(回答先: ネパール、ＡＩＩＢに支援要請へ　大地震復興で財務相表明：ＡＩＩＢ最初の試金石、成功すれば… 投稿者 手紙 日時 2015 年 5 月 05 日 03:08:28)

AIIBの体制がどうなるかも分からない現時点で、いささか時期尚早のネパール財務相の復興支援要請だ。
シナ主導の金融機関だからシナは積極的に働きかけているだろうが、実行されれば開発企業や人員が大量にシナから流れ込むことになり、今までどちらかと言えば、インド寄り中立の立場であったネパールが大きくシナ寄りに傾くことになる。
現在のネパール大地震ではインドとシナ双方が最大の救援部隊を送り込んでアピールしている所だ。シナとの国境紛争を抱えているインドは、ネパールがシナ寄りになることを黙認することはないだろうが、若しそうなればこの山岳地帯の地政学の力学が大きく転換する。

山脈が国境の場合，分水嶺を国境とするのが普通で望ましいが、拡張期の国家はしばしば分水嶺の向こう側をも領有しようとする欲求に駆られる。砦の向かい側まで自国領であれば、こちら側はより安全だからだ。シナとしてはネパールを手なずけ、更にバングラデシュを手なずければ、ベンガル湾への回廊を手に入れることになる。
ベンガル湾に出ることができれば、中東油田地帯やアフリカは指呼の距離であり、（シナにとっては）うるさい東南アジア諸国の海域であり、米第七艦隊も遊弋する、マラッカ海峡、南シナ海、東シナ海の危険性を回避できる。
　

コメント
01. 2015年5月06日 01:00:33 : hs1I7Cdm5Y このシト、訳知り顔でほざいてるけど時代遅れ、勉強不足。 中国は既にパキスタンのグワダル港(イランとの国境から３０ｋｍ)の運営権を手に入れパイプラインの建設に着手している。カシュガルまで伸びて中国各地に分岐する。もちろん「パキスタン」はイランからパイプラインで石油を輸入する、中国がパイプライン建設費を借款、そして接続、すなわち中国がイランから石油をパイプラインで輸入することになる。 マラッカ海峡回避にはマレー半島の最狭部に運河を通す。
02. 肥筑 2015年5月06日 07:59:37 : aZKh1lU.sFsHg : HkJ4fK4B9g >>1 匿名とは言え、失敬な言い方だ。 カシュガル経由のパイプラインなど1万キロ以上の距離だろう、政情不安定地域が多いしメインストリームとはなり得ない。運河もシナ専用ではない。 シナがネパールやブータンに食指を動かすのは、ベンガル湾への回廊確保というシナ拡張期特有の地政学的欲求からだ。
03. HIMAZIN 2015年5月08日 00:04:55 : OVGN3lMPHO62U : YtPH7k22Sk >>1 >マラッカ海峡回避にはマレー半島の最狭部に運河を通す。 >>2 >シナがネパールやブータンに食指を動かすのは、ベンガル湾への回廊確保 既にミャンマーにパイプライン引いてますね。 地峡に運河は構想している国が多そう。 ネパール、ブータンからベンガル湾は、インド領を通らないとならないので、 説としては苦しいですね。 ナトゥラ峠から直接インド領に入る方が早いでしょう。

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• Re: アジア開発銀行と支援会合共催へ　日ネパール外相電話会談：ＡＩＩＢ vs ADB 第１ラウンド 手紙 2015/5/09 02:37:50 (0)

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