 朝は軽くいきましょう

朝食に白ご飯とお味噌汁と塩鮭。こんな元祖日本の朝ごはんメニューは考えるだけでも重たい…。よく食べるグルメなフランス人ですが、朝は軽く!が基本のようです。日本食の朝ごはんはあくまで「1回の食事」としてのごはんという位置づけですが、フランスでは「おまけ」ごはんのような気がします。フランスでの朝食は、シリアルやブリオッシュ、ビスケットやクロワッサン、パン・オ・ショコラなどが主流です。


7. Tremper(トンペー)

クッキーやパンを、カフェオレやコーヒー、紅茶に浸して食べることをフランス語で「Tremper(トンペー)」と言います。トンペーはフランス人の常識なのでしょうか?誰もが飲み物に浸して食べるのです。最初は何となく気持ちが悪いと思い、私がトンペーせずに食べていました。すると周りのフランス人が「何でこの日本人はつけないの?」と不思議な顔をされることもありました。そんな私も今ではすっかりフランス人の仲間入りです。何となくトンペー食べせずにはいられなくなりました。
https://www.madameriri.com/2011/04/09/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AB%E4%BD%8F%E3%82%80%E3%81%A8%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%86%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%EF%BC%81/


[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:その他(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)
アラシ

9. 中川隆[-5683] koaQ7Jey 2018年2月08日 17:15:55 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
豆乳は牛乳の代わりにはならない

豆乳(NGフード!老化を加速させる食材Vol.4)


豆乳の害については、ブログや書籍などで何度も

書いてきましたが、まだまだ「豆乳は体にいいもの」

と思っている方が数多くいらっしゃるので、

ここでもう一度お話したいと思います。


豆乳のもととなる大豆には、反栄養素(アンチニュートリエント)

というファイトケミカルが含まれています。

大豆は、他の豆類よりも多く反栄養素を含んでいます。

反栄養素とは、タンパク質の消化をジャマし、

カルシウムや鉄などミネラルの吸収を阻害するもので、

人間の体にとってマイナスの成分です。


豆類を調理する際、水に長時間浸す理由のひとつは

反栄養素を水の中に移行させるため。反栄養素は、

時間をかけて調理すればするほど、破壊されます。

(でも完全にはなくなりません。)豆乳の場合は、

この水に浸けた豆汁自体が、豆乳。反栄養素の固まりです。

なので、タンパク質やミネラルの吸収をジャマしている

豆乳は、ヘルシーフードとはいえません。

特に、これは子供にとって、どのくらいよくないか考える

必要があります、、、


豆乳だけでなく、加工食品やジャンクフードに

たくさん含まれている大豆パウダーなどにも

これらの反栄養素が含まれています。


この反栄養素が取り除かれた食品は、発酵食品だけ。

発酵だけが、まったく必要のない反栄養素をすべて

大豆から取り除いてくれます。ですから、味噌や納豆は

一番いい大豆食品といえます。栄養も豊富なので

積極的に食べたい食品です。


やわらかい豆腐のように、水気の残った大豆には

反栄養素が少量残っているので注意。固い豆腐は

水分が少ないので、もっと少ないです。テンペは

さらに水分が少なく、発酵させているので

反栄養素が少ないでしょう。


注意する点は、以前の納豆のブログでも書きましたが、

発酵時間の短い製品は避けましょう。

(発酵時間が短いと、反栄養素は取り除かれていません)


また、もうひとつ、豆乳がNGフードである理由が、

ホルモンバランスを崩す可能性があること。

大豆には、女性ホルモン「エストロゲン」に

似たイソフラボンというポリフェノールが

含まれていることで有名ですが、エストロゲンのみを

増やすと乳がんのリスクが高まるという

報告もあります。


その他にも、豆乳を1日2杯、飲むことで女性の

生理サイクルが変わるという報告も。医療機関などで

血液検査をし、女性ホルモンの数値が低いという

結果が出ている場合ならともかく、自分の判断で

「女性ホルモンを増やそう」と考えるのは危険です。

女性ホルモンと男性ホルモンはバランスが大切なのです。


特に子供に豆乳を飲ませることはおすすめしません。

また、おなかの赤ちゃんのホルモンバランスにも

影響するため、妊婦さんも避けるようにしましょう。


いずれにしても、”豆乳は健康に良い”と

思って摂取する食品ではありません。
http://www.abios.jp/category/%E8%B1%86%E4%B9%B3%E3%82%84%E5%A4%A7%E8%B1%86%E9%A3%9F%E5%93%81


[12初期非表示理由]:管理人:混乱したコメント多数のため全部処理

10. 中川隆[-13343] koaQ7Jey 2018年10月25日 17:49:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19513] 報告


