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「「絶対に、次の参院選で改憲勢力に3分の2以上の議席をとらせてはいけません」緊急再鼎談:岩上安身氏」
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/924.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 04 日 22:50:05: igsppGRN/E9PQ
 

「「絶対に、次の参院選で改憲勢力に3分の2以上の議席をとらせてはいけません」緊急再鼎談:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18750.html
2015/11/5 晴耕雨読


https://twitter.com/iwakamiyasumi

これより、2015年10月27日に東京都内で行われた、自民党の憲法改正案に関する緊急再鼎談・澤藤統一郎弁護士×梓澤和幸弁護士×岩上安身の模様を報告ツイートします。

三氏の鼎談をまとめた書籍『前夜−日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』をさらに深めます。

岩上安身(以下、岩上)「安保法制『可決』以降、自民党のクレイジーな改憲草案をもとに日本国憲法を変えようという動きが強まり、『前夜』がいよいよ『当日の朝』になろうとしている感があります。まず、現状について、ひとことお願いします」

梓澤和幸氏(以下、梓澤氏)「戦争法と言われた法律が通って、安倍首相が明文改憲をやると宣言しました。(自民党の改憲案を)本当に読み解かなければならなくなりました」

澤藤統一郎氏(以下、澤藤氏)「朝、起きたら世の中がチョコレート色に変わっていた、という時代が来るのを危惧しています。しかし、戦争をやるにはたくさんハードルがあります。その一つ一つを越えさせないよう、萎縮せず、声を上げ、抵抗を続けることが大切です」

岩上「差し迫っているのは、憲法を明文で変えられてしまうこと。言論の自由、集会結社の自由が制約されてしまうのではないかという危惧があります」

澤藤氏「国民投票で改憲が否決されたら、現行憲法に主権者のお墨付きがつくことになります」

澤藤氏「が、必ずしも国民投票がなくても、国民は日々、現行憲法を選び取っています。改憲勢力は『これで行けるぞ』というタイミングを計って、国民投票を出してきますから、来年7月の参院選で議会の勢力図がどうなるのかが、とても大事です」

梓澤氏「金権政治が長く続き、学生やインテリは選挙や政治に関心を失ってきた感がありました。しかし、選挙は権力をとるかとられるか、という意味を持っていることが、安保法案反対運動の中で、改めて腹に落ちた気がします」

岩上「安保法案『可決・成立』後の2015年9月24日、安倍総理は無風で自民党総裁に再選。記者会見で、来年夏の参院選で憲法改正を公約に掲げると強調しました。これを産経は詳しく報じましたが、他紙はほとんど報じず、護憲派に情報が届いていません」

澤藤氏「草の根の個人が声を上げるようになったのは素晴らしいことですが、選挙は政党単位で行われます。改憲を阻止するにはまず、対抗勢力となる政党が議席をとらなければならないということを強調したいと思います」

梓澤氏「自民党に票を入れる人たちの動き方は、とにかく泥臭い。理屈の前に、人間的な信頼関係を大切にします。何世代にもわたって同じ地域に根を張る人たちの力を軽視できません。彼らをひきつけるもの、人と人とのつながりを大事にすることを学ばねばなりません」

岩上「直近の宮城県議選で自民党も民主党も議席を減らす中、共産党だけが勝ちました。自民はTPP断固反対を言いながら、裏切った。地元の人間関係が悪くなり、自民党の足腰組織だったJA関係者が『共産党しかない』と、応援したそうです」

澤藤氏「一種の社会革命というか、空気が変わっています。農業を切り捨てて工業化し、都市住民のための新自由主義的な政策が、自民党の地盤だった農漁村を疲弊させ、支持を失いつつある。女川では自民現職が負け、象徴的。これを来年7月まで忘れないこと」

岩上「当然、カネをばらまくでしょう。米軍普天間基地の辺野古移設問題では、反対派の稲嶺・名護市長をスルーして、下の区長にばらまいています。こうしたことを前提に、メディアも市民も複合的な関心を持ってたたかうことが必要だと思います」

梓澤氏「戦争法で問題になったのは、歴代の政権が守ってきた1981年5月29日の政府答弁書に基づく『専守防衛』を超えたこと。後方支援は弾薬や兵員を後方から前線に輸送する兵站であり、捜索救助は戦闘中も行うという条文。戦闘しないなんて、ウソ」

梓澤氏「最も恐ろしいウソは1964年8月、トンキン湾で北ベトナムにアメリカの軍艦が攻撃されたと言って、米議会が大規模軍事介入の権限を大統領に与える決議をしたことです。ところが、実はこの決議文は4ヵ月も前に用意されていたのです」

梓澤氏「国防総省職員のダニエル・エルズバーグが1971年に機密文書を暴露して、ニューヨーク・タイムズが連載しました。情報漏えい罪で懲役10年の可能性にも、エルズバーグは『それで戦争をとめられるのなら、安いもの』と答えています」

梓澤氏「ニューヨーク・タイムズも、ビルのワンフロアに立てこもってでも政府と闘う覚悟を表明しました」

岩上「日本でもこういう人間が現れなければならないですよね」

岩上「日本は自作自演の柳条湖事件で満州事変を起こして占領し、満州国を建国しました。盧溝橋事件は空砲みたいなものでしたが、中国からの発砲だからと、北支へ戦線拡大していきました。日本もアメリカも、やっていることはまったく同じです」

梓澤氏「ベトナム戦争で米軍5万8千人、韓国軍は5千人の死者を出しました。当時、自衛隊員だった浅田次郎さんは『憲法のおかげで行かずにすんだ』と話しています。韓国は、集団的自衛権で米国のウソの戦争に付き合わされました」

岩上「その立場に日本もなるということです。戦場から生きて帰っても、枯葉剤や劣化ウラン弾の後遺症に苦しむ人もいます」

梓澤氏「イラク戦争に行った自衛隊員の中から30名以上の自殺者が出ています」

岩上「イラク戦争も大量破壊兵器があると言って、ありませんでした」

梓澤氏「ブレア元英首相は議会報告書が出る前に、米国のニセ情報に踊らされたと謝って失脚しました」

岩上「イギリスでは訴追するとまで言っていますね」

岩上「小泉元首相は謝っていません。検証報告としてA4用紙4枚ですよ。なんですか、この外務省と防衛省の態度は。外務省の傲慢は度外れています」

梓澤氏「今回の戦争法を一番やりたがったのは外務省です。ドイツやフランスと対等になりたいと」

岩上「国連安保理の常任理事国に入りたい、武力と実力を背景に過去を清算された国になりたいからです。ある外務省の高官から『我々がいろいろやってもうまくいかないから』と聞きましたが、だからといって日本を引きずり込むのは止めてほしい」

梓澤氏「自分の国を守るためではなく、常に戦争をしていないと回らない米国の軍需産業のために、中東などの戦場に連れて行かれるのはとんでもない、そう若者たちが本能的に感じたのだと思います。自民党の武藤貴也議員は『極端な利己的考え』と言いましたが」

岩上「でも、自分は戦争に行かないんですよ、偉いから。自民党の人間は上から下までこの考え。石破さんも同じ」

梓澤氏「武藤議員は沖縄の新聞二紙をつぶせといった『文化芸術懇話会』のメンバーです。あのメンバー全員に落ちてもらいたい」

岩上「落選運動をやりましょうよ。自民党改憲案と統一教会の主張は似ていますが、統一教会と日本会議と神道政治連盟は人脈的にもほぼ重なっています。こういう反社会的で、反日カルトを放置せず、できるアクションはすべて起こすべきです」

梓澤氏「改憲草案の9条2項に『自衛権の発動を妨げない』とあり、自民党のQ&Aに『集団的自衛権を含む』とあります。戦争法案の審議では集団的自衛権の定義を問われて安倍さんは逃げ回りましたが、その必要さえもなくなります」

岩上「明文改憲してしまったら、合憲になってしまいますからね。米軍の尻馬に乗って他国を侵略することも集団的自衛権でできる、ということ。もう違憲だという闘いはできなくなります」

梓澤氏「9条の2の5項では、『国防軍を保持する』とあります。自分は戦場に行かない石破さんが、自衛隊では上官の出動命令に背いても大きな罪にはならないが、軍隊なら死刑や懲役300年にもなりうると、テレビ番組で説明しています」

岩上「労働契約上もおかしくないですか。国土を守り、災害救助し、専守防衛が自衛隊だと思って入ったら、途中で契約が変わってしまって。契約違反ですよ」

梓澤氏「自衛隊員は日本国憲法の遵守を宣誓させられていますからね」

梓澤氏「私には、父の出征中に3歳で亡くなった兄がいます。疫痢でしたが、男手がなく営んでいた店が廃業になり、カネもないのでなかなか医者に診てもらえなかったのです。何十年も経ってから、親父が『かわいそうなことをした』と大泣きしました」

梓澤氏「戦争で亡くなった何百、何千万人の一人ひとりに、こういう悲しみがこもっています。作家の石川達三は、盧溝橋事件・南京大虐殺と続いた直後に現地に行き、人が人ではなくなる戦争の悲惨な現実を描いた『生きている兵隊』を書きました」

梓澤氏「それが発禁処分になり、やがて中央公論社も廃業に追い込まれました。自民党改憲案では、『公益及び公の秩序を害する』活動や結社を認めないとしています。表現の自由がなくなり、こういう話もできなくなる恐ろしさがあります」

梓澤氏「だから絶対に、次の参院選で改憲勢力に3分の2以上の議席をとらせてはいけません」

岩上「改憲勢力は自民と公明だけでなく、橋下さんの大阪維新や、民主党も松本剛明さんのように離党していく右派議員もいると思います」

以上で「自民党の憲法改正案に関する緊急再鼎談・澤藤統一郎弁護士×梓澤和幸弁護士×岩上安身」前半の報告ツイートを終了します。

記事URLはこちらです→ http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272308 … @iwakamiyasumi


 

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コメント
 
1. 2015年11月04日 23:31:40 : YxpFguEt7k
「来年7月の参院選で議会の勢力図がどうなるのかが、とても大事です」

選挙協力はできるでしょう。野党連立政権はまだ未定です。


2. 2015年11月05日 10:24:00 : LKXRYf922A
野党の選挙協力さえできたら,来年の参議院選で,改憲を阻止できる1/3以上の議席を占めるのはさほど難しくはない。
改憲を阻止するだけなら政権を取る必要はない。集団的自衛権行使を容認した昨年の閣議決定を撤回するためには政権を取る必要がある。

衆議院の方は,民主・維新・公明から,どの程度の人が改憲に賛成するか,はっきりしないので何とも言えないが,すでに改憲派が2/3を宇和待っている議席を持っている可能性はある。


3. 2015年11月06日 07:19:14 : 8q3qeXT2cg

言うまでもなく、安倍自公政権は1%のための政治を推進しています。
度重なる増税と福祉切り捨て、派遣労働の拡大と貧困の蔓延、大企業や大資本への優遇税制。
詭弁と共に行なわれた悪政の数々、海外への多額のバラマキ、違憲立法に基づく戦争法の強行。
その先にあるのは、憲法改悪と軍国主義に染まった人権弾圧国家。暴利を貪るのは軍需産業です。
大手マスコミや公共放送を騙るNHKは真実を報道せず、大本営の広報機関と堕しています。

このような悪政を推進している安倍政権を、多くの国民が支持するはずもありません。
“選挙によって民意が国政に反映されている”という欺瞞に気付かなければなりません。
多くの不正選挙裁判が提訴されていますが、裁判所は却下、マスコミは黙殺を続けています。
米国傀儡の諸外国と同様に「選挙の公正」は、どこにも担保されていないのです。

http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/579.html#c27



4. 2015年11月06日 12:26:10 : xSwADwapvI
もう運動家になったんだろ?
ジャーナリストのフリをするのは止めろよ
そういうのを世間では、詐欺っていうんだよ

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