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遊びぢやない 余儀ない命である(大門みきし)
http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/583.html
投稿者 gataro 日時 2014 年 3 月 31 日 19:19:28: KbIx4LOvH6Ccw
 

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1390203577868791

https://fbcdn-sphotos-h-a.akamaihd.net/hphotos-ak-frc1/t1.0-9/10151798_1390203577868791_1063762071_n.jpg
 
 

〈 遊びぢやない 余儀ない命である 〉

週刊新潮の記事をみて、これはけっきょく若いふたりを祝福してくれている記事ではないかとおもいました。
何日も夜も眠らずふたりを追いかけ続けた記者さん、ごくろうさん。

恋する若者たちをみると、恋よ実れと願わずにはいられない。
実らぬ恋もあるのだから。

18歳のとき、つき合っていた彼女が『智恵子抄』の一詩を手紙に書いて送ってくれました。

人に

遊びぢやない
暇つぶしぢやない
あなたが私に会ひに来る
――画もかかず、本も読まず、仕事もせず――
そして二日でも、三日でも
笑ひ、戯れ、飛びはね、又抱き
さんざ時間をちぢめ
数日を一瞬に果す

ああ、けれども
それは遊びぢやない
暇つぶしぢやない
充ちあふれた我等の余儀ない命である
生である
力である
浪費に過ぎ過多に走るものの様に見える
八月の自然の豊富さを
あの山の奥に花さき朽ちる草草や
声を発する日の光や
無限に動く雲のむれや
ありあまる雷霆(らいてい)や
雨や水や
緑や赤や青や黄や
世界にふき出る勢力を
無駄づかひと何(ど)うして言へよう
あなたは私に躍り
私はあなたにうたひ
刻刻の生を一ぱいに歩むのだ
本を抛(なげう)つ刹那の私と
本を開く刹那の私と
私の量は同(おんな)じだ
空疎な精励と
空疎な遊惰とを
私に関して聯想してはいけない
愛する心のはちきれた時
あなたは私に会ひに来る
すべてを棄て、すべてをのり超え
すべてをふみにじり
又嬉嬉として

おかげで大学受験は失敗したけれど、なにも悔いはない。
いまは幸せにくらしておられるようだし。

この詩を恋するふたりに贈りたい。

(絵は坂本富江さんの『智恵子抄の旅』より)

--------------------------------------

 
田中 恒雄 あの記事に「革命的接吻」というスキャンダラスであるかのような、意図的な見出しが付いていました。新潮の記者に問いたい。見出しをつけた以上「革命的接吻」と「保守的接吻」との違いは何かと。でも、この『智恵子抄』の詩を読んでどうでも良くなりました。「あなたは私に躍り 私はあなたにうたひ 刻刻の生を一ぱいに歩むのだ」。二人にたくさんの幸あれ!大門さん、ありがとうございます。

==============================================

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 大胆「路チュー」撮られ、「今、幸せです!」 共産党アイドル・吉良佳子議員の熱烈恋愛(J-CAST)
http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/396.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 3 月 27 日 10:23:53: EaaOcpw/cGfrA
 

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コメント
 
01. 2014年3月31日 21:11:44 : K2IvysfbEo
気持ちはわかる。

それぞれの人生を
謳歌しようね。


02. 2014年4月01日 06:59:04 : kSTFYkM3Gg
低俗なマスコミなんか無視すれば良いんだ。

03. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 16:05:42 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