パンと牛乳は今すぐやめなさい! (3週間で体が生まれ変わる) – 2017/9/16
内山 葉子 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E4%BB%8A%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84-3%E9%80%B1%E9%96%93%E3%81%A7%E4%BD%93%E3%81%8C%E7%94%9F%E3%81%BE%E3%82%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B-%E5%86%85%E5%B1%B1-%E8%91%89%E5%AD%90/dp/4837613101/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1540457198&sr=8-1&keywords=%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%81%AF%E4%BB%8A%E3%81%99%E3%81%90%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%95%E3%81%84

「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」(内山葉子著 ビタミン文庫 マキノ出版)への見解(第1報)
平成29年11月2日 一般社団法人Jミルク
https://www.j-milk.jp/sp/gyokai/news/hn0mvm0000005cb8.html


 表記の本が、2017年9月23日に出版され、その後も積極的な販促活動が行われています。
本書の内容は、牛乳有害論などのいわゆる「アンチミルク」の言説に利用される可能性があり、また消費者や酪農家からの照会が寄せられる可能性があります。特に、『第3章 なぜ、牛乳をやめたほうがいいのか?』の記述の中で「牛乳が健康リスクを高めている」との筆者主張に対するJミルクの見解を整理しましたので、参考としてください。

なお、本書中の見出しは次のような構成になっています。

 本見解は、取り急ぎ第一報としてご提供するもので、今回は1 - 7(5を除く)の項目につき見解を表します。項目8、9の内容については、多くは既にJミルクHP:「牛乳の気になるウワサをスッキリ解決!」で説明してきており、そちらを参照ください。ただし必要に応じて別途追記していく予定です。

牛乳の気になるウワサをスッキリ解決!のページへ


下線のある項目について見解を表しています

1.「牛乳は健康にいい」は誤った思い込み(p.94-95)
2.なぜ、「牛乳のウソ」、が定着したのか(p.96-98)
3.昔よりも今の牛乳は害が大きい(p.98-100)
4.人は牛乳たんぱく質を分解できない(p.101-102)
5.中毒を起こすモルヒネ様の物質に変化する(p.103-104)
6.日本人に不足がちな鉄の吸収を阻害する(p.104-105)
7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)
8.日本人の約8割は乳糖を分解する酵素がない(p.109-111)
9.ホルモンバランスをくずして発ガンのリスクが増大(p.111-113)

【問い合わせ先】
一般社団法人Jミルク 広報グループ 担当:箸本
メールアドレス:k-hashimoto@j-milk.jp

1.「牛乳は健康にいい」は誤った思い込み(p.94-95)


【本書内の記述】
●『牛乳アレルギーのある子どもに対して、減感作療法(アレルゲンを少しずつ体に入れて慣れさせる治療法)などといって、少量ずつ牛乳を与え、即時型のアレルギー反応が出なくなったら、喜んで毎日の給食で与えることもあります。しかし、こうして牛乳をとることで、目に見えやすい即時型のアレルギー症状は出なくなっても、多くのアレルギー性鼻炎や発達障害、慢性関節リウマチ、便秘や下痢、潰傷性大腸炎やクローン病といった腸の炎症疾患、月経異常・子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣嚢腫などの生殖器疾患、前立腺ガンや乳ガンなどのリスクはふえています。(p.95)』

【Jミルクの見解】
 著者は「減感作療法(*)等を行うことによってアレルギー症状が治まったように見えても、別の病態発症リスクが増えている」と主張しています。
 これは牛乳アレルギーを有する子どもについての説明です。しかしながら、アレルギーの有無に関わらず潜在的なリスクがあるかのように捉えられかねない表現であり、その点は混同しないように注意をする必要があります。
 また、ここに挙げられている病態のほとんどは、牛乳アレルギーと関連性のないものです。そのような事実を示す証拠はありません。著者は明確な証拠(エビデンス)を示すべきです。
*減感作療法:アレルゲンを積極的に投与して馴致しアレルギー症状を抑える療法

2.なぜ、「牛乳のウソ」、が定着したのか(p.96-98)


【本書内の記述】
●『スポック博士は(育児書の)第7版の改訂をしました。その改訂版では、6版まで「とるべき」としていた牛乳・乳製品を、「とるべきではない」として、菜食を推奨する内容となっているのです。(p.97)』
●『「牛乳・乳製品を摂取するべきではない」とした第7版は日本では出版されず、その訂正内容が広く知られることのないまま、今日に至ります。(p.97)』

【Jミルクの見解】
 著者は日本に「牛乳は健康にいい」という固定観念が生じた理由としてアメリカの著名な小児科医師ベンジャミン・スポック博士の著書『スポック博士の育児書』による影響を挙げています。
 この本は世界的ベストセラーと言われ、第7版まで出版されています。第6版までの「牛乳を摂るべき」の主張を、7版では「摂るべきではない」と翻し、かつ菜食主義を推奨する内容に変わったため、大きな反響がありました。

