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今回の長野県南部地震は311大地震前の2010年9月28日福島県中通の次の地震ととてもよく似ています。
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/891.html
投稿者 taked4700 日時 2017 年 6 月 27 日 19:16:06: 9XFNe/BiX575U dGFrZWQ0NzAw
 

今回の長野県南部地震は311大地震前の2010年9月28日福島県中通の次の地震ととてもよく似ています。
https://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/20100929170000.html
発生時刻 2010年9月29日 17時00分ごろ
震源地 福島県中通り
緯度 北緯37.3度
経度 東経140.0度
深さ 20km
マグニチュード 5.8

5時間程度前である9月29日 12時02分ごろに福島県中通り、M4.9、最大震度3が発生していました。

6月26日の長野県南部地震( http://www.fnet.bosai.go.jp/event/tdmt.php?_id=20170624220100&LANG=ja で見ると逆断層型です。 )

福島県中通りとは、福島県の太平洋沿岸部である浜通りの西側に位置する内陸地域です。長野県南部はより一層内陸部であるような印象を受けますが、それぞれの地震の緯度で見ると、海溝からの距離はほとんど同じです。また、福島県中通りの地震は海溝から直接続いている東北地方全体を形成している地殻内で起こりましたが、長野県南部地震は中央構造線のすぐ北側である様子で、西南日本内帯と言われる地殻内部で起こった地震です。中央構造線は房総半島の銚子(犬吠埼)のすぐ北側で太平洋へ抜けていますから、房総半島のすぐ北側の海溝から直接続いている地殻です。

「(6月20日時点版)関東地方の6月の地震の起こり方から推測する関東大震災の時期」で6月20日までの6月の関東地方の地震の起こり方が311大地震前の東北地方の起こり方に似ているとして次のように書きました。

(関東地方の今年の最も特徴的な動きは)月の地震数が最少から最多へ推移している5月から6月です。よって、311の時の2010年7月から8月の変化と同じとと考えられると思います。2010年7月の月間合計地震数18件が8月には31件に増加し、海域の地震数も9件から19件へ二倍以上に増加しています。

2010年:東北地方:
*04月:25件 (陸域:18件、海域:07件)・(震度1:18件:72%)・(M4以上:06件:24%)
*05月:29件 (陸域:20件、海域:09件)・(震度1:19件:66%)・(M4以上:03件:10%)
*06月:23件 (陸域:11件、海域:12件)・(震度1:15件:65%)・(M4以上:09件:39%)
*07月:18件 (陸域:09件、海域:09件)・(震度1:10件:56%)・(M4以上:03件:17%)
*08月:31件 (陸域:12件、海域:19件)・(震度1:20件:65%)・(M4以上:14件:45%)
*09月:40件 (陸域:34件、海域:06件)・(震度1:26件:65%)・(M4以上:09件:23%)
*10月:54件 (陸域:49件、海域:05件)・(震度1:32件:59%)・(M4以上:13件:24%)
*11月:11件 (陸域:04件、海域:07件)・(震度1:07件:64%)・(M4以上:03件:27%)
*12月:14件 (陸域:08件、海域:06件)・(震度1:06件:43%)・(M4以上:04件:29%)
*01月:11件 (陸域:06件、海域:05件)・(震度1:08件:73%)・(M4以上:02件:18%)
*2/3月:34件 (陸域:14件、海域:20件)・(震度1:21件:62%)・(M4以上:15件:44%)(3月8日まで)

関東地方:今年2017年:(*6月分50件は、6月20日までのデータから6月の30日分を推定したもの。千葉県東方沖地震を陸域の地震と読み替えています。読み替えをしなければ、(陸域:15件、海域:35件)でした。)
1月分:31件(陸域:22件、海域:09件)・(震度1:23件:74%)・(M4以上:04件:13%)・(伊豆・小笠原:05件)
2月分:43件(陸域:30件、海域:13件)・(震度1:27件:63%)・(M4以上:07件:16%)・(伊豆・小笠原:04件)
3月分:35件(陸域:26件、海域:09件)・(震度1:24件:68%)・(M4以上:03件:09%)・(伊豆・小笠原:04件)
4月分:32件(陸域:20件、海域:12件)・(震度1:23件:72%)・(M4以上:08件:25%)・(伊豆・小笠原:07件)
5月分:27件(陸域:17件、海域:10件)・(震度1:19件:70%)・(M4以上:04件:15%)・(伊豆・小笠原:07件)
6月分:50件(陸域:24件、海域:26件)・(震度1:35件:70%)・(M4以上:12件:24%)・(伊豆・小笠原:18件)

2010年東北地方の9月・10月は陸域の地震が急増していますが、これが主に福島県中通りの地震の連続によるものです。長野県南部地震M5.7は震源深さ7キロ、逆断層型ですが、この福島県中通り地震M5.8の震源深さも20キロと比較的浅く、地震型も逆断層型( http://www.fnet.bosai.go.jp/event/tdmt.php?_id=20100929075800&LANG=ja )でした。Mもほとんど同じです。

2010年東北地方は、福島県中通り地震が10月2日まで連続した後、新潟県上越地方のM4以上地震を、間に宮城県北部地震などを挟みながら、8件連続、次に、岩手県内陸南部地震を4件で、10月下旬に、福島県中通り地震が7件あり、11月の地震急減へと続きました。