光太郎の同時代の同系統の詩篇なら、私は『人類の泉』の方が好きだな。

===============

人類の泉

世界がわかわかしい緑になつて
青い雨がまた降つて来ます
この雨の音が
むらがり起る生物のいのちのあらはれとなつて
いつも私を堪らなくおびやかすのです
そして私のいきり立つ魂は
私を乗り超え私を脱れて
づんづんと私を作つてゆくのです
いま死んで いま生まれるのです
二時が三時になり
青葉のさきから又も若葉の萠え出すやうに
今日もこの魂の加速度を
自分ながら胸一ぱいに感じてゐました
そして極度の静寂をたもつて
ぢつと坐つてゐました
自然と涙が流れ
抱きしめる様にあなたを思ひつめてゐました
あなたは本当に私の半身です
あなたが一番たしかに私の信を握り
あなたこそ私の肉身の痛烈を奥底から分つのです
私にはあなたがある
あなたがある
私はかなり残酷に人間の孤独を味つて来たのです
おそろしい自棄の境にまで飛び込んだのをあなたは知つて居ます
私の生(いのち)を根から見てくれるのは
私を全部に解してくれるのは
ただあなたです
私は自分のゆく道の開路者(ピオニエエ)です
私の正しさは草木の正しさです
ああ あなたは其を生きた眼で見てくれるのです
もとよりあなたはあなたのいのちを持つてゐます
あなたは海水の流動する力を持つてゐます
あなたが私にある事は
微笑が私にある事です
あなたによつて私の生(いのち)は複雑になり 豊富になります
そして孤独を知りつつ 孤独を感じないのです
私は今生きてゐる社会で
もう萬人の通る通路から数歩自分の路に踏み込みました
もう共に手を取る友達はありません
ただ互に或る部分を了解し合ふ友達があるのみです
私は此の孤独を悲しまなくなりました
此は自然であり 又必然であるのですから
そして此の孤独に満足さへしようとするのです
けれども
私にあなたが無いとしたら−
ああ それは想像も出来ません
想像するのも愚かです
私にはあなたがある
あなたがある
そしてあなたの内には大きな愛の世界があります
私は人から離れて孤独になりながら
あなたを通じて再び人類の生きた気息に接します
ヒユウマニテイの中に活躍します
すべてから脱却して
ただあなたに向ふのです
深いとほい人類の泉に肌をひたすのです
あなたは私の為めに生まれたのだ
私にはあなたがある
あなたがある あなたがある

===============

光太郎が賢治を頼って岩手に移り住んだのは、“偶然ではなく必然”と思う私です。


04. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 16:30:54 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

でも、光太郎の詩篇の“真骨頂”は、こういう“純真・純愛路線”では無い。決して。

===============

道程(原型)

どこかに通じてゐる大道を僕は歩いてゐるのぢやない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立つてゐる
何といふ曲りくねり
迷ひまよつた道だらう
自堕落に消え滅びかけたあの道
絶望に閉ぢ込められかけたあの道
幼い苦悩にもみつぶれたあの道
ふり返つてみると
自分の道は戦慄に値ひする
四離滅裂な
又むざんな此の光景を見て
誰がこれを
生命(いのち)の道と信ずるだらう
それだのに
やつぱり此が生命(いのち)に導く道だつた
そして僕は此処まで来てしまつた
此のさんたんたる自分の道を見て
僕は自然の広大ないつくしみに涙を流すのだ
あのやくざに見えた道の中から
生命(いのち)の意味をはつきり見せてくれたのは自然だ
これこそ厳格な父の愛だ
子供になり切つたありがたさを僕はしみじみと思つた
たうとう自分をつかまへたのだ
恰度そのとき事態は一変した
俄かに眼前にあるものは光を放出し
空も地面も沸く様に動き出した
そのまに
自然は微笑をのこして僕の手から
永遠の地平線へ姿をかくした
そしてその気魄が宇宙に充ちみちた
驚いてゐる僕の魂は
いきなり「歩け」といふ声につらぬかれた
僕は武者ぶるひをした
僕は子供の使命を全身に感じた
子供の使命!
僕の肩は重くなつた
そして僕はもうたよる手が無くなつた
無意識にたよつていた手が無くなつた
ただ此の宇宙に充ちみちてゐる父を信じて
自分の全身をなげうつのだ
僕ははじめ一歩も歩けない事を経験した
かなり長い間
冷たい油の汗を流しながら
一つところにたちつくして居た
僕は心を集めて父の胸にふれた
すると
僕の足はひとりでに動き出した
不思議に僕は或る自憑の境を得た
僕はどう行かうとも思はない
どの道をとらうとも思はない
僕の前には広漠とした岩畳な一面の風景がひろがつてゐる
その間に花が咲き水が流れてゐる
石があり絶壁がある
それがみないきいきとしてゐる
僕はただあの不思議な自憑の督促のままに歩いてゆく
しかし四方は気味の悪い程静かだ
恐ろしい世界の果へ行つてしまふのかと思ふ時もある
寂しさはつんぼのように苦しいものだ
僕はその時又父にいのる
父はその風景の間に僅かながら勇ましく同じ方へ歩いてゆく人間を僕に見せてくれる
同属を喜ぶ人間の性に僕はふるへ立つ
声をあげて祝福を伝へる
そしてあの永遠の地平線を前にして胸のすく程深い呼吸をするのだ
僕の眼が開けるに従つて
四方の風景は其の部分を明らかに僕に示す
生育のいい草の陰に小さい人間のうぢやうぢや這ひまはつて居るのもみえる
彼等も僕も
大きな人類といふものの一部分だ
しかし人類は無駄なものを棄て腐らしても惜しまない
人間は鮭の卵だ
千万人の中で百人も残れば
人類は永久に絶えやしない
棄て腐らすのを見越して
自然は人類の為め人間を沢山つくるのだ
腐るものは腐れ
自然に背いたものはみな腐る
僕は今のところ彼等にかまつてゐられない
もつと此の風景に養はれ育まれて
自分を自分らしく伸ばさねばならぬ
子供は父のいつくしみに報いたい気を燃やしてゐるのだ
ああ
人類の道程は遠い
そして其の大道はない
自然の子供等が全身の力で拓いて行かねばならないのだ
歩け、歩け
どんなものが出て来ても乗り越して歩け
この光り輝く風景の中に踏み込んでゆけ
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、父よ
僕を一人立ちにさせた父よ
僕から目を離さないで守ることをせよ
常に父の気魄を僕に充たせよ
この遠い道程のため