 著者は「育児書」の6版までが誤りで7版の主張が正しいとの前提に立ち、6版までの情報が広く流布された結果、「牛乳は健康にいい」という誤った認識が広まり「牛乳のウソが定着した」との論を展開しています。
 第6版の出版は1992年、スポック博士が88歳のときでした。その後病を得て、それを機にベジタリアン(菜食主義者)となりましたが、健康を回復したことから1998年に上記のような宗旨替えをして第7版を出版し、その年に94歳で没しています。

 著者は、スポック博士のこのような「変節」を批判なく受け入れていますが、その妥当性についての科学的な論拠は説明されていません。
 スポック博士は自分が病気になった理由を「牛乳乳製品を取り続けてきたから」、病気が回復したのは「それを止めたからだ」と、”確信”したのかもしれません。しかしそれだけで牛乳が犯人であるとするのは、科学的な判断とは言えません。

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【本書内の記述】
●『(牛乳中に含まれる)カルシウムは人体でほとんど利用されず、それどころか骨からカルシウムを溶け出させることがわかっています(詳しくは後述)(p.98)』

【Jミルクの見解】
 この記述は誤りです。詳しくは、「7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)」の項で説明します。

3. 昔よりも今の牛乳は害が大きい(p.98-100)


【本書内の記述】
●『時代が移って大量生産が始まると、牛乳は衛生上の理由から加熱されるようになりました。加熱のしかたは、多くが120〜130℃で2〜3秒間加熱する超高温殺菌です。75℃で15秒加熱する高温殺菌や、62〜65℃で30分加熱する低温殺菌もありますが、どんなに低くても62℃以上です。(p.99)』

【Jミルクの見解】
 今も昔も、食品における最大のリスクは微生物の影響です。牛乳は腐敗し易いものであり、それは含まれている菌の繁殖によって進みます。昔から牛乳の栄養価値を利用するうえで、この微生物のリスクをいかに封じ込めるかに腐心してきました。生乳の殺菌はこうしたリスクをなくす上で必要不可欠な工程です。殺菌技術が確立・改良されたことによって、安心して牛乳を飲むことができるとともに、賞味期限(保存性)も飛躍的に伸びています。

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【本書内の記述】
●『後述するように、牛乳のカゼインは、もともと人体では消化されにくい成分です。しかし、生の牛乳には、酵素が生きているので、カゼインを分解する酵素が含まれていました。(p.99)』
●『タンパク質でできている酵素は、条件にもよりますが、おおむね60℃前後以上の加熱で活性が失われます。失われるのは酵素活性だけではありません。加熱すると、食中毒などを起こす有害菌を殺菌できますが、もともと含まれていた善玉菌も死滅してしまいます。p.99)』

【Jミルクの見解】
 牛乳に多くの種類の酵素が含まれていることは、本当です。ただし、こうした酵素類は乳牛の分娩直後の乳に比較的多く含まれているもので、酵素量(活性)は日を追うごとに減少するとされています。人間でも同様で、初乳(出産直後の乳)の摂取は赤ちゃんが免疫力を獲得するうえで重要です。このように、生乳中に酵素等が含まれる理由は、免疫獲得に関係すると考えられています。しかし飲用に供する通常の生乳中の酵素等は大幅に減少しており、身体に影響を与えることはありません。
 乳タンパクは大きく分けてカゼインとホエイの2種類に分けられますが、どちらも人間が体内にもつ酵素によって十分にアミノ酸にまで分解でき、栄養として利用することができます。牛乳を栄養源として利用する場合、乳中に含まれる酵素の助けなど全く必要がありません。(この点については「4.人は牛乳タンパク質を分解できない(p.101-102)」の項で詳しく説明します。)
 また著者は、加熱殺菌の「デメリット」として「善玉菌が死滅してしまう」と述べていますが、栄養源としての牛乳を考えたとき有用菌の活用は二次的課題です。「乳酸菌を腸に届ける」など機能的な目的を実現するには、別途工夫が必要となります。

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【本書内の記述】
●『また、加熱によってタンパク質も変性して、消化・吸収されにくくなり、(p.99)』

