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Re: 中東の「地殻変動」がもたらすものは、天木氏の「サウジ王制の危機」そのものではないか。軍隊も弱いしインテリジェンス
http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/277.html
投稿者 仁王像 日時 2016 年 1 月 06 日 20:24:10: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

(回答先: 中東の「地殻変動」日本にも〜サウジ”石油と安全保障の交換”の終焉〜イランばかり得してると/報ステ 投稿者 仁王像 日時 2016 年 1 月 06 日 20:03:09)

 畑中、立野両氏の見解はほぼ同じだが、サウジが抱える問題はこの程度で語り尽くせるものなのだろうか。

 レバノン大使であった天木氏の肌で感じてきた「サウジ王制の危機」というもっと深刻な問題であるように思える。
 処刑された47人のほとんどは反体制のスンニ派で、シーア派を狙い撃ちしたとは思えない。3〜4人のシーア派にナムル師も含まれていたが、反体制ということで死刑判決を受けていた。反体制運動に危機感を持っていたサウジが区別なくこの際、反体制派ということで処刑したのではないか。
 それがイランのサウジ大使館焼き討ちにまで発展するとは予想外だったと思われる。こうなった以上、国交断絶等措置をとらなければならない。

 そこで話を戻してサウジのインテリジェンス部門がいかほどのものかということ。元々クーデターを恐れて強い軍隊を持たず、その分、米国に依存してきたことは周知の通りである。そんな状況で、インテリジェンス部門だけが堅固かつ強固なものが出来ているなどとは想像しにくい。油の上に浮いて暮らしてきた王家一族である。
 今回のイランの反応は予想外で読めなかったと考える(どなたかが「ノープラン」ではないかと指摘している)

 強い軍隊を備えないがゆえに、一旦、大規模な武装蜂起でも起きれば、王権はひとたまりもないのではないか。米国との関係は、すでに冷え切っており直ちに助けてくれるかどうかも怪しい。
 国内の反体制派ばかりかイスラム国の脅威もある。王制の存続に危機感を抱いたがゆえに早めに芽を摘む予防措置として今回47人の処刑を断行したのではないか。それが予想外の方向に発展してしまった。時期が悪かったのか、判断を誤ったのか。

(サウジ王制の危機…)
http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/268.html#c3
 http://www.asyura2.com/15/kokusai12/msg/268.html#c4

・サウジアラビア軍wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E8%BB%8D
 

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コメント
 
1. 2016年1月06日 23:59:18 : AhG0Cwyoxs : yBKsogeR8co[1]
サウジは湾岸協力会議(GCC)のメンバー国でかつ中心国。

湾岸協力会議
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BE%E5%B2%B8%E5%8D%94%E5%8A%9B%E4%BC%9A%E8%AD%B0

GCCは加盟国で安全保障を担っており、加盟国のいずれかに内乱や侵略による戦火が及べばGCC軍として加盟国に軍隊を派遣することができる。

アラブの春がバーレーンに及んだ時、バーレーン国内の多数派シーア派がスンニ派の王族政権に対して蜂起したが、サウジがGCCを通して軍を送り込み潰した。
今回のイランとサウジの諍いでもGCCの加盟国であるバーレーンやアラブ首長国連邦、そして加盟要請中のイエメンなどがサウジに続きイランとの断交を発表した。


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