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(社説)AIIB、積極的参加で韓国の役割を模索せよ[朝鮮日報]:北朝鮮の参加も俎上に
http://www.asyura2.com/15/kokusai10/msg/285.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 3 月 19 日 14:24:09: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: ADB歴代総裁にみる日本の自己本位:AIIB問題:国際機関はヘゲモニー国家の覇権強化のための“ソフトな道具” 投稿者 あっしら 日時 2015 年 3 月 19 日 14:15:11)


【社説】AIIB、積極的参加で韓国の役割を模索せよ

 中国が主導して設立する国際金融機関「アジア・インフラ投資銀行(AIIB)」に、英国に続きドイツ、フランス、イタリアが参加を決めた。強硬に反対していた米国は「参加するかどうかは主権国が決めること」と態度をやや軟化させた。中国は年末のAIIB設立前にさらに多くの参加国を募るため、外交攻勢を強めている。韓国に対しても、創設メンバーとして参加するかどうかを今月中に決定するよう催促している。

 中国は2013年、陸上と海上に「新シルクロード」を築くという「一帯一路」構想を国のアジェンダに掲げた。中国からアジア・中東を経て欧州・アフリカにつながる陸上と海上のルートで道路や鉄道、港湾などのインフラを整備し、経済成長の足掛かりにするとともに自国の経済的な影響力も強めるという構想だ。欧米や日本が主導する世界銀行やアジア開発銀行(ADB)では中国の発言権が限られるため、新たな国際金融機関を設立してこの事業に資金を支援しようとしている。

 欧州諸国はこうした中国の本心を十分知りながらも、実利を重視してAIIBへの参加を決めた。英国は5月に下院総選挙を控え、財界からの中国との貿易拡大要求を無視できなくなったという。先月に米国へAIIBへの参加の意向を伝え、米国の反対を押し切って中国版国際金融機関への参加を表明した。

 英国、ドイツ、フランス、イタリアがAIIBの創設メンバーとなったことは、既存の国際金融秩序に変化をもたらしかねない重大な転換点だ。先進国が加わったことで、AIIBが発行する債券は国際市場で「最優良」の格付けを受けられるようになった。中国・人民元の威力は次第に強まるに違いない。

 何よりも、参加を決めた欧州4カ国は米国、日本、カナダと共に先進7カ国(G7)としてこれまで国際金融秩序を支えてきた国々だ。4カ国は今後、G7とAIIBの間で両方の利害関係を考慮しなければならない。また、国際通貨基金(IMF)の仮想通貨であるSDR(特別引き出し権)を構成する4通貨のうち、ユーロとポンドがAIIBに参加する状況となった。将来的に、G7体制に中国を加えたり、SDRの構成通貨に人民元が採用されたりする可能性もある。

 国際金融秩序の再編は、20−30年かけて徐々に進められるものだ。韓国はAIIBの支配構造を議論する初期段階から積極的に参加し、自国の立場を正確に伝える必要がある。AIIBに北朝鮮を参加させられれば、核の放棄を前提にAIIBを通じて北朝鮮のインフラ開発を進める道も開けるかもしれない。AIIBへの参加の是非は、韓中関係や韓米関係だけを考慮して判断すべきではない。国際金融秩序の再編という大きな波の中で、韓国の役割を模索すべきだ。

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/03/19/2015031901522.html

 

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コメント
 
01. 2015年3月20日 08:51:10 : jXbiWWJBCA
英国のAIIB創設参加、伏線に張られた中国マネー
急増する中国人旅行者の爆買いでも豊かになれない日本〜河添恵子氏
2015年03月20日(Fri) JBpress

河添 恵子(かわそえ・けいこ)氏
ノンフィクション作家。主な著書に『豹変した中国人がアメリカをボロボロにした』(産経新聞出版)『中国人の世界乗っ取り計画』(産経新聞出版)『エリートの条件 世界の学校・教育最新事情』(学研)『中国人とは愛を語れない!』(並木書房)などがある。(撮影:前田せいめい、以下同)
 マット安川 ノンフィクション作家で共著書『国防女子が行く』も話題の河添恵子さんをお迎えして、春節の爆買いや習体制下の軍拡、環境問題、経済状況など、中国の最新情勢について幅広くお聞きしました。

中国人観光客で売り上げ増えても利益は出ない?

