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「四季報オンライン」検索で発掘、来年のテーマ銘柄一気に見せます!(会社四季報オンライン)
http://www.asyura2.com/15/hasan103/msg/889.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 29 日 21:09:40: igsppGRN/E9PQ
 

               トヨタ自動車は人工知能(AI)技術の研究・開発会社を米シリコンバレーに設立すると発表(撮影:梅谷秀司)


「四季報オンライン」検索で発掘、来年のテーマ銘柄一気に見せます! 
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20151229-00098581-shikiho-nb
会社四季報オンライン 2015/12/29 19:16 岩本 秀雄


 この正月休みには、「会社四季報オンライン」の検索サービスを利用して有望銘柄を探してみたらどうだろうか。

 筆者が寄稿させていただいている「厳選注目株」(筆者は外すことが多いが、ほかの寄稿家の方々は優秀だ! )を始め、「会社四季報オンライン」には極めて有用で、含蓄深い記事が数多く掲載されている(ヨイショ! ……ヤレヤレ)が、このサイトの真価はそれだけではない。その検索機能を上手に使えば、将来の有望銘柄が瞬時にして発見できるのである。

 今回、編集部から「2016年のテーマ・有望株について出稿せよ」とのご指示があったので、この検索機能を使って来年のテーマと有望株を探ってみたい。銘柄選別は、例によって筆者の趣味的な偏見と独断の影響を大いに受けていることを初めにお断りしておきたい。

 「会社四季報オンライン」のトップページ上にある検索窓にキーワードを入れて「四季報検索」をクリックすれば、直近号の「会社四季報」にそのキーワードが書き込まれている銘柄を選び出してくれる。

 そこで、まずは「猿」の文字を入れてみた。2016年の干支は「丙申(ひのえさる)」。サル年である。だが、さすがに「猿」ではヒットしない。

 カタカナの「サル」ならどうか、とやってみたら、実に200銘柄以上が選ばれた。マサル <1795> のように社名の一部だったり、「コンサルタント」「コンサルティング」「ユニバーサル」といった言葉の一部だったりするので、これも参考にならない。

 わずかに関連がありそうなのがイナリサーチ <2176> 。医薬品の非臨床試験受託が主業務の会社で「サル試験に強み」ということだから、活躍期待株に上げたいところだが、現在ゴーイング・コンサーン条項に抵触中(継続企業の前提に重要事象)なので、しばらく見送り。

 干支の「丙」(ひのえ)もダメ。では、「申」なら、どうか。これはなんと、60銘柄もヒットした。「申請」「申し込み」「申し入れ」などの「申」が引っかかったのである。

 医薬品の「製造申請」とか、新事業の「許可申請」など、この「申」という字、決して悪くない。「にんべん」をつければ「伸びる」となり、これから伸びる時期を迎えている会社、という意味ともとれる。

 たとえば、魚肉ソーセージ業界で初めて機能性表示食品の申請をしたマルハニチロ <1333> 。16年からは養殖クロマグロの本格出荷も始まるらしい。社労士の申請手続き業務を支援するソフトが主力のエムケイシステム <3910> は、マイナンバー制度の普及に伴って事業が拡大期を迎えようとしている。

 小野薬品工業 <4528> は自社開発した新しいがん免疫治療薬「オプジーポ」に幅広い薬効が期待されておりこの先、製造承認申請が相次ぐ見通しだ。セコム <9735> が筆頭株主で関西圏が地盤の警備会社、東洋テック <9686> には「大阪、京都、兵庫の警察本部と監視カメラ画像のリアルタイム送信で申し合わせ」との記述が「四季報」にあった。

■ 「周年記念」銘柄もチェック

 筆者は「周年記念の銘柄は頑張る」と考えている。「設立50周年」とか「百周年」とかの記念の年に向けて社内に大号令がかかることが多いから、その会社の社内の雰囲気が変わって業績に反映され、さらには株価にも……となるのでは、との読みである。
 
 そこで、2016年に設立100周年を迎える銘柄をチェックしてみた。「四季報オンライン」の「ツール」から「四季報データ検索」に入って「会社設立年で検索」をチェック。「1916年(大正5年):設立99年」の項目を選択すれば、2016年に設立100周年を迎える銘柄の一覧が出てくる。

 ヒットしたのは7銘柄。阿波製紙 <3896> 、東京機械製作所 <6335> は1916年2月、セイヒョー <2872> が同3月、日本化薬 <4272> が同6月、日本精工 <6471> が同11月、保土谷化学工業 <4112> 、日本紙パルプ商事 <8032> が同12月の設立だ。このなかで、興味深いのは阿波製紙と保土谷化学か。

 自動車向けフィルター紙で世界一のシェアを持つ阿波製紙は6月に「スマホ向け炭素繊維強化プラスチックを開発」との報道があったことで人気化。株価は1カ月足らずの間に3倍以上になったことがある。研究開発にはもともと意欲的だが、「地味な割安株」との評価が一般的。だが、この一件によってこの先も折に触れて注目される存在となりそう。

 保土谷化学も11月に株価がストップ高を交えて急伸した。米アップルが新型アイフォンに有機ELパネルを採用する方針を打ち出したことで、当社が従来から手掛ける有機EL発光体の市場が一気に広がるとの期待が高まったものだ。こちらも、一過性の人気では終わらないだろう。

