大阪都構想の住民投票で反対多数。大阪市は存続。橋下徹大阪市長は政界引退の意向。

http://www.asahi.com/articles/ASH5K5V9ZH5KPTIL02V.html

　政令指定都市の大阪市を廃止し、五つの特別区に分割する「大阪都構想」の賛否を問う市民対象の住民投票が１７日実施され、開票の結果、反対が賛成を上回ることが確実になった。

　都構想の制度案（特別区設置協定書）は廃案となり、大阪市は存続する。

　都構想実現を目指していた地域政党・大阪維新の会の橋下徹代表（大阪市長）は、「住民投票で負ければ政治家を辞める」との考えを示しており、松井一郎幹事長（府知事）とともに、今年１１〜１２月の首長任期満了をもって政界から引退する見通し。

　住民投票は４月２７日に告示され、推進派の大阪維新と反対派の自民、民主、公明、共産各党の地方組織が激しい宣伝合戦を展開した。

　今回の住民投票の当日有権者数は２１０万４０７６人で、過去に各地で行われた住民投票で最大規模。投票率は６６・８３％だった。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150517-OYT1T50141.html

投票率さえ上がれば、民意とずれた結果を出し続ける選挙結果が正しいものにちかづいていくという事の証拠だな、ターニングポイントが６６％後半にあるのだろう。
実際外国人ジャーナリストからみて「日本人は変わってない、右傾化などしてない、選挙の結果だけが事実を反映してない」と言っている。

みんなまじで投票に行こうぜ、行かせようぜ。

　大阪市で17日、市を廃止して５つの特別区に分割する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が行われ、即日開票の結果、反対が賛成を上回ることが確実になった。都構想は否決され、廃案になる。構想を推進した橋下徹大阪市長（維新の党最高顧問）の求心力低下は避けられず、影響が野党再編の行方など中央政界にも及ぶのは確実だ。

　橋下氏は住民投票の運動期間中、反対多数になれば「（今年12月の市長任期満了後に）政治家を引退する」と明言していた。投票結果を受けて橋下氏の進退が取り沙汰される可能性がある。

　都構想は、新設の５特別区が医療・福祉や小中学校教育など身近なサービスの提供に特化し、インフラ整備など広域行政を大阪府に一元化する内容。各区に公選制の区長・区議を置き、府と特別区は「東京都と23特別区」と同様の関係になるとしていた。

　橋下氏が代表を務める地域政党「大阪維新の会」が、府市の二重行政の解消が必要だとして提唱した。

　一方、自民、公明、民主、共産各党の地方組織は移行コストが多額に上ることや住民サービスが低下する恐れがあることを理由に反対を訴えた。

　投票の対象は大阪市内の有権者約210万人で、これまでの住民投票で最多だった。賛成多数の場合は、政令指定都市の大阪市が1956年の制度創設以来初めて廃止される予定だったため、投票結果は、大都市制度のあり方を巡る他地域での議論に一石を投じる可能性があるとして注目されていた。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASHC16H83_X10C15A5000000/

　大阪市を廃止し、５つの特別区を新設する「大阪都構想」への賛否を問う住民投票が１７日投開票され、反対多数で否決された。大阪維新の会代表の橋下徹市長（４５）は市内のホテルで会見し「僕への批判もあるだろうし（構想を）説明しきれなかった。僕自身の力不足」と話し、１２月までの市長任期を全うした上で、次期市長選には立候補せず、政界を引退する意向を示した。

　市選管によると、２０歳以上の大阪市民が対象で、当日有権者数は２１０万４０７６人。投票率は６６・８３％で、大阪府知事選との「ダブル選」となった１１年の市長選の６０・９２％を５・９１ポイント上回った。反対票は７０万５５８５票で、賛成票６９万４８４４票を１万７４１票上回った。

　橋下氏は「戦（いくさ）を仕掛けて『たたき潰す』と言ったらたたき潰された。でも負けたのに、命は取られない。日本は素晴らしい国。民主主義はすごい」と時折笑みも浮かべながら話した。

　橋下氏の敗北は、最高顧問を務める維新の党にとっても大きな打撃となる。維新の党と連携する形での首相の改憲戦略や、野党再編に影響を与えそうだ。

http://www.hochi.co.jp/topics/20150517-OHT1T50290.html

もう少し薄いキャラの人が推進役なら結果は違っていたのかも。
まぁ、どんな未来であろうとみんなの意思で未来を決めていくのが民主主義ですから。大阪はこれでよかったのでしょう。

良かった！！

今日は酒飲んで寝ます。

ぐだぐだ言って来る奴、早くパン買ってこい

大阪府は、橋下・松井の７年間の失政で
「起債許可団体」に転落してピンチだった。
（起債許可団体http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1212717332）

マスコミは橋下を「府の財政を立て直した」と宣伝するが大ウソ。本当は大ピンチ。
他方、大阪市の財政は負債も年々（橋下が市長になるずっと前から）へらし
実は京都市よりも、名古屋市よりも、横浜市よりも、神戸市よりも健全な財政だ。
http://www.city.osaka.lg.jp/zaisei/cmsfiles/contents/0000270/270678/04_2-56.pdf

橋下と維新の「都構想」とは、この「府」の失政の穴埋めを
大阪市の財産と税収で埋め合わせしようとするのが真の狙いだった。

いったん、５特別区に分解されれば二度ともとにはもどらず
政令市の利益を持ち健全に財政をたてなおしつつある大阪市は
市町村以下の団体に転落してしまうところだった。

危なかった。

ともあれ、とりあえず大阪万歳！！

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20160225&t=2&i=1120190046&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2016022501001915.-.-.CI0003
住民投票を連続２回実施か

　大阪市の吉村洋文市長は２５日の定例会見で、都市制度見直しに関し、市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」か、維持して権限と財源を拡大する「総合区」設置かを選ぶ住民投票を実施する考えを示した。都構想が多数となった場合、これに加えて特別区設置の賛否を問う投票をあらためて実施する可能性があり、税金の無駄遣いとの批判が出そうだ。

　市選挙管理委員会によると、市が昨年５月に実施した住民投票は、特別区設置の賛否しか投票できない。総合区との優劣を問うためには、住民投票条例を新たに成立させ、同法に基づく住民投票に先立って行う方法が考えられるという。

〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/idJP2016022501001684