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地球外生命体は「常識」 世界最高性能「アルマ望遠鏡」が解き明かす生命の根源〈AERA〉
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/468.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 29 日 16:10:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

南米チリのアタカマ高地・標高5千メートル地点の山頂施設にある、アルマ望遠鏡のアンテナ群。夜空には天の川が見える(提供・ESO/Y. Beletsky)


地球外生命体は「常識」 世界最高性能「アルマ望遠鏡」が解き明かす生命の根源〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170126-00000195-sasahi-sctch
AERA 2017年1月30日号


 地球外生命体はいるのか世界最高性能の望遠鏡で天体観測──。南米チリにある「アルマ望遠鏡」では今、宇宙で生命を探る研究が進んでいる。

「天文学者は人が住めない大地を目指す」──。

 国立天文台チリ観測所教授の井口聖さんはそう話す。天体観測には、酸素が薄く、雨が降らず、乾燥した環境が適しているからだ。

 まさに人が住めない究極の大地、南米チリの標高5千メートルの砂漠地帯であるアタカマ高地にあるのが、世界最高性能の電波天文台「アルマ望遠鏡」だ。

 このアルマ望遠鏡を使った、新たな発見が相次いでいる。国立天文台は昨年12月、アルマ望遠鏡を使った研究成果を発表し、観測開始から5年で500を超える発見があったと明らかにした。

 そのひとつで注目されるのが、地球以外の宇宙での生命の起源の探索だ。昨年9月には、うみへび座の方向にある地球から175光年離れた恒星の周りに、海王星と同じくらいの重さの惑星がある可能性が高いことを発表した。ほかにも、太陽系のような惑星系ができる場所を数多く観測しているのだ。アルマ望遠鏡とは──。

 2001年から国際共同プロジェクトとして計画がはじまり、11年から観測を開始。現在ではアメリカ、日本、欧州などから世界22カ国が参加している。

 望遠鏡といっても、レンズのついた筒状のものをのぞくわけではない。直径7〜12メートルの巨大アンテナを使い、天体が発するさまざまな電波をキャッチするのだ。アルマ望遠鏡では、山手線内ほどの広大な敷地に66台の巨大アンテナが広がり、ひとつの「望遠鏡」として働いている。

 アンテナのひとつひとつは移動式。観測計画に合わせてトラックに載せて動かすが、1台動かすのに半日かかる。これらのアンテナ間の最大距離は16キロメートルにも及ぶ。

●宇宙の謎を解き明かす

「空気中を電波が透過しやすく、アンテナを広げられる広大な土地があることが、アタカマ高地を選んだ決め手になりました」

 と国立天文台チリ観測所助教の平松正顕さんは説明する。

 天体から届く電波を、少しでも正確にとらえたい。そのためには酸素が薄く、乾燥しているのが好条件だ。電波が空気中を透過しやすく、アンテナでキャッチしやすくなるからだ。

 電波天文台の建設計画を進めていた1990年代、日本の天文学者らはチリのほかにもインドやチベットなど世界中で約20カ所を調査し、条件に合う場所を探し求めた。その結果、アタカマ高地の共同プロジェクトに参加することを決めた。

 だが、日本から行くことは簡単ではない。飛行機3本を乗り継ぎ、砂漠地帯を車で2時間以上走って、ようやく最も近い人口約2千人のオアシスの街に着く。

 天文学者らが観測拠点としている、標高2900メートルにある山麓施設までは街から車でさらに40分。合計40時間以上の長旅だ。

 さらに66台のアンテナが広がる山頂施設は、夏でも雪が降る極限環境。

「夏にあたる2月は山頂施設で雪が降るなど天気が崩れやすいのですが、それ以外は好条件で観測ができます」(平松さん)

 アルマ望遠鏡は、遠くにある天体のひとつひとつをくっきりと見分けられる、視力の良さが特徴だ。これまでの同種の望遠鏡に比べて100倍の解像度を誇る。

●生命の起源となる物質

 その視力の良さをもって、太陽系や銀河系の成り立ちなど宇宙の謎を解き明かそうと観測を続けている。中でも力を入れているのは、生命の探索だ。

 宇宙で生命の起源を探る研究は、米航空宇宙局(NASA)が「アストロバイオロジー」と名付け、00年ごろから注目を集めるようになってきた。アストロバイオロジーの研究を進める東京薬科大学教授の山岸明彦さんはこう話す。

「かつては、地球は生命が存在する特別な天体と思われていましたが、最近では、実は生命は他の天体や宇宙にありふれた存在だと考えられるようになってきました」

 考え方が180度変わったのだという。

 その根拠のひとつが、太陽系外惑星の発見だ。

「実は、生命が存在するかもしれないと期待されている太陽系外惑星は近年続々と見つかってきているのです」

 と前出の平松さんは説明する。95年に太陽系外惑星が初めて発見され、NASAが太陽系外惑星観測専用の宇宙望遠鏡「ケプラー」を09年に打ち上げたのを契機に他の観測チームからも発見が相次ぎ、これまでに約3500の太陽系外惑星が見つかった。

 太陽系外でも生命が存在する可能性がさらに広がったのだ。

 アルマ望遠鏡が今、目指しているのが、生まれたての星から、生命の起源となる物質を見つけること。まずは、タンパク質の元となるアミノ酸の探索を目指している。

 まだアミノ酸は見つかっていないものの手がかりは出ている。12年、デンマークの研究グループが、アルマ望遠鏡を使い、地球から400光年離れた場所にある生まれたばかりの原始星の周囲を観測し、アミノ酸の元となる有機物である「グリコールアルデヒド」を見つけだすことに成功したのだ。

 地球外生命体の発見までは道が長そうだが、海外では「今から一世代の間に地球外生命体が見つかる」という見方もある。(編集部・長倉克枝)

 

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