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「台風10号と防災」(時論公論)  岩手・高齢認知症施設で9人の遺体 台風10号で避難しなかったのか
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/592.html
投稿者 軽毛 日時 2016 年 8 月 31 日 23:20:32: pa/Xvdnb8K3Zc jHmW0Q
 

2016年08月30日 (火) 
「台風10号と防災」(時論公論)
山ア 登 解説委員 / 松本 浩司 解説委員
《山ア》
 台風10号は過去に例のないコースをたどって東北地方に上陸し、北上を続けています。北海道などでは強い雨が降っているところがあって、東北や北海道では河川が増水したり、土砂災害が発生する恐れが高まっているところがあります。引き続き警戒が必要です。松本委員と2人で台風10号の特徴をみながら台風防災についてお伝えします。
 

現在の台風10号と今後の注意点

《山ア》
 まず台風10号の現在の位置と勢力をみておきます。台風10号は、午後11時には北海道の奥尻島の西、およそ70キロの海上にあって、1時間に75キロの速さで北西に進んでいるものとみられます。中心の気圧は972ヘクトパスカル、最大風速は30メートルで、最大瞬間風速は45メートルで、中心の北東側220キロ以内と、南西側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。この時間は北海道などで雨や風が強くなっています。 

Q・松本さん、台風10号は日本から遠ざかりつつありますが、まだしばらく注意が必要ですね?

《松本》
台風は日本海に進んだ。気象衛星の画像では、台風の南東側に広がる強い雨雲が北海道と東北北部にかかっています。今後も強い雨と風に警戒が必要です。

▼強い雨雲は抜けましたが岩手県では雨量が平年の8月、一か月分を超えたところがあります。このため土砂災害警戒情報が、岩手県を含め、青森県、北海道の37の市町村に出ています。

▼また岩手と青森の3つの河川で、設計上、堤防が耐えられると想定した水位の上限とされる計画高水位や、川岸の高さを超えています。
今後少しの雨でも土砂災害が発生したり、上流の雨で川がはん濫したりする恐れがある。北海道ではこれから満潮を迎え、高潮にも警戒が必要です。

台風10号の特徴 

《山ア》
 長いこと台風災害の取材をしてきましたが、台風10号のコースには驚かされました。ニュースでも史上初という言葉が使われていましたが、台風10号の特徴を整理してください。

《松本》
特徴は3つ。@本州の近くで発生 A迷走 B東北の太平洋側に上陸

▼台風は通常、フィリピンの東の太平洋で発生しますが、台風10号は八丈島のすぐ東で発生しました。過去、九州の西や紀伊半島の南で台風が発生したことがありますが、それらと並んで本州・四国・九州の最も近くで発生した台風のひとつと言えます。

▼ふたつめの特徴は迷走。普段であれば太平洋高気圧が日本付近にはり出して、台風はそのヘリを流れる風に乗って北上してきます。しかし今年は高気圧のはり出し方が弱かった。台風を流す風が弱く、台風は西にゆっくり進み、大陸の高気圧に阻まれて再び東に進路を変え、10日ほど迷走しました。

▼三つめは東北の太平洋側に上陸したことです。迷走した台風は関東沖で進路を西向きに変えました。日本付近で西に進むのはめずらしいと言います。なぜか。今年は、本来、北の上空を流れる偏西風が南に大きく蛇行し、これが北から冷たい空気を運んで分離して「寒冷渦」を作りました。台風10号は寒冷渦の流れに引っ張られて西に方向を変えたと考えられています。

この季節、多くの場合、南の海上で発生した台風が太平洋高気圧のへりにそって北上し、日本海側から東北に近づきます。今回は反対に東北の太平洋側から上陸しました。気象庁が統計を取り始めた昭和26年以降、初めてのことです。

背景にあるのは海水温の上昇

《山崎》
今年の台風にはいくつか珍しいことが起きました。まず台風1号の発生が7月3日で史上2番目に遅くなりました。ところがその後は相次いで発生し、10日ほど前には台風9、10、11号と3つの台風が日本の南の海上に存在していました。このうち10号と11号は、北緯30度より北の日本のすぐ南の海上で発生しました。

 台風の勢力には海の温度が大きく関わっています。台風は水温がおよそ27度以上の暖かい海で発生し、発達するという性質をもっています。今年の日本周辺の海面水温をみると、台風10号が停滞しながら発達した南大東島付近から西日本の沿岸では30度もあって、平年より1度から2度高くなっています。また関東地方から東北地方南部の太平洋側や日本海でも27度となっています。

Q・日本のすぐ南で2つの台風が相次いで発生した原因を気象庁はどう見ているのですか?