===============

投稿主『gataro』さん、貴方が“腐らせ捨てられる”鮭のタマゴでない事を祈らせて頂きます。


05. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 16:34:20 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

光太郎という人間、詩人を語るのに、“牛”というキワードは外せません。
私が勝手に“牛3部作”と名づけた光太郎の詩篇を紹介したい。

その1
===============

牛はのろのろと歩く
牛は野でも山でも道でも川でも
自分の行きたいところへは
まっすぐに行く
牛はただでは飛ばない、ただでは躍らない
がちり、がちりと
牛は砂を掘り土をはねとばし
やっぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐことをしない
牛は力一ぱいに地面を頼って行く
自分を載せている自然の力を信じきって行く
ひと足、ひと足、牛は自分の力を味はって行く
ふみ出す足は必然だ
うはの空の事ではない
是でも非でも
出さないではいられない足を出す
牛だ
出したが最後
牛は跡へはかへらない
足が地面へめり込んでもかへらない
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛はがむしゃらではない
けれどもかなりがむしゃらだ
邪魔なものは日本の角にひっかける
牛は非道をしない
牛はただ為たい事をする
自然に為たくなる事をする
牛は判断をしない
けれども牛は正直だ
牛は為たくなって為た事に後悔をしない
牛の為た事は牛の地震を強くする
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
自然を信じ切って
自然に身を任して
がちり、がちりと自然につつ込み食ひ込んで
遅れても、先になっても
自分の道を自分で行く
雲にものらない
雨をも呼ばない
水の上をも泳がない
堅い大地に蹄をつけて
牛は平凡な大地を行く
やくざな架空の地面にだまされない
ひとをうらやましいとも思はない
牛は自分の孤独をちゃんと知っている
牛は食べたものを又食べながら
ぢっと寂しさをふんごたへ
さらに深く、さらに大きい孤独の中にはいって行く
牛はもうと啼いて
その時自然によびかける
自然はやっぱりもうとこたへる
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は馬鹿に大まかで、かなり無器用だ
思ひ立ってもやるまでが大変だ
やりはじめてもきびきびとは行かない
けれども牛は馬鹿に敏感だ
三里さきのけだものの声をききわける
最善最美を直覚する
未来を明らかに予感する
見よ
牛の眼は叡智にかがやく
その眼は自然の形と魂とを一緒に見ぬく
形のおもちゃを喜ばない
魂の影に魅せられない
うるほひのあるやさしい牛の眼
まつ毛の長い黒眼がちの牛の眼
永遠を日常によび生かす牛の眼
牛の眼は聖者の目だ
牛は自然をその通りにぢっと見る
見つめる
きょろきょろときょろつかない
眼に角も立てない
牛が自然を見る事は牛が自分を見る事だ
外を見ると一緒に内が見え
内を見ると一緒に外が見える
これは牛にとっての努力ぢゃない
牛にとっての当然だ
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は随分強情だ
けれどもむやみとは争はない
争はなければならないときしか争はない
ふだんはすべてをただ聞いている
そして自分の仕事をしている
生命をくだいて力を出す
牛の力は強い
しかし牛の力は潜力だ
弾機(ばね)ではない
ねぢだ
坂に車を引き上げるねぢの力だ
牛が邪魔者をつつかけてはねとばす時は きれ離れのいい手際だが
牛の力はねばりっこい
邪悪な闘牛者(トレアドル)の刃にかかる時でも
十本二十本の槍を総身に立てられて
よろけながらもつっかける
つっかける
牛の力はかうも悲壮だ
牛の力はかうも偉大だ
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
歩きながら草を食ふ
大地から生えている草を食ふ
そして大きな体を肥す
利口でやさしい眼と
なつこい舌と
かたい爪と
厳粛な二本の角と
愛情に満ちた啼声と
すばらしい筋肉と
正直な涎(よだれ)を持った大きな牛
牛はのろのろと歩く
牛は大地をふみしめて歩く
牛は平凡な大地を歩く