 ついでに、「丙申」の年に設立された、オメデタ企業も見てみよう。同じように「会社設立年で検索」から「1956年(昭和31年):設立59年」を選択すればいい。

 全部で29銘柄あったが、東証1部銘柄だけだと16銘柄。設立月の若い順にみると、スミダコーポレーション <6817> 、アサツー ディー・ケイ <9747> 、日立金属 <5486> 、三和ホールディングス <5929> 、蔵王産業 <9986> 、盟和産業 <7284> 、ロイヤルホールディングス <8179> 、ニチハ <7943> 、沖縄銀行 <8397> 、荒川化学工業 <4968> 、日東工器 <6151> 、西松屋チェーン <7545> 、ライフコーポレーション <8194> 、アプラスフィナンシャル <8589> 、山一電機 <6941> 、ケーヒン <7251> となる。

■ 日立金、荒川化にも注目

 人間ならば「還暦」ということだから、老成した企業みたいなイメージを抱きやすいが、そんなことはない。

 日立製作所の鉄鋼部門が分離して1956年に設立された日立金属は高級特殊鋼と磁性材が両輪でともに世界的なシェアを誇る存在だが、最近では事業再編成と企業買収に意欲的。拡大戦略に余念がない。

 10月には中国需要の落ち込みを背景に今16年3月期の業績見通しを減額修正して失望売りを誘ったが、「このままでは終わらない会社。停滞感が出ればM&A戦略に打って出るだろう」(アナリスト筋)との見方が多い。

 地味な銘柄ながら松ヤニ(ロジン)化学で独自の展開を進め、紙オムツ用接着剤や電子部品材料が好調な荒川化学は今16年3月期の営業利益が7年ぶりで過去最高を更新する見通し(経常利益は更新中)。海外企業買収にも積極的だ。そんな会社がPBR0.5倍台、PBR10倍割れの水準に放置されている。

 次はテーマ銘柄探し。株式市場で注目されているテーマについて四季報記者も無関心ではない。興味を持って取材するため、その成果がコメント欄の記事に反映されることが多い。これも、最初にやった「キーワード検索」をかけてみればいい。

 たとえば、16年1月から運用がスタートするマイナンバー制度。すでに業績数字となって反映している銘柄も少なくないはず、と思って「マイナンバー」で検索すると、実に87銘柄がヒットした。これは相場的には“旬”の領域に入っているとみたほうがいいのかもしれない。

 情報セキュリティ関連で顔認証システムのNEC <6701> 、サイバー攻撃に対する防衛システム構築のラック <3857> 、ITbook <3742> 、フィルタリングソフトのデジタルアーツ <2326> 、情報インフラに強いテクマトリックス <3762> など特色のある銘柄に絞り込まれてくるとみているのだが、どうだろう。

■ AI関連の代表銘柄、UBIC

 「人工知能(AI)」というテーマも15年半ばから急浮上中だ。トヨタ自動車 <7203> が設立する米国の人工知能研究開発拠点が16年1月から立ち上がるため、これも新春早々から再び話題になるだろう。そこで「人工知能」のキーワードで検索をかけると、16件銘柄の記事がヒットした。

 代表銘柄といっていいのが日米で人工知能に関する特許を取得し、この分野に経営資源を集中しているUBIC <2158> 。もともとは法廷闘争の際に資料となる電子データの収集や解析に強みを持つ企業だが、人工知能技術をベースに非法律分野への展開を探りつつある。ブロードバンドタワー <3776> も人工知能研究者を招いて音声認識、言語解析による人工知能サービス「AI2プロジェクト」を15年12月から開始した。

 一方、ファナック <6954> がAIベンチャーに出資し、リクルートホールディングス <6098> がシリコンバレーにAI研究所を設立。NTTデータ <9613> が人工知能推進室を社内に設置するなど既存大企業の側からのアプローチも急。16年はもっと忙しくなるだろう。

 逆に、まだまだ認知度が低いと思われるのが「民泊」。一般家庭やマンションの空き家を旅行者に貸し出すサービスである。外国人旅行者の急増で不足するホテル対策の切り札として注目されているが、問題は旅館業法の制約。そこで、東京・大田区が国家戦略特区制度を利用して16年1〜2月にも民泊を認可する計画だ。政府も春までに新しい運用ルールを決める方針で、そのための有識者会議が始まっている。

 「民泊」というキーワードで検索をかけたところ、ヒットしたのはアパマンショップホールディングス <8889> だけ。「16年1月から民泊参入」と記されていた(ちなみに、「四季報」の最新号が発売されてから当社株は4割近く上昇している)。「ウワサで買って、発表で売れ」という相場格言があるように、新しい法律やルールが決まる前が相場的には面白い時期といえる。要チェックのキーワードだろう。

 関連キーワードには「リノベーション」「リフォーム」(民泊が普及すれば、改装需要が拡大)がある。周辺からのアプローチもお勧めだ。

 岩本秀雄
日本証券新聞取締役編集局長などを経て、インターネットテレビで株式市況の実況放送を行うストックボイス副社長、キャスターとしても活躍。著書多数。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。


 

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