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ロシア軍の警告射撃 トルコは冷静に対応:事態を緊張させるつもりはない
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/634.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 12 月 14 日 18:57:57: Mo7ApAlflbQ6s
 


ロシア軍の警告射撃 トルコは冷静に対応[NHK]
12月14日 8時33分

ロシア軍の警備艦がエーゲ海を航行するトルコの漁船に対し、衝突を避けるためだとして警告射撃を行ったことについて、トルコ側は、事態を緊張させるつもりはないとして冷静に対応していく姿勢を示しました。

ロシア国防省は、13日、ギリシャのレムノス島の沖合22キロのエーゲ海で、ロシア軍の警備艦が衝突を避けるためトルコの漁船の前方の海面に向けて警告射撃を行ったことを明らかにしました。漁船は針路を変更して警備艦の近くを通りすぎ、けが人などの情報はないということですが、ロシア国防省は「トルコによる挑発行為だ」として深い懸念を示しました。

これについて、トルコのチャウシュオール外相は訪問先のイタリアで報道陣に対し、警告射撃を受けた漁船を確認できたとしたうえで、「漁師から情報を得てから、必要な発表をする。われわれは事態を緊張させるつもりはない」と述べ、冷静に対応していく姿勢を示しました。

ロシアは、爆撃機が先月、トルコ軍に撃墜されたことを受けて、今後、同じようなことが起きれば直ちに反撃すると警告するとともに、トルコ産の農産物の輸入を禁止する措置を打ち出すなど、強く反発しています。これに対し、トルコは、ロシア側が対立をあおっているとして表向きには強硬な態度を崩していないものの、今回の漁船への警告射撃をきっかけに、これ以上、ロシアとの関係が悪化しないよう慎重に対応していくものとみられます。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151214/k10010340351000.html

 

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コメント
 
1. 2015年12月14日 20:52:22 : sSJVAIVd0s : L5F4tUKHcm0[35]
▼警告を無視してトルコの漁船が露軍の哨戒艦に接近、威嚇射撃されるまで航路を変更せず(櫻井ジャーナル)
哨戒艦はギリシャのレムノス島から22キロメートルのエーゲ海北部で停泊中だった。無線で何度も呼びかけても無視、船舶用信号やシグナルロケットにも反応しないで接近してくる漁船に対し、600メートルまで接近したところで射撃したとされている。漁船は応答しないまま航路を変更して去ったようだ。
今回の漁船接近は体当たり攻撃の予行演習だったと見られても仕方がない。
漁船を使って軍艦を攻撃するというプランは、2002年9月にアメリカ軍が実施した図上演習「ミレニアム・チャレンジ2002」で大きな成果を上げていた。
http://www.asyura2.com/15/warb16/msg/628.html
▼ロシア船、エーゲ海でトルコ船との衝突を回避
朝方、当直が、1qの距離にトルコ船を発見した。同船は停泊中の哨戒艦「スメートリヴイ」の右舷に接近していた。「スメートリヴイ」が何度も呼びかけたのにも関わらず、トルコ船は無線通信に出ず、船舶用信号やシグナルロケットにも反応しなかった。
トルコのセーナー漁船がロシアの哨戒艦まで600mという距離まで接近したことに伴い、衝突回避のため、船体に確実に命中しない距離を目がけ、トルコ船の航路に射撃を行った。
ロシア国防省によれば、この直後、トルコ漁船は航路を緊急変更。やはりロシア船の乗員との通信には出ることなく、540mの距離で「スメートリヴイ」を横切り、航海を続けた。
http://jp.sputniknews.com/russia/20151213/1312477.html
▼ロシア海軍黒海艦隊の警備艦スメトリーヴイはエーゲ海でトルコ漁船と衝突しそうになった
投錨停泊していた「スメトリーヴイ」にトルコ漁船が接近し、警告にも全く応じなかった為、投錨していて即座に回避行動を取れない「スメトリーヴイ」は、止む無く警告射撃を行なったという事です。
http://rybachii.blog84.fc2.com/blog-entry-2603.html

2. 2015年12月15日 13:55:26 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[83]