《松本》
台風が発生するのは、海の表面だけでなく深いところまで温かい海水が必要です。相次いだ近海での台風発生について、気象庁は日本付近の、水深の深いところまで海水温が高かったためと見ています。

《山崎》
 このところ海面水温が高くなる傾向は続いていて、大きな背景には地球温暖化があるとみられています。海面水温の上昇傾向は最近の台風に影響しているとみられ、東日本や北日本でも台風の接近数が増えています。

地域別の台風の接近数を1990年までと2010年までの30年間の平年値で比べると、沖縄地方が群を抜いて多くなっていますが、最近は九州が減っている一方で、東北や北海道が増えています。今年は台風7号、8号、11号と3つの台風が北海道に上陸しました。

自治体の防災対応

Q・最近の洪水や土砂災害では、自治体の避難の呼び掛けが遅れるなどして被害が大きくなった例がありましたが、今回はどうだったのですか?

《松本》
過去の災害の発生に避難指示や勧告が間に合わないケースが多くありました。広島の土石流災害や関東・東北豪雨でもそうした例があって、大きな課題になっています。今回の台風では、多くの市町村が早めに避難情報を出したと言えると思います。
きのう、もしくはきょうの早い段階で台風の進路にあたる多くの市町村で避難準備情報=お年寄りなど避難に時間のかかる人に避難を呼びかける情報が発表されました。そして台風の接近、上陸に伴って避難勧告、さらに危険性の高い地区には避難指示が出されました。
気になったのは、市内全域や町内全域に避難勧告、指示という自治体が見られたことです。住民は市内全域に避難勧告と言われたら、戸惑うと思います。国は土砂災害の恐れのある地域、浸水被害の恐れのある地域を特定して、避難所も示したうえで避難を呼びかけるようガイドラインで示していて、今回、そういう情報の出し方をした市町村も多くありました。避難情報の出し方については災害が一段落したところで検討していく必要があると思います。

《山ア》
台風10号の影響で北海道と東北では明け方にかけて強い雨が降り、北日本では暴風が吹いたりする恐れがあります。しばらくは河川のはん濫や土砂災害などに警戒を続けて欲しいと思います。
今年の台風をみていると、西日本ばかりでなく、東日本や北日本でもこれまで以上に台風防災を進める必要が出てきました。自治体も住民も防災意識を高めて被害を防いで欲しいと思います。

(山ア 登 解説委員 / 松本 浩司 解説委員)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/251590.html 



グループホームで9人の遺体確認 浸水被害の岩手・岩泉町
8月31日 18時02分

動画を再生する
台風の影響で浸水の被害を受けた岩手県岩泉町の高齢者グループホームで31日、9人の遺体が見つかりました。施設の事業者によりますと、全員が入所していた高齢者だということで、県や警察が詳しい状況を調べています。
31日午前10時ごろ、岩手県岩泉町乙茂地区にある高齢者グループホーム「楽ん楽ん」の施設内やその周辺で、男性2人、女性7人の合わせて9人の遺体を、台風10号の被害状況を調べていた警察官が見つけました。
施設を運営する社団医療法人の緑川会などによりますと、30日は、グループホーム「楽ん楽ん」には、入所者9人と職員1人がいて、死亡した9人はいずれも入所していた70代から90代の高齢者だということです。
グループホームと同じ敷地にある介護老人保健施設では、近くを流れる小本川が台風の影響で氾濫し、水につかる被害が出ていました。
岩泉町によりますと、当時、「楽ん楽ん」にいた職員は、一部の入所者とともにあふれた川の水に流され、下流で近くの住民に助けられたと話しているということで、県や町、警察などが詳しい状況を調べています。
遺体が見つかったグループホーム
岩泉町などによりますと、「楽ん楽ん」は、認知症の症状があるお年寄り向けのグループホームで、80代から90代の男女9人が入所していたということです。
施設のパンフレットによりますと、この施設は木造平屋建てで、広さが270平方メートルほどあり、入所者用の居室が9部屋あるほか、建物の中央には利用者が集まることができるスペースがあります。
施設では、認知症が進行して在宅での生活が困難になった高齢者が、職員の見守りや援助を受けて家事などを協力しながら生活するということです。
また、岩手県がホームページで提供している情報によりますと、この施設は5年前の平成23年4月にサービスを開始し、去年8月時点で、常勤、非常勤合わせて10人の職員がいました。同じ敷地には同じ法人が運営する入所定員85人の介護老人保健施設「ふれんどりー岩泉」があります。

「ふれんどりー岩泉」については、31日午前0時ごろ、岩泉町役場に詰めていた県の職員から「1階部分が浸水したが、入所者と職員は3階に避難して無事だ」と連絡があったということです。
一方、「楽ん楽ん」については、被害などの状況は把握できていないということです。
県によりますと、いずれの施設も今は電話が通じないということで、午前10時半現在、町の職員などが状況を確認するため現地に向かっているということです。

