★阿修羅♪ > 医療崩壊4 > 846.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
認知症の早期発見は危険!無駄な医療費や薬の副作用、心の不安など「害」大きく(Business Journal)
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/846.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 3 月 15 日 00:47:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

認知症の早期発見は危険!無駄な医療費や薬の副作用、心の不安など「害」大きく
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14239.html
2016.03.15 文=名郷直樹/武蔵国分寺公園クリニック Business Journal


 認知症の早期発見に関して否定的な発言ばかりしていると、認知症医療の邪魔をするなとお叱りを受けたりすることがあります。しかし、筆者は早期発見はやめたほうがいいとは言っていますが、認知症の医療が無駄とは一切言っていません。認知症で困っている患者さんやその家族に対してどのような医療を提供するか、それは重要な課題ですし、今まさに筆者自身が日々の医師としての活動のなかで取り組んでいることでもあります。

 認知症の診断や治療を考える場合、日常生活で不都合があるかどうかというのが一番の目安です。生活上困ったことがなければ、あまり慌てていろいろしないほうがいいかもしれないのです。困らない限り認知症には向き合わないほうがいい。困ってから対処すればいいというのが筆者の考えです。

「困ってからでは遅い」という反論がなされますが、確かにそのようなことはあります。「もっと早く気が付いていれば」と、後悔するようなことが現実にはよくあるでしょう。認知症に気づかず、道に迷って行方不明になってしまったとか、火の不始末で火事を起こしてしまった、あるいは自動車事故を起こしてしまったというようなケースは珍しくありません。そういう人たちに対して早く対処するメリットというのは、確かにあるわけです。

 しかし早期発見にはメリットばかりではありません。デメリットも多くあり、早期であればあるほど問題になりやすい面があります。逆にメリットのほうは早期であればあるほど小さい面があり、あまりに早く気づきすぎると、小さいメリットと大きなデメリットで全体としては害のほうが大きい可能性が高くなります。

 つまり、早ければ早いほどいいということではないのですが、遅ければ遅いほうがいいというわけでもありません。その中間のちょうどいいところで診断し、治療ができればいいわけです。そのちょうどいいところというのが、生活レベルで何か不都合が起きてきたところではないかというわけです。

 本人や家族が、日常生活でなんの問題がないにもかかわらず早期に認知症だと診断されると、医療費がかかり、心理的にも不安になるだけで、何もいいことがないという場合もあるわけです。困っていることがないわけですから、医療を受けても何もメリットがないかもしれず、逆に医療費や薬の副作用という害だけという状況に陥りやすいわけです。

 認知症にとって大事なのは早期発見ではありません。認知症患者の生活上の困難をきちんと把握し、それに対処することです。

(文=名郷直樹/武蔵国分寺公園クリニック)
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 医療崩壊4掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
医療崩壊4掲示板  
次へ