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≪緯度経度≫核武装論が公然と語られる韓国 背景に“無力感”と朴槿恵外交(ZAKZAK)
http://www.asyura2.com/15/asia19/msg/510.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 1 月 25 日 13:43:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

【緯度経度】核武装論が公然と語られる韓国 背景に“無力感”と朴槿恵外交
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160125/frn1601251140004-n1.htm
2016.01.25 夕刊フジ


 北朝鮮が水爆と主張する4度目の核実験を行ったことで韓国ではこれまでになく「われわれも核開発すべきだ」という独自核武装論が盛んだ。これまでも北が核実験するたびにそうした主張が語られていたが、今回はメディアを中心にかなり公然と語られている。韓国を代表する新聞の朝鮮日報や東亜日報はそろってそうした論評を掲げている。

 その背景は北朝鮮の核問題に対する“無力感”だ。とくに今回は「期待した中国が何の役にも立っていないじゃないか」という思いが強い。朴槿恵(パク・クネ)政権が北朝鮮対策を名分に、日米の機嫌を損ねながらあれほど対中接近外交をしてきたのに全く効果がないというわけだ。

 そして多くの論評は米国に対しても批判と不満を噴出させている。オバマ政権はイランとの非核化交渉にはあれだけ熱心で、ついにはイランに核開発を放棄させたのに、北朝鮮との交渉には全く熱意がなく、年頭教書でも北朝鮮には全く言及していないと不満だ。

 そのうえで、米国は韓国に対する核の脅威には米国の「核の傘」で守るといっているが、いざとなったときに米国が核戦争の危険を冒してまでわれわれを守るとは思えない、だから核の脅威から自らを守るには「核には核」という独自の核武装しかないという。

 しかしこうした主張は結果的に北朝鮮の狙い通りだから、韓国にとっては一層頭が痛い。「米国との直接交渉」というのはかねての北朝鮮の最大の外交目標であり、独自の核武装論も「米国による核の脅威」を理由にした北朝鮮の核開発の言い分と同じだからだ。

 韓国は朴槿恵大統領の父、朴正煕(チョンヒ)時代の1970年代にひそかに核開発構想があった。米国(カーター政権)の在韓米軍撤収計画に危機感を抱いた朴正煕が自主国防策の一環として進めたが、彼の急死(79年)で計画は頓挫し、次の全斗煥(チョン・ドゥファン)政権になって米国の圧力で完全に放棄させられたという経緯がある。

 韓国の独自核開発論はその後、政策的には消えたが、論というか“夢”としては生き続けた。その象徴が90年代初めに話題を呼んだ超ベストセラー小説『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』(金辰明(キム・ジンミョン)著)だ。

 竹島問題をきっかけに日本が韓国に攻めてくるという、韓国の大衆小説によくある反日愛国の“日韓戦争モノ”である。主人公は米国でナゾの死を遂げた(謀殺?)韓国の核物理学者で、小説のラストは韓国が北朝鮮と共同開発した核ミサイルを東京湾沖に発射し日本を屈服させるというものだ。これは映画化までされている。

 南北で核ミサイルを共同開発し、それで日本をやっつけるというのがミソだが、その後、周知のように北朝鮮の核開発は現実化する。その北朝鮮の核開発に対する韓国社会の反応で興味深いのは、ネット世界を中心に若い世代に「同じ民族ではないか」「統一すればわれわれの核だ」などといって容認論が結構あったことだ。

 もちろん新聞など表の議論ではそんな声は出ない。各紙の論評も、対米関係をはじめ韓国が置かれた国際環境からして、現実問題としての独自開発には当然、否定的だ。ただ小説をはじめ、民族主義感情だろうか、核武装論に甘いのはいつも気になるところだ。(ソウル 黒田勝弘)

 

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