【第19回】 2015年12月15日 北野幸伯 [国際関係アナリスト]
プーチン激怒〜ロシア軍機撃墜事件の“深い闇”
11月24日、トルコによるロシア軍機撃墜事件が起きた。今回の事件をロシアvsトルコという単純な構図で語ることはできない。ISを巡る、大国群の入り乱れた思惑を解説する。
ロシア軍機撃墜事件の背景には
中東情勢を巡る大国群の思惑が
「われわれは、相手に自分たちが何をしたのかを常に思い知らせる。彼らは、自分たちの行為を後悔し続ける」
 プーチンは12月3日、年次教書演説の中でこのように述べ、ロシア軍機を撃墜したトルコ、特にエルドアン大統領を震え上がらせた。世界中でテロを起こし続ける「イスラム国」(IS)。プーチンはISに対抗するための「幅広い反テロ連合」形成を呼びかけたが、そのプランを「撃墜事件」が一瞬で葬り去った。今回は、この事件の背景と理由を考えてみよう。
IS退治のために形成されつつあった「欧米ロ」同盟を一瞬で破壊した、トルコによるロシア軍機撃墜事件。背景には、ISを巡る複雑な利害関係がある Photo:AP/AFLO
 今回の事件に直接かかわっているのは、ロシアとトルコである。しかし、シリア・アサド政権、「反アサド派」であるIS、そして彼らを支援する大国群の複雑な関係を理解できないと、話が進まない。
 まず、簡単に関係を整理してみよう。2010年から、中東と北アフリカで、「アラブの春」とよばれる革命運動が起こり、いくつかの独裁政権が崩壊した。11年、「アラブの春」の影響はシリアにおよび、内戦が勃発する。

 反欧米のアサド現政権を支持したのは、ロシアとイランである。一方、「反アサド派」を支持、支援したのは、米国、英国、ドイツ、フランス、イタリアだ。
 そして、今回ロシア機を撃墜したトルコ、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦、ヨルダン、エジプトも反アサド派を支持した。これらの国々は、イスラム教「スンニ派」諸国である。シリアは、人口の約6割がスンニ派。しかし、アサドは「シーア派」の一派「アラウィー派」に属する。スンニ派諸国は、アサド政権を打倒して「シーア派政権」を樹立したいのだ。
 こうして、欧米+スンニ派諸国は、「反アサド派」を支持、支援した。この時、ちゃっかり「反アサド派」に入っていたのがISだった。ちなみにISは、かつて「イラクのアルカイダ」を名乗っていた、正真正銘の「アルカイダ系」である(現在は、アルカイダから離脱しているが)。つまり米国は、「9.11を起こした」とされる「最大の敵」を含む勢力を、「アサドと戦う善の民主主義勢力」と偽って支援し続けていたのだ。
 さて、ロシアとイランに支援されたアサド政権は、なかなか倒れない。業を煮やしたオバマは13年8月、アサド軍が化学兵器を使ったことを理由に、「シリアを攻撃する」と宣言した。しかし、当初は同調していた英国、フランスが反戦に回る中で孤立。翌9月に戦争を「ドタキャン」し、世界を驚かせた。
 ISは、この頃から、「反アサド派」の枠をこえ、独自の動きをするようになっていく。イラクとシリアにまたがる広大な地域を支配下に治め、14年6月には「カリフ宣言」をした。
 突如現れたように思えるIS。しかしISは、「反アサド派」に属していた時代、欧米とスンニ派諸国からの資金、武器提供で強力になった。つまり、欧米とスンニ派諸国は、ISの「育ての親」なのだ。ISはその後、イラクとシリアの油田を占領。「世界一裕福なテロ組織」と呼ばれるようになった。
反アサドであるISを利用したい
欧米とトルコ
 ここまでで、アサド政権、「反アサド派」、そこから分裂したISの関係が明らかになったことだろう。ISは、「反アサド派」とは離れたが、依然として「反アサド」であることも知っておく必要がある。
 ISは公開処刑の映像を動画で配信し、世界中でテロを起こすため、欧米は表立って支援できない。しかし、「反アサド」なので、欧米にとって「捨てがたい存在」でもあるのだ(さらに詳しく経緯を知りたい方は、過去記事を参照してほしい)。
 14年8月、米国はISへの空爆を開始した。米国に同調する「有志連合国」の数は、どんどん増え、現在65ヵ国が参加している。しかし、「ISを反アサドで利用したい」米国の空爆は効果が薄く、ISは弱体化するどころか、さらに支配地域を拡大していった。