【Jミルクの見解】
 一般的に、タンパク質は加熱することによって「変性」しますが、牛乳を殺菌する程度の温度では、その変性は僅かなものです。その変性も、タンパク質全体の構造が変化するのであって、構成している各アミノ酸が壊れてしまうわけではありません。
 必要なのは変性前のタンパク質そのものではなくて、個々のアミノ酸なのです。「変性」により消化できなくなるわけではありません。肉や卵に含まれるタンパク質も、焼いたり温めたりすることで「変性」しますが、それによって栄養的価値がなくなるわけではなく、むしろ「変性」によって消化酵素の作用を受けやすくなり、消化・吸収されやすくなります。牛乳中に含まれるタンパク質も同様で、加熱によってタンパク質源(アミノ酸源)としての栄養的価値が損なわれることはありません(「4.人は牛乳タンパク質を分解できない(p.101-102)」の項参照)。

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【本書内の記述】
●『ビタミンやミネラルにもこわれてしまうものが多くあります。(p.99)』

【Jミルクの見解】
 ビタミンには数多くの種類があって加熱に弱いものもありますが、通常実施の殺菌条件で全て壊れてしまうというものではありません。
牛乳に含まれるビタミン類の中ではビタミンA、E、B1、パントテン酸、葉酸、ビタミンCなどが比較的熱に弱いとされています。しかしながら殺菌工程の重要性を前提とすると、それによるビタミン類の一定量の減少は避けられないものです。
 文部科学省では食品に含まれる各種栄養素の含有量の分析を行い、その結果を「日本食品標準成分表」として公表しています。「普通牛乳」という項目では、標準的な市販品を分析した結果から、ビタミン類についても一定量含有されていることが確認できます。
 なお、ミネラルは無機物質で、常識的な意味で「こわれてしまうもの」ではありません。牛乳中のカルシウムの大部分がカゼインというタンパク質に保持されており、それが吸収率を上げることに役立っているのですが、この構造が均質化や加熱殺菌などの工程で「こわれてしまう」こともありません。


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【本書内の記述】
●『(ホモジェナイズ=均質化の工程で)酸化が進んだり、人体で消化されないトランス脂肪酸ができたりします。(p.100)』

【Jミルクの見解】
 「ホモジェナイズ」とは、脂肪分の分離を防ぐため、高速攪拌により脂肪球を細かく均質化することですが、この工程では基本的に生乳は空気に触れないので酸化が進むことはありません。
 また、トランス脂肪酸というのは、例えば植物油脂からマーガリンの製造で副産物として生じるものですが、「ホモジナイズ」の工程でトランス脂肪酸が生じる、ということはありえません。

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【本書内の記述】
●『多くの乳牛は遺伝子組み換え(GMO)の作物や、本来のエサである草ではなく穀物を与えられ、ホルモン剤などが投与されています。(p.100)』
●『抗生物質を投与されています。牛乳にはそれらの成分も含まれています。(p.100)』

【Jミルクの見解】
 少なくとも日本では、乳牛へのホルモン剤の投与は法律で禁止されています。この記述からも、著者の日本の酪農や牛乳に関わる基本的知識が不充分であることがうかがえます。
 また、乳牛も生きた動物ですから病気にもなり、抗生物質を含めて医薬品が投与されます。その場合、搾乳された生乳の出荷が、薬剤投与終了後における定められた一定期間を含めて禁止されています。
出荷生乳中の薬剤検査も徹底して行われており、残留農薬等についても安全が保たれるしくみ(ポジティブリスト制度による規制)が厳しく運用されています。

4.人は牛乳たんぱく質を分解できない(p.101-102)

【本書内の記述】
●『カゼインの種類により、消化するための酵素は違います。牛乳に含まれるカゼインは主にα型なのに対し、人が消化できるのはβ型です(母乳のカゼインは主にβ型)。前項でふれたとおり、生の牛乳ならα型を分解する酵素もいっしょにとれるので問題はありませんが、現在の牛乳は加熱してあり、酵素は働きません。ですから、牛乳に多く含まれるα型のカゼインは、私たち人間には消化できないのです。(p.101)』

【Jミルクの見解】
 「カゼインは消化されにくい」という主張が、この後の「牛乳の消化が悪く、腸に未消化物がたまり炎症を起こしやすい(p.101)」との主張の根幹になっています。
これは全く事実に反するものです。これは非常に重要なポイントですので以下に詳しく説明します。

 タンパク質はアミノ酸がたくさん繋がった構造の化合物です。タンパク質は三大栄養素の一つですが、人間が本当に必要としているのはそれを構成している個々のアミノ酸です。食物からタンパク質として摂取し、消化管で個々のアミノ酸に分解・吸収し、血流に載って隅々の細胞に運ばれ、DNAに記された設計図に基づいてアミノ酸をつなぎ合わせ、必要なタンパク質を再合成するのです。このために私たちは「タンパク分解酵素」を持っています。ヒトのタンパク質分解酵素はα型、β型どちらのカゼインも消化することができます。人間が牛乳を栄養源として利用する上で、牛乳中の酵素を利用する必要性はありません。体内にもつ酵素によって十分にアミノ酸にまで分解でき栄養として役立てることができます。