===============

共産党の力は、まさしく“ネジの力”だと、私は素直に評価しています。


06. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 16:40:19 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

勝手に“光太郎の牛3部作”の続き・・・

その2
===============

岩手の人

岩手の人眼静かに、
鼻梁秀で、
おとがひ堅固に張りて、
口方形なり。

余もともと彫刻の技芸に游ぶ。
たまたま岩手の地に来り住して、
天の余に与ふるもの
斯の如き重厚の造型なるを喜ぶ。

岩手の人沈深牛の如し。
両角の間に天球をいただいて立つ
かの古代エジプトの石牛に似たり。

地を往きて走らず、
企てて草卒ならず、
つひにその成すべきを成す。

斧をふるつて巨木を削り、
この山間にありて作らんかな、
ニツポンの背骨岩手の地に
未見の運命を担ふ牛の如き魂の造型を。

===============

田舎の純朴な娘だった妻・智恵子が、都会の“狂気”で都会で死に、
根っからの都会人の光太郎を幾重もの苦渋の末、貧しくモノグラフな岩手の田舎に置く皮肉。
光太郎の本当の“心境”は忖度するしかないが、それでも現実を受け入れ肯定することでしか、
自らの精神の平衡を保てなかったのではないか、と、高村山荘の裏山を歩きながら思索したものです。


07. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 16:46:27 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

勝手に“光太郎の牛3部作”の最後・・・

その3
===============


鈍牛の言葉

二重底の内生活はなくなつた。
思索のつきあたりにいつでも頑として
一隅におれを閉ぢこめていたあの壁が
今度こそ崩壊した。
その壁のかけらはまだ
思ひもかけず足にひつかかる事もあるが、
結局かけらは蹴とばすだけだ。

物心ついて以来のおれの世界の開闢で
どうやら胸がせいせいしてきた。
おれはのろのろのろいから
手をかへすやうにてきぱきと、
眼に立つやうな華やかな飛び上つた
さういふ切りかへは出来山ないが、
おれの思索の向ふところ
東西南北あけつぱなしだ。

天命のやうにあらがひ難い
思惟以前の邪魔は消えた。
今こそ自己の責任に於いて考へるのみだ。
随分高い代価だつたが、
今は一切を失つて一切を得た。

裸で孤独で営養不良で年とつたが、
おれは今までになく心ゆたかで、
おれと同じ下積みの連中と同格で、
痩せさらばへても二本の角がまだあるし、
余命いくばくもないのがおれを緊張させる。

おれの一刻は一年にあたり、
時間の密度はプラチナだ。
おれはもともと楽天家だから
どんな時にもめそめそしない。

いま民族は一つの条件の下にあるから
勝手な歩みの許されないのは当前だ。
思索と批評と反省とは
天上天下誰がはばまう。
日本産のおれは日本産の声を出す。
それが世界共通の声なのだ。

おれはのろまな牛こだが
じりじりまつすぐにやるばかりだ。
一九五〇年といふ年に
こんな事を言はねばならない牛こがいる。

===============

“牛”に自然界や天の摂理をなぞらえ敬いつつ、、
運命が放り込んだ貧しくも美しい岩手の山々に癒されながらその岩手の人間に“牛”を発見し、
そして、ついに、ここで自らをその“牛”と同化させる。

光太郎の苦悩や煩悶が“昇華”した瞬間だ、と確信する私です。


08. 2014年4月01日 16:48:17 : 2gv50ugmGw
すげーな。 智恵子抄まで出てくるとは!とってもいい詩だ、内実だ。

が敢えて、ヤボを言わせよーーー

その香りにふるえながら、
その髪の中で深呼吸をする時、

とうとう何十ベクレルも吸気被ばくする街になってしまったんだよ、東京は。(東京の人の髪の毛を放射能測定した報告を参照)


あざ嗤うのは簡単だ。が、無知に過ぎる。
ベクレた愛で、子どもは どーなる?


日本人の火葬も、もはや禁止すべきだ。

汚染は、福島だけでなくなってしまった今。恐ろしい中で子供が暮させられている。そんな中で「愛を謳う」。

ゴルバチョフは一週間でセメント詰にした。
ィ エロ・モンキーは3年経っても、燃やし噴出させるのを、
中止させてもらえない!


大阪でさえも奇病が増加してるそうじゃないか
事実の持つ意味の怖さを無視しすぎる「弱者の味方」でいいのか
福島の子どもたちが手遅れになってもいいのか!

感度高く奮起してくれ!



09. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 16:51:10 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

そして、光太郎の詩篇の“最高傑作(集大成・究極体)”と捉えるのが、次の詩です。

===============

報告(智恵子に)

日本はすつかり変りました。
あなたの身ぶるひする程いやがつてゐた
あの傍若無人のがさつな階級が
とにかく存在しないことになりました。
すつかり変つたといつても、
それは他力による変革で
(日本の再教育と人はいひます。)
内からの爆発であなたのやうに、
あんないきいきした新しい世界を
命にかけてしんから望んだ
さういふ自力で得たのでないことが
あなたの前では恥しい。
あなたこそまことの自由を求めました。
求められない鉄の囲の中にゐて、
あなたがあんなに求めたものは、
結局あなたを此世の意識の外に逐ひ、
あなたの頭をこはしました。
あなたの苦しみを今こそ思ふ。
日本の形は変りましたが、
あの苦しみを持たないわれわれの変革を
あなたに報告するのはつらいことです。

===============

投稿主『gataro』さん。

“あの苦しみを持たない我々”は、その上っ面の“変革”の70年後に、
今、何を考え、何を為さねばならないのでしょうか?

あなたの、ここ阿修羅掲示板での“立ち位置”は別にして、
あなたの“共産党愛”は確かだと思いますゆえ・・・


10. 日高見連邦共和国 2014年4月01日 17:01:17 : ZtjAE5Qu8buIw : lt7TdFOYcQ

>08さん

私は岩手の人間ですが、福島は第二の故郷だと思っています。

特に親類や縁者がいる訳ではありませんが、
中学の卒業旅行で初めて会津盆地を訪れた時、
「あ、ここ知ってる」という激しいデジャヴにおそわれました。
(そういえば、我が小学校の時分、学芸会で“白虎隊”を演じました)

私の新婚旅行はいわき周辺でした。
その後も、長男が小さいときは、もっぱら福島に果実狩りに出かけたり、
喜多方にラーメン食いに毎年のように通いつめました。

学生の時、社会人になってと、何度も郡山出身の方との出会いもありました。

だからこそ、その福島の大地や“安達太良山の山の上”の青空を汚したフクイチ事故と、
それに対する政府や東電の対応が許せないのです、絶対に・・・



11. 2014年4月02日 22:24:23 : K2IvysfbEo
すばらしい詩の数々、
ありがとうございます。

珠玉のセンテンス
肝心はここですね。

--------

いま民族は一つの条件の下にあるから
勝手な歩みの許されないのは当前だ。
思索と批評と反省とは
天上天下誰がはばまう。
日本産のおれは日本産の声を出す。
それが世界共通の声なのだ。

おれはのろまな牛こだが
じりじりまつすぐにやるばかりだ。
一九五〇年といふ年に
こんな事を言はねばならない牛こがいる。

-----------

これが真っ当な自覚的人間である
精一杯の人生の謳歌であると思います。


12. 日高見連邦共和国 2014年4月03日 13:01:15 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk

>11さん

長い詩の引用を続けて、少しスレッド汚しになちゃったかと心配です。

光太郎は、戦前戦中に、たくさんの“戦意高揚”の詩を多数書き、
前途ある若者を多数戦地(死地)に赴かせたことを、一生後悔し続けました。
そういう人だからこそ、私は光太郎の言葉の一つ一つに“金以上の価値”を見出します。

戦勝に浮かれ、戦争を賛美した大日本帝国(国民)の空気に押され、
あるいは確信犯的に権力や軍部に靡いて“戦争肯定”の発信をした数多の文化人が、
敗戦後、自らの行動に口をつぐみ、知らん振りした姿とあまりにも対照的です・・・

『牛こ』は、正しく岩手のことばで語ると『べご』『べいご』『べごっこ』といいます。
光太郎の『べご』の歩み(意思・決意)を、現代の私達も受け継いで行きたいものですネ!!


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