 15年9月、ロシアが空爆を開始(ロシアは「有志連合国」には入っていない)。「親ロ・アサド政権を守りたい」ロシアの攻撃は真剣だ。そのため、わずか2ヵ月の空爆で、ISは著しく衰退した。
 さて、トルコの戦闘機は11月24日、ロシアの戦闘爆撃機を撃墜した。トルコの主張は、「ロシア軍機が領空侵犯したから撃墜した」である。しかし、領空侵犯した時間は、「17秒」だという。この主張は、ロシアだけでなく、欧米でも信じられていない。欧米は、「ロシアがシリア北部に住む『トルコ系』民族を空爆したので、トルコが激怒したのだ」と見ている。
<ロイター通信が米当局者の話として伝えた内容によると、露軍機は撃墜される前、シリアの反体制派でトルコ系のトルクメン人の部隊を爆撃した。

 トルコが反体制派のトルクメン人を支援する一方、ロシアはシリアのアサド政権を支持しており、シリアを巡る対立が撃墜に発展した可能性がある>(毎日新聞 11月25日。太線筆者、以下同じ)
 この説はあり得るし、欧米にとって都合がいい。欧米は、「ロシアはISではなく、『反アサド派』を空爆している」と批判し続けている「ロシアが、ISではなく、トルコ系民族の『反アサド派』を空爆したのが悪い。『自業自得』だ」という論理だ(とはいえ、ロシアの空爆でISが弱体化していることは、欧米も認めている)。
 一方、ロシアは、トルコが「石油密輸ルートを守るために撃墜した」という立場だ。これはどういうことだろう?
ISの支配地域を眺めてみれば
誰が石油を買っているかは一目瞭然
 ISはシリアとイラクのいくつかの油田を支配している。このことは、どの新聞、雑誌、「イスラム国」関連本にも書かれている。しかし、油田があっても、「買い手」がいなければビジネスは成り立たない。では、誰がISから石油を買い、「豊かなテロ資金」を提供しているのか?ロシアは「トルコだ!」という。

 これを「トンデモ論」と思う人もいるだろう。しかし、極めて「真面目な」話なのだ。ここで、ISの支配領域地図を見てみよう。

 西には宿敵アサド軍がいる。
 東には、アサドの盟友イランがいる。
 南には、ISと戦うイラク軍がいる。
 結局、ISは石油を北に流すしかない。そして、北には同じスンニ派のトルコがある。
「それでも信じられない」という人も多いだろう。なんといってもトルコは、「NATO加盟国」であり、反IS「有志連合」の参加国なのだから。そんな人のために、2つ記事をご紹介したい。まず、読売新聞11月27日付。

<シリア北東部とイラク北部の「イスラム国」支配地域には多くの油田があり、石油密売は「イスラム国」の主要な資金源となっている。
 米財務省の推計では、石油密売の収入は毎月約4000万ドル(約50億円)。

 イラクの旧フセイン政権が、経済制裁をかいくぐって石油を密売し、この地域にトルコとの国境を挟んで石油密売を行うシステムが確立したとされる>
 なんと、かつてフセインが構築したトルコへの石油密売ルートがあり、ISはそれを利用しているという。石油の密輸でISが得ている収入は、月50億円、年間600億円(!)。ロシアがISの石油インフラを攻撃しはじめたことで、この密輸ルートが破壊されつつある。それで、「トルコは、ロシア機を撃墜した」というのが、ロシアの主張だ。続いて、読売新聞11月28日付。
<欧米情報当局「イスラム国がトルコに石油密売」
読売新聞
 1月28日(土)10時22分配信 

