もしかして

第二の「トンちゃん」(委員長)になるの？

　共産党の志位和夫委員長は15日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、来年夏の参院選に関し、「（改選数1の）1人区全てで野党が相互に選挙協力し、自民党を全て打ち負かして勝利を勝ち取る構えで臨みたい」と強調した。

　「無所属の候補者を共同で推すこともあり得る」とも指摘した。

　また、安全保障関連法の廃止に向けた暫定的な連立政権構想に関し、「（民主党の岡田克也代表と）お互いに信頼感を大切にし、誠意をもって話し合っていけば、合意できる可能性はある」と語り、粘り強く協議を続ける意向を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151015-00000102-jij-pol

　共産党の志位和夫委員長は１５日、東京都内の日本外国特派員協会で会見し、安全保障関連法を廃止するために提唱する「国民連合政府」が実現すれば、「日米安保条約の枠組みで対応する。急迫不正の時には自衛隊を活用する」と述べ、党綱領で掲げる日米安保条約の廃棄や自衛隊の解消などの政策を凍結する考えを示した。安倍政権に対抗する野党の結集をめざし、現実的な対応を強調したものだ。

　志位氏は会見で「私たちは国民連合政府という政権構想が、現時点で安倍政権に代わる唯一の現実的で合理的な政権構想だと確信している」と話した。さらに「戦争法廃止、立憲主義の回復という国民的大義での大同団結ができれば、相違点は横に置き、一致点で合意形成を図る」と語った。

　その上で、党綱領で掲げた日米安保条約の「廃棄」を求める方針は維持するとしつつ、「国民連合政府の対応としては凍結する。現行の条約の枠内で対応し、政権として廃棄を目指す措置はとらない」と説明した。党綱領では、自衛隊についても「解消」としているが、日本への武力攻撃などを念頭に「（国民連合政府で）戦争法を廃止しても、自衛隊法は残る。急迫不正の主権侵害が起これば、自衛隊を活用するのは当然のことだ」と語った。

国民連合政府では、日米安保について凍結する、と言っているが、党としての目標としては外すわけではない。つまり共産党が単独政権を取ることがあれば、そのときは日米安保廃棄だと、はっきりしている。
トンちゃんの時は、凍結ではなく、今までの方針の変更だった。

だから天木さんも「英断と評価する」と言っているのだ。

それに対して、元々路線のない烏合の衆の集まりである他の野党では何ともならない。

野党連合が実現してもしなくても共産党の評価が上がったことは確か。

って言うか、共産党が悪いわけではないが、他の野党の口先だけの不甲斐なさを世に知らしめたことで、より自民が消去法の選択肢になってしまったな。

社民党は分からないが、少なくとも「小沢一郎」は民主／維新の様子を見ながら共産党をプッシュ（条件提示）しているのでは？　
政治の素人から見てもさらに突っ込んだ調整をしている気がする。民主／維新への期待が膨らまないのだから、当然誰しもやるよね。

共産党は、本来の共産党の立ち位置に加えて、ヨーロッパで言えば社民党の役割まで負わせられている。もちろん日本の社民党があまりにもだらしないからだ。労働戦線は総評と同盟が合同して連合になり、民主党の支持基盤になった。もう社民党の支持基盤はない。その上に村山政権で自民の政策を丸呑みした。終わったね、これでこの党は。

今のところ、日本で社民党を再生させる手段はないだろう。
生活の党も、あまりにも小沢個人商店のイメージが強すぎ、それほど多くの支持を集めない。

この国の政治を変えるには、当面のところ、共産党を伸ばすしか方法がない。幸いにして、志位さんなどの幹部はいい政治的センスを持っている。

共産党、生活の党、社民党で新党？

志位委員長はこの度、共産党が提案した選挙共闘は、単なる選挙区の棲み分けではないと云っていますよね。

選挙に臨んでは、共闘するものに対しては、例え、共産党以外の候補者であっても党として全面的に協力する共、云っています。

政治家として経験、能力ダントツの小沢氏も、選挙共闘のため性急に新党を創る必要はなく、大義の旗のもと一致団結して選挙を戦うための、届け出政党を創ればよい、と云っていますよね。

党籍はそのままで良い、とも云っています。

そして、共産党の呼びかけは、政党だけでなく、団体、個人へも呼びかけています。

民社党の悪徳10人衆とその取り巻たちには、表向きには協力を呼び掛けているが、鼻から期待していないんじゃないかな、共産党も小沢氏も。
「
又、松野維新は、大阪系議員多数を「反党行為があった」との理由で、大胆に全て切り捨て、事実上分裂しましたね。

虎も退治しました。

従来の松野氏には、失礼ながら見られれなかった決断力を発揮したようです。
何があったんだろう。
未だ変なのが大分、残っていますがね。

情勢は変わるものなんですよ、天木さん。
昔から、「慌てる乞食は、貰いが少ない」と云うじゃないですか。

其処を深く洞察したとき、何かが見えてきませんかね。

共産党は、この度、国民の声に後押しされる形で、それまで頑ななまでに守ってきた党の方針を大転換したと云っています。

多分、そう遠くない時期に、何処がとは云えませんが、「あっ！」と驚くような局面を創りだすところが現れる可能性があると、想像（妄想？）しています。