河添 中国の人が日本に来ての「爆買い」が話題になりました。彼らは不動産や株で不労所得を稼いだ人たちですが、100万円もする高級時計をさかんに買っているんですよね。

 中国政府は今、その種の高額商品を買うことを禁止しています。ワイロに使われるのを防ぐためですが、日本で買いまくっているんですから皮肉な状況です。

 見過ごせないのは、外国人観光客に対する消費税免税措置です。消耗品もまとめ買いすれば8%オフになります。転売しないで自分で使うのが条件ということになっていますが、中国の人の消費動向からすると目的は転売かワイロなんです。

 香港ではブランド品を買って中国で転売するのはやめてくれというデモも行われています。デパートの売り上げに貢献するという意味ではいいと思いますが、消費税免税は日本人に対する逆差別でしょう。


 もうひとつ指摘したいのは、世界のどこを旅行しても彼らがお金を落とすのは中国社会に対してだということです。航空会社も旅行社も中国の会社。中国資本のホテルに泊まり、朝昼晩中華料理を食べて、家電はラオックスで買うという具合。

 ラオックスは数年前、中国企業に買収されました。その実態を知らずに、買い物する彼らを見ては「中国人はお金持ち」などと感心するコメンテーターがいますが、アホかしらと思います。

 サービス業界では中国語を話せるスタッフが必要だと中国の人を雇用したり、中国のテレビを見られるようにしたりするホテルもあったりします。たしかに中国からの旅行者は増えていますが、あの国は独裁政権ですから、旅行者の数を急に増やすことも減らすこともできるんです。

 旅行者の急な増減は経営を不安定にします。台湾ではそのせいで旅行社がつぶれていますし、カナダでは中国資本に乗っ取られるという問題も起きています。中国人を呼び込むことの経済効果ばかりを期待する人は物事の一側面しか見ていないんです。

 私は旅行社をたくさん取材しています。北海道に行ったときに印象的だったのは、売り上げと利益は別だという話でした。中国人相手では利益なんて出ないっていうんですね。

 一泊3500円に負けてくれ、朝晩の食事はバイキングにしてくれ、カニをいっぱいつけてくれ・・・。要求ばかりされて、客を呼ぶほど赤字になるそうです。しかもめちゃくちゃ汚される。カーテンはべとべとだし、シーツは捨てないといけない、と。

 そういうことを補う利益があればいいんですけど、現実は厳しいようです。

アメリカとの関係悪化をよそにドイツ、イギリスに接近

 今の米中関係はとてもよくありません。特に南シナ海での米海軍との関係はほとんど敵と言っていいレベルです。でも中国は一方でヨーロッパとの関係を深めています。褒めるわけではありませんが、非常に外交がうまいんです。

 特に欧州連合の中心、ドイツとはもうずぶずぶの関係です。習近平(中国国家主席)さんは毎年メルケル(ドイツ首相)さんとハグしていますし。ここ1〜2年はイギリスとの関係も深めています。

 中国のうまいところは、リーマン・ショックで欧州経済がガタガタになったときを狙って入り込んだことです。ハゲタカのように飛んでいって、しかし救世主であるかのように演じました。

 そしてダライ・ラマさんなどが絡む人道的アクションを封じた。メルケルさんがダライ・ラマさんと会った翌年は、ドイツの国内経済が2割もダウンしました。

 中国は相手がそういうことをすると、独裁政権だけにこっそり制裁するんですね。イギリスのキャメロン(首相)さんも、次の選挙を考えて中国を敵に回せないというのが実情です。

