実際、北海道は地熱や風力の宝庫。自然エネルギー開発に大きく舵を切るべし。

原発にしがみついている電力会社は、原発をやっていれば大きく儲かるからだ。しかし、結局いつかは廃炉をしなければならず、廃炉になれば一挙にいろいろなコストが表面化する。廃炉をしないで続けようとするだろうが、地震国日本ではとても危険なことだ。20年運転延長は地震のない国で可能なことであり、地震国ではとても危険なことだ。

自然条件の違う欧米の真似をしては、地震国日本は単に破滅へまっしぐらになるだけ。

現状での可能性という話だが、今50代後半、または60代であれば、原発再稼働の方が多分経済的には有利。つまり、生きているうちに災害で大規模事故が起こる確率はまあ半々程度。

しかし、例えば今20代から40代ぐらいであれば、将来は40年とか50年はある。仮に大災害が起こらなくても廃炉はやることになる。結局、廃炉をやるのであれば、早いうちにやってしまい、次の発電手段、具体的には地熱発電の進化系のはずだが、それをやって行った方がいい。

今の電力会社は50代、60代が抑えている面があり、20代から30代は彼らを信じ込んでいるのではないだろうか。多分、役所もそう。

そもそも、福島県は今後10年とか20年で相当な健康被害が出る。その負担はかなりのもののはずで、10年以内に退職するなら何とかなるが、30年後に退職年齢になるような公務員は大変だ。

財政赤字がいくら積み上がっても平気だという論調が2010年ぐらいまではかなり多かった。今では、さすがにそういったことを言う方はほとんどいない。たったの4年前のことがここまで変わるのだ。

公務員の方たちは現状を甘く見ない方がいい。現状でいい立場にいる方ほど、将来、きつい立場に追い込まれる可能性が高い。