 タンパク質にはいろいろなものがあり、その種類によって栄養的価値も異なります。それらの栄養的価値を評価する指標として、アミノ酸価と生物価(文末の解説参照)がよく用いられています。前者は、タンパク質を構成しているアミノ酸のバランスがどれだけヒトが必要とするアミノ酸のバランスに近いか、の指標であり、後者は、食したタンパク質量のうち、どれだけが実際に消化・吸収されてヒトの体内で利用されるか、の指標です。乳タンパクは他の食用に供される一般的なタンパク質に比べて、両指標とも非常に高い価であることが示されています。

 カゼインは水に溶けないタンパク質です。牛乳中に含まれるカゼインは溶けているのではなく、非常に細かい粒子が均等に分散し、安定してその状態が保たれています。カゼインはそうした性質を持つタンパク質です。
 ところが、カゼインは酸性にすると凝固します。この状態のものをカードと呼びます。胃の中は酸性ですから、牛乳は胃の中に入ると凝固してカード状になります。カゼインはこのように胃の中で凝固しますが、それで消化が出来なくなるわけではなく、十二指腸や小腸へ進む中で、ゆっくりと確実に消化は進みます。
カゼインはカルシウムの吸収と非常に深いかかわりのあるタンパク質です。ゆっくり消化されていくことで、カルシウムの吸収効率を高めるうえで意味があると考えられています(「7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)」の項参照)。

 以上のことから乳タンパクは実際に栄養面で非常に高い評価を受けています。著者が言うような「牛乳のカゼインは、もともと人体では消化されにくい成分です」というのは事実ではないことがご理解いただけると思います。

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【本書内の記述】
●『カゼインを頻繁にとると、腸の中に未消化物がたまり、腸内に炎症が起こりやすくなります。すると、便秘・下痢など、腸の症状が起こります。また、人間が消化できないα型カゼインはアレルゲンとなりやすいため、遅延型アレルギーの原因にもなります。(p.101)』

【Jミルクの見解】
 これまでに説明した通り、カゼインも含めて牛乳タンパク質の消化性はその他一般的なタンパク質に比べてとても優れているわけですから、ここでの主張は事実に反するものです。

6.日本人に不足がちな鉄の吸収を阻害する(p.104-105)


【本書内の記述】
●『α型カゼインは、胃に入ると、胃液と反応 して、カードとも呼ばれる乳餅(乳中のタンパク質が酸で凝固したもの)をつくります。(p.104)』
●『胃酸と反応したカードは、粘着力の強いタンパク質となります。これが栄養素の吸収を妨げるのです。多くのビタミン・ミネラルの吸収が妨げられます。(p.104)』

【Jミルクの見解】
 カゼインは胃の中に入るとカードを作るというのは事実です。カゼインのカードが消化されずに胃・腸の中に滞留すれば、あるいは「吸収を妨げる」可能性があるかも知れません。しかし、カゼインは先に説明してきたように、それを構成するアミノ酸のバランス(アミノ酸価)や消化性(生物価)の面から、栄養面で高い評価を得ているタンパク質であり、問題なく消化されます。著者が指摘した原因で、ビタミンやミネラルの吸収が妨げられることはありません。

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【本書内の記述】
●『特に重要なのが「鉄」の吸収が阻害されることです。(p.104)』

【Jミルクの見解】
 ミネラル類の吸収が阻害されるとの著者の主張は、これまでの説明によって誤りであることが解かります。また牛乳中の鉄含量はわずかなもので、牛乳から鉄分供給を期待するのは適切な考え方とは言えません。
 なお、鉄は乳児にとっても必要な栄養素ですが、離乳のころまでは体内に蓄えられた鉄でまかなう仕組みになっています。しかし離乳期を過ぎれば鉄を何らかの栄養源から摂る必要があります。

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【本書内の記述】
●『牛乳を常飲している人は、ビタミン・ミネラル不足による肥満のほか、疲労感、無気力感などもおこることがあります。(p.105)』

【Jミルクの見解】
 既に述べたように、牛乳飲用を原因としてビタミン・ミネラルの吸収が妨げられる事実はありません。従って、それを原因として疲労感・無気力感が生じることもありません。
 なお、牛乳の摂取習慣と肥満との関連性については、全脂肪牛乳(脂肪分を除いていない牛乳)、低脂肪牛乳(脂肪分を取り除いた牛乳)に関わらず、関連性がみられないことを示す疫学研究結果が報告されています。

Smith JD, Hou T, Ludwig DS, Rimm EB, Willett W, Hu FB, Mozaffarian D.
Changes in intake of protein foods, carbohydrate amount and quality, and long-term weight change: results from 3 prospective cohorts.
Am J Clin Nutr. 2015;101:1216–1224.

