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35人を40人に…「学級崩壊」を加速させる財務省の“空論”(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/14/senkyo173/msg/770.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 02 日 07:12:05: igsppGRN/E9PQ
 

      子どもたちが気の毒だ/(C)日刊ゲンダイ


35人を40人に…「学級崩壊」を加速させる財務省の“空論”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/154627
2014年11月2日 日刊ゲンダイ


 食費を削ってでも、わが子にはいい教育を受けさせたい。そんなフツーの親心が、財務官僚には理解できないようだ。

 財務省は、公立小学校の1年生に導入されている35人学級を40人に戻すべきだと言い始めた。それで教職員数を約4000人、義務教育費の国庫負担を約90億円削減できるとソロバンをはじいている。が、大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(教育指導論)は、こう言って眉をひそめる。

「1クラスの人数が減ったからといって“学級崩壊”がなくなるとは限りませんが、今より増えれば、確実に加速します。最近は、学生時代に1対1の個別指導の塾講師をしていたという若い先生が結構いて、大勢の児童を目の前にした途端に、途方に暮れてしまう。子どもたちが騒いで収拾がつかなくなり、授業中に他の先生に助けを求めにいくのは、まだマシな方です。ただ呆然と黒板に向かうだけで荒れるがまま。そんな先生も少なくありません」

 親としては捨て置けないが、財務省の言い分はこうだ。11年の35人学級導入後、小1のいじめも暴力行為も、わずかながら増えている。目立った効果は見られない。だったら、安上がりの40人を復活させよう……。

 これには、名古屋大の内田良准教授(教育社会学)が「財務省の誤認」と異議を唱えていた。

■教育格差は広がるばかり

 かいつまんで言うと、40人から35人に減ったから、先生の目が行き届きやすくなり、いじめや暴力行為が“認知”されやすくなった。だから認知件数が増えた。それは、「基本的には前向きに評価すべきこと」だというのだ。机の上で数字だけを追っている財務官僚とは、見方が違う。

 そもそも35人学級でも多いぐらいで、OECD(経済協力開発機構)加盟国の公立初等教育の平均は、1クラス約28人。今後、そうした少人数教育を受けさせられるのはひと握りの金持ちだけになる。教育格差は広がるばかりだ。前出の八幡氏がこう言う。

「学級崩壊に心が折れ、30代までに辞めて塾講師に戻る先生は多い。それじゃあ教師だって育ちませんよ」

 公立教育の質はどんどん下がっていく。財務省の“机上の空論”のせいで、日本の学級は完全に崩壊する。義務教育費以外に削減すべきモノがあるんじゃないか。


 

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コメント
 
01. 2014年11月02日 07:42:53 : 4FZ76I7Ivk
本当に頭が優秀なの?財務官僚の皆さん!

小さい頃から詰め込み教育ばかりで暗記力は抜群かもしれんけど
本当の意味での思考力はゼロに近いんじゃないの??

現場の事情もロクに知ろうとしないで数字だけで何もかも決めようと
するからこんな無茶苦茶な事になるんだよ。

もしこれで学級崩壊がさらに進んだりしてもお前ら財務官僚は一切責任取らずで
天下りで悠々自適でっか??


02. 2014年11月02日 08:47:24 : 58muxKobpY
下々のことなんか一切眼中にありません。カンリョー様は。

あるのは自分のお給金と天下り先だけ。


03. 2014年11月02日 11:38:19 : pQlWYKwovE
縦割り大好きな貴様等が、何で横から口出すの?
教育は文部科学省の管轄だろ。

そんなに口出したいなら厚生省の年金問題や原発からの放射能問題に、なんで口出さないの。
つまり糞完了の本懐発揮で、美味しいとこ摘まみ食いってことか?

ホントに使えねえなぁ。才無小って。
日銀の黒田を後押しし、無駄ガネばかり使い果たす。
糞完了オブ糞完了と言ったとこだわな。


04. 2014年11月02日 15:06:23 : ZnP0yWyc16
↑ 3番さん。
同意見だが、「才無小」とか、「糞完了」とかが余計である。
2ちゃんねるなどの低俗掲示板の口癖を、どこでも書くべきではない。
これをTPOと言う。クソはウンコと同義語である。 読む側が不快になる。

また、口語口調はヤカラは、お馬鹿の証拠で説得力がない。タメ口は友達だけで使えである。
北朝鮮・統一教会が日本人を不愉快にさせるために作った、低俗掲示板の読みすぎで、
そこでの書き込みスタイルがどこでも通じると勘違いしているのが、問題である。


さて、本題。 私は「40人学級」に戻しても問題ないと別に思う。
昭和後期の学校も40人以上はいたし、それほど問題になっていなかった。
教育に うるさい外野が騒ぎすぎているように感じる。
(学級崩壊は学校の問題というより、一部児童の親のシツケの問題のように感じる。)

また具体的には知らないが、35人学級で教師一人と補佐で、もう一人(計二人)で
授業を教える学校があるようだが?、その方が常に監視されているようで気持ち悪くなる。

授業は分からなかったり、ボーっとしながら過ぎて行く時間が
子供時代に必要で、誰もが100%授業の内容を理解して、大学を目指すものでもない。
まして、大学を卒業しても終身雇用で一生安泰の時代でもなくなっている。

黒板で教える先生と教室を見回る先生がいるなんて、考えただけで息が詰まるし、
登校拒否の理由やイジメの新たな理由は、こうしたストレスによるモノだという
視点が抜けているように感じる。

