紙切れ同然になった後どうなるか。
安倍首相の慰安婦問題の認識はもう撤回できない。まさか、再び「慰安婦問題なんてない」という態度はとりようがない。
すると、次回の交渉は、安倍首相の認めた地点から始まる。相撲の仕切り直しで、相手の仕切り線がぐっと前に出た状況である。
こんな損な仕切り直しはないので、結局は１０億円拠出は慰安婦像移動前に行われるだろう。そのあと、韓国政府が努力すべきだが、ここまで争点化してしまった以上、そうすんなりとは元慰安婦たちを説得しきれまい。韓国政府は１０億円で魂を得ったと言われるからだ。
結局、騒いだことにより日本側は大損。はじめから、素直に１０億円を拠出して、あとは合意どおりに韓国側の努力にゆだねればよかったのだ。

朴氏、日韓合意は「外交成果」

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160101&t=2&i=1106267446&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016010101001421.-.-.CI0003
朴氏、日韓合意は「外交成果」
　｛ソウル共同｝韓国の朴槿恵大統領は１日、旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる日本との合意を、自由貿易協定（ＦＴＡ）の拡大と並べて「外交成果」として挙げ「（これらの成果が）実際に経済の活性化につながり、国民がより大きな恵みを得ることが何よりも重要だ」と述べた。閣僚らとの朝食会での発言と大統領府が発表した。

　朴氏は成果の第１位に日本との合意を挙げており、対日関係改善による経済効果に大きな期待を寄せていることを示した形だ。

《共同通信》

http://jp.reuters.com/article/idJP2016010101001395

日米韓が次官級協議へ

　日本と米国、韓国３カ国政府は、今月中旬に外務次官級協議を東京都内で開く方針を固めた。複数の外交筋が４日、明らかにした。日韓間の懸案だった従軍慰安婦問題の「最終解決」をてこに、中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発で重みを増す日米韓の安全保障協力の推進を目指す。

　日米は、中国が南シナ海に建設した飛行場で航空機を試験飛行させたことに懸念を強めている。対中配慮を優先し、中国の海洋進出批判に消極的な韓国に対し、積極的な対応を促す構えだ。

　協議には斎木昭隆外務事務次官、米国のブリンケン国務副長官、韓国外務省の林聖男第１次官が出席する。

⁅共同通信⁆

http://jp.reuters.com/article/idJP2016010401001184