7.牛乳は骨を強くするどころか弱くする(p.105-109)


【本書内の記述】
●『α型カゼインは、牛乳のカルシウムの吸収率にも深くかかわっています。本来、カルシウムは胃でイオン化(体内で吸収できるようになること)されたあと、腸で吸収され、栄養素として使われます。ところが、牛乳中のカルシウムは、多くがα型カゼインと結合しているため、胃の中でイオン化せず、吸収されにくくなっているのです。(p.105-106)』
●『また、牛乳を加熱滅菌することで、カルシウムはリン酸カルシウム塩という物質に変化し、体はそれを使えなくなります。つまり、牛乳には確かにカルシウムは多く含まれるのですが、体はそれを有効に使うことができないのです。(p.106)』

【Jミルクの見解】
 これらの主張は、カルシウムの吸収メカニズムから事実誤認の内容と言えます。
カゼインは構造中にリン酸構造を含んでおり、カルシウムはこのリン酸部分に結合しやすく、そのためカルシウムはカゼインに保持されています。この性質が、カルシウムの吸収を助けています。
カゼインは胃の中に入ると凝固してカード状になります。この時リン酸とカルシウムの間のつながりが一旦切れて、カルシウムはカルシウムイオンとして胃液中に溶けだすと考えられます。
カード状になったカゼインの方は、消化が比較的ゆっくり進みます。十二指腸や小腸へ進んでからも消化液が分泌されて、そこで消化が進んでいくものもあります。
 胃の中で遊離状態となったカルシウムイオンの方ですが、これらは胃の中では吸収されずに、そのまま十二指腸や小腸へと進んでいきます。ところが、胃の中は強い酸性状態にありますが、十二指腸へ行くと、膵臓などから分泌される消化液のため、一転して環境がアルカリ性に変化していきます。
ナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属類を除いて、殆どの金属元素はアルカリ側で不溶性の塩を作る性質を持っています。
 つまりカルシウムは胃の中ではイオンの形で溶けていたものが、腸へ行くと遊離のカルシウムイオンとして存在する割合がぐっと減ってしまい、そのままだと吸収効率が悪くなってしまうのです。
ここでこれらイオン化しにくい金属類の吸収を助けるのが、カゼインホスホペプチド(CPP)です。このペプチドが共存すると、カルシウムを良く捕まえて、その上さらに腸管からの吸収を助けることが解明されています(文末の解説参照)。

 カルシウムを含む食品は多数ありますが、牛乳中のカルシウムは特に吸収効率が高いことが知られており、それはこうしたメカニズムの存在によると考えられています。
小野伴忠、乳タンパク質におけるカルシウム動態とその応用、Milk Science Vol.54 No.2 2005

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【本書内の記述】
●『有効に使えないだけならまだしも、実は、牛乳を飲むとかえって体内のカルシウムが排出されるという現象が見られます。そのメカニズムはこうです。牛乳を飲むと、消化されにくいタンパク質を多くとることになり、腸の中にタンパク質の構成成分である残留物がふえます。この窒素残留物が吸収されて血液中にふえると、血液が酸性に傾きそうになるため、体はそれを元来の弱アルカリ性に戻そうとします。血液のpH(酸・アルカリ度)は、常に弱アルカリ性の狭い範囲で保たれるようにできているからです。血液を弱アルカリ性に戻すために、体は血液中のカルシウムをふやします。体内のカルシウムは、血液を弱アルカリ性に保つ役目もしているのです。そのために必要なカルシウムは、骨から溶かし出されます。(p.106-107)』

【Jミルクの見解】
既に述べた通り、牛乳タンパク質の消化性はその他一般的なタンパク質に比べて格段に優れていることから、ここでの主張は事実に反しています。
 血液の恒常性を維持するためのカルシウム溶出は、生物としての生体反応(文末の解説参照)であり、牛乳飲用を原因としたものではありません。

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【本書内の記述】
●『2014年に話題となった、スウェーデンの大規模研究では、牛乳を多く飲んだ人のほうが寿命が短く、女性では骨折がふえるというデータが出ました。(p.107)』