岩泉町によりますと、30日午後8時ごろ、グループホーム「楽ん楽ん」と同じ敷地にある介護施設「ふれんどりー岩泉」の職員から町に電話で連絡があったということです。この職員は「『ふれんどりー岩泉』の入所者と職員は建物の3階に避難しているが、『楽ん楽ん』の入所者と職員は避難できずにいる」と話していたということです。
近くの川の流域に避難指示や勧告出されず
岩泉町は、台風10号が関東の東の海上を北上していた30日午前9時、大雨で川があふれたり、土砂災害が起きたりする恐れがあるなどとして、町内全域に避難準備情報を出していました。
また、30日午後2時には、町内を流れる安家川が氾濫するおそれがあるとして、流域にある一部の地区に避難勧告を出していましたが、浸水被害があった高齢者グループホームの近くを流れる小本川の流域には避難指示や避難勧告は出していませんでした。
グループホームそばの川の水位は
遺体が発見された高齢者グループホームのすぐそばを流れる小本川の水位は、30日夜に急激に上がっていました。
国土交通省によりますと、高齢者グループホームから4キロほど離れた岩泉町にある赤鹿観測所では、台風の接近に伴って30日夕方から水位が上がり始めました。そして午後7時には、水位は5メートル10センチに達し、川岸の高さを超えました。その後の1時間で、水位は一気に1メートル50センチ上がり、午後8時には6メートル61センチに達しました。
このあと水位は徐々に下がっていきますが、31日午前0時まで、川岸の高さを超える状態が続いていました。
この記事の関連ワード
大雨 被害
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160831/k10010661921000.html


 

岩手・高齢認知症施設で9人の遺体 台風10号で避難しなかったのか
2016/8/31 12:20 印刷
台風10号 
台風10号による激しい雨の影響で浸水被害が起きている岩手県岩泉町の高齢者グループホームで、9人の遺体が発見された。NHKなど複数のメディアが2016年8月31日昼前に報じた。

遺体が見つかったのは、岩泉町乙茂にある認知症の高齢者向けグループホーム「楽ん楽ん(らんらん)」。施設は木造平屋で、川沿いに建てられていた。9人の身元は確認されていない(31日12時現在)が、複数の介護情報サイトの情報によれば、入居定員は見つかった遺体の数と同じ9人だった。

遺体が見つかったグループホーム「楽ん楽ん」(C)Google 
遺体は土砂に埋もれた状態

台風10号が接近した30日夕方頃から、岩泉町を流れる小本川の水位は上昇。同日夜には川が氾濫し、広範囲にわたって浸水被害が起きていた。NHKが31日朝6時頃に撮影したヘリコプターからの映像では、川の堤防が決壊して、町の広範囲に濁流が押し寄せたことが確認できる。

遺体が見つかった介護施設は、台風の影響で氾濫した小本川から50メートルほどの場所にあった。報道によれば、施設周辺は土砂に覆われており、遺体は建物内に流入した土砂に埋もれた状況で見つかったという。

報道によれば、同じ敷地内にある別の介護施設が浸水で孤立し、屋上などに避難している人が出ていた。連絡を受けた警察官が現場に駆け付けたところ、「楽ん楽ん」の建物内で遺体を見つけたという。

事件が起きたのが「認知症の高齢者向け」の介護施設だったことから、ツイッターやネット掲示板には、

「認知症の人たちのホームだったんだね...やるせない」
「散々注意喚起されてたのに9人死亡はまずい」
「なんで避難させなかったんだ。十分時間あったろ」
といった様々な意見が出ている。そのほか、福祉関係者とみられるツイッターユーザーからは

「どういう状況だったかまだわからないけど、グループホームは基本夜勤1人だし急激に浸水が始まればとてもじゃないけど助けられない」
といった指摘も出ている。
http://www.j-cast.com/2016/08/31276533.html  

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コメント
 
1. p4rhfeEDdk[128] gpCCU4KSgoiChoKFgmSCY4KEgos 2016年9月01日 11:44:09 : LNxdHmKVZY : 4FvRDhqin8E[71]
岩手・岩泉町長 グループホーム入所者死亡で陳謝

8月31日 18時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160831/k10010663011000.html

>町には、雨量によって避難勧告や避難指示を出す基準が無く、
気象警報など気象庁からの情報を受けて対策本部を設置し、
対応を検討してきたということで、これまでに今回のような増水の経験は無かったとしています。


このような自治体は他にもあるだろう。
早急な対策が望まれる。

原発周辺の自治体も実際に事故が起きないと目が覚めないようである。
机上の計算による想定は必要だが、
大自然を相手では、机上の計算は役立たないことも肝に銘じておくべき。
机上による想定が崩れたら避難計画も役立たない。
その時どうするか?
それも考えておく必要がある。


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