311の時は、海域の地震急増から福島県中通りの地震までに約1か月ありましたが、今年の関東地方の推移はより急激に起こっているようです。

関東地方の今月は、43件(陸域:14件、海域:29件)です。この内、20日までに34件、21日から26日までに9件です。1日当たりの発生件数はほとんど変わりません。その意味で、311大地震前の東北地方の陸域地震急増はまだ来ていないと言えます。ところが、房総半島のすぐ北側と同じ地殻(中央構造線の北側、西南日本内帯)で、現在連続地震が起こっている長野県南部を関東域に含めると、まさに陸域の地震急増期であることになります。

311大地震が起こった東北地方と比べて、関東地方は陸のプレートのすぐ下にフィリピン海プレートがあり、さらにその下へ太平洋プレートが沈み込んでいますから、太平洋プレートの沈み込み角度はより急になります。100キロよりも深く沈み込んだ太平洋プレートの引きにより、一気に沈み込みが開始される可能性が高いはずです。この意味で、犬吠埼あたりの緯度で能登半島の根元あたりから琵琶湖周辺で深発地震、つまり、太平洋プレートの先端が沈み込む地震が発生したら、いよいよ太平洋プレートが関東平野東方沖から沈み込む合図だと考えていいと思います。深発地震は、Hi-net自動処理震源マップで濃い青いドットであらわされます。

また、太平洋プレートが接しているフィリピン海プレートは部分的に蛇紋岩化していて、蛇紋岩は周囲の地殻よりも軽いため多少浮き上がっているはずです。そのため、太平洋プレートの上面とフィリピン海プレートの下面は固着が緩い可能性があります。つまり、滑り出したときに一気に滑ってしまう可能性です。また、富士山や伊豆諸島などで9世紀以前は活発な噴火活動が見られたが、貞観地震以降はあまり見られていないことから、関東平野の下で太平洋プレートが1000年余りほとんど動いていない可能性があります。つまり、それだけ太平洋プレートとフィリピン海プレートの間の接触面が硬く固着している可能性です。この意味は、破壊時により大きな地震波(衝撃波)を出すということです。

なお、311大地震が起こる前は日本海溝よりもハワイ側で海底が破壊される地震が起こり、日本海溝から東日本の陸域の地下へ太平洋プレートが沈み込んでいなかったが、311大地震で沈み込みを再開しました。そのきっかけは何かと言うと、多分、次の地震です。

2011年1月19日 5時23分ごろ 2011年1月19日 5時51分 インド付近 7.4 ---

この地震の結果、インド大陸による北上圧力が増し、それがチベット高原の地殻を東へ押し出し、結果的に台湾あたりがより東側に押され、それがアムールプレートの反時計回り回転を強めたのです。中央構造線の北側(西南日本内帯)が西側から圧力を受けた結果、東北地方までの中央構造線の北側が緊張し、日本海溝での太平洋プレートとの接触面が少し浮き上がったのではないでしょうか。この意味で、311大地震は岩盤が破壊される極短周期の地震波があまり出なかった可能性があります。

関東地方東方沖の太平洋プレートと陸のプレートとの接触面で同じようなことが起こるとすれば、それはやはり中央構造線の北側ですから、主に茨城県の緯度でのことになります。犬吠埼よりも南側は中央構造線の南側に属し、1000年程度は関東平野の下で太平洋プレートが動いていなかった可能性が強く、それだけ接触面が固着していますから、極短周期の地震波がかなり発生すると思います。ただ、地表付近は軟らかい地層が多いわけで、多くが減衰してしまう可能性が高いと思います。反対から言えば、横浜や横須賀など地表付近に土丹と言われる硬い地層が多く分布している地域は極短周期の地震波の影響を強く受ける可能性があります。

1923年関東大震災でフィリピン海プレートが動きましたが、フィリピン海プレートの上面部分だけが10メートル程度動いただけである可能性があると思います。つまり、フィリピン海プレートの厚さが数十キロはあり、太平洋プレートと接している下面は動いていなかった可能性があると思います。もし、フィリピン海プレートの全体が関東平野の下で動いたのであれば、続いて西側隣接部分である静岡県での地震、東海地震が発生したはずですが、発生していません。その意味でも、上面部分だけが1923年関東大震災では動いたのだと思います。  

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コメント
 
1. 2017年6月27日 20:32:27 : 8bWlDvHVi6 : XnpJzBsBidA[15]
いろいろ似ているようですね。あれもこれも。きりがないですね。

2. taked4700[6302] dGFrZWQ0NzAw 2017年6月28日 12:14:27 : agDu2EN0dA : T8lHGjH_sqk[2]
>>01

>いろいろ似ているようですね。あれもこれも。きりがないですね。

確かにタイトルは似てしまいました。その意味でうかつだったと思います。

改訂版:長野県南部地震は311大地震前の宮城・岩手内陸地震に似ているのでは!?
http://www.asyura2.com/15/jisin21/msg/888.html
投稿者 taked4700 日時 2017 年 6 月 26 日 07:07:02:

しかし、内容は全く異なるものです。

内容は読めないまま、タイトルだけでコメントするのは止めて頂きたい。


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