 多くの方が見過ごしていますが、中国はイギリスと新時代の関係を築きつつあります。

 2010年、莫大な石油利権を持つイギリスの企業、BPがメキシコ湾で原油流出事故を起こしたとき、中国はBPの負担を肩代わりしました。世界的な存在感を誇りながら、下手をすると裸の王様になりかねないイギリスの立ち位置を見据えてのことです。

 こういうところが非常にうまいと思います。中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)にイギリスが参加を決めたのも、そうした流れの中の出来事でしょう。

 中国にはイギリスと関係を深めることでアメリカを牽制したいという思惑があります。日本の報道は、2つの大国である米中の関係がよくないということに止まっていますが、中国はそういうレベルを卒業しています。彼らがもっと多角的に外交を考えていることを知るべきです。

中国と付き合っている限り、日本人は豊かになれない


 日本人が今冷静に振り返るべきはこの20年の歴史です。日本経済の高度成長期は中国と深くお付き合いする前、昭和の終わりまででした。

 国交正常化は1972年のことですが、80年代まで経済関係はほとんど希薄だったのです。ちょうど中国との関係が深まる中で、産業空洞化、デフレスパイラルといったいろいろな問題が起きてきました。

 一方、中国の高度成長期は日本と深く付き合い始めてからです。日本に投資してもらって世界の工場という看板を掲げ、経済を拡大しました。中国は日本によって、日本は中国抜きで高度成長を遂げた。中国とお付き合いしている限り、日本人が豊かになる時代は来ません。

 経済人に見てほしいのは、中国に進出しなかった企業こそが今の勝ち組だという事実です。私はいろいろな企業にお邪魔して講演しますが、行かなくてよかったという声をしばしば聞きます。それに対して行ってしまったところは悲惨です。借金が増えただけだったりします。

 中国は20年前まで日中友好、一衣帯水の関係を強調していました。しかしその後は急に、日本をめちゃくちゃ悪者にし始めた。日本はとんでもないことをしてきたと言うようになりました。

 南京とか慰安婦とか、中国には歴史のことで訳の分からないウソばかりつかれていますけど、こういう現代史を振り返れば、どちらがウソをついているか、どちらがまじめに働いてきたかなど、実感として分かることがいっぱいあると思います。

中国の実態を正しく知ることはできない

 中国共産党の政府はある種の広報集団ですから、めちゃくちゃなことがあっても隠したり、解釈を違えたりできます。これからの中国経済は低成長だが成熟の時代を迎えると胸を張ったり、ウイグル族をテロリストのように言ったりするのもそういうことです。

 実態はといえば、餓死者は出るしテロは起きるし、ほとんど内戦状態です。そもそも政府のトップが粛正し合っている、つまりは殺し合いをしているんですから。政府高官の子供たちが名前を偽っているのも、本名を知られると殺されかねないからです。

 日本のメディアはそういう実態を報道しません。すれば支局ごと追い出されるからです。日本のメディアなのに中国政府がいいよと言うことしか報道しない。民放であれば、スポンサーの意向というものがあります。大企業は中国との関係が深いので、ここでもストップがかかる。

 文革時代に偉大なる革命をやっているとか書いた朝日新聞みたいな新聞もあります。私に言わせれば、中国の実態を正しく知ることなど無理なのです。

「マット安川のずばり勝負」2015年3月13日放送

「マット安川のずばり勝負」マット安川/前田せいめい撮影
マット安川(本名:安川昌之)
(株)オフィスヤスカワ代表取締役。1973年1月10日生、神奈川県出身。O型。大学在学中から30種以上の仕事に携わり、のちに渡米。語学を学び、インターンシップ、のち現地法律事務所へ勤務、3年間マネジメントを担当する。帰国後、各界著名人のトレーナー兼マネジメントなどを手がけ、企業コンサルティング、事業マッチングのほか、TV・ラジオの番組DJ・企画制作など多方面に活躍中。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43231


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