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宗教法人GLA(高橋佳子)の遺骨ビジネスを糺す
http://www.asyura2.com/15/cult14/msg/506.html
投稿者 キメラ 日時 2015 年 4 月 20 日 08:36:37: nZlYrO3CJUvpY
 

1.はじめに

 高橋佳子氏が主宰する宗教法人GLAでは、近年、「遺骨ビジネス」とも呼ぶべきものを展開している。それは、「人生祈念館」と称する納骨堂を建設し、高橋信次氏の遺骨を祀るとともに、GLA会員に対して納骨契約を推奨していることである。例えば、GLAのホームページでは、次のような宣伝が掲載されている(https://www.gla.or.jp/support/kinenkan/p7.php)。

> 人生祈念館地階には、人生を支えた肉体への感謝を込めて、「ご遺骨」を
> お預かりする「納骨室」も設けられました。大いなる存在の光が常に注がれ、
> 見守られている中で、ご遺骨は安置されます。
> とりわけ、祖師高橋信次先生、そして、あまたの求道者たちと共に
> 奉納できることは、魂の道を歩む一人ひとりにとっての歓びであり、
> このうえない誇りにほかなりません。

 高橋信次氏は、生前、遺骨を祀ることを戒めていた。その高橋信次氏の遺骨を祀り、遺骨ビジネスを展開するという行為は、一見すると皮肉なものに映る。そのためか、この行為は高橋信次氏の教説に反するという批判が見受けられる。私自身も同様の考えを持っていた。

 しかし、単純に「高橋信次氏の教説に反する」という理由でGLAの行為を批判することは、誤りではないかと考え直すに至った。高橋信次氏は常に正しいことを説いたわけではなく誤った教説もある、という前提で考えなければ、同氏が戒めた「盲信」「狂信」に陥ることになろう。また、同氏の存命中には妥当な教説であったとしても、その後の時代の変遷によって妥当性を失なうこともあり得る。

 従って、この問題を検討するにあたっては、まず高橋信次氏の教説の妥当性を検討し、その後に、現在の宗教法人GLAおよび高橋佳子氏の行為を検討することが正しいのではないかと思われる。そのような観点から、私の考えを述べさせて頂く。

2.高橋信次氏の教説

 昭和47年12月10日、関西本部定例講演会にて、高橋信次氏は次のように説いている。
――――――――――――――――――――――――――――
立派なお墓を造ることによって先祖は供養できるものではありません。
人生航路のただの舟(肉体)の置き場です。我々はそのようなものに執着を持ってはいけません。
お墓や石塔に執着を持っているとしたら、百パーセント地獄だということを
知らなくてはならないのです。お墓(死ぬこと)に入っても、そこから首やあるいは
手を出している地獄霊たちを私たちはいっぱい知っています。
執着を持たせてしまうことが大きな間違いなのです。それには、まず皆さんの先祖に、
この地上界に執着を持たないように、こんこんと神理を説くことです。
もし、お墓やお寺、あるいは仏壇に執着を持っているとしたなら、
これは間違いなく地獄です。これらは決して祀るものではありません。
――――――――――――――――――――――――――――

 高橋信次氏は、墓や遺骨などに「執着を持つこと」「執着を持たせてしまうこと」を戒めている。それは、執着を持った人間は地獄霊となり、地獄界を形成してしまうからである。「これらは決して祀るものではありません」と説いたのは、「祀る」という行為が「執着」に繋がりやすいからであろう。すると、大切なことは、「遺骨に対する執着から離れる」ということであり、これがそもそもの「目的」であり、「遺骨を祭祀しない」というのは、この目的を達成するための「手段」であったことが解る。

 それならば、「執着」に繋がらないようにすれば遺骨を祀っても差し支えない、と考えることができる。実際に、高橋信次氏の教えを真剣に学んでいる人の中で、墓を建てて祀っている人もいる。それは、本人が望んでやっていることではなく、「親戚縁者との付き合い」という面から仕方なくやっていることである。このようなケースは、問題が無いと思われる。逆に、遺骨を祀るという行為に及ばなかったとしても、墓や遺骨などへの執着を持っていれば、地獄霊になる危険が高くなるのではないかと思われる。

3.宗教法人GLAおよび高橋佳子氏の行為について

 以上の考察から、宗教法人GLAおよび高橋佳子氏による「遺骨の祭祀」という行為は、「高橋信次氏の教説に反する」としても、直ちに「非難すべき行為」とは言えないのではないかと考える。問題は、その行為が「執着」に繋がらないようにしているか否かである。上述したホームページの中で、特に問題となるのは次の語句であろう。

> とりわけ、祖師高橋信次先生、そして、あまたの求道者たちと共に
> 奉納できることは、魂の道を歩む一人ひとりにとっての歓びであり、
> このうえない誇りにほかなりません。

 遺骨の取扱いに「歓び」「誇り」という言葉を使っているのは、明らかに遺骨に対する執着を煽り立てる行為である。さらには、「自分たちは高橋信次氏とともに納骨できる特別な存在である」という選民意識も煽り立てている。これは、会員の執着心を煽ることによって、納骨の契約件数を増やそうとしたものであり、「執着心を持ってしまった会員を地獄に落としてでも金を稼ごう」という浅ましい欲望を反映したものであると見受けられる。

 なお、遺骨を祭祀し、それに格別の意義があるかのような宣伝をしている教団は、GLA以外にも多数存在する。しかし、彼らはその恐ろしさを「知らないで」やっていることである。宗教法人GLAおよび高橋佳子氏は、その恐ろしさを「知りながら」やっているのである。

 「知りながら」やっている者は、「知らないで」やっている者よりも、何百倍も罪が重いことを知るべきであろう。「知りながら」かかる行為に及ぶことは、正に「悪魔の所業」と呼ぶべきであろう。

4.参考

宗教法人GLA(高橋佳子)の虚言癖を糺す
http://www.asyura2.com/15/cult14/msg/414.html


 

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