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投稿者 ｒｅｉ 日時 2015 年 5 月 12 日 16:20:32: tW6yLih8JvEfw
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『ニューズウィーク日本版』２０１５－５・５／１２
Ｐ．１３
「ヒラリーを襲ったクリントン家の寄付金疑惑
メールの次はカネの疑惑だ。慈善団体クリントン財団への寄付をめぐり、ヒラリー・クリントンの米国務長官在任中の利益相反の疑いが浮上している。
行政監視団体ジュディシャル・ウオッチが情報公開法に基づいて入手した文書によると、国務省は１１年の段階で、財団を介したビル・クリントン元大統領と「サウジアラビアの団体」の関係を憂慮していた。利益相反の可能性を示唆する国務省高官のメールや、ビルがサウジアラビアの企業から３０万㌦を受け取ったことを示す書類もある。
さらに波紋を呼びそうなのが、ウラン鉱山開発会社の買収をめぐる疑惑だ。国務省を含む省庁の委員で構成される連邦委員会は１０年、ロシアの国営原子力発電会社ロスアトムが、カナダのウラニウム・ワン社を６億１０００万㌦で買収することを承認した（ウラニウム・ワンは米国内に鉱山を所有するため安全保障上、同委員会の承認が必要）。
カナダ歳入庁によると、買収承認の前後に、ウラニウム・ワンの会長が関係する慈善財団から２３５万ドルがクリントン財団のプロジェクトに寄付された。
政治ジャーナリスト、ピーター・シュワイツァーの５月発売の新著『クリントン・キャッシュ』にはこの件のほかにも、財団への寄付者が国務省絡みで優遇された例が挙げられているという。大統領選とともにクリントン家の財政スキャンダルも過熱しそうだ。
ミシェル・フロルクルス」
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