【Jミルクの見解】
 「2014年に話題となったスウェーデンの大規模研究」というのは、Michaëlssonらが報告したスウェーデンのコホート研究*の論文1)のことで、牛乳摂取と死亡率、女性の骨折との間に相関が見出されたとするものです。牛乳についての否定的な情報として当時国内外のメディアで多く取り上げられ注目を集めました。
しかし、この研究結果は、ほぼ同時に日本から発表された論文2)を始め、従来から報告されている同種の論文とは矛盾する内容でもあるので、発表当初から疑問視する向きも強かったのです。
 実際その後、この論文の執筆者ら自身が、彼らの上記コホート研究1)を含めて他の類似研究のシステマティックレビュー*を行った結果として、「牛乳摂取と死亡率との間には一貫した関係性は見られなかった」と報告しているのです3)。
しかしながら、著者はそのことには全く触れていません。事実を認識していないとしたら、このような情報を発信する上で不勉強と言わざるを得ません。
 なお、この種の論文については、その後他のグループからも上記1)の論文を含む29件の前向きコホート研究システマティックレビュー4)が報告されており、その中では、論文1)の異質性の高さが指摘されています。つまり他の論文に比べて結果の内容がかけ離れているということです。論文1)は対象者がスウェーデン人ということですが、このように結果に異質性の見られる場合は、その結果が本当だとするなら、その原因として、他の集団にはない、この集団に特有の生活習慣などを検証すべきだとされています。

1) Milk intake and risk of mortality and fractures in women and men: Cohort studies. Michaëlsson et al,
BMJ. 2014;349:g6015. doi: 10.1136/bmj.g6015.
2) Milk drinking and mortality: Findings from the Japan collaborative cohort study. Wang et al,
J. Epidemiol. 2015;25:66–73. doi: 10.2188/jea.JE20140081
3) Milk Consumption and Mortality from All Causes, Cardiovascular Disease, and Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis, Larsson et al,
Nutrients 2015:7:7749-63. doi:10.3390/nu7095363.
4) Milk and dairy consumption and risk of cardiovascular diseases and all-cause mortality: dose–response meta-analysis of prospective cohort studies. Guo et al,
Eur J Epidemiol. 2017 Apr;32(4):269-287.

【参考】

●アミノ酸価と生物価について


 牛乳に含まれるタンパク質が栄養面で高い評価を受けている理由として、タンパク質を構成するアミノ酸のバランスが、ヒトが必要とするアミノ酸のバランスに極めて近似していることが挙げられます。このバランスの度合を表す指標として「アミノ酸価」がありますが、牛乳に含まれるタンパク質のアミノ酸価は非常に高いことが知られています。

食品たんぱく質の栄養価としての「アミノ酸スコア」 日本食品分析センター
http://www.jfrl.or.jp/jfrlnews/files/news_no46.pdf

 別の評価法として「生物価」という指標もあります。評価したいタンパク質を含む食餌とタンパク質を全く含まない食餌をそれぞれ被験者に食してもらい、夫々のサンプル中の窒素含量、便や尿中の窒素含量などを測定することで、被験者が食した当該タンパク質のうちどれだけの分が実際に消化・吸収されて体内に取り込まれたかを測定することができます。当該タンパク質の生物価は全卵タンパク質を100としたときの比(生物価という)で表すことになっています。これによると牛肉:80、米:59、小麦:54、大豆:74に対して牛乳:91と、牛乳タンパク質の生物価は非常に高い価であることが示されています。
「乳製品製造学」p.204-208 伊藤肇躬著 光琳

●「血液の恒常性を維持するためのカルシウム溶出は生物としての生体反応」の意味

 カルシウムは骨を構成する成分としてだけでなく、細胞の営みに非常に重要な役割を担っている元素です。そのためカルシウムの血中濃度は常に一定に保たれる仕組みになっています(生体恒常性維持)。血中のカルシウム濃度が減ると骨からカルシウムを溶出させ、それを補う仕組みになっています。骨はそういうまさかの時のための貯蔵庫の役割も持っているわけです。体はまさに骨身を削って、そうした事態に対応しようとしているわけです。こうした事態を避けるために恒常的なカルシウム摂取が重要なわけですが、現状日本人のカルシウムの一日当たりの摂取量はその推奨量を充たしていないとされています。

●カゼインホスホペプチド(CPP)とカルシウムの吸収について


 カゼインはタンパク質ですからアミノ酸が多数つながった構造をしていますが、その配列の中でセリンというアミノ酸が多数集まっているところがあります。セリンはリン酸が結合できる構造になっていて、このリン酸にカルシウムが結合することによって、カルシウムはカゼインに安定して保持されるようになっています。つまり牛乳中に存在する全カルシウムのうち、約2/3は遊離のカルシウムイオンとしてではなく、上記のようにリン酸化されたカゼインに結合・保持されており、カルシウムは全体として析出することなく、安定に分散して存在しています。

 胃の中は酸性ですから、カゼインは胃の中に入ると凝固してカード状になります。この時リン酸とカルシウムの間のつながりが一旦切れて、カルシウムはカルシウムイオンとして胃液中に溶けだすと考えられます。

