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恐竜時代、植物食のワニは珍しくなかった、少なくとも3度進化、最新研究
http://www.asyura2.com/15/nature6/msg/735.html
投稿者 ピノキ 日時 2019 年 7 月 04 日 00:42:54: /cgEbzQ/iEx0c g3ODbYNM
 

(回答先: 古代ワニは草食だった、外見はうろこ付きのイヌ? 米大研究 投稿者 ピノキ 日時 2019 年 6 月 29 日 00:51:40)

絶滅したワニ「パカスクス」の想像図。歯の化石の分析により、植物食だったことが明らかになった。(ILLUSTRATION BY JORGE GONZALEZ)


https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/070100382/
7/2(火) 7:11配信
NATIONAL GEOGRAPHIC


 絵本でも漫画でも、ワニの口にはいかにも肉食らしいギザギザの歯が並んでいることが多いが、実際はもう少し違うタイプの歯があると、米ユタ大学の古生物学者キーガン・メルストローム氏は言う。


「それでも、絶滅したクロコダイル型類(Crocodyliform)の歯の多様性にはとうてい及びません」と彼は言う。クロコダイル型類は、現代のワニ(アリゲーターやガビアルを含む)や絶滅種を含むワニ類の大きなグループ。「そのなかには非常に変わった歯を持つものもいました」


 このほど、絶滅したワニの仲間16種の歯の化石146本を分析したところ、驚くべき事実が明らかになった。太古のワニは、その進化の歴史の中で少なくとも3回、植物食(草食)になっていたのだ。


 6月27日付けで学術誌「Current Biology」に論文を発表したメルストローム氏は、「これは、植物を食べることが有利な戦略だったことを意味します」と言う。「今後、もっと多くの歯が発見されれば、植物食になったワニのグループももっと見つかることでしょう」(参考記事:「奇妙な新種ワニの化石を発見、雑食だった?」)


切り裂く歯と咀嚼する歯
 メルストローム氏と論文共著者のランドル・アーミス氏は、古代の哺乳類の歯を比較するための特殊な手法を借りて分析を行った。


「簡単に言うと、1本の歯に別々の面がいくつあるかを数えるのです」とメルストローム氏は説明する。「1本の歯の中で異なる向きに傾いている面があれば、それを1つと数えます」


 現生哺乳類と爬虫類の研究から、食肉類の歯は、別々の面をほとんど持たない単純な形のものが多いことがわかっている。例えば、捕食動物のコモドオオトカゲの歯は、ステーキナイフのように薄く、鋭く、まっすぐで、ひだはない。このような歯は、獲物を捕まえて、そのままのみ込める程度の大きさの塊に切り裂くのに最適だ。反対に、歯に多くの溝をつけることで表面積を増やし、植物の硬い部分をすりつぶす動物もいる。


「このタイプの歯の持ち主は、ほぼ例外なく植物食です。植物の葉や枝や茎を消化するには、よく噛んでからのみ込む必要があるのです」とメルストローム氏。


 現代のワニはほぼ完全に肉食で、歯は通常ごく単純な形をしている。一方、メルストローム氏が調べた絶滅種のワニの中には、20面もあるような歯を持つものもいた。こうした歯は、長時間かけてものを咀嚼したり、栄養分に富む植物を食べたりするのに使われていた可能性がある。


「私たちが調べた中で、特に複雑な形だったのがシモスクス(Simosuchus)という絶滅ワニの歯でした。シモスクスは、シャベルで叩かれたような長方形の鼻をもつ小型のクロコダイルです」とメルストローム氏は説明する。シモスクスの歯は、ガラパゴス島の岩にへばりついた海藻を食べているウミイグアナの歯に驚くほどよく似ている。「シモスクスは水生ではありませんでしたが、おそらく水の近くに住んでいたのでしょう。彼らがウミイグアナと同じような行動をしていたことは容易に想像できます」(参考写真:「ウミイグアナが食事中」)


 驚いたことに、今回の研究で、植物食になったワニは1種だけではなかったことが立証された。少なくとも3つの独立した集団がさまざまな複雑な歯を持っていたことから、進化の過程で植物食への移行が複数回起きていたことが示された。


 米オハイオ大学の古生物学者パトリック・オコナー氏は、この研究チームのアプローチを高く評価している。


「新しい化石が発見されるたびにこの手法で調査を行い、拡張していくことで、クロコダイルの中で植物食が繰り返し現れた理由を検証することができます」と同氏は言う。同僚で現在はアルゼンチンのエジディオ・ フェルグリオ古生物博物館にいるディエゴ・ポール氏も同意見だが、科学者は歯の複雑さだけでなく、摂食行動を裏付けるほかの証拠も探すべきだとも指摘する。


生き残った現在のワニたち
 植物食のワニは一時的には繁栄したようだが、地球上の動物種の約4分の3が絶滅した6600万年前の大量絶滅を生き延びることはできなかった(ちなみに、現代のワニは、これを生き延びた数少ない大型四足動物の1つである)。以後、植物食のワニが進化することはなかった。これは、彼らの生態学的地位を哺乳類が奪ってしまったからかもしれない。(参考記事:「新説「恐竜絶滅」を生き延びたのは地上の鳥だった」)


 ハンガリーの古生物学者で、今回の研究に使用された歯の化石の多くを発見したアッティラ・オーシ氏は、「植物食の動物になるには、なんらかの専門化が必要です」と言う。特定の植物を食べられるように専門化してしまうと、その植物がなくなったときに不利になる。もう1つの手がかりは、植物食のワニを含む、すべての陸生ワニが絶滅してしまったという事実にあるかもしれない。現在生息する20種強のワニは、いずれも湖や川、ときに海岸にすみ、肉や魚を主食にしている。


 なお、現生のワニは完全な肉食ではない。多くのワニがときどき果実を食べていることがわかっていて、木からじかに食べているものさえいる。アメリカアリゲーターに数カ月間植物をメインにした餌を与えたところ、健康への悪影響は確認されなかったとする研究もある。(参考記事:「動物大図鑑 アメリカアリゲーター」)


 哺乳類にこの研究手法を用いたことがあるフィンランド、ヘルシンキ大学のマイケル・フォーテリウス氏も、肉食、植物食というラベルは役に立たないことが多いと同意する。


「絶滅したクロコダイル型類のいくつかが肉食ではなかったように、絶滅したハイエナの多くは獲物の骨を砕くことができず、絶滅したサイの多くが角を持っていませんでした」と同氏は言う。「現在生きている動物の多くは、祖先である集団を代表する特徴を必ずしも持っているわけではないのです」
 

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