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トランプ氏：TPP合意は恐ろしい合意
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4965448.html
2015年11月11日 NEVADAブログ
２０１６年米大統領選の共和党候補による第４回テレビ討論会が１０日、ウィスコンシン州で行われており、かなりの議論が戦わされていましたが、注目のトランプ氏は、以下のように述べています。
『ＴＰＰ合意は恐ろしい合意だ。もし承認されれば、ますます（アメリカ人の）雇用が失われる』
そしてまた以下のような”毒舌”が炸裂していました。
『私は自由貿易主義者だが、交渉には頭のいい人が当たらなければならない。今の米政府には頭のいい人がいない』
フロマン通商代表を酷評しているものですが、今やアメリカはTPPでは一切妥協をするべきではない、という意見がかなり強くなっており、議会でも再交渉を求める発言が重鎮から出ている程であり、このままいけばTPP合意は空中分解することもあり得ます。
トランプ氏も、ヒラリー氏もTPPには反対となっており、共和党・民主党大統領有力候補がそろって反対となれば、議会承認は不可能になります。
それにしましても、トランプ氏はいまだ強い支持を受けており、異例の強さとなっています。
ここまで保守派を集めたトランプ氏であり、トランプホテル・マンションの宣伝としても十分おつりがくる状態になっており、いつ共和党と条件交渉をして候補から降りても不思議ではありませんが、いまだ頑張っています。
「まさかトランプ氏が共和党候補に」ということはないと思いますが、レーガン大統領の誕生もありましたから、１００に一つの「まさか」があり得るのかも知れませんが、そうなればヒラリー氏と一騎打ちになり、大統領選挙は盛り上がります。
下手なドラマや映画を見るよりトランプ氏とヒラリー氏の舌戦を聞く方が余程面白いはずだからです。
ただ、アメリカは政治の季節に入りつつあり、これは世界にとり極めて憂慮すべき事態となります。
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