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阿蘇、大分も震源域に 九州横断の「溝」にずれ:九州島南北分断説を想起させる不気味な大規模続発連鎖地震
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/342.html
投稿者 あっしら 日時 2016 年 4 月 16 日 15:48:10: Mo7ApAlflbQ6s gqCCwYK1guc
 


 終息したわけではないので、見舞いの言葉も書けないが、震度5以上の地震が断続的に発生している九州中央部にお住まいの方々の心中を察すると辛いものがある。

 何百万年も先の話として、地質学者のなかで、現在地震が続発しているあたりの東西ラインで九州島は南北に分断するという説が唱えられている。

 一昨日から震度5以上の地震が東西ラインで連鎖的に続いている報は、そのような遙か遠い未来の地殻変動を想起させる。

 全国で唯一川内原発の2基が再稼働を続けているが、地震列島日本で原発を動かす愚から早く脱却してもらいたい。

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阿蘇、大分も震源域に 九州横断の「溝」にずれ [熊本県]
2016年04月16日12時23分 (更新 04月16日 14時09分)

 14日の熊本地震を上回るマグニチュード(M)7・3を観測した16日未明の地震は、強い揺れを引き起こし、九州に甚大な被害をもたらした。熊本地震について政府は15日、日奈久(ひなぐ)断層帯(約81キロ)の北端付近が引き起こしたと判断。ところが16日の地震は、熊本県の阿蘇外輪山から宇土半島付近に延びる布田川(ふたがわ)断層帯(約64キロ)のずれだと専門家はみている。その後、震源域は北東側に大きく移動してきており、地震が次の地震を呼ぶ連鎖が懸念されている。

 気象庁は、マグニチュードが大きい16日午前1時25分の地震を「本震」と位置づけ、熊本地震をその「前震」に格下げした。

 本震をもたらした今回の震源は、日奈久断層帯北端の北側、布田川断層帯に乗っている。東京大地震研究所の古村孝志教授(地震学)は「16日の地震は、熊本地震をきっかけに布田川断層帯が約30キロにわたってずれたことによる地震だ」と指摘する。

 震源の深さは約12キロと浅い。マグニチュードも「九州の内陸部地震では、この100年で最大だった」(福岡管区気象台)ことが、各地の被害を大きくした。

 さらに、その後の地震が特徴的な動きを見せている。14日までは熊本地震で震度7を記録した熊本県益城町が余震の主な震源域だったが、16日未明の地震以降、北東の同県阿蘇地方、大分県方面に移動し始めている。

 もともと、大分県の別府湾から阿蘇山などを経て長崎県の雲仙に至る区間は、地盤間の溝(別府−島原地溝帯)が走っているとされる。溝を境に南北方向に引っ張る力が岩板(プレート)にかかり、この地域にある活断層が「横ずれ」と呼ばれる動きを見せるのはこのためだ=イラスト参照。

 古村教授は「地溝近辺ではこれまで、大きな揺れがなくエネルギーがたまっているエリアが多い。地震が次の地震のきっかけになる連鎖が起きる可能性は否定できない」と注意を促す。

 「本震の後に余震が続き、やがて収束していく『本震余震型』の地震のパターンだけではない」と指摘するのは、鹿児島大の井村隆介准教授(地質学)。2日前から前震が確認されていた東日本大震災(2011年)がまさに「前震本震型」だったという。

 井村准教授は「今回の地震が本震なのかどうか、まだ分からない。これ以上の本震が今後あるかもしれず、余震が数カ月続くことも考えられる」という。

=2016/04/16付 西日本新聞夕刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/238664

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<熊本地震>異例の続発 九州の内陸部地震では過去100年で最大規模 被害甚大
西日本新聞 4月16日(土)12時57分配信

「このような規模の地震が広域的に続発するのは記憶にない」

 16日午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とする最大震度6強の地震が発生した。震源は深さ12キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・3と推定される。その後も大分県を含め震度6弱以上の地震が断続的に続いた。熊本県や各自治体によると、建物の下敷きになるなど正午時点で18人が死亡し、14日の熊本地震以降の死者は計27人となった。九州で少なくとも577人が負傷し、16日正午現在、7万5465人が避難している。橋や道路の崩落、列車の脱線など交通網は各地で寸断。菅義偉官房長官は記者会見で「甚大な被害が発生しているもようだ」と述べた。

 16日発生したM7・3の地震は、熊本地震のM6・5を上回り、1995年の阪神大震災と同規模。気象庁は「14日以降の地震は前震で(今回が)本震と考えられる」との見方を示した。九州の内陸部地震では過去100年で最大規模。同庁は「このような規模の地震が広域的に続発するのは記憶にない」としている。

阿蘇大橋崩落 熊本城破損激しく

 各自治体の発表や遺族によると、死亡者は熊本市で2人、同県益城町で3人、嘉島町で3人、西原村で5人。八代市では火災が発生し、1人死亡した。県警によると南阿蘇村でも2人が死亡。同村の東海大近くのアパートでは1階部分が倒壊し12人を救出したが、うち男女計2人の死亡を確認した。このほか、熊本市消防本部によると、市内で4人が心肺停止という。

 南阿蘇村では阿蘇大橋が崩落したほか、阿蘇市では国指定重要文化財の阿蘇神社が倒壊。宇土市、大津町の庁舎が一部損壊した。熊本市の熊本城では、国重要文化財の宇土櫓などが一部損壊している。

別府では液状化も

 各所で道路が寸断されており、南阿蘇村ではペンションや飲食店の従業員ら約120人が8カ所で孤立。大分県内でも家屋倒壊や土砂崩れが発生。同県別府市では別府港の一部が液状化した。

 広瀬勝貞大分県知事は16日、陸上自衛隊に災害派遣を要請。防衛省は九州の被災地に隊員約1400人を送るほか、新たに15県警の警察官1249人が救助活動に向かった。

 安倍晋三首相は同日、予定していた被災地視察を中止。首相は5回目の非常災害対策本部会合で「今夜から天候の悪化が予想される。二次被害も懸念されるので、この日中が勝負だ」と述べた。

=2016/04/16 西日本新聞=

西日本新聞

最終更新:4月16日(土)12時57分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160416-00010015-nishinp-soci

 

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