 カード状になったカゼインの方は、消化が比較的ゆっくり進みます。アミノ酸がいくつかつながった化合物でそれほど分子量の大きくないものをペプチドと云いますが、タンパク質は最初いくつかの場所でハサミが入ってペプチドに切断され、その後さらに細断されて個々のアミノ酸までに分解されていきます。いくつかのペプチド断片を経て分解が進んでいきますが、胃の中にあるうちに全部分解されてしまうわけではなく、十二指腸や小腸へ進んでからも消化液が分泌されて、そこで消化が進んでいくものもあります。

 ここでカゼインに特徴的なのが、消化が進む過程で生成するカゼインホスホペプチド(CPP)です。前に「カゼインにはセリンというアミノ酸が多数集まっているところがあり、それらセリンはリン酸化されている」と記しました。これらの部分がバラバラにならずペプチドとして切り出されるのです。ここで「ホスホ」というのはリン酸化されている、という意味です。このペプチドについているリン酸は、カルシウムがよく結合できる性質をもっています。カルシウムをよく捕まえる能力を持つと言い換えても良いでしょう。

 一方、胃の中で遊離状態となったカルシウムイオンの方ですが、これらは胃の中では吸収されずに、そのまま十二指腸や小腸へと進んでいきます。ところが、胃の中は強い酸性状態にありますが、十二指腸へ行くと、膵臓などから分泌される消化液のため、一転して環境がアルカリ性に変化していきます。

 中学生時代、理科の実験で、カルシウムイオンを含んだ水溶液にアルカリを加えると水酸化カルシウムの白い沈殿を生じるのを覚えておられる方も多いと思いますが、ナトリウムやカリウムのようなアルカリ金属類を除いて、殆どの金属元素はアルカリ側で不溶性の塩を作る性質を持っています。つまりカルシウムは胃の中ではイオンの形で溶けていたものが、腸へ行くと遊離のカルシウムイオンとして存在する割合がぐっと減ってしまい、そのままだと吸収効率が悪くなってしまうのです。

 ここでこれらイオン化しにくい金属類の吸収を助けるのが、先ほど説明したカゼインホスホペプチド(CPP)です。このペプチドが共存すると、カルシウムを良く捕まえて、その上さらに腸管からの吸収を助けることが解明されているのです(ペプチドごと吸収されるのではないかという説もあります)。カルシウムを含む食品は多数ありますが、牛乳中のカルシウムは特に吸収効率が高いことが知られており、それはこうしたメカニズムの存在によると考えられています。

●コホート研究とは


 「コホート」とは、もともとは「集団」を意味する言葉で、 大勢の集団について個別に生活習慣についての情報を集め、10年以上の長期にわたって疾病の発症に関する追跡を行うことによって、 どのような生活習慣がどのような疾病の発症に関連しているのかを 明らかにすることを目的とする研究。

●システマティックレビュー(メタアナリシス)

 単一のコホート研究としてではなく、複数の類似疫学研究をあらかじめ定められたプロトコルに従って統合的に解析するもので、単一研究に比べて格段に信頼性が増すといわれている。


【修正履歴】

(平成29年11月2日)


●Jミルクの解説文の中で、たんぱく質、タンパク質、たんぱく、タンパク等の術語が混在していましたが、これを「タンパク質」に統一しました。

●『また、加熱によってたんぱく質も変性して、消化・吸収されにくくなり、(p.99)』に対する説明の項で「むしろ「変性」によって消化酵素の作用を受けやすくなり、消化・吸収されやすくなります。」という一文を追加しました。

●『カゼインの種類により、消化するための酵素は違います。牛乳に含まれるカゼインは主にα型なのに対し、人が消化できるのはβ型です(母乳のカゼインは主にβ型)。前項でふれたとおり、生の牛乳ならα型を分解する酵素もいっしょにとれるので問題はありませんが、現在の牛乳は加熱してあり、酵素は働きません。ですから、牛乳に多く含まれるα型のカゼインは、私たち人間には消化できないのです。(p.101)』に対する説明の項で「DNAによりたんぱく質を再合成するのです。」を「DNAに記された設計図に基づいてアミノ酸をつなぎ合わせ、必要なタンパク質を再合成するのです。」に修正しました。同一箇所でさらに「ヒトのタンパク質分解酵素はα型、β型どちらのカゼインも消化することができます。」の一文を追加しました。

注)著者は、牛乳中カゼインのヒトの消化能力に関して、「人が消化できるのはβ型だけで、α型はできない」旨述べていますが、これは完全に誤りであって、ヒトのタンパク質分解酵素はα型、β型どちらのカゼインも消化することができます。
https://www.j-milk.jp/sp/gyokai/news/hn0mvm0000005cb8.html

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