教育問題に関心がある人は、こうしたガチガチの新・監視教育システムの方が、
生徒の人数を増やすよりも子供に悪影響を与えると関係者に進言してあげてください。

また、CIAが企画した? 90年代以降のn小学校の殺人事件の影響などで、
小・中学校の門は閉じられネットで防護し、小学校では門番が雇われるようになったが、
これも問題。 守られているというより、閉鎖された監獄と変わりない状況になっている。
(門番の人は高齢の再就職組が多そうだが、これが警察OBだったら利権が絡んでいるのではないのか? 日刊現代の記者の方、お調べを。)

「犯罪防止への過剰反応」を利用した、こうした警備によって人件費が使われていて
門は閉じられ、息の詰まる学校生活が子供時代から始まっているような気がする。

アメリカは銃社会なので学校に警察がいて金属探知機が置かれているそうな。
わざと殺人事件を起こして、対策と称して自由を奪うのが陰謀家の常套手段。

アメリカの市民がおとなしくなったのも、こうした従順な羊を育てる
教育システム=ソフト・ファシズムのせいであると感じる。

蛇足。
自転車にも保険を適用させようとしている勢力(外資か?)が、
警察組織を結託して、自転車保険制度の確立を目指しているのも、いかがなものかなと感じる。


05. 2014年11月02日 16:16:26 : 58muxKobpY
>>04

あなたは今の学校の荒れ方をわかってない。

1年でも、荒れた小中高で教えてみたらいい。

また、別に現場へ行かなくても、ふだんのテレビドラマなどで、学校の雰囲気を想像できないか?

我々が育った時代のようにいつも正義がヒーローか?

古きよき時代と、今は全然違うんだよ。


06. 2014年11月03日 10:00:37 : 38xqq7xWok
復活復活言うが、40代の私が小学生のときは36人だった。一度転校してるが、どちらも36人。
どちらも大都市、県庁所在地なので、山村の分校だったわけではない。
私より三つ若いくらいの世代が第二次ベビーブームだが、その時代を基準にして復活って言われても違和感があるぞ。
今って少子化なんだよな?

7. 2016年11月24日 01:50:31 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-7272]
2016年11月23日(水)
主張
財務省教員削減案
子どもの成長を保障できない

 2017年度の予算編成を前に財務省が出した公立小中学校の教職員を今後10年間で4万9千人削減できるとの試算に、批判があがっています。格差と貧困の拡大、いじめや校内暴力の深刻化、外国からの児童生徒の増加、発達障害の子どもの問題など、現在の教職員は多くの課題を抱え、多忙化の中で必死に奮闘しています。精神疾患も増えています。財務省の試算は教職員の劣悪な現状を放置、拡大する内容です。これでは一人ひとりの子どもの成長のための教育を保障することはできません。
「事実誤認」の減員主張

 財務省の試算は、「現在の教育環境を継続」させた場合でも、子どもの数が減少するから、10年間で4万9千人の教職員を減らせるというものです。しかしそれは、文部科学省ですら「誤解や事実誤認に基づく記述がある」と指摘し、25ページにわたる反論を発表するほどずさんな内容のものです。

 例えば財務省は「平成に入って以降、児童生徒40人当たりの教職員数は約40%増」などとしています。しかし、平成以降に児童生徒に対する教職員の割合が増えたのは、教職員の配置基準が多い特別支援学校・学級に通う子どもが増えたことや、10年前までは計画的に教職員定数を改善する仕組みがあったことによるものです。文科省が反論したように、障害児学校・学級を除く公立小中学校の児童生徒40人当たりの教職員は、最近10年間ではわずか0・04人の増で、ほとんど変わっていません。

 この10年間では、発達障害などのために別の教室での指導を受ける「通級指導」の子どもが2・3倍、外国人など日本語指導が必要な子どもが1・5倍になっています。さらに、格差と貧困の拡大などで丁寧な対応の必要な子どもたちが増大しています。にもかかわらず、教職員数の削減が続き、現場の困難は増すばかりです。

 財務相の諮問機関である財政制度等審議会は17年度予算編成に向けての「建議」で、「『量』の拡充よりも『質』の向上」などとして、教職員定数増に否定的な考えを示しています。しかしこれも、文科省に「事実誤認」と批判され反論された財務省試算に基づくものです。「事実誤認」をそのままに教職員を減らすなど許されません。

 財務省が試算の前提にした教職員定数の水準を、現在のままにするということ自体が、国の教育条件整備の責任を投げ捨てる大問題です。日本の教員1人あたりの子どもの数は経済協力開発機構(OECD)諸国の平均を上回っており、1クラス当たりの子どもの人数もOECD平均を大きく超えています。欧米では小中学校は1クラス20〜30人なのに、日本は35人学級さえいまだに完全実施していません。現在の水準は国際的にみてあまりに低すぎます。
35人学級の完全実施を

 子どもの状況の変化を考えても世界の流れをみても、教職員定数を増やすことは最優先課題です。ところが安倍晋三政権は民主党政権時代に国会の全会一致で順次実施することが決められた35人学級をストップしてしまいました。

 税金の使い方を変え、文教予算を計画的に引き上げれば、一人ひとりにゆき届いた教育を実現することは十分可能です。国民の共同の運動で教職員定数増、35人学級完全実施を求めていきましょう。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-11-23/2016112301_05_1.html


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