 【パリ=石黒穣】イスラム過激派組織「イスラム国」から大量の石油がトルコに密輸されているとの見方は、欧米情報当局の間でも強い。
 米軍特殊部隊は今年5月、シリア東部で「イスラム国」の石油事業責任者を殺害した。
英有力紙ガーディアンは、同部隊がその際押収した文書から、「トルコ当局者と『イスラム国』上層部の直接取引が明確になった」と伝えた>
「欧米情報当局」も、トルコがISから石油を密輸していることを知っているという。しかも「トルコ当局」、つまり「トルコ政府」が直接「密輸」に関わっている、と。「欧米情報当局」が知っていて、「欧米のリーダーたちが知らない」ことはあるだろうか?
「欧米のリーダーたちも知っている」と考えるのが普通だろう。だが、彼らは「黙認」していた。なぜか?トルコからISに大金が流れ、その金を使ってISはテロをする。しかし、ISは同時に欧米の敵アサドと戦う。これが「黙認」の理由だと考えられる。
撃墜前、プーチンは
エルドアンを恐怖させていた
 ロシア機が撃墜された8日前の11月16日、プーチンは、トルコ・アンタルヤで開催されたG20で「爆弾発言」をして、世界を驚かせた。ISに資金を提供している国が、「G20加盟国を含め、40ヵ国に上る」というのだ。朝日新聞デジタル11月17日。
<プーチン氏は、ISによる原油の販売について、ロシアの偵察衛星が撮影した画像をG20の会議の場で示した上で、どのような規模で行われているかを説明したという>
 これは、「ISがトルコに石油を密輸している証拠」を見せたのだろう。「40ヵ国」とは、「トルコ経由でISの石油を買い、間接的にISに資金を提供している国々」という意味だろうか。
 いずれにしても、直接取引を行っているトルコが一番悪い。エルドアン大統領は、恐怖したに違いない。この3日前(11月13日)には、パリで、フランス史上最悪のテロが起こった。「テロを起こしたISに資金を提供しているのはトルコだ!」と大々的に暴露されればどうなるだろう?フランスのみならず、全欧州、いや全世界がエルドアンを「ISの黒幕」として非難することだろう。
 追いつめられたエルドアンは、どう動いたのか?
 トルコは11月24日、ロシア軍機を撃墜。次にトルコは、速攻で「NATO理事会」を招集した。既述のように、トルコは「NATO加盟国」である。NATOは、「加盟国の一国が攻撃されたら、集団的自衛権を行使し、全加盟国が、攻撃された国を守る」決まりになっている。
 トルコはNATOに、「ロシアが領空侵犯したのでやむを得ず撃墜した」と弁明した。すると、エルドアンの思惑通り、NATOは、ロシアではなくトルコの主張を支持したのだ。
<〈ロシア軍機撃墜〉NATO、露に警告…緊張緩和を要請
 毎日新聞 11月25日(水)11時55分配信
 【ブリュッセル斎藤義彦】トルコの戦闘機がロシアの戦闘爆撃機を撃墜したことを受け、北大西洋条約機構(NATO)は24日、加盟国トルコの要請で緊急理事会を開き、ロシア軍機がトルコの領空を侵犯したことを確認し「トルコが領土(領空)を保持することを支持する」と、ロシアに警告した>
 トルコは、ロシア機を撃墜し、なおかつロシアに罪をなすりつけることに成功した。エルドアンには、「NATOがバックにいるのだから、プーチンでも軍事的報復はできまい」という計算もあったのだろう。
 プーチンは、激怒した。確かに軍事的報復はできない。それで、ロシアは、大規模な経済制裁に踏み切った。トルコにとってロシアは、「第2」の貿易相手国。トルコ政府によると、制裁で、最悪年1兆1000億円の打撃を受けるという。
なんとしても「欧米ロ」同盟構想を
破壊したかったトルコ
「石油」の他にも、「撃墜の理由」は考えられる。しかも、それは「石油以上」に重要だ。既述のようにプーチンは9月28日、国連総会で「幅広い反テロ連合の形成」を提唱した。
 しかし、プーチン構想への支持はなかなか広がらなかった。ところが11月13日、欧米とロシアの関係を一変しかねない事件が起こる。「パリ同時多発テロ」である。自国民130人が犠牲になったフランスのオランド大統領は、「ISを壊滅させる」ことを決意。そのためには、「欧米とロシアとの連携が不可欠」との結論に達した。
 彼は、オバマを説得すべく、米国に飛んだ。オランドは、何月何日にオバマと会談したのか?そう、ロシア機が撃墜された11月24日。もっと正確にいうと、オランドは「ロシア機が撃墜された直後」にオバマと会うハメになったのだ。
「ISを倒すためにロシアと連携を」という話は消え去り、「ロシア機撃墜」だけの会談になってしまった。これを「偶然」と考えるのは、難しい。

 オバマが13年9月「シリア・アサド政権攻撃」を止めたとき、トルコをはじめとするスンニ派諸国は、大いに失望した。そして今度は、アサド政権を認めるロシアと、欧米が「同盟関係」になろうとしている。トルコは、なんとしても、「欧米ロ同盟」を破壊したかったのではないだろうか?
 そして、エルドアンは、それに成功した。しかし、彼は、怖いプーチンと全ロシア国民を激怒させた代償を払い続けることになる。

http://diamond.jp/articles/print/83224 
http://diamond.jp